路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【東京五輪汚職】:逮捕の森泰夫・運営局元次長、“タカリ体質”で有名だった 「規定違反のビジネスクラスで出張」

2023-02-24 08:10:30 | 【事件・未解決事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件他】

【東京五輪汚職】:逮捕の森泰夫・運営局元次長、“タカリ体質”で有名だった 「規定違反のビジネスクラスで出張」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【東京五輪汚職】:逮捕の森泰夫・運営局元次長、“タカリ体質”で有名だった 「規定違反のビジネスクラスで出張」

 終わりの見えない、東京五輪の汚職捜査。昨年の高橋治之・元理事に続き、今度は組織委員会の運営局元次長が談合容疑で逮捕された。この森泰夫容疑者(55)、実は以前から「タカリ体質」で有名だったという。<button class="sc-yyapj QSknM" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="38"></button><button class="sc-yyapj QSknM" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="38">東京五輪開会式</button>

東京五輪開会式(新潮社)

 ■【写真を見る】談合事件のキーマンとされる森・運営局元次長  

 ◆下と見た相手には居丈高

 ◆サッカー観戦も…

 元稿:新潮社 主要出版物 週刊新潮 【デイリー新潮・DAILY SHINCHO】 2023年02月24日 05:56:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【疑惑】:森喜朗元首相のレガシー財団「誰から誘われたのか」口を濁す関係者たち

2023-02-24 08:05:20 | 【事件・未解決事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件他】

【疑惑】:森喜朗元首相のレガシー財団「誰から誘われたのか」口を濁す関係者たち

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【疑惑】:森喜朗元首相のレガシー財団「誰から誘われたのか」口を濁す関係者たち

 ◆森喜朗元首相の新財団は負のレガシー(2/2) 

 東京五輪組織委員会の森喜朗会長が「一般財団法人日本スポーツレガシー・コミッション」なる組織を設立する背景には、「東京五輪終了後の剰余金の受け皿にするのではないか」(文科省関係者)との見方がある。その額は数百億円とも目される。自らを最高顧問に置くことで、五輪終了後も影響力を「レガシー」として引き継ごうとしているのか。

 

森喜朗

 

森喜朗元首相

                   ***

 文科省関係者いわく、この組織の立ち上げは、森氏がかねてより提唱する日本オリンピック委員会(JOC)と日本スポーツ協会(JSPO)の統合も見据えた動きであるという。

 「現在はJOCが差配している各競技団体への強化費なども新財団がグリップすることになれば、巨大スポーツ利権集団が完成します」

  設立を巡る一連の内部文書(前回参照)では、実は、「五輪」や「オリンピック」という単語は一切使われていない。例えば、〈事業〉の欄には〈国際大会等のレガシー活用促進〉といった記述があり、あえて「五輪」という単語を避けているようにすら見えるのだ。

 「新財団の事業の欄に『オリンピックレガシー』と書けば、東京都の小池百合子知事の存在を無視して財団を作るわけにはいかなくなる。オリンピックという単語を使わないことで、小池さんに余計な邪魔をされることなく財団を作ろうとしているのでしょう。この新財団の構想自体、小池さんには全く知らされていないはずです」

 この点、小池知事に取材を申し込んだところ、

 「都としては、ご質問の新財団の設立について、具体的な目的や設立日程などの詳細は承知していない」

 東京五輪マラソンの「北海道・札幌開催案」が国際オリンピック委員会(IOC)から提案された際にも露骨な「小池外し」が行われたが、同じことが繰り返されているわけだ。

 一連の経緯について森会長にも取材を申し込んだが、

 「各スポーツ大会の経験をレガシーとして承継することを真剣に考えておられる方々が『日本スポーツレガシー・コミッション』を設立しようとされていることは承知しております」

 との回答が寄せられたのみであった。

 ◆「誰から誘われたのか」

 新財団の評議員となる予定の組織委の武藤敏郎事務総長に聞くと、

 「遠藤さん(※理事長に就くとされる遠藤利明元五輪担当相)がやるのでよろしくっていう話はありました。それだけ。だからどんなものになるのか詳しくは聞いてないの。そのうち聞けるんだろうとは思うんだけれど、今は聞いてない。まだそこまでの状態になってないんじゃないかな」

 そう話すので、誰から“遠藤さんがやるのでよろしく”と声をかけられたのかを問うと、

 「知らない」

 と、ごまかす。

 理事候補となっている味の素の伊藤雅俊会長にも、誰から誘われたのか聞いたが、

 「ちょっとそれも……。まぁ、(日本)スポーツ協会の会長をしていますからね。その流れで。まあ、同じような団体がありますからね」

 やはり口を濁すのだ。

 評議員候補として名前が挙がっている日本財団の尾形武寿理事長にも同様の質問をしたところ、

 「えーと、関係者とでも。その人の名前ってのは、私、別に隠すつもりはないのですが、まだ漠とした話なので。別に私は隠しているわけではなくて、その程度の話しか聞いていませんので」

 皆、一様に「誰から誘われたのか」を明かそうとしないのである。一方、新財団の関係者に、財団の設立は森会長が中心になって行われるのかどうか問うと、

 「あー、たぶん」

 と認めた上で、新財団が五輪の剰余金の受け皿となる可能性についても、

 「あるかもしれません」

 そう言うのだ。

 スポーツライターの玉木正之氏は、

 「私は五輪後の『レガシー』を扱う組織、団体を作ることは否定しません」

 としながらも、

 「ただ、そもそも森さんは組織委の会長を2018年で辞めるという旨の発言をしていたにもかかわらず、未だに続けている。そんな人が五輪後の『レガシー』までやると言い出しているわけでしょ? 『レガシー』自体は大事なことだけど、森さんが一体何をしたいのか、首を傾げざるを得ませんよ」

 スポーツジャーナリストの谷口源太郎氏も憤慨する。

 「今回の五輪は最初から最後まで森さんの独断専行型の企みが底辺にあった。そういう流れの中で、今度は五輪後の『レガシー』を謳って新財団の設立ですか。もういい加減にして欲しい。お金の流れを曖昧にしたまま、五輪後の剰余金を好き放題に使うなんてことは絶対に許されない。それこそ森さん自身が『負のレガシー』。これ以上その『負のレガシー』を継承し続けてはいけないのです」

 新型肺炎が五輪に与える影響も心配だが、その前にまず森会長を“封じ込める”必要がありそうだ。

 ■週刊新潮 2020年2月13日号掲載

 ◆特集「『巨大利権』の悪巧み! 狙いは『東京五輪』剰余金ウン百億円!? 『森喜朗元首相』の新財団は『負のレガシー』」より

 元稿:新潮社 主要出版物 週刊新潮 【デイリー新潮・DAILY SHINCHO】 2023年02月14日 05:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【疑惑】:東京五輪の剰余金数百億円が森喜朗元首相設立の「謎の財団」に呑み込まれる

2023-02-24 08:05:10 | 【事件・未解決事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件他】

【疑惑】:東京五輪の剰余金数百億円が森喜朗元首相設立の「謎の財団」に呑み込まれる

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【疑惑】:東京五輪の剰余金数百億円が森喜朗元首相設立の「謎の財団」に呑み込まれる

 ◆森喜朗元首相の新財団は負のレガシー(1/2)

 溜息しか出ない。東京五輪組織委員会の森喜朗会長が新財団を設立し、五輪後の「レガシー」まで影響下に置こうとしているのだ。数百億円になると見られる剰余金が狙い、とも言われ、今こそ声高らかにこう叫ばねばならない。森会長こそが「負のレガシー」だと。

 

森喜朗

 

森喜朗元首相

                ***

 ギリシャのオリンピアで聖火の「採火式」が行われるのは来月12日。ギリシャ人に続く第2走者として野口みずきがかの地を駆け、「2020東京五輪」は実質的にスタートする。その1週間後にアテネで行われる「聖火引継式」で披露されるパフォーマンスの演出を担当するのはEXILEのHIROである。去る1月26日にはそのリハーサルが行われ、

 〈リハを見届けた森喜朗東京2020組織委員会会長(82)もキッズダンサーの躍動に、「『頑張ればEXILEに入れるかもしれないよ』と言うと、うれしそうな顔をしてました」と冗談めかした〉(1月27日付「デイリースポーツ」より)

 森会長が上機嫌な理由は、準備が滞りなく進んでいることだけではないのかもしれない。未だ精気を失わないその目は、早くも「五輪後」を見据えていた――。

 「東京五輪開催が目前に迫り、組織委会長としての役割が最終章を迎える中、森さんは五輪後における自らの地位や利権を温存するための動きを水面下で始めているのです」

 そう明かすのは、文科省関係者である。

 「おそらく森さんは、五輪が終わり、組織委会長の任を解かれてしまうと、これまで保持してきた政治的影響力を全て失ってしまう、と危惧したのでしょう。そこで、『一般財団法人日本スポーツレガシー・コミッション』という新たな財団を設立してそこの最高顧問に就任し、自らの影響力を『レガシー』として五輪終了後に引き継ごうと画策しているのです」

 水面下で進むこの「計画」について、さる組織委幹部にぶつけてみると、

 「本当ですか? 初耳ですね。彼は『東京五輪を花道にする』と言っていましたから、まさか終わった後も居座ろうとするなんて信じられません。確かに最近、すごく元気なのは事実ですが……」

 そう言って首を傾げる。しかし、目下、「計画」が急ピッチで進行しているのは紛れもない事実である。

 

週刊新潮が文科省関係者から入手した内部資料

 

週刊新潮が文科省関係者から入手した内部資料

 ◆「森ファミリー」を揃えた

 手元に、本誌(「週刊新潮」)が文科省関係者から入手した内部資料がある(掲載の写真参照)。その中の〈一般財団法人日本スポーツレガシー・コミッション組織(案)〉と題する文書には、〈最高顧問〉として〈森喜朗〉とはっきり明記されているのだ。その他には、〈評議員〉として自民党の馳浩元文科相や組織委の武藤敏郎事務総長の名もある。〈会長〉は河村建夫元官房長官で、〈理事長〉は遠藤利明元五輪担当相。〈理事〉としては、日本スポーツ協会(JSPO)の会長を務める「味の素」の伊藤雅俊会長や日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長、「ラグビーワールドカップ2019」大会組織委員会役員の河野一郎氏などの名がある。

 事情を知るスポーツ団体関係者が言う。

 「この財団の評議員、役員候補の顔ぶれは『森ファミリー』をフルキャストで揃えた、という印象ですね」

 別の文書には、財団設立の〈目的〉として、

 〈人類共通の文化であるスポーツが、人類社会が直面する諸問題の解決に貢献する大きな力を有しているとの認識のもとに、スポーツに関わる多様な主体による連携・協働を促し、スポーツの普及・振興に関する調査、研究、提言を行うとともに……〉

 などと記されているが、それを読んでも財団設立の目的はさっぱり分からない。

 同じ文書によると、財団の〈設立者〉は〈一般財団法人嘉納治五郎記念国際スポーツ研究・交流センター〉(以下、嘉納財団)で、そこが財団設立のために300万円を拠出するという。

 「この嘉納財団は2009年に設立されたもので、何をやっているのか全く見えないブラックボックスのような団体です。『2016年五輪』の招致活動のために設立され、『2020年東京五輪』の招致活動にも関わったと囁かれています」(スポーツ紙記者)

 要は、何をやっているのかよく分からない謎の団体が母体となり、新たな謎の団体が生まれようとしている、というわけだ。

 「2月5日に嘉納財団の理事会を開催して新たな財団への財産の拠出などについて決議。その後、新財団の会議を行い、役員の選任などが行われます。その場には森さんや遠藤さんも顔を見せます」(先のスポーツ団体関係者)

 なるほど、まさに「現在進行形」で設立の準備が進められているのである。

 ◆剰余金の受け皿に?

 「資料を見ると、JOCやJSPO、JPSA(日本障がい者スポーツ協会)が新財団の『特別会員』になる旨が記されていますが、これは森さんがかねてより提唱しているJOCとJSPOの統合なども見据えた動きとみるべきでしょう」

 と、先の文科省関係者。

 「つまり、新財団が頂点となって各団体を束ねる一大コングロマリットとなる可能性がある。また、現在はJOCが差配している各競技団体への強化費なども新財団がグリップすることになれば、巨大スポーツ利権集団が完成します」

 それだけではない。

「この新財団をゆくゆくは公益財団法人にして、東京五輪終了後の剰余金の受け皿にするのではないか、という見方も出ています。剰余金の額は数百億円にのぼる見込みです」(同)

 組織委の定款には、団体清算の場合における残余財産は、評議員会の決議を経て、「国」もしくは「地方公共団体」「公益法人」に贈与出来る旨の規定がある。

 「また、定款では、評議員会の決議は評議員の過半数の賛成によって行うと決められている。つまり、公益財団法人をハコとして用意しておけば、組織委評議員の過半数の議決によって新財団に合法的に剰余金を流し込むことが出来るわけです」(同)

 ちなみに、1998年の長野冬季五輪の際は大会運営費の剰余金45億円を原資として基金を設立。冬季競技の大会開催費などに助成を行ってきた。今回の東京五輪では、剰余金は「謎の財団」に呑み込まれてしまうことになるのだろうか。

 (2)へつづく

 ■週刊新潮 2020年2月13日号掲載

特集「『巨大利権』の悪巧み! 狙いは『東京五輪』剰余金ウン百億円!? 『森喜朗元首相』の新財団は『負のレガシー』」より

 元稿:新潮社 主要出版物 週刊新潮 【デイリー新潮・DAILY SHINCHO】 2023年02月13日 05:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【元2世信者】:小川さん初手記出版 旧統一教会脱会の葛藤つづる

2023-02-24 07:58:50 | 【新宗教=新興宗教と呼ばれる教団は多岐にわたり、時代的には19世紀に創始さ...

【元2世信者】:小川さん初手記出版 旧統一教会脱会の葛藤つづる

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【元2世信者】:小川さん初手記出版 旧統一教会脱会の葛藤つづる

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の元2世信者の小川さゆりさんが初の著書となる手記を3月に出版する。教団の教会長の娘として生まれ、脱会するまでの葛藤や、顔出しで2世の実態を訴えることにした経緯をつづる。

<button class="sc-fslttm kBpUCb" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="38"></button><button class="sc-fslttm kBpUCb" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="38">旧統一教会の元2世信者の小川さゆりさんが3月に出版する初の手記「小川さゆり、宗教2世」</button>
 旧統一教会の元2世信者の小川さゆりさんが3月に出版する初の手記「小川さゆり、宗教2世」(KYODONEWS)

 手記は「小川さゆり、宗教2世」(小学館)。226ページで1500円(税別)。3月7日に発売予定。

 小川さんは取材に「教団や2世の問題を世にしっかり残したかった。この問題がなかったことにされてはいけない。未来の子どもたちがこの本を読むころには『こんな苦労をした人たちがいたから、いま宗教の被害がないんだ』と思ってもらえる世の中をつくりたい」とコメントしている。

 元稿:一般社団法人共同通信社 47NEWS 社会 【話題・旧統一教会の元2世信者の小川さゆりさんが3月に出版する初の手記】  2023年02月10日  08:40:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【旧統一教会問題】:元2世信者・小川さゆりさんが告白③ 「バイト先にお金を取りにきた母親」と脱会を決意した言葉

2023-02-24 07:58:40 | 【事件・未解決事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件他】

【旧統一教会問題】:元2世信者・小川さゆりさんが告白③ 「バイト先にお金を取りにきた母親」と脱会を決意した言葉

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【旧統一教会問題】:元2世信者・小川さゆりさんが告白③ 「バイト先にお金を取りにきた母親」と脱会を決意した言葉

 旧統一教会信者である両親から止められ、教団から妨害されても屈せず、顔を出して宗教2世としての被害を訴え続けてきた小川さゆりさん。そんな彼女が自らの半生を綴った手記『小川さゆり、宗教2世』が、来月刊行される。教会や両親への赤裸々な思いを綴った覚悟の手記の内容について独占告白──。【第3回。第1回から読む】<button class="sc-yyapj QSknM" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="38"></button><button class="sc-yyapj QSknM" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="38">脱会したきかっけや両親などへの思いも明かす</button>

脱会したきかっけや両親などへの思いも明かす(NEWSポストセブン)

【写真6枚】高校生時代の小川さゆりさん。小学生時代の写真なども

 元稿:小学館 主要出版物 週刊ポスト 【NEWSポストセブン・旧統一教会を巡る二世問題】 2023年02月23日 10:59:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【旧統一教会問題】:元2世信者・小川さゆりさんが告白② 旧統一教会の合宿 ショックを受けた男性班長の行動

2023-02-24 07:58:30 | 【事件・未解決事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件他】

【旧統一教会問題】:元2世信者・小川さゆりさんが告白② 旧統一教会の合宿 ショックを受けた男性班長の行動

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【旧統一教会問題】:元2世信者・小川さゆりさんが告白② 旧統一教会の合宿 ショックを受けた男性班長の行動 

 旧統一教会信者である両親から止められ、教団から妨害されても屈せず、顔を出して宗教2世としての被害を訴え続けてきた小川さゆりさん。そんな彼女が自らの半生を綴った手記『小川さゆり、宗教2世』が、来月刊行される予定だ。教会や両親への赤裸々な思いを綴った覚悟の手記の内容について独占告白──。【第2回。第1回から読む

高校生時代。きょうだいのなかでも特に熱心な信者だったという

 

高校生時代。きょうだいのなかでも特に熱心な信者だったという

 

                 * * *

 高校3年生の冬、当時信仰が高かった私は、祝福を受けて合同結婚式に参加したいと思っていました。誰かをこの世で一番に愛してみたい、愛されてみたいと思ったし、前々から私は教会が「神が選んだ国」とする韓国の人と結婚したいと思っていました。

 この祝福結婚を目指して、2014年の冬、私は21日間の修練会(※統一教会の教義を学ぶためのイベント。上記の21日間の修練会への参加は、合同結婚式に参加するために必要だったという)の合宿に参加しました。合宿では男女は基本的に別行動でしたが、班をまとめる班長は特別でした。私は一緒に行動していた修練生の女の子と、この修練会で10歳以上年上の男性班の班長と仲良くなり、よく3人で話すようになりました。この男性班長は、司会進行補佐も務めていて真面目な人に見えました。

 この修練会が終了した次の日は閉会式がありました。修練生全員で修練場の清掃をしていたときのことでした。

「ちょっと手伝ってもらおっかな」

 清掃の途中に、その男性班長から声をかけられました。彼の後ろをついていくと、人気のない場所へ連れていかれました。学校の教室くらいの広さの部屋で、その部屋には倉庫のような個室があり、そこへ誘導されました。

 彼はスマホを取り出して、私の横に並んで内カメラにして一緒に写真を撮りました。そのとき、彼は私の腰に手を回してきました。少し緊張していたのか、あるいは興奮していたのか、彼の手は不自然に震えていました。

 それから彼は私に向かい合い、私だけの写真も撮りました。撮影後に、頭を撫でられたり、頬を両手で触られたりしました。男性班長は、終始ニヤニヤとした笑みを浮かべていました。

 そこに一緒にいた時間は、2分間もなかったかと思います。班長の誘導ですぐにその部屋を出ました。

 この短い出来事に、私は大きなショックを受けました。教会では男女の身体的な接触は禁止されています。それなのに、信仰上の先輩である班長がどうしてそんなことをするのだろう、と恐ろしくなったからです。

 合宿の解散後、帰りの夜行バスの座席に座りSNSのアプリを開くと、先ほど写真を一緒に撮られた班長から、友達申請とメッセージが届いていました。

「○○だよ」と男性班長の名前が書かれていました。それは修練会中に送信されていたことに気づきました。

語る小川さん

 

 男性班長から「○○(地元)に会いに行くからね」などの矢継ぎ早なメッセージが来たという小川さん

 

 「オッパ(お兄さん)、お疲れ様でした」

 そういった返事を送ると、すぐにメッセージが返ってきました。

 「いまは帰ってる途中なのかな」と聞かれて、「はい、帰っている途中です」と返信すると、それからは男性班長からのメッセージが矢継ぎ早に届きました。

 「○○(地元)に会いに行くからね」「可愛いから男の子が寄ってくるでしょ」

 「もうおねんねしたかな?」「返信くれないと天国で会えないよ」

 私は驚きましたが、このことを教会の指導役の先輩に相談しても、基本的には「そのことを他に漏らさないこと」を約束させられ、「そういう感情や行動は上の立場にある人であっても誰でも起こりうる可能性があるので気をつけるように」というような具体的解決のない対応に終始されました。

 「男性は目から刺激を受ける傾向がありますが、かといって、美しいものを美しいと思うこと自体が罪ではありません」

 私の相談に、本部の指導者はこう答えました。

 美しいものを美しいと思うことは、人間のごく普通の感情であることは確かですが、私たちはそれを「取って食べるな」と幼少期から否定されてきたのです。

第3回につづく第1回から読む

小川さゆりさんが幼少期の生活苦を明かす

小川さゆりさんが幼少期の生活苦なども明かした

小学生時代の小川さん。髪は父親に切ってもらっていた

小学生時代の小川さん。髪は父親に切ってもらっていた

自らの半生を綴った手記『小川さゆり、宗教2世』も刊行予定

自らの半生を綴った手記『小川さゆり、宗教2世』も刊行予定

 ※週刊ポスト2023年3月3日号

 元稿:小学館 主要出版物 週刊ポスト 【NEWSポストセブン・旧統一教会を巡る二世問題】 2023年02月21日 10:58:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【旧統一教会問題】:元2世信者・小川さゆりさんが告白① 明かす幼少期の生活苦「卒業アルバムは買えなかった」

2023-02-24 07:58:20 | 【事件・未解決事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件他】

【旧統一教会問題】:元2世信者・小川さゆりさんが告白① 明かす幼少期の生活苦「卒業アルバムは買えなかった」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【旧統一教会問題】:元2世信者・小川さゆりさんが告白① 明かす幼少期の生活苦「卒業アルバムは買えなかった」 

 旧統一教会信者である両親から止められ、教団から妨害されても屈せず、顔を出して宗教2世としての被害を訴え続けてきた小川さゆりさん。そんな彼女が自らの半生を綴った手記『小川さゆり、宗教2世』が、来月刊行される予定だ。教会や両親への赤裸々な思いを綴った覚悟の手記の内容とは──。小川さんが告白する。【第1回】

小川さゆりさんが幼少期の生活苦を明かす

 

小川さゆりさんが幼少期の生活苦を明かす

 

                   * * *

 両親は、1988年10月に韓国のメッコール(韓国の統一教会系企業・一和が製造する炭酸飲料)工場で行なわれた合同結婚式で、教祖である文鮮明にマッチングされる形で結婚しました。私はふたりの兄に続いて、3人目の「神の子」として生を受けました。

 物心がついた頃から、教会や母から純潔だけは守らなければならないと強く教え込まれました。祝福2世は生まれながらにして原罪のない神の子だから、血を汚してはいけないというのです。

『小学生のための原理講義』という教本には、淫乱の罪は「最大の罪」「死んでも消えない、大変な罪」と書かれていました。人間が寿命以外で死ぬ場合は、男女の愛の問題が関わっていることが多いと説明されています。そして、派手に着飾り、胸元の開いた服を着ている女の子のイラストが載っていて、そういう人は「サタンに利用されてしまう」といいます。

 結婚する人は神様が準備してくれているんだ。両親のような合同結婚式での結婚は、私の憧れでした。

 しかし学校での私は、家や教会で祝福された「神の子」ではなく、むしろ自分はみんなよりも劣っているように思っていました。私の家は他の家庭より貧しいのだと感じていたからです。

 私が3歳頃から通っていた保育園では、運動会で着る緑色の体操服を私だけが買ってもらえず、白いTシャツと水色のズボンを穿いていました。

 また、小学校の卒業アルバムは、我が家にとっては高価なものでした。上の兄ふたりが卒業アルバムを買ってもらえなかったことは母から聞いていて、私のときも母は学校に「うちはお金がないので卒業アルバムを買えません」と連絡していたそうです。

 卒業の日が近づくと、母に家でこんなことを言われました。

「いま、先生たちが職員室で、さゆりちゃんがどうしたら卒業アルバムを買ってもらえないことをみんなに悟られないようにできるかを話し合ってくれてるみたい」

 母は先生たちについて、「すごくいい先生たちだね」「堕落世界にもいい人たちはいるからね。そういう先生たちに本当は神様のことを教えてあげないといけないんだよね」と言っていました。

 私は心がずっと黒い霧で覆われた気持ちになっていました。そんな配慮をされる自分が恥ずかしいという思いでした。

 卒業式当日は、教室で卒業アルバムを配るのではなく、職員室へひとりずつ卒業アルバムを取りに行く形になり、先生たちは紙に印刷した手作りのアルバムを私に渡してくれました。私はそのアルバム代わりのものを受け取ったとき、心の底から嬉しいと思うことができませんでした。そこまで先生たちにさせてしまったことが、申し訳なく恥ずかしかったのです。(第2回につづく

小学生時代の小川さん。髪は父親に切ってもらっていた

小学生時代の小川さん。髪は父親に切ってもらっていた

高校生時代。きょうだいのなかでも特に熱心な信者だったという

高校生時代。きょうだいのなかでも特に熱心な信者だったという

語る小川さん

語る小川さん

自らの半生を綴った手記『小川さゆり、宗教2世』も刊行予定

自らの半生を綴った手記『小川さゆり、宗教2世』も刊行予定

 ※週刊ポスト2023年3月3日号

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【旧統一教会問題】:元2世信者・小川さゆりさん、両親と法廷で対峙する可能性も 「旧統一教会から間接的に訴訟を受けています」と告白

2023-02-24 07:58:10 | 【事件・未解決事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件他】

【旧統一教会問題】:元2世信者・小川さゆりさん、両親と法廷で対峙する可能性も 「旧統一教会から間接的に訴訟を受けています」と告白

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【旧統一教会問題】:元2世信者・小川さゆりさん、両親と法廷で対峙する可能性も 「旧統一教会から間接的に訴訟を受けています」と告白 

 旧統一教会信者である両親から止められ、教団から妨害されても屈せず、顔を出して宗教2世としての被害を訴え続けてきた小川さゆりさん。昨年12月に小川さんが参考人として参議院の特別委員会に出席し、「被害者救済法案」制定の立役者となってから約2か月、両親との間に新たな動きがあった。1月末、月刊誌『Hanada』(飛鳥新社)に、「両親が覚悟の独占告白 国政を動かす『小川さゆり』の真実」という記事が掲載された。

宗教2世としての被害を訴え続けてきた小川さゆりさん

 

宗教2世としての被害を訴え続けてきた小川さゆりさん

 

 同記事では、合同結婚式で結婚し教会に残り続けている小川さんの両親が「娘の発信は事実ではない」と訴える声を載せ、小川さんの話には全く信憑性がないと主張。さらに、小川さんから聞きとりをした際の動画をYouTubeに投稿している立憲民主党の議員に対し、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)が裁判を起こしていることも明かされた。

 小川さんと両親が双方の証言者として対峙する可能性もあるなか、小川さんが自らの半生を綴った手記『小川さゆり、宗教2世』が、来月刊行される予定だ。

 「現在私は統一教会から間接的に訴訟を受けています。そんななか、『私の主張は事実と異なる』という一方的な記事も出ており、それらに同調した方々から毎日たくさんの誹謗中傷と思われる言葉を受けています。

 しかし私は、ひとりでも多くの方に宗教2世の問題、宗教による被害の問題を知ってもらいたい。そのためにも、発信を続けていきたいと考え、手記をまとめました」(小川さん)

 ◆小川さゆりさんのこれまで

 小川さんは、旧統一教会元2世信者。幼少期から教会中心の生活を送るが、教会の教えとそれを信仰する両親に疑問を持ち、脱会。昨年7月の安倍晋三元首相銃撃事件を機に、「小川さゆり」の名で被害の発信を開始した。

 10月の日本外国特派員協会での会見中に両親の署名入りのFAXが届き「会見中止」を要求されるも、「どうかこの団体を解散させてください」と涙ながらに訴え、注目を集めた。12月には被害者救済法案を審議する参議院の特別委員会に、参考人として出席。新法の早期成立の立役者となった。

 ※週刊ポスト2023年3月3日号

 元稿:小学館 主要出版物 週刊ポスト 【NEWSポストセブン・旧統一教会を巡る二世問題】 2023年02月20日 07:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【独自解説】“統一教会”主導の『日韓トンネル』を現地取材 教団関与隠し土地取得、“信徒の浄財”100億円投入…「献金集めが目的」エイト氏が解説

2023-02-24 07:56:30 | 【事件・未解決事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件他】

【独自解説】“統一教会”主導の『日韓トンネル』を現地取材 教団関与隠し土地取得、“信徒の浄財”100億円投入…「献金集めが目的」エイト氏が解説

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【独自解説】“統一教会”主導の『日韓トンネル』を現地取材 教団関与隠し土地取得、“信徒の浄財”100億円投入…「献金集めが目的」エイト氏が解説

 地方議員と”統一教会”との関係調査について「未来に向かって関係を断つ」と岸田総理が語るなど、国会でも連日議論が続いている“統一教会”問題。『ミヤネ屋』は、“統一教会”の関連団体に土地が大量に取得されていた九州北部を取材しました。そこで見えた、日韓トンネルの今とは…ジャーナリスト鈴井エイト氏が解説します。

【ミヤネ屋Pが全部聞く】”統一教会問題"で突如表舞台に現れた鈴木エイト氏って一体何者⁉ 生い立ち、プライベート、疑惑…気になるコトを全部聞く!<前編>

 ◆総工費10兆円!日韓トンネルの現状

◆狙いは教団の関与隠し?関連会社を経由し土地取得

 ◆建設の今後は?野沢元法相「責任もってやる」

<button class="sc-kxWrTZ dfffwL" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="38"></button><button class="sc-kxWrTZ dfffwL" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="38">野沢太三元法相「責任をもってやっていく」</button>
         野沢太三元法相「責任をもってやっていく」

 元稿:讀賣テレビ(ytb) 主要ニュース 社会 【話題・『ミヤネ屋』は、“統一教会”の関連団体に土地が大量に取得されていた九州北部を取材】  2023年02月06日  14:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【独自解説】“統一教会”田中会長「宗教迫害に覚悟して挑戦」メッセージ、韓国本部は今も高額献金呼びかけか…『救済法』成立も残る課題、被害者らが求めることとは

2023-02-24 07:56:20 | 【事件・未解決事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件他】

【独自解説】“統一教会”田中会長「宗教迫害に覚悟して挑戦」メッセージ、韓国本部は今も高額献金呼びかけか…『救済法』成立も残る課題、被害者らが求めることとは

 【独自解説】“統一教会”田中会長「宗教迫害に覚悟して挑戦」メッセージ、韓国本部は今も高額献金呼びかけか…『救済法』成立も残る課題、被害者らが求めることとは

 ◆田中会長「我々がぶれない限り、サタン側が崩れていく」と信者を激励

田中会長“新年の挨拶”で青年信者らを激励
田中会長「伝道出発式」に出席

 1月11日、田中会長は第1地区(関東)の青年信者向けの「成和圏伝導出発式」に出席し、発言しました。その内容は、青年信者が教団に勧誘した人数の月間表彰や結果報告などで、鈴木氏によると「伝導出発式は定期的に行われているもの。第1地区は元々田中会長がトップを務めていた地区。成績優秀者は田中会長との食事会に参加できる」ということです。

ジャーナリスト 鈴木エイト氏

 Q.これは未だに勧誘を続けていて、勧誘した人数によって表彰を行っているということですか?

 (ジャーナリスト 鈴木エイト氏)
 「これは人数だけではなくて、色々な項目ごとにポイントがあります。例えば、一度辞めた人をもう一度誘ってその人が受講した場合には10ポイントとか20ポイントというように、細かく分けています。通例合宿に参加した場合は20ポイント、勧誘した人が講義をした場合は30ポイントなどとポイントをつけて、その上位21名が表彰されて、田中会長と食事ができます。新規伝導部門や2世を対象にした部門など細かく分け、各地区教会ごとに競わせているのです」

 Q.田中会長と食事ができるというのは、大変名誉なことになるのでしょうか?

 (鈴木氏)
 「はい。田中会長は教団のエリートで、特に韓鶴子総裁から直接任命された方だということで、信者にとって憧れの対象なんです。成績が上位になると、そういう人と食事が一緒にできるということで、信者のモチベーションを上げるためにやっているのだと思います」

青年信者らにメッセージ 「宗教迫害の絶頂を迎える」

 田中会長は青年信者らに向け、「2023年は、日本でキリスト教に対する宗教迫害が始まったと言われる1623年から、ちょうど400年目。宗教迫害の絶頂を迎えていく2023年と覚悟して、挑戦してなければならない。我々がぶれない限り、サタン側が必ず崩れていく」と発言しました。

全国霊感商法対策弁護士連絡会 阿部克臣弁護士

 Q.“統一教会”とキリスト教を重ねる発言は非常に危うく感じますが?

 (全国霊感商法対策弁護士連絡会 阿部克臣弁護士)
 「宗教迫害という言葉を使っていますが、“統一教会”という教団は昔から社会的な批判にさらされると宗教迫害の問題にすり替えます。今回もキリスト教の1623年とどう関係があるのか全く分からないのですが、そこから400年ということで信者には訴えているということだと思います」

田中会長「価値観と価値観の戦い」

 さらに田中会長は「テレビで何か発言を聞いたり、私たちを攻撃してくるような勢力と出会ったとしても、向こうには必ず価値観があり、思想があります。価値観と価値観の戦いです。大切なのは我々が持っている最大の価値は何か、これをちゃんと持てば、命ある言葉になるし力強く相手に伝わる」と話しました。

 Q.これまでテレビに出演したような元信者の方々にも価値観があるが、我々とは違う、という距離感を感じますね?


 (鈴木氏)
 「本来であれば、これまで教団が行ってきた献金収奪であるとか、社会問題について反省をすべきなのですが、そこをしないまま話をすり替えています。こういうことを基にして伝導活動に行かされる青年信者たちは、教団が批判にさらされている中で、現場で危険な目に合うという可能性もありますが、そういうことも全く考慮せず、こういう話にすり替えてしまっているところが一番の問題だと思います」

田中会長が多く口にした、『ために生きる』という言葉

 約18分に及んだ田中会長からのメッセージの中で多く使われたのが「ために生きる」という言葉です。田中会長は「お父様(文鮮明氏)は一言だけ私たちに教えてくれました。それは『ために生きる』なんです。人のために生きた方が、絶対喜びは大きいんだと。この『ために生きる』という一語がもたらしてくれる幸福感はあまりにも大きい」と話しました。しかし、「質問権」の行使や、「被害者救済法」成立に関する発言はありませんでした。

 Q.人のために生きるのであれば、「あなたは家でも土地でも売って人のために生きなさい」ともとれる、非常に危険な言葉にも聞こえます。

 (阿部弁護士)
 「言葉の意味として教会内では、それに近い意味で使われていると思いますが、人のために生きるというのであれば、本来であれば、被害者ももちろん人なわけですから、そのためにこそ生きるべきだと思います。被害者の観点というのが度外視されているところは、非常に問題だと思います」

 ◆『救済法』成立後も韓国本部は高額献金呼びかけか

韓鶴子総裁の「新年の言葉」

 一方、1月3日の「2023 天一国指導者・新年賀礼会」で、韓鶴子総裁は新年の挨拶を行い、「新しく天の父母様を中心として、全てのものを包容し、抱くことのできる、統一の祝福家庭・天寶家庭となり、天と人類の前に勝利者として、誇らしく尊敬される皆さんが祝福家庭になるように願います」と述べました。「天寶家庭」とは、430代の先祖解怨を成し遂げ、430家庭への伝導を達成した家庭のことで、阿部弁護士によると「時代によって異なるが、1000万円以上の献金が必要」ということです。日本で「被害者救済法」成立後も、“統一教会”韓国本部は高額献金を呼びかけているとみられます。

 Q.1000万円以上払っている人が事実上いるわけですよね?

 (阿部弁護士)
 「そうですね。信者にとっての目標ということで呼びかけられているわけですから、当然信者は1000万円以上、最近だと1176万円という数字を聞いていますが、この金額を目指して、お金がない中から集めたりして、今でも頑張って献金をしているというのが実態だと思います」

 Q.日本では「被害者救済法」が施行され、「解散命令」という言葉も出てきている中でも、韓国の本部の本質は変わっていないのでしょうか?

 (鈴木エイト氏)
 「はい。韓国の教団本部にとって、日本からの献金は命綱なので、そこを一番重要視しているんです。最新の情報によると、『もし解散命令請求が通ったとしても、宗教法人格が無くなったとしても、一般の企業や普通の法人のように税金を払った上で、変わらず伝道活動をして、献金も納めさせればいい』と言っているという話が伝わってきています」

 Q.韓国などは宗教団体というより企業団体の色が濃いと言われていますが、日本でも最終的にはそういう形でいいということですか?

 (鈴木エイト氏)
 「そうですね、宗教法人でなくなることに警戒心は持っていますが、もしそうなったとしても韓国への送金が止まるわけではないということを見越しています」

 ◆新法は過去の被害や“宗教虐待”には適用されず…被害者らが今、求めること

今年前半は各信者家庭に献金の追い込みか

 1月6日、全国霊感商法対策弁護士連絡会の会見で、阿部弁護士は「韓国で『天苑宮』を建設するために、2023年5月に向けて2022年から献金集めをしている。 『一家庭183万円』のノルマ達成のため、2023年の前半は各信者家庭に献金の追い込みが行われるのではないか」と話しました。

1月5日施行「被害者救済法」

 Q.これから先、「430代の先祖解怨」や「一家庭183万円」の献金ノルマは、被害者救済法に引っかかってきますか?

 (阿部弁護士)
 「183万円の献金については、配慮義務違反にあたり得ると思います。家族の生活が困難である状況にも関わらず、教会から献金を求められたとなれば、新法の配慮義務違反にあたり得ます。ただ、先祖解怨についてはなかなか難しいところがあって、新法の対象は法人や法人に準じるような社団への寄付だけが適用対象になります。先祖解怨の場合は、最近は韓国の銀行に振り込んで、そこから韓国の財団にお金が行くようになっているらしいので、そのお金の流れが日本の法人への寄付にあたるか、というところにまず大きなハードルがあります」

『被害者救済法』過去の被害は適用外

 阿部弁護士は『被害者救済法』について、「新法は今後の被害を出さないためのもの。過去の被害については適用されない。過去の被害については、『全国統一教会被害者対策弁護団』が交渉・裁判により被害救済を行っていく」としています。

 Q.これは民事裁判になるということですか?

 (阿部弁護士)
 「いきなり裁判をするのではなくて、まずは裁判外で話合い・交渉で解決を図っていきます。それで返金を受けることができるものは受けるわけですが、それで解決しないものについては裁判を検討するという流れになります」

 Q.いわゆる「合意書」というものがあっても、それを無効にすることはできるのでしょうか?

 (阿部弁護士)
 「はい。合意書があることによって一つハードルが上がることは確かですが、必ずしも合意書があるから無理ということはなくて、その合意書を交わした経緯や内容、状況如何によっては無効にするという可能性もありますので、合意書がある方についても返金の請求はしていくことになると思います」

“宗教の教え”も児童虐待

 また、12月27日、厚労省は「宗教2世への虐待ガイドライン」を公表しましたが、“統一教会”元2世信者の小川さゆりさん(仮名)は「ガイドラインだけでは周知や予算の実効性が不十分。宗教虐待を防止できるような法律を作ってほしい」と訴えています。

 Q.小川さんなども仰っていますが、被害者救済法は子どもの頃の宗教虐待や育児放棄など、子どもの被害は含まれていないのですよね?

 (鈴木エイト氏)
 「そうなんです。また根本的に考えなくてはいけないのは、これは宗教の問題ではなくて、“宗教カルト”の問題ということです。厚労省のQ&Aもそうですが、まともに活動している宗教団体の活動に関しても、一部虐待と捉えてしまうことも起こり得るので、今後法律化などに動くのであれば、今回の統一教会問題は、宗教の問題で起こっているというよりは、宗教の名を借りた“カルト問題”として捉えていくべきだと思います。やみくもに宗教が悪いというふうになってしまうのは、逆に普通の宗教をやってらっしゃる方、団体にとっても、やりづらくなっていくところがあると思うんです」

 Q.相談窓口は一本化して、そこに通報すれば解決するような、ホットラインができたほうが良いのではないですか?

 (阿部弁護士)
 「はい。今回の新法で良いところは、行政処分と罰則が規定されているところです。ただ、そのためには、全国で配慮義務に違反する行為や禁止行為に違反する行為が、きちんと情報として国に集まる仕組みが必要だと思います。消費者庁に通報の窓口のようなものを作って、そこに情報が集まり、それが行政処分・罰則に繋がるという仕組みができれば、ひいてはそれが解散命令請求にも繋がって、裁判所で解散を認める一つの根拠にもなり得ると思います。そういう意味で非常に大事な制度だと思います」

 (「情報ライブ ミヤネ屋」 2023年1月12日放送)

 元稿:讀賣テレビ(ytb) 主要ニュース 社会 【話題・『ミヤネ屋』は、統一教会を徹底取材】  2023年01月12日  14:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【自民党】:こんな連中しかいないのか 2世3世のろくでもなさ 旧統一教会問題

2023-02-24 07:55:10 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【自民党】:こんな連中しかいないのか 2世3世のろくでもなさ 旧統一教会問題

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民党】:こんな連中しかいないのか 2世3世のろくでもなさ 旧統一教会問題 

 「アジアに偉大なる指導者現る。その名は文鮮明ということである」

 48年前、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の創始者をそう称えたのは福田赳夫元首相だ。

 先週末の会見で、自民党議員と統一教会の接点が取り沙汰されていることについて、「何が問題か分からない」と言い放った自民党の福田達夫総務会長の祖父である。

 舞台は1974年5月7日、文鮮明が開いた「希望の日晩餐会」。岸信介元首相が名誉実行委員長を務め、帝国ホテルに1700人を集めた晩餐会には、40人もの自民党議員が出席していた。

 その壇上で当時は田中角栄内閣の蔵相だった赳夫は冒頭の発言に続き、こうスピーチした。

 「今日は待ちに待った文鮮明先生と席を同じくし、(中略)本当に今日はいい晩だなと気が晴れ晴れしたような感じがいたすのであります」

 「今日は文先生から『おまえらは神の子である』という激励を受けまして、少し何か偉くなったような感じもいたします」

 最後に「今日は文先生本当に立派なお話を承りましてありがとうございました。心から御礼を申し上げます」と締めくくると、赳夫は文鮮明と熱い抱擁を交わした。

 赳夫の秘書だった中原義正氏は、日刊ゲンダイデジタル版の記事で「(赳夫が)自民党内で統一教会系の話をすることや、誰かに指示したりすることは一切なかったと断言できる。おそらく岸の指示を受けてあいさつしたのではないか」とコメント。福田家は康夫元首相の代で統一教会との関係を断ち切ったとされる。息子の達夫の「ボク自身がまったく関係がない」という発言は恐らく偽りのない言葉なのだろう。

 とはいえ、首相に上り詰めた福田の祖父が、統一教会に大きな「箔」をつけた罪は消えない。

 ◆政治家人生に生涯つきまとう無神経発言

 統一教会は信者の弱みに付け込み、高額のツボなどを売りつける「霊感商法」が多くの裁判で違法とされた反社会的教団だ。そして今なお、驚くほど多くの自民党議員が統一教会から選挙の支援を受け、見返りに教団の関連団体のイベントに顔を出すなど持ちつ持たれつの関係で、教団の社会問題化をかわす「広告塔」を担っているのだ。

 会見当日の夜、福田は急きょ、コメントを発表。「社会的に問題が指摘されている団体との関係が問題であることは、言うまでもない」と釈明したが、その問題の根深さは少し考えれば分かるはずだ。

 「コメントを出すにあたり、福田氏は夜9時ごろまで党本部の総務会長室に籠城し、メディアのお偉方に電話で『どうしたらいいでしょうか』と相談して文面を練り上げたそうです。あの発言について、いまだに福田氏は何が悪いのかを分かっていないようで、そのためなのか、コメントには謝罪の言葉はありません」(自民党関係者)

 心底、恐るべき神経だ。ほぼ半世紀を経た今も、祖父の文鮮明絶賛スピーチの映像がネットで拡散しているように、政治家の発言に二言はない。反社教団と自民党議員の“癒着”を巡る「正直に言う。何が問題か、僕はよく分からない」との無神経発言は、政治家としての福田の人生に生涯つきまとうことになる。

 さらに「わが党が組織的にある団体から強い影響を受けて、それで政治を動かしているのであれば問題かもしれないが、僕の今の理解の範疇だと、そういうことは一切ない」と、福田が断言したことも引っかかる。

 ◆共通する家族観が歪めたジェンダー政策

 例えば「こども庁」から「こども家庭庁」への名称変更だ。来年4月創設の「こども家庭庁」は当初、政府が自民党側に示したのは「こども庁」だったが、名称が突如として変わったという。

 その背景に迫った昨年12月21日付の朝日新聞デジタルの記事を引用する。

 〈「こども・若者」輝く未来創造本部などの合同会議で、座長を務める加藤勝信・前官房長官がこう理解を求めた。

「子どもは家庭を基盤に成長する。こどもまんなか政策を表現しつつ、『こども家庭庁』とさせてほしい」

 会議では「こども庁」のままで行くべきだとの意見もあったが、「『こども家庭庁』とすべきだという意見が大半だった」(出席したベテラン議員)という。〉

 問題は統一教会系の「国際勝共連合」がホームページに昨年12月21日付で機関紙を引用し、〈心有る議員・有識者の尽力によって、子ども政策を一元化するために新しく作る組織の名称が「こども庁」から「こども家庭庁」になりました〉と記していたことだ。

 実際に教団の意見が反映されたかは不明だが、「こども家庭庁」を推した加藤は統一教会とつながっている。代表を務める政党支部が教団関連団体への「会費」を計上。厚労相在任中には、秘書が地元・岡山で開かれた教団イベントに代理出席していた。

 「自民党の保守系議員と統一教会の思想は、家父長制を引きずる伝統的な家族観が一致しています。あくまで子育ては家庭の責任に押しつけようとする。自民党政権下で選択的夫婦別姓や同性婚などジェンダー政策が進展しないのも、伝統的な家族観で一致する教団との協力関係が、政策にも影響を及ぼしているからではないか。これは検討に値する課題で、福田氏の『理解の範疇』にないのは、それこそ政治家失格。あまりにもトンチンカンです」(政治評論家・本澤二郎氏)

 ◆「宗教2世」とは好都合のいいご身分

 世襲議員の多い自民党内でも、祖父・父ともに首相経験者は福田のみ。ピカピカの政界サラブレッドは次世代の首相候補として、もてはやされている。昨年の総裁選では、かつて祖父が設立した「党風刷新の会」をもじり、若手有志「党風一新の会」を率いて岸田首相を支持。その論功もあって当選3回ながら“目玉人事”として総務会長に抜擢された。そんな恵まれ過ぎる政治家3世の「オツムのレベル」はたかが知れていることが、今回のデタラメ発言と認識でよ~く分かった。

 まさに2世、3世議員がはびこる自民党のお里が知れる劣化だが、その象徴は安倍元首相だろう。統一教会との癒着は親子3代。安倍自身、選挙のたびに統一教会の組織票を差配する役割を担っていた旨を、引退した伊達忠一前参議院議長に指摘されている。

 自民党と反社教団との癒着を深め、現トップの韓鶴子総裁に敬意を表するビデオメッセージまで送った人物が、長く首相を務めたというだけで最高位勲章「大勲位菊花章頸飾」の授与が決まり、国葬で見送られるのだから、世も末である。

 安倍の国葬に際し、小中学校に半旗掲揚を要請する自治体も相次いでいるが、このレベルの政治家を「偉大だ」と崇めていいのか。おまけに安倍後継の4代目も実兄の長男が有力視される一族タライ回しとなりそうで、それを当然のように認めるであろう自民党のトップはこれまた3代目。祖父も父も衆院議員だった岸田である。法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)はこう言った。

 「親の信仰で自由や財産を奪われる『宗教2世』の問題がクローズアップされていますが、政界の2世、3世とは好対照です。不幸のどん底に追い込む統一教会に支援され、権力の座を世襲するとはいいご身分です。自民党内から教団との関係を切れという声が上がらないのは、もはや身内意識が強く、教団の実態を客観視できないからでしょう。また、世襲議員の多くは選挙に強く、世の動向とは無関係に当選するから、世論の批判に機敏に対応できない。苦労知らずの世間知らずは世襲3代の岸田首相も同じ。世論を見極めもせず、安倍元首相の国葬を即断即決したことに世襲議員の甘さがうかがえます」

 岸田以下、自民党内にはこんな連中しかいないのか。国民はただただボー然とするほかない。

 元稿:日刊ゲンダイ DIGITAL 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース・安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件を機に、民党国会議員と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係が取り沙汰されている問題】  2022年08月01日  17:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【政界地獄耳・02.18】:広島の学校教材から消える「はだしのゲン」

2023-02-24 07:40:10 | 【第二次世界大戦・敗戦・旧日本軍・広島、長崎原爆投下・国策犠牲・戦後補償

【政界地獄耳・02.18】:広島の学校教材から消える「はだしのゲン」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・02.18】:広島の学校教材から消える「はだしのゲン」 

 ★首相・岸田文雄が政治生命をかけ、5月19日から開催される広島サミット。超党派の「LGBTに関する課題を考える議員連盟」はサミットまでに「LGBTの人たちへの理解を増進するための議員立法」を成立させる努力をすると15日に開いた議連で確認した。またウクライナのゼレンスキー大統領もサミットの参加に意欲的と報道され、岸田の考える被爆地・広島で世界の首脳たちが集い、平和や非核が語られるという思惑は世界の注目となった。

はだしのゲンのトラウマシーン集!戦争や原爆投下の悲惨さを伝える残酷描写まとめのイメージ

身体が溶けた人々

 ★ところが、その広島の教育委員会は広島市立の小中高校で教材として10年前から掲載されてきた漫画「はだしのゲン」が「被爆の実相に迫りにくいと判断した」としてこの4月から別の教材に差し替わる。教員や大学教授、平和記念資料館の職員ら“有識者”が決めたという。漫画の中に出てくる「街角で浪曲のまね事をして小銭を稼ぐ場面。栄養不足で倒れた身重の母親に食べさせようと、池のコイを盗むシーン」が「なぜコイを盗むのか。浪曲とは何か。子どもたちに説明しなければいけない。それで本質に近づくための説明が増える」からやめるという。

 ★「はだしのゲン」は13年ごろ、反戦色が濃く戦争や被爆の模写がきついなど「間違った歴史認識を植え付ける」という声が上がり、全国の図書館から撤去する動きが高まった。児童が読めないように閉架扱いにしろとか、貸し出し禁止にせよ、有害図書に指定せよといったものだ。これらは結果、多くの自治体の議会で否決されたり、図書館が図書の自由を守るために戦い、大筋で事なきを得た。その間、米国、スペイン、最近ではロシアなど世界24カ国で翻訳され出版されている。「はだしのゲン」は子供ながらにきつい模写や怖いシーンを見て平和や戦争の悲惨さ、原爆の怖さを学ぶものだ。浪曲やコイを盗むことが理解できないからと読むのをやめることなどない。子供も世界の読者もこの漫画の本質が分かっているからで、それならば世界で翻訳されるわけがない。広島の判断は残念でならない。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2023年02月18日  07:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政界地獄耳・02.17】:電通と自民党 今まで通りなのか

2023-02-24 07:40:00 | 【事件・未解決事件・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・旧統一教会を巡る事件他】

【政界地獄耳・02.17】:電通と自民党 今まで通りなのか

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・02.17】:電通と自民党 今まで通りなのか 

 ★連日の報道で国民はうんざりだが、報道を総合すると東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの談合事件で、大会組織委員会による発注が始まる2年前の16年、「電通」は社内会議で「入札有名無実化して電通利益最大化図る」とした社内方針を固め、談合組織的に進めていた疑い濃厚で、東京地検特捜部もこの資料に重きを置いている模様だ。それに伴い大手広告代理店関与軒並み発覚

 ★昨年来のこの疑獄に対して、今さらながら経産省や文科省が入札資格を一定期間停止する措置を検討しているというが東京都、愛知県、大阪府などは既に入札停止措置を講じている。それでなくとも電通コロナ対策持続化給付金事業でも、受託した団体が電通大半再委託していて批判を受け20年7月から約半年間、経産省事業の入札を停止している。談合疑獄に対して昨年末、東京地検特捜部から任意聴取も受けていた元五輪組織委員会会長・森喜朗は「当時会長として申し訳ない。皆さんにおわび申し上げたい」としながらも組織としてではなく事件関与した「個人問題」を強調したが、ここまで組織的だと説明がつかない。

 

森喜朗

 

       特捜部の参考人聴取を受けたとされる

 ★「愚か者」と叫んだことしか話題に上らない21年4月、当時の五輪相・丸川珠代は衆院決算行政監視委員会で、組織委員会が企業に業務委託する際の人件費単価について「守秘義務で見せてもらえない資料がある」と答弁している。「中抜き業者」が話題になった時のことだ。つまりすべてがブラックボックス化していたが、13日の衆院予算委員会で文科相・永岡桂子は疑獄を受け「今後不正行為が明らかになり、仮に国費が過大に支出されている場合には、返還を命じるなど法令にのっとって厳正に対処する」と踏み込んだ。一方、札幌冬季五輪招致はこの疑獄頓挫しているが、招致が決まれば再び電通が取り仕切るし、そもそも自民党広報活動の一部や選挙には電通が大きく関わる。そこは今まで通りなのか。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2023年02月17日  07:45:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【統一地方選】:首長選で「保守分裂」相次ぐ…自民党が候補一本化できず

2023-02-24 07:05:10 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【統一地方選】:首長選で「保守分裂」相次ぐ…自民党が候補一本化できず

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【統一地方選】:首長選で「保守分裂」相次ぐ…自民党が候補一本化できず

 ◆国政選に影響 懸念

 ◆4分裂も

 ◆北九州市長選分裂 自民推薦敗れる

 元稿:讀賣新聞社 主要ニュース 政治 【政局・選挙・自民党・春の統一地方選挙】  2023年02月23日  12:31:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER2023.02.21】:【速報】北海道新聞で今世紀初のスト入りか|30年ぶり、22日の団交でベアゼロなら「即日」

2023-02-24 05:22:40 | 【新聞社・報道・テレビ・ラジオ・公共放送NHKの功罪・マスコミ・雑誌】

【HUNTER2023.02.21】:【速報】北海道新聞で今世紀初のスト入りか|30年ぶり、22日の団交でベアゼロなら「即日」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER2023.02.21】:【速報】北海道新聞で今世紀初のスト入りか|30年ぶり、22日の団交でベアゼロなら「即日」 

 北海道新聞で今世紀初のストライキが現実味を帯び始めている。労使間の春闘・夏期末手当交渉で、次年度のベースアップについて会社側のゼロ回答が続いているためだ。

 組合は昨年の冬期末手当交渉で要求額を大幅に下回る金額を受け入れざるを得なかったが、その際に会社側から「来春のベアを前向きに検討する」との言葉を引き出していた。このため今回の交渉では一貫してベアゼロ回答を拒否、22日に予定されている次回団体交渉でもゼロ回答が変わらなかった場合「即日ストに入る」と社に通告している。

◇   ◇   ◇

 道新労組は1月下旬、会社側に「ベア一律1,000円」「夏期末手当平均105万円」の要求を提出。事前の組合員投票では90%以上の賛成率でスト権を確立した。

 対する会社側は2月8日の交渉で「ベアゼロ」「夏期末手当84万円」の回答を示し「これが精一杯の回答」と組合側に理解を求めたが、組合執行部はこれを「検討するまでもない」と断乎拒否。だが会社側は続く15日の交渉でも同じ回答を示し、物価高騰への配慮として「物価手当一律2万円」を加えた形で回答の受け入れを求めた。労組はこの回答も拒否し、次回回答日を22日に指定した上で「次回もゼロ回答ならば即日闘争態勢に入る」と通告した。

 交渉の場では社員の離職率などが話題に上り、本年度の依願退社が22人に上ることが報告された(※ 現在の組合員数は1,000人弱)。5年前の17年度は離職11人、10年前の12年度は3人に留まっていたことから、組合側は本年度の離職状況を「激増」と評価してさらなる離職率増への危機感を示したが、会社側は同じ数字を「漸増」と表現、認識の落差を浮き彫りにした。

 離職の原因を「社員の働きを正当に評価せず適正な処遇を行なわないこと」にあると指摘する組合に対し、会社側は「『仕事が合わない』などの理由が最も多い」と反論している。

 道新関係者によれば、労組が通告通りストライキに入った場合、実力行使は1994年の春闘以来29年ぶりのこととなる。前回のストではおもに「改版拒否」が行なわれたが、道新では昨年「二版制」が廃止されたため、現在この闘争方法を採ることはできない。労組は目下、組合員らに「SNS更新拒否闘争」なる戦術を指示しており、公式ツイッターの更新停止などの形でストを決行することになるようだ。

 22日の団体交渉を前に、社内では「今回は本当にやるんじゃないか」という声が囁かれており、スト入りが現実味を帯び始めているという。組合員の1人は「とはいえSNSストにどれぐらい意味があるのか」と首を傾げ、「うちのツイッターは『常にストなのか?』っていうぐらい拡散力がないので…」と自嘲ぎみに話している。

 (小笠原淳)

【小笠原 淳 (おがさわら・じゅん)】
ライター。1968年11月生まれ。99年「札幌タイムス」記者。2005年から月刊誌「北方ジャーナル」を中心に執筆。著書に、地元・北海道警察の未発表不祥事を掘り起こした『見えない不祥事――北海道の警察官は、ひき逃げしてもクビにならない』(リーダーズノート出版)がある。札幌市在住。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 社会 【社会ニュース・北海道新聞で今世紀初のストライキが現実味を帯び始めている】  2023年02月21日  12:43:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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