南米チリ中部バルパライソの保健当局は18日、新型コロナウイルス対策のマスク着用義務に違反したとして、ピニェラ大統領に約250万ペソ(約36万円)の罰金を科した。罰金は納付された。現地メディアが報じた。ピニェラ氏がマスクをしないまま市民と写った写真がインターネット上で出回り、非難を浴びていた。

 ピニェラ氏は5日、バルパライソの海岸を1人で散歩している途中、出くわした女性に頼まれて一緒に写真を撮った。その際にマスクを着用せず、ソーシャルディスタンスも守っていなかった。同氏は6日、自らのインスタグラムで「ミスを悔いており、申し訳なく思う」と謝罪、その後当局に違反を自己申告した。(共同)