路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【筆洗】:この一年を象徴する出来事や言葉などが発表される季節となった…

2022-12-13 06:51:40 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

【筆洗】:この一年を象徴する出来事や言葉などが発表される季節となった…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗】:この一年を象徴する出来事や言葉などが発表される季節となった…

 この一年を象徴する出来事や言葉などが発表される季節となった。米タイム誌が選んだ今年の顔はウクライナのゼレンスキー大統領。今年はやはりその人か。ロシアによるウクライナ侵攻の一年であり、当初の劣勢にもひるまず戦い続けている人である

 ▼英オックスフォード辞典の選ぶ今年の言葉。こちらはウクライナの緊張とは縁のない言葉が選ばれた。「ゴブリン・モード」。トールキンの『ホビットの冒険』を連想する人もいるが、ヨーロッパ伝承の妖精や小鬼になじみのない日本人にはゴブリンのような生活態度と言われてもピンとこない

 ▼なんでも怠惰で気ままなやりたい放題の生活やふるまいを意味するそうだ。朝寝、朝酒、朝湯が大好きな「小原庄助さん」みたいだがコロナ禍と関係があるらしい

 ▼感染対策で自宅での生活が続いた。コロナがやや落ち着きを見せ、「普通の生活」に戻らなければならないが、人目を気にしない生活が忘れられない。「ゴブリン・モード」にはそんなニュアンスも含まれているらしい

 ▼分からないでもない。きちんとしていることを絶えず期待される世の中がどうにも気詰まりでちょっと背を向けたくなる。その言葉がはやった背景だろう

 ▼皮肉な見方をすれば平和でぜいたくな言葉かもしれない。ミサイル攻撃による電力不足で寒さに震えるウクライナでは「ゴブリン」にはなれまい。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2022年12月11日  06:33:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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