【岸田首相】:「最優先で取り組む」子ども子育て政策の実現に意欲も具体策には触れず 自民党大会
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田首相】:「最優先で取り組む」子ども子育て政策の実現に意欲も具体策には触れず 自民党大会
岸田文雄首相は26日、都内のホテルで開かれた自民党大会で総裁演説を行い、年頭会見で「異次元の」と言及した子ども・子育て政策について「最優先で取り組んでいく」と訴えた。
「さまざまな不安をとりのぞき、だれもがストレスを感じることなく子育てできる社会をつくるため、政治は力を発揮しないといけない」と強い意欲を示した。
ただ、この日も具体策には触れなかった。
「異次元の少子化政策」は「従来とは次元が異なる子ども・子育て政策」と言い直した上で「従来とは次元が異なる子育て政策を実現し、社会全体の意識を変える。経済的な不安なく子どもを育てられる社会、キャリアをあきらめる必要などない社会をつくっていこうではないか」と、呼びかけた。
子ども・子育て政策をめぐっては、首相が2月17日の衆院予算委員会で「家族関係社会支出は2020年度でGDP比2%を実現した。さらに倍増しようと申し上げている」と、予算の大幅増と受け取れる可能性に触れた。しかし、翌日に松野博一官房長官が「(倍増の)ベースとなる基準が明確ではない」と修正するなど、「本気度」のぐらつきがみえている。
一方、首相は新型コロナウイルス感染拡大防止策の一環で続いていたマスク着用の緩 和について「不安の声もあると思うが、専門家の声をうかがった上での判断だ。ご理解いただきたい」と、理解を求めた。
憲法改正については「時代は、憲法の早期改正を求めていると感じている。野党のみなさんの力もお借りしながら、国会の議論もよりいっそう積極的に行う」と述べた。
また、皇室の安定的な皇位継承確保への対応に言及し「先送りの許されない課題だ。国会における検討を進めてまいる」と述べた。
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・自民党大会】 2023年02月26日 13:22:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。