愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

またまた不道徳の模範となった安倍首相と靖国参拝国会議員!子どもの教育に責任を持つ大人は怒れ!

2013-04-24 | 靖国神社

またまた呆れました!この国の首相のレベルの低さ、極まれり!というところです。この人の愛国心、道徳教育の低レベルの低さ、いや道徳に値しない不道徳ぶりが、ここでも証明されました。以下指摘して見たいと思います。

 

1.NHK、毎日は中韓の「反発」と表現してしまったことです。これも重大な認識間違い、安倍応援団ぶりです。こうした報道が、国際社会では受け入れられないことは明らかです。

 2.安倍首相は、こうした「反発」を「脅し」という感情的な言葉を使ってしまいました。マスコミ以上に問題があります。

 3.「国のために尊い命を落とした英霊に尊崇の念を表するのは当たり前」と、彼らのロジックを改めて強調しました。しかし、これとて「ご英霊」を冒涜するものです。安部首相の言う「国のため」の意味にあります。それこそが、「教育勅語」の真髄です。

 (1)「常ニ國憲ヲ重シ國法ニ遵ヒ一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ是ノ如キハ獨リ朕カ忠良ノ臣民タルノミナラス又以テ爾祖先ノ遺風ヲ顯彰スルニ足ラン」

 (2)この教育によって「天皇のために死ぬ」臣民を錬成、鋳型にはめ込んできたものですから、それを信じて疑わない臣民を「ご英霊」として「尊崇」するのは、当然のことです。さもなければ、「国家的詐欺」ということになります。「遺族会」が自民党の集票マシンになっている最大の理由は、ここにあります。

 (3)だがしかし、「国のため」に命を懸けたのは、何も「天皇のため」だけではありません。そこが最大のポイントです。会津や西郷隆盛は、「逆賊」です。当然「英霊」にはなりません。天皇制政府の起こした戦争に反対した「国賊・非国民」はどうでししょうか?「大東亜戦争終結時にいわゆる戦争犯罪人として処刑された方々などの神霊も祀られています」とまであります!居直り!

http://www.yasukuni.or.jp/history/detail.html

 4.「侵略に対する定義は学界でも国際的にも決まっていない。国家間の関係をどちら側から見るかにより違う」(23日参院丸山和也議員に)と、侵略戦争ではなかった。自存自衛の戦争だったという屁理屈、正当化です。

 (1)(清水正義『戦争責任とは何か』かもがわ出版 08年9月刊)より

…日本は第11条によって極東裁判等で認定された「平和に対する罪」(侵略戦争開始遂行の罪)を認め、従ってまたその戦争によって生じた被害損害の賠償責任を第14条によって認めた、ということになるでしょう。こう考えれば、第11条の戦争戦争裁判条項と第14条の賠償条項との論理的関係をもっとも無理なく解釈することができます。従って、サンフランシスコ条約は日本の戦争責任を、明示的にではありませんが、前提としたうえで、全体の構造を構築していると言えるのであり、その意味で日本は責任を問われたのです。(引用ここまで

 (2)ここまでくると、国際公約を反古にして、侵略戦争を正当化しているのです。これは被害国民のこころを傷つけるばかりか、加害国の国民の反省も教訓化もあったものではありません。これが果たして教育的かどうか、ということも厳しく問われなければなりません。

 5.「中国も、A級戦犯が合祀されたときには、総理大臣の参拝には抗議しておらず、ある日、突然、抗議を始めた」「韓国が抗議を始めたのはノ・ムヒョン大統領の時代に顕著に」と正当化しているのです。

 (1)これこそが、不道徳ぶりの極地と言えます。安倍首相風に言えば、「悪いことをしないと約束したからこそ、国際社会への復帰が認められたにもかかわらず、悪いことをしたが、誰も糺さなかったから、また悪いことをやったのだ。文句はないだろう」ということです。これは子どもの言い分です。

 (2)ここにも大きなウソがあります。アジア諸国が、靖国問題を批判するようになったのは、教科書問題など、日本の軍国主義復活への「脅威」が顕著になってきた80年代からでした。その最大の火付け役を担ったのは、教科書問題でした。

田中伸尚『靖国の戦後史』(岩波新書02年6月刊)より

 靖国法案の挫折後、靖国推進派の戦略は、改憲を視野に入れながら、現実的には違憲にならない行為の積み重ねによって国民意識を変え、最終的には国家護持へ、という道である。具体的には、靖国法案後の主流になる、国の代表が公人の資格で靖国神社に参拝できるようにし、その実績を重ねていく方法であった。七〇年代半ばから八〇年代半ば過ぎまでの「靖国問題」は、政治と社会の双方の響きあうような右傾化か際立つ中で、戦後二度目のピークヘ向かっていた。具体的には、教科書問題、中曾根首相の不沈空母発言や防衛費のGNP一%枠撤廃などに見られるように、ナショナリズムを高揚させながら戦後政治総決算路線へとなだれ込んでいく文脈上に、「靖国問題」はあった。(引用ここまで

 最大の課題は首相の「公式参拝」問題でした。しかし、その結果、憲法施行以来6回も「私的」「公的行為」参拝していた天皇でさえも参拝できなくなってしまったのです!このことそのもの問題あり!ですが、天皇信奉者である安倍首相は、この問題をどのように考えているのでしょうか?

 中国について言えば、「日本側は、過去において日本国が戦争を通じて中国国民に重大な損害を与えたことについての責任を痛感し、深く反省する」とした72年の日中共同声明から、78年の日中平和友好条約を調印することで、日本側の中国敵視政策から脱却していく歴史、尖閣を棚上げしてみせた中国の立場を黙殺しています。

 しかし、教科書問題が起こった82年の検定で、その批判が激しく展開されることになります。今回の問題と同様に、日本が撒いた火種が大陸で大火災になったのです。その歴史を再度検証していく必要があります。

 韓国について言えば、1960年以来の朴正煕政権以来全斗煥大政権までの関係を語っていません。しかし、その政権であっても、教科書問題では、韓国のナショナリズムに火をつけてしまったのです。しかし、このことを無視してウソを付いているのです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E6%96%97%E7%85%A5

 以上、テレビから流される情報を計算して、平気でウソをつく、安倍首相の幼児性を何としても打ち破っていかなければなりません。この問題が日中・日韓国民の暮らしに大きな影響を与えていくことは、確実です。そういう意味からも、大嘘を暴いていかなければなりません。

  首相 「どんな脅かしにも屈しない」 4月24日 18時19分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130424/k10014161371000.html

安倍総理大臣は、参議院予算委員会で、閣僚の靖国神社参拝などに対する中国や韓国の反発について、「国のために尊い命を落とした英霊に尊崇の念を表するのは当たり前のことで、どんな脅かしにも屈しない自由を確保していくのは当然のことだ」と述べ、反論…閣僚3人が…参拝したことなどに中国や韓国が反発していることについて、「韓国が抗議を始めたのはいつかといえば、ノ・ムヒョン大統領の時代に顕著になっている。中国も、A級戦犯が合祀されたときには、総理大臣の参拝には抗議しておらず、ある日、突然、抗議を始めた。そのことをよく認識しておく必要がある」…「国のために尊い命を落とした尊いご英霊に対して、尊崇の念を表することは当たり前のことだ。わが閣僚においては、どんな脅かしにも屈しない自由を確保していくのは当然のことだ」…「靖国神社で、ご英霊にご冥福をお祈りすることを批判されることに対して、なんにも痛ようを感じないのは、おかしいと思う。国益を守り、歴史や伝統の上に立った誇りを守っていくことも私の仕事で、それをどんどん削れば、関係がうまくいくという考え方のほうが間違っている」と述べ…
サンフランシスコ平和条約が発効し、日本が主権を回復したことを記念して政府が開く式典について、「奄美、小笠原、沖縄が、平和条約が発効した以降も施政権の外に置かれたという、苦難の歴史を忘れてはならない。苦難を耐え抜いた先人の心情に思いをいたし、沖縄が抱える基地負担の軽減に取り組むとともに、奄美、小笠原、沖縄を含めたわが国の未来を切り開いていく決意を新たにする」と述べ、沖縄県民などの感情に配慮する考えを重ねて示しました。(引用ここまで

 安倍首相:「脅かしに屈せず」 靖国参拝で中韓反発に 毎日新聞 2013年04月24日 20時38分(最終更新 04月24日 20時50分)http://mainichi.jp/select/news/20130425k0000m010067000c.html

靖国参拝批判に首相「わが閣僚はどんな脅かしにも屈しない」 2013.4.24 14:27 安倍首相 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130424/plc13042414280009-n1.htm