【特殊詐欺】:グループ「ルフィ」が“運び屋”に使った4人の女…ダイナマイトボディーの金庫番も
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【特殊詐欺】:グループ「ルフィ」が“運び屋”に使った4人の女…ダイナマイトボディーの金庫番も
「ルフィ」を名乗る特殊詐欺グループは、海外を拠点に特殊詐欺を始めた当初から、オンナを「運び屋」として使っていた。
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3まくオンナを利用していた渡辺優樹容疑者(C)日刊ゲンダイ
警視庁は約2300件、被害総額60億円以上の特殊詐欺事件に関わったとして、リーダー格の渡辺優樹(38)ら4容疑者を逮捕。さらにフィリピン当局に、1月9日に拘束され、現在も現地の入管施設に収容されている「かけ子」の山田李沙容疑者(26)の逮捕状を取って、現地当局に身柄の引き渡しを求めている。
警視庁は一連の特殊詐欺事件に関与したとして、すでに70人以上を検挙したが、複数の「残党」がまだフィリピンに潜伏しているとみている。
2017年当時、日本からタイに渡り、特殊詐欺を繰り返していた渡辺容疑者らのグループは、同年12月1日、千葉市に住むJ子(当時39)を含む女3人を現金の「運び屋」にして、現金3692万円を中部国際空港から持ち出そうとした。
■タイへの現金持ち出しに失敗し拠点をフィリピンに
「J子は渡辺らと共謀し、ニセの警察官を装い、数十人からダマし取ったキャッシュカードで複数回、現金を引き出していた。その現金を2092万円と1600万円に分けてキャリーバッグに隠し、J子以外の女2人の手荷物として、バンコク行きのタイ国際航空の機内に持ち込もうとした。中部国際空港で張り込んでいた山形県警の捜査員が3人を見つけ、逃亡を阻止し、現金を差し押さえています。県警は事前に特殊詐欺グループが国外脱出を図ろうとしていた情報をつかんでいたのです。捜査員が3人の身柄を確保したのは、機内に乗り込む直前だった。恐らくJ子は、カネが移動した証拠を残さないようにハンドキャリーにしていたのでしょう」(捜査事情通)
これに懲りたのか。タイへの現金持ち出しに失敗した渡辺容疑者は翌18年、拠点をフィリピンに移し、J子に代わる「新たな運び屋」を見つけ、同じ手口で運び出しに成功する。
「渡辺が目を付けたのが、知人に紹介された当時29歳のキャバクラ嬢です。渡辺は『出張キャバクラ』のノリでフィリピンに遊びに来た彼女の巨乳とダイナマイトボディーに目がくらみ、とりこになった。その肉感的な体に夢中になる一方、『オレの仕事を手伝ってくれないか』と誘い、日本から2000万円の現ナマを飛行機でマニラまで届けさせています。それ以降もダマし取った金がたまるたびに、マニラまで呼び寄せていた。1回につき4、5000万円を航空機内に手荷物として持ち込ませていた。現金を持ち逃げしたり、金額をごまかすこともなく、19年11月にパクられるまで7回、3億円以上の現金を届けていたため、渡辺も彼女に全幅の信頼を寄せていた。現金回収役としてグループの金庫番を任せ、数千万円の報酬を渡していた」(捜査事情通)
オンナを「運び屋」にした方が、怪しまれないと考えていたのかもしれない。
元稿:日刊ゲンダイ DIGITA 主要ニュース ライフ 【暮らしニュース・事件・疑惑・「ルフィ」を名乗る特殊詐欺グループは、海外を拠点に特殊詐欺を始めた】 2023年02月14日 13:20:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。