愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

マスコミが踏み込まない参院の一票の格差を是正していれば国会も国民生活も変わっていたかも知れない!

2013-07-08 | 日記

参院の選挙区の一票の格差の実態を調べてみました。この実態を無視した誘導世論調査によって、自民か、民主の議席の変動が決められているのです。この事実をどうやって変えていくか!マスコミに、大きな問題があるように思います。憲法の平等の原則を具体化することに最大のエネルギーを注ぐことです。そうすれば、国民の政治に対する関心、政党の国民目線も変わることは間違いありません。 

では01年から最低の獲得票で当選した高知・鳥取県を基準に、二つの県を上回る票を獲得したにもかかわらず、落選した政党と議員の数と都道府県の数の一覧を診てみます。 

一票の格差の実態一覧

選挙実施年

01年参

04年参

07年参

10年参

最低獲得票県

高知県

鳥取県

高知県

高知県

最低獲得票

148,831

151,737

166,220

137,306

落選都道府県数

33都道府県

35都道府県

38都道府県

44都道府県

落選議員数

26人

50人

46人

64人

 

全国最低の獲得票で当選した高知県の獲得票を上回る票を獲得したにもかかわらず落選した政党の議員の獲得票一覧をご覧ください。

01年参

10年参

高知県

自民148,831

高知県

民主137,306

北海道

共産284,575

北海道

民主567,167

自由196,348

みな320,992

社民165,670

共産200,231

岩手県

自民298,976

青森県

民主222,875

宮城県

自民257,562

秋田県

民主226,217

山形県

無属218,815

岩手県

自民197,137

東京都

自由361,965

宮城県

民主162,771

無属210,573

福島県

民主155,262

無属209,806

東京都

共産552,187

無属167,566

自民299,347

社民159,226

創新200,692

埼玉県

共産376,501

埼玉県

民主544,381

自由345,810

みな416,663

栃木県

無属199,247

共産207,957

群馬県

自民222,191

茨城県

民主204,753

神奈川県

社民308,554

栃木県

民主319,898

自由307,005

みな224,529

共産299,301

群馬県

民主287,934

千葉県

自由364,248

神奈川県

民主696,739

無属231,382

共産304,059

共産205,869

千葉県

民主463,648

長野県

民主176,945

自民396,746

新潟県

社民166,442

共産163,803

民主166,389

山梨県

自民183,265

無属161,999

長野県

民主217,665

石川県

無属179,832

みな183,949

静岡県

自民385,440

新潟県

無属200,182

愛知県

共産277,548

石川県

民主211,373

三重県

自民372,065

富山県

民主223,691

大阪府

共産594,063

福井県

民主175,382

自由195,508

静岡県

みな359,983

兵庫県

共産320,824

民主206,870

自由209,092

愛知県

みな529,130

京都府

共産242,610

共産193,710

滋賀県

民主163,840

岐阜県

民主221,343

奈良県

民主251,905

三重県

自民293,502

岡山県

民主236,612

みな178,346

広島県

民主218,235

大阪府

民主617,932

山口県

民主178,071

みな389,445

愛媛県

無属174,673

共産366,105

福岡県

無属319,367

兵庫県

みな414,910

社民249,403

民主409,190

自由202,510

共産199,052

共産154,177

京都府

共産181,691

長崎県

無属195,670

滋賀県

自民210,958

熊本県

民主300,321

奈良県

自民255,135

大分県

社民267,612

和歌山県

民主157,717

宮崎県

無属172,023

岡山県

自民325,143

無属155,269

広島県

民主261,210

鹿児島県

無属218,504

山口県

民主256,562

沖縄県

無属245,375

島根県

民主151,351

 

香川県

無属189,639

愛媛県

民主252,301

福岡県

みな287,349

無属176,149

共産145,093

佐賀県

民主143,540

長崎県

民主272,043

熊本県

民主349,398

大分県

自民257,322

宮崎県

民主178,854

鹿児島県

民主306,183

沖縄県

無属215,690

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ミニ小選挙区制の都議選の1・2人区の票と議席の実態、世論調査が政治離れをつくっていないか!?

2013-07-08 | 選挙制度

つづき、です。 

次は都議選におけ有権者の投票行動に見る意識の変化を検証してみる必要があると思いましたので、以下、都議選の1人区、2人区、の議席変遷・有権者の投票行動を診ていきたいと思います。 

1人区(7選挙区7人)の議席獲得政党と獲得票、選挙区の投票数(死票が判る)

1人区

千代田

中央

島部

武蔵野

青梅

昭島

小金井

H17

05年

自民

自民

自民

民主

自民

自民

民主

8,770

16,416

11,980

21,456

23,928

20,604

14,105

15,321

32,639

16,450

47,424

44,423

38,064

35,285

H21

09年

民主

民主

自民

民主

民主

無所属

民主

9,872

26,404

12,520

35,581

27,830

26,848

24,651

21,482

50,431

16,375

63,307

59,782

46,919

46,230

H25

13年

自民

自民

自民

自民

自民

自民

自民

8,449

19,682

10,986

22,261

30,208

16,633

15,075

17,309

42,169

13,570

49,643

40,221

35,273

37,947

 1人区(7選挙区)

政党の議席獲得数

H17

自民5・民主2

H21

民主5・自民1・無1

H25

自民7

 2人区(16選挙区32人)

 

港区

文京

台東

渋谷

荒川

立川

三鷹

府中

 

H17

05年

自民

共産

自民

民主

公明

自民

自民

自民

16,216

19,095

26,244.

18,371

25,405

24,835

19,343

23,531

民主

民主

民主

自民

自民

民主

民主

民主

13,494

18,215

15,541

17,849

16,720

17,242

12,035

18,936

49,006

70,873

54,152

57,371

72,105

55,625

57,534

73,562

 

H21

09年

民主

民主

民主

民主

民主

民主

民主

民主

35,224

41,382

32,207

39,729

34,063

32,170

32,527

48,013

自民

自民

自民

自民

公明

自民

自民

自民

23,907

27,183

28,879

24,019

25,057

27,663

21,769

28,215

76,402

91,690

72,486

78,327

90,196

71,275

79,370

105,894

 

H25

13年

自民

自民

自民

自民

自民

自民

自民

自民

17,566

28,460

30,220

19,230

22,361

27,802

25,415

35,209

自民

共産

民主

無所属

公明

民主

民主

民主

13,262

19,693

14,603

14,501

20,203

16,012

18,397

22,798

57,353

74,084

62,315

61,855

72,954

52,606

60,031

78,993

 

小平

日野

西東京

西多摩

南多摩

北多2

北多3

北多4

 

H17

05年

自民

自民

民主

自民

自民

生活ネ

自民

民主

20,193

23,895

18,874

31,425

30,604

23,858

33,907

24,633

民主

共産

自民

自民

生活ネ

自民

民主

自民

21,671

15,282

17,739

25,254

25,461

22,385

33,461

21,556

51,483

54,133

58,228

88,721

69,538

68,039

89,936

63,347

 

H21

09年

民主

民主

民主

民主

民主

民主

民主

民主

35,963

35,489

41,749

48,203

37,215

27,328

66,207

40,172

自民

自民

自民

自民

自民

生活ネ

自民

自民

22,354

23,384

22,133

27,079

31,764

22,116

37,538

25,374

70,807

75,853

76,078

102,000

102,166

81,218

123,462

83,480

 

H25

13年

自民

自民

自民

自民

自民

自民

自民

自民

21,509

21,231

21,344

41,683

33,415

27,868

36,825

25,724

民主

民主

民主

民主

維新

生活ネ

民主

民主

16,388

16,721

12,781

21,064

21,960

19,367

30,416

17,833

53,638

60,343

61,201

85,496

84,491

70,095

96,249

64,457

 2人区(16選挙区)の政党の議席獲得数

1

議席

2位

議席

 

H17

05年

自民

10

自民

民主

民主

公明

公明

共産

共産

生活ネ

生活ネ

H21

09年

 

民主

 

16

自民

14

公明

生活ネ

 

 

H25

13年

 

 

 

自民

 

 

 

16

自民

民主

10

公明

共産

維新

生活ネ

無所属

どうだったでしょうか?都議会における1人区・2人区の在り様と都議会に議席変遷と有権者の意識、こうした選挙制度が政治のオール与党化をつくりだし、逆に言えば、政治に対する諦め、「何を言っても変わらない」感をつくりだし、そのことが政治の無関心さ、政治離れをつくりだし、政権政党の長期政権担当、半ば独裁的政治をつくりだしているのではないでしょうか?

このことは、参議院の1人区や2人区の在り様や議席変遷と有権者の意識を重ねながらみていく必要があるように思います。都議会において、また国会において、どのように多数派を形成していくか、そのための秘策・政策を考えてみたいものです。

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小選挙区制の参院議席予想がどれほどの意味をもっているか!選挙制度の非民主性をこそ告発すべし!

2013-07-08 | 選挙制度

偽りの世論調査が見逃している側面、いや意図的に見ないようにしている側面を考えてみました。それは参議院選挙における小選挙区制という側面です。以下ご覧ください。 

 

05

07

09

10

12

 

小区

比区

選区

比区

小区

比区

選区

比区

小区

比区

自民党

219

77

23

14

64

55

39

12

237

57

民主党

52

61

40

20

221

87

28

16

27

30

公明党

8

23

2

7

21

3

6

9

22

共産党

9

3

9

3

8

社民党

1

6

2

3

4

2

1

1

国新党

2

2

1

1

3

1

新党日

1

1

1

諸派

1

1

無所属

18

7

6

5

みんな

2

3

3

7

4

14

たちあがれ

1

改革

1

未来

2

7

維新

14

40

大地

1

合計

300

180

73

48

300

180

73

48

300

180

自民比

90.3

76.6

86.3

70.8

95.0

78.8

91.7

58.3

88.0

48.3

自公比

75.6

55.5

34.2

43.2

21.3

42.2

53.4

37.5

82.0

43.8

 どうでしょうか?マスコミや自民党などは、政権交代可能な二大政党政治という触れ込みで国民を煽ってきました。全く対立していれば、それなりに政権交代する意味もあるかと思いますが、似たもの同士が、偽りの対立、見せ掛けの対立を装って、有権者を騙すという政治が行われてきたように思います。そうした政治を許しているのは、マスコミの報道の仕方に大きな問題があること、国民の側にも、自民も、民主も同じ穴のムジナであることを見抜く眼が必要であること、「新」と「既成」の対立を煽る報道も、同じように問題アリという点では五十歩百歩です。 

05年から、自民・民主が国会で多数を握りながら、どのような政治を行ってきたか、どのような法律を作り、国民生活を苦しめてきたか、そのことをマスコミはどのように報道したか、検証が必要でしょう。

特に参議院の選挙区における議席の変遷をみてみると、自民から民主へ、そして自民へと、参議院における議席占有率が変わってきていますが、実際の政治はどのように変わったのでしょうか?国民の期待が、どのようにして具体化したか、或いはちっとも変わらなかったのか、明らかです。変わらなかったとすれば、この自民・民主に替わり得る政党を育てていく必要があるでしょう。 

「政界再編」などという、古い上着を脱ぎ捨てて、新しい上着を着るなどというものではなく、上着の下の体格そのものを変えていくことに、全精力を注ぐことです。民主党が、どの政党勢力の議員からつくられたか、自民党から抜け出した議員が、どのような政党をつくり、そうして潰し、新たな政党をつくってきたか、そのことを忘れてはならないでしょう。ゴマカシを見抜く眼をつける必要があるように思います。 

同時に、一票の格差を放置してきたことが政権政党を温存させるうえで、大きな役割を果たしてきたことも、今後検証が必要です。次は参議院選挙区における議席の変遷を一覧してみました。この選挙区の動向を振りまくことで、有権者に厭戦感情・諦念感情・或いはなにくそ感情・マスコミ扇動忌避感情などを醸成させてきたことを検証していく必要があると思うのです。

選挙区における議席の変遷

選挙区

04

07

10

1人区

04-27

07-29

10-29

自14

民17

自21

民9

自6

民8

無4

無5

 

 

国新1

 

2人区

04-15

07―12

自15

民12

自12

民14

自11

民12

無1

無1

 

3人区

04-4

07―5

10-5

民6

民9

自5

自4

自5

民6

公2

公1

公2

 

 

み2

 3回の参議院選挙のおける議席の変遷をみて、これで政治がどのように良くなったか、明きらかです。使えない包丁は、研ぐか、廃棄処分にするか、どちらかです。これらの政党の方針・政策も同じではないでしょうか? 

次は都議選における1人区、2人区の議席の変遷を診てみました。政権可能な二大政党政治が都議会でも実践されてきましたが、実際の政治はどうだったでしょうか?「オール与党」議会と、少数者の意見は議会には届きにくい都議会が浮き彫りになったのではないでしょうか?これも小選挙区制の恩恵と言えます。一票=一人ひとりの有権者の要望が議員に、議会に届けば、政治はスリリングになることは間違いありません。しかし、現行の制度では、そのスリリングな討論は実現不可能と言っても言いすぎではありません。 

ではどうするか、情報の共有化をすすめることでしょうか?マスコミに期待するのは間違いかも知れませんが、マスコミ自身が憲法の理念に立ち返ることが必要です。その立場に立てるようにするためにも、国民の良識が質的にも、量的にも発展していくことが大切かと思います。 

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