愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

中韓の靖国参拝批判は想定どおり、日米軍事同盟深化派のネライは、国民の扇動と憲法改悪への地ならし!

2013-04-23 | 靖国神社

不道徳の極みというべきでしょう。国際社会に対する恥さらしというべきことです。昨日の記事にも書きましたが、「ご英霊」を冒涜するものです。奢れる国会議員たちは、事の本質を全く判っていません。判っていることは、徒党を組んで、一気呵成に、後先のことも考えず、被害者への思いやりも想像できず、単に選挙のためのパーフォーマンスから、国民の中にある政治不信を外に逸らし、ナショナリズムを煽り、中韓の内政干渉問題にスリカエ、憲法の改悪、日米軍事同盟深化に突き進んでいこうとするものでしかありません。

 今やるべきことは、何でしょうか?フクシマの汚染水が垂れ流され、ジワジワと日本列島を蝕んでいる時に、何をやっているか!と言わねばなりません!さらに言えば、国民にとっては何らの利益ももたらさないアベノミクス!その成長戦略の目玉である「特区」策、地下鉄24時間営業など、電力のムダ遣いの極みですが、そのような声は聞こえてきません。「セツデンセツデン」の掛け声はどこ吹く風か!です。

クローズアップ現代  あふれる汚染水 福島第一原発で何が 2013年4月23日(火)放送http://www.nhk.or.jp/gendai-blog/100/153395.html

銀座・北新地…0時に解けるアベノマジック  夜の街角100人調査 景気「良い」15%http://www.nikkei.com/article/DGXNASGF22087_T20C13A4000000/?dg=1

毎日新聞 求人倍率:14年大卒、小幅改善  2013年04月23日 20時01分http://mainichi.jp/select/news/20130424k0000m020050000c.html

さて、以下の記事を一覧しておきます。これらを一体的に捉えるならば、安部政権のネライが見えてきます。

産経 【靖国参拝】超党派議連169人が参拝 平成17年秋以来の規模2013.4.23 08:58 [超党派 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130423/stt13042309000001-n1.htm

…自民党からは高市早苗政調会長が参加したほか、多数の新人議員が含まれる。日本維新や民主党の議員も参拝。首相の供物奉納や閣僚参拝を受け韓国政府は、今月末で調整していた尹炳世外相の訪日を中止。中国外務省は記者会見で「厳正に(抗議を)申し入れた」と述べている。(引用ここまで

産経 【靖国参拝】安倍政権、我慢比べ 歴史認識で譲れぬ一線 2013.4.23 08:46 安倍内閣http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130423/plc13042308470011-n1.htm

…外務省幹部は「閣僚の靖国参拝という国内問題にあれこれ言われたくない」と批判した。別の幹部は、中国の華春瑩報道官が日本への抗議を表明したとしていることに対し「正式な抗議があったかは知らない」と述べ、不快感を表明。日中韓の「我慢比べ」が当面続きそうだ。菅義偉官房長官は22日午後の記者会見で、首相による参拝の可能性を問われ「安倍政権は行くとも行かないとも言わない。個人の参拝は信教の自由に関する問題であり、政府が立ち入るべきではない」と表明した。また、閣僚の参拝が中韓との関係に与える影響に関しては「全く出ないと思う」と言い切った。…中韓両国の抗議に「国際法上、悪いことをしていない」(外務省幹部)と反論する一方で、北朝鮮のミサイル発射問題で各国の連携を強化することを通じ、事態の好転を待つ構えだ。…日韓外交筋は朴氏らが正式に日本に抗議してきていないことを「北朝鮮のミサイル発射問題があるため自制している」と楽観視してもいるが、今回の反応を見る限り、中韓両国が歴史認識問題を棚上げして連携強化に進む可能性は低そうだ。

安倍首相は22日の参院予算委員会で「ソウルで日中韓の首脳会談が行われるかは中国が出席するかどうかによるが、韓国の朴槿恵大統領との首脳会談を行いたい」と。(引用ここまで

産経 「外交影響あまりない」 靖国参拝で麻生副総理 2013.4.23 10:18 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130423/plc13042310180012-n1.htm

…中国や韓国の反発に関して「海外で反応が出ているが、それによって外交に影響が出ることはあまりないと思う」「(靖国参拝には)毎年2、3回、伺っている。いまさら言われるような話ではない」と説明。記者から「韓国や中国に与える影響から(靖国参拝に)行かないという考えはなかったのか」と問われると「ありませんでした」と答えた。(引用ここまで

 産経 「歴史認識の違い前提に」麻生氏発言に反発か 2013.4.23 13:20 [日韓関係http://sankei.jp.msn.com/world/news/130423/kor13042313260002-n1.htm

麻生氏は2月25日にソウルで行われた朴大統領の就任式に出席、朴氏と会談した際、朴氏が「真の友好関係を構築するには歴史を直視し過去の傷が癒やされるよう努力しなければならない」と述べたのに対し、米国の南北戦争の呼称が北部と南部で異なるとの持論を語り、日韓の歴史認識も異なることを前提に議論すべきだと力説したという。 政府当局者は「麻生氏は就任祝いではなく、歴史観の違いを認めるよう戒めに来たようだった」とし、韓国外交筋は「麻生氏が靖国神社を参拝したことで、韓国外務省は我慢の限界を超えた」と述べた。(共同)(引用ここまで

 中央日報 朴大統領の就任日に麻生副総理が詭弁、第一歩からこじれた韓日関係(1)(2) 2013年04月23日08時53分 [ⓒ /中央日報日本語版] http://japanese.joins.com/article/789/170789.html?servcode=A00§code=A10

。「米国を見てほしい。米国は南と北が分かれて激しく戦った。しかし南北戦争をめぐり北部の学校では相変わらず“市民戦争”と表現するところがある一方、南部では“北部の侵略”と教える。このように同じ国、民族でも歴史認識は一致しないものだ。異なる国の間ではなおさらそうだ。日韓関係も同じだ。それを前提に歴史認識を論じるべきではないだろうか」。奴隷制廃止をめぐり繰り広げた内戦と植民地支配のための侵略行為を同一視する詭弁だった。その瞬間、朴大統領の表情は険しくなったという。朴大統領は「特に両国の指導者が慎重な言葉と行動を通じて信頼を構築することが重要だ」と短く応酬した。にもかかわらず、麻生副総理は朴大統領よりはるかに多くの時間を使って自身の挑発的発言を続けた。  政府当局者は「麻生副総理は就任祝賀使節ではなく、あたかも『日本の歴史観は韓国とは違うということを韓国が先に認めてこそ、対話も可能だ』と訓戒しに来たようだ」と伝えた。   朴大統領の怒りは4日後に表面化した。朴大統領は三一節(独立運動記念日)の演説で、「加害者と被害者という歴史的な立場は千年の歴史が流れても変わらない」と異例にも強いトーンで日本を非難した。…外交消息筋は「就任式で欠礼を見せた麻生副総理がまた靖国参拝という“事故”を起こし、韓国外交部では忍耐の限界を超えたと判断したようだ」と述べた。(引用ここまで

読売 自民の高市政調会長らが靖国参拝…韓国批判も(2013年4月23日10時44分  読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130423-OYT1T00366.htm

内訳は自民党132人、民主党5人、日本維新の会25人などで、同会によると一斉参拝の人数としては統計がある1989年以降、最多。山口俊一財務副大臣ら副大臣6人、政務官5人…高市政調会長は参拝後、記者団に対し、韓国の尹炳世(ユンビョンセ)外交相が麻生副総理らの靖国参拝を理由に訪日を中止したことについて「日本の国策に殉じて尊い命をささげた方を、どのように慰霊するかは日本国内の問題だ。外交問題になる方がおかしい」と述べた。(引用ここまで)

どうでしょうか?中韓の思いなど、全く意に介していないこと、デタラメと詭弁、ウソとペテンが判ります。そればかりか、「日本国内の問題だ。外交問題になる方がおかしい」と居直っているのです。国際的に通用する問題ではありません。悪いことをしたのに、反省もしない、こうした政権を、世界の人々は危ない!と思うことでしょう!そう言えば、大量破壊兵器がなかったことが明らかになったブッシュ大統領のイラク戦争を支持したにもかかわらず、その検証も反省もしていない自公政権です。

こうした居直りは、「万が一」「仮の話」としながら、尖閣と北朝鮮の「脅威」を煽ることで、中韓の内政干渉と結び付けることで、安倍政権への支持を取り付け正当化し、さらに、憲法改悪の手続き=規制さえも「緩和」させ、改憲への地ならしを一気呵成に固めていこうとしているのです。

読売 「中国漁民、尖閣上陸すれば強制排除」安倍首相 (2013年4月23日11時30分  読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130423-OYT1T00463.htm?from=popin

安倍首相は23日午前の参院予算委員会で、尖閣諸島の周辺海域で中国海洋監視船などによる領海侵犯が相次いでいることに関し、「領海に入って上陸するといういかなる試みにも、断固たる対処をすると当局に指示している」と述べ、中国側に上陸などの動きがあれば、海上保安庁などが阻止するとの考えを示した。 「万が一、上陸するとなれば、強制排除するのは当然のことだ」とも述べた。 首相は、中国漁船が避難を装って上陸して居座る可能性があると指摘。「強制的な排除はしないかもしれないという姿勢は、結果として(中国の)上陸を招いてしまい、両国間の紛争はエスカレートしていく。絶対に上陸させない強い決意で物理的に対応していくことが正しい」と強調した。(引用ここまで

読売「過半数に緩和を」首相、96条改正改めて意欲(2013年4月22日13時56分)http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130422-OYT1T00730.htm?from=popin

…首相は、衆参各院の3分の2以上の賛成が必要とする憲法改正発議要件を定めた憲法96条について、過半数に緩和する考えを改めて示した。「6、7割の国民が憲法を変えたいと思っていても、3分の1をちょっと超える国会議員が反対すれば、国民が一切、指一本触れることができないのはおかしい」と指摘した。(引用ここまで

読売 96条改正、参院選で堂々と掲げて戦う…首相 (2013年4月23日17時50分)http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/news/20130423-OYT1T00689.htm

安倍首相は23日午前の参院予算委員会で、憲法改正の発議要件を過半数に緩和する憲法96条の改正について、「7月の参院選でも、堂々と掲げて戦うべきだと自民党総裁として考えている」と述べ、参院選の党公約に明記し、争点とする考えを示した。「憲法制定以来、六十数年にわたり、全く(改正に)手をつけていない。96条の改正は、国民の手に憲法を取り戻すことにつながっていく」とも述べ、要件緩和で社会の変化に柔軟に対応する改正が可能になるとの利点を強調した。一方、過去の植民地支配と侵略について謝罪した1995年の村山首相談話について、「『侵略』という定義は、学界的にも国際的にも定まっていないと言ってもいい」と指摘。「わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り」などとした談話の記述に関しても、「あいまいな点と言ってもいい。この談話はそういう問題が指摘されている」と述べた。(引用ここまで

毎日 安倍首相:「歴史認識、学者同士で議論を」 2013年04月23日 15時50分(最終更新 04月23日 20時04分) http://mainichi.jp/select/news/20130423k0000e010263000c.html

安倍晋三首相は23日午前の参院予算委員会で、1995年に当時の村山富市首相が日本による過去の植民地支配や侵略を謝罪した「村山談話」について「侵略という定義は学界的にも国際的にも定まっていない。国と国の関係でどちらから見るかにおいて違う」との認識を示した。自民党の丸山和也氏の質問に答えた。

 首相は談話の見直しについて「政治の場で論じると直ちに外交問題に波及する。アカデミックな議論を学者同士が学識をかけて議論すべきだ」と提案した。(引用ここまで

アジア太平洋戦争は「侵略戦争」ではなく、大東亜戦争としてABCD包囲網に対する「自存自衛」だっとする思想です。しかも、東京裁判史観として、戦犯を免罪しているのです。しかし、これはサンフランシスコ条約11条で確定しています。安倍首相は、このサ条約で「主権を回復した」として「お祝い」しながら、一方では、戦争犯罪人を認めようとしない。この戦犯が、こっそり合祀された靖国神社に参拝したくて、したくてしょうがない!のです。

 そもそも、「東京裁判」において、「憲法を押し付けた」アメリカは天皇の戦争責任を曖昧にしたことは、安倍首相にとっては全く不問、関係ないのです。この大いなる矛盾に気づいていないのでしょうか?それとも、確信犯でしょうか?どちらにしても、一国の首相として、いや人としての資質が問われます。

アカデミックな議論を学者同士が学識をかけて議論すべき」などと述べていますが、「侵略戦争であったかどうか、後世の歴史化に委ねる」などと、政権としての歴史認識と、その判断をサボるような人物です。やる気のないことは明らかです。フランスとドイツの相互理解の努力の爪の垢でも飲め!と言いたいものです。

さて、こうした意図的な靖国神社参拝ですが、朝日毎日の社説は、甘いと言わざるを得ません。

 朝日 靖国問題―なぜ火種をまくのか 2013年 4月 23 日(火)付http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit1

近隣諸国との関係改善が必要なときに、安倍政権はいったい何をしているのか。…これに反発して、韓国は今週末に予定していた尹炳世(ユンビョンセ)外相の訪日を取りやめた。中国外務省も日本に「厳正な申し立て」をしたと発表した。…靖国参拝は歴史認識に関わる問題であり、両国の反発は当然、予想されたはずである。日本外交にとって、いま最も優先すべき課題のひとつは、核・ミサイル問題で挑発を強める北朝鮮に日中韓が結束して当たることだろう。韓国外相の来日もその調整の一環だった。たしかに、日本と中韓両国とは尖閣や竹島問題をめぐって緊張が続いている。中国の監視船が尖閣周辺の日本領海を侵犯するなどの行為に対して、抗議するのは当然だ。同時に、首相自身が「大局的な観点から関係を進める」と語ったように、粘り強く関係修復をはかる。そうした微妙な時期である。それを、靖国問題でことを荒立てるのでは、方向が逆ではないか。これによって関係改善が遠のくようなことになれば、国益を損なうだけだ。首相はもともと靖国参拝が持論だ。…自身が参拝しなければ乗り切れると思っていたとすれば、甘すぎると言わざるを得ない。首相は再登板後も、歴史問題をあまり前面に出さず、経済再生を優先してきた。しかし、このところ気になる言動が目立ち始めている。  高い支持率で、緊張感が薄れているのではないか。閣僚の言動も含め、自制を求めたい。(引用ここまで)

東京社説:靖国の例大祭 閣僚参拝は無神経だ 毎日新聞 2013年04月23日http://mainichi.jp/select/news/20130423ddm005070030000c.html

韓国外務省は今回の事態を受けて、今月中に予定していた尹炳世(ユンビョンセ)外相の訪日を中止した。 北朝鮮が弾道ミサイル発射の構えを崩さず、日米中韓が連携して北朝鮮の暴発を食い止めるべき時だ。靖国参拝をすぐに外交問題に発展させる韓国側の対応は冷静さを欠いている。だが、緊迫した状況下で「安倍内閣ナンバー2」の麻生副総理ら閣僚が靖国参拝に踏み切り、首相もこれを容認したことは、北朝鮮問題での中韓との連携を難しくし、結局は日本の国益を損ないかねない。無神経な行動と言わざるを得ず、極めて残念だ。…安倍政権を支持する保守層は、終戦記念日よりも、靖国の秋季例大祭での首相参拝を重視し、実現を狙っているようだ。今回の首相の真榊奉納と麻生副総理の参拝が、夏の参院選対策や、在任中の首相参拝への布石だとしたら、受け入れられるものではない。靖国参拝の是非について国論が割れてきたのは、(1)憲法20条の政教分離原則に抵触する疑いがある(2)極東国際軍事裁判(東京裁判)のA級戦犯が合祀(ごうし)された靖国への参拝は中国などから侵略戦争の肯定と受け止められる−−という主に二つの観点からだ。首相は、日本が東京裁判を受諾した歴史的事実は受け入れる立場を示しているが、東京裁判については「連合国側の勝者の判断によって断罪がなされた」と疑問を投げかけている。(引用ここまで)

 朝日毎日も、「日本の国益を損なう」から問題あり!との立場です。被害者の立場は見えてきません。この問題を国内問題として捉えているという点では、安倍政権と同罪です。批判しているようで、実は、上手くやれ!とケシカケているのです。戦争責任問題や戦後責任問題を被害国と被害者の立場から検証も反省もしていないのです。

 どうして、このようなことになるのでしょうか?新聞も侵略戦争に加担したからです。口では、反省しても、天皇の戦争責任を曖昧にしてきたことを思えば、必然的です。

 このことは、以下の沖縄タイムスの社説にも言えることです。

 沖縄タイムス [韓国外相訪日中止]歴史問題を直視しよう 2013年4月23日 09時50分http://article.okinawatimes.co.jp/article/2013-04-23_48413

日中韓3カ国の協調と連携が求められるこの時期に、外交日程の取り消しや先送りが表面化したことは、安倍外交にとって大きな痛手だ政権発足時から危ぶまれていたことが表面化したとみることもできる。…中韓両国に過度に配慮すれば、安倍政権を支持する保守層の離反を招き、逆に、保守層の主張を過度に取り入れると、中韓が反発する。歴史問題は安倍政権のアキレスけんである。…靖国参拝問題といい、尖閣、竹島の領有権問題といい、いずれもサンフランシスコ講和条約と密接にかかわる。 極東国際軍事裁判(東京裁判)のA級戦犯について安倍首相は、国会答弁で「連合国の勝者の判断によって断罪」された、との見解を明らかにした。…評価は歴史家の間でもさまざまであるが、日本は、講和条約第11条に基づいて、国と国との関係においては、東京裁判の結果を「受諾」している。それが政府の公式見解だ。 戦前の日本は植民地帝国だった。1895年から台湾を統治し、1910年からは朝鮮半島を統治した。南洋諸島を委任統治したほか中国の関東州を租借地とし、満州国を間接統治した。 講和条約によって日本は、これらの領域に対するすべての権利を放棄したが、尖閣諸島や竹島、南沙・西沙諸島などの帰属先は条約には明記されていない。…日中、日韓の間に横たわる歴史問題は、いわばサンフランシスコ講和条約で処理することのできなかった「未解決の問題」といってもいい。政府は、条約が発効した4月28日を「主権回復の日」と位置づけ記念式典を開く予定だが、同条約によって沖縄が切り離されたことや、「アジア不在」の講和だったことなど、条約の別の側面を忘れるわけにはいかない。(引用ここまで)

 片面講和であるサ条約の曖昧さは、アメリカの極東政策の結果であったこと、そのために天皇の責任を曖昧にしたこと、とりわけ沖縄に対する天皇のメッセージは、その象徴でした。それが、現在まで継続しているのです。日米軍事同盟によって。しかし、こうした事実に対して、沖縄からの告発と問題提起は、極めて弱いと言えます。このことが、沖縄の苦悩・苦渋を温存しているのです。

では、中韓はどのように日本を捉えているのでしょうか?以下の資料をご覧ください。

中央日報社説 安倍内閣の靖国参拝は外交的挑発 2013年04月23日11時24分http://japanese.joins.com/article/807/170807.html?servcode=100§code=110&cloc=jp|article|ranking_news

…日本の各種侵略戦争の過程で亡くなった人たちを追悼するために建てられた靖国神社には、太平洋戦争のA級戦犯14人も合祀されている。一部の日本人には戦犯が「国のために命を捧げた英霊」に見えるかもしれないが、私たちには周辺国と国際社会に莫大な被害を与えた加害者にすぎない。被害者にわずかでも配慮する謙虚な心を持っていれば、彼らを称える刺激的な行動はしていないはずだ。傷口に塩を塗るような外交的挑発だ。…安倍内閣と関係増進を目指すこと自体が無理なのかもしれない。…朴槿恵政権の発足を契機に韓日関係改善に対する期待が出ていたが、領土と過去の歴史をめぐる日本の相次ぐ外交的挑発で水の泡となる雰囲気だ。その責任は全面的に安倍内閣にある。…安倍内閣は北朝鮮の脅威を軍事力増強の口実として利用する傾向も見せている。7月の参院選で自民党が勝利する場合、日本の右傾化が加速するという懸念もある。日本がドイツのように過去の過ちを徹底的に反省しない限り、韓日の真の友好と協力は期待するのが難しい。(引用ここまで

アジア太平洋の平和に挑戦する安倍氏の強硬な動き 更新時間:13:10 Jan 14 2013http://j.people.com.cn/94474/8091116.html

安倍首相に願う、熟慮した上での行動を 更新時間:12:57 Jan 06 2013 http://j.people.com.cn/94474/8080028.html

石原慎太郎の釣魚島紛争挑発の背後にある巨大な陰謀 更新時間:17:46 Jan 25 2013http://j.people.com.cn/94474/8107839.html

 最後に、安倍政権がやっていることは、北朝鮮と同じように「挑発的な言動」に終始し、中韓を煽り、そのことで、安倍政権を支持する「保守層」の支持を繋ぎとめようとする戦略が透けて見えてきます。

 こうして、中国・北朝鮮への脅威と、竹島に居座り、従軍慰安婦や靖国神社の、日本国内の問題にいつまでもこだわる韓国は許せないという国民の気分を煽ること、そうして安倍政権への支持をつなげながら、偽りの議席のあるうちに、改憲への地ならしを固めておこうというものです。その際にやっておくことは、マスコミとの「絆」です。小泉政権の時のようにマスコミ対策、いくつかのパフォーマンスに観るように力を入れているのです。

 北朝鮮報道、尖閣報道のキーワードは、安倍政権の手法を同じ!日本と北朝鮮は、戦前も今日も、相似形と言えます。

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