【東京・上野動物園】:シャンシャン返還延期 ゆかりの人から喜びの声
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【東京・上野動物園】:シャンシャン返還延期 ゆかりの人から喜びの声
「『さよなら』ではなく、『ありがとう』でよかった」-。
東京都は10日、上野動物園(東京都台東区)で飼育されているジャイアントパンダの子どもシャンシャン(雌、3歳)について、今年末となっていた返還期限を来年5月31日まで延期することで、所有権を持つ中国側と合意した。これを受けて、ゆかりの人からは喜びの声が上がった。
シャンシャン(2017年12月19日代表撮影)
シャンシャン(2017年12月19日代表撮影)
シャンシャンが近く離日することを念頭に、今月4~6日に「ありがとうシャンシャン!」と題したイベントを開いた上野観光連盟の二木忠男会長(67)は、日刊スポーツの取材に「いや~、イベントの文言を『さよなら』ではなく『ありがとう』でよかった」と、声を弾ませた。シャンシャンの父リーリー(15歳)と母シンシン(同)も、来年2月までの返還期限を5年延長することで、都と中国側が合意した。二木会長は「家族で新年を迎えられて、上野の明るい街づくりができそう。来年は(新たに)イベントを組まないと」と話した。
上野動物園では今年9月8日、22億円が投入された屋外パンダ舎「パンダのもり」がオープンしたばかりだ。二木会長は「やっぱり、ガラス張りではなく屋外の施設は必要。来年3月の発情期にリーリーとシンシンが頑張ってくれると思います。パンダの双子率は47%ともいわれている。シャンシャンの弟や妹の誕生を期待したいですね」と、新しい上野パンダベビーの誕生にも期待を示した。【寺沢卓】
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・上野動物園】 2020年12月11日 07:27:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。