自由と民主主義を尊重する価値観をもつ経済大国ニッポンは、自民党石破幹事長の以下の発言について、その本質について、もっと解明すべきでしょう!しかも、参議院選挙の重大な争点である憲法問題です。
しかも自民党圧勝が伝えられるなかで、安部首相の調子に乗った発言が飛び出すなかだからこそ、マスコミは、特にテレビは、特集を組んで、討論会をすべきでしょう。それでなくても、新聞を読めば、政党に対して、その政策の具体的説明を求めているのです。だったら、オマエが、今こそ、やれ!でしょ!
しかし、今もってやっていません!今朝のNHKの7時のにニュースは広島の少女事件がトップでした!またテレビはイギリスの王家の子どもの誕生がどうのこうの、と日本にとって、どのような関係があるのか、参議院選挙と比べてどっちが大事なのか、秤にかければはっきりしているのに、です。こんな体たらくだから、国民の選挙に対する関心が低いのです!
そこで、日本のマスコミに大喝を入れながら!この石破幹事長の「死刑」発言が、特集が組まれば、自民党の敗北はハッキリしてくることでしょう!それほど大きなニュースなのです。
ということを考えながら、以下、、まず記事をまとめてみました。
それにしても、4月のこの発言が、何故、ここまで問題にならなかったのか、BSを視ていなかった愛国者の邪論としては、昨日から泊まりの用事をして帰宅し、先ほど今日の赤旗を読み、早速、いろいろ調べてみました。
石破幹事長が「軍法会議」で暴言 出動命令拒否は「死刑」も 2013年7月19日(金)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik13/2013-07-19/2013071901_04_1.html
石破発言に怒りを感じると同時に、やはりマスコミに怒りを禁じえませんでした。告発します!やはり、この腐敗した日本のマスコミに、国民的怒りを結集しなければならないだろうと思います!
それでは、まず経過です。以下の発言は、TBSのBSで行われました。
自民の石破幹事長、「死刑」「懲役300年」の「軍法会議」設置を力説
http://www.youtube.com/watch?v=mZDhCf0TfC0&feature=youtube_gdata_player
この報道を文字化した人がいました。そのまま、掲載します。
石破茂「軍法会議」発言文字起し2013-07-172013/4/21「週刊BS-TBS報道部」より
http://d.hatena.ne.jp/yuagfo1485/20130717/1374052352
石破「今の条項ですが、その軍事裁判所的なものを創設するという規定がございます。『自衛隊が軍でないなによりの証拠は軍法裁判所が無いことである』という説があって、それはですね、今の自衛隊員の方々が『私はそんな命令は聞きたくないのであります、私は今日かぎりで自衛隊をやめるのであります』、言われたらああそうですかという話になるわけですから。『私はそのような命令にはとてもではないが従えないのであります』といったらめいっぱいいって懲役7年なんです。で、この、これは気をつけてモノを言わなければいけないんだけど、人間ってやっぱり死にたくないし、ケガもしたくないし、『これは国家の独立を守るためだ、出動せよ』って言われた時、死ぬかもしれないし、行きたくないなと思う人は、いないという保証はどこにもない。だからその時に、それに従え、それに従わなければその国で起きる最高刑である、死刑がある国には死刑、無期懲役なら無期懲役、懲役300年なら300年、そんな目に会うくらいだったら出動命令に従おうっていう、『お前は人を信じないのか』って言われるけど、やっぱり人間性の本質ってのから目をそむけちゃいけないと思うんですよ。今の自衛官たちは服務の宣誓というのをして、『事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえる』っていう誓いをして、自衛官になってるんですよ。でも、彼らのその誓いだけがよすがなんですよ。本当にそれでいいですかっていうのは問わねばならない。軍事法廷っていうのは何なのかっていうと、すべては軍の規律を維持するためのものです。」
杉尾秀哉キャスター(以下「杉尾」)「あのここにですね、この憲法改定の、国防軍に審判所を置くとなっています。審判所となっていますね、この審判所っていうのがそれにあたるという、これはただその公開の法廷じゃないんですね?」
石破「公開の法廷ではございません。」
杉尾「ないんです、そうするとそれは秘密裏に行われていくという・・・」
石破「それは最終的には、不服があれば上告することが可能だということは理論的にはあるんです。」
杉尾「ああ、上訴権は書いてあるんですが」
石破「書いてあるんです、そういうですね、なんでもそこで秘密でやってしまうということはいたしません。それは基本的に人権に抵触するものですから。そういうことはいたしません。しかしながら、その審判所の目的はただ一つ、軍の規律を維持する、ということなのであってそのことに広げることをしてはいけません。もう一つは確かに上訴は認めてますが、そのことを審判するのに何年何年何年もかかるならば、規律の維持は極めて難しいので、そこの調整は計らなければなりません。そして、当然われわれが検証しなければいけないのは、帝国憲法下の軍事法廷はどうであったのかということの検証はきちんとしなければならないということだと・・・」(引用ここまで)
愛国者の邪論
この時点で、TBSは、この発言を問題にしなかったのでしょうか?他のマスコミはどうだったのでしょうか?この発言が、これだけに留められていたからこそ、今日まで、問題にならなかったのです。マスコミの取り上げ方が、世論にとって大きな意味を持つことが、ここでも判ります!
この発言を問題にしたのが、東京の特報でした。
平和憲法に真っ向背反 石破幹事長の「軍法会議設置」発言 2013年7月16日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2013071602000128.html
自民党は同党の改憲草案で、憲法九条を変更して自衛隊を「国防軍」にすることを掲げた。それに伴い、国防軍に「審判所」という現行憲法では禁じられている軍法会議(軍事法廷)の設置を盛り込んでいる。防衛相の経験もある同党の石破茂幹事長は四月に出演したテレビ番組で、審判所設置に強い意気込みを見せた。「死刑」「懲役三百年」など不穏な単語も飛び出した石破氏の発言とは-。 (小倉貞俊)(引用ここまで)
この記事を紹介しているブログがありました。以下をご覧ください。
石破茂自民党幹事長の「軍法会議」発言と東京新聞こちら特報部の目の付け所 2013-07-18
http://kimbara.hatenablog.com/entry/2013/07/18/233923
7/17 戦前回帰の「軍法会議」 自民・石破幹事長、9条改憲後の設置力説【中日新聞・特報】
http://silmarilnecktie.wordpress.com/2013/07/17/717-
自民党の石破幹事長が、「戦争に行かない人は、死刑にする」と発言(東京新聞) ― 2013/07/17 13:19
http://velvetmorning.asablo.jp/blog/2013/07/16/6904448
つづく