《火論・12.10》:ガザの「鼓動」=大治朋子
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《火論・12.10》:ガザの「鼓動」=大治朋子
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来年1月末、パレスチナ自治区ガザ地区の「心臓部」ともいえる「国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)」が機能不全に陥るかもしれない。
背景にあるのが、ガザを実効支配するイスラム組織ハマスが昨年10月、イスラエルを襲撃した事件だ。ハマスは市民ら1200人以上を殺害。255人を誘拐し、現在も101人を拘束する。イスラエルの反撃でガザ市民らも4万3000人以上が死亡した。
この事件でイスラエルは、事件当日の映像分析などから、UNRWAの一部職員が関わっていたと訴えた。リスト100人分を国連側に提示。国連は内部調査の結果、9人が関与した疑いがあるとして、8月に解雇を発表した。
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元稿:毎日新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【火論】 2024年12月10日 02:02:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。