菅官房長官と安倍首相の一部の言葉は断固支持する!
しかし、後半は断固支持はしない!
「残虐非道」を引き起こした両者の責任を不問にするな!
このような残虐非道な「リスク」より大切なことを安倍首相語る!
「非道かつ卑劣きわまりないテロ行為が再び行われたことに、激しい憤りを禁じえない。断固として非難する」「非道、卑劣極まりないテロ行為に強い怒りを覚える。テロリストたちを決して許さない」という言葉は当然です。断固支持するものです。しかし、この言葉はそのまま、安倍政権に向けて言わなければなりません。
「非道かつ卑劣きわまりないテロ行為が再び行われたこと」とありますが、このことは小泉政権時に経験していたことです。繰り返します。湯川さん、後藤さんが拉致され、人質となって、しかも後藤さんに対する身代金要求がなされて以降、何をやってきたのか、そのような状況の中で、エジプトにおいて何を言ったのか、安倍首相の挑発的言動に対する反省も責任表明もありません。それは、国会の答弁、そして今回の安倍首相の発言でいっそう明らかになりました。愛国者の邪論が指摘してたとおりになりました。全くケシカラン話です。残虐非道な「イスラム国」ということが判っていたのです。
しかも、「テロリストたちを決して許さない。その罪を償わさせるために国際社会と連携していく。日本がテロに屈することは決してない。食糧支援、医療支援などの人道支援をさらに拡充していく。テロと戦う国際社会において、日本としての責任を毅然として果たしていく」と述べ、更に挑発をしました。安倍首相は「挑発」とは思っていないでしょう。そこに、国民を悲惨な事態に巻き込むなどという自覚は微塵もありません。
更に言えば、「テロに屈することは決してない」ということと、「食糧支援、医療支援などの人道支援をさらに拡充していく」ということが、どこで、どのように関連しているのか、曖昧、スリカエています。「テロ」を誘発し、育成し、またそのものを温存する「国際社会」の『空爆』を支持しておいて、更に、その仲間に入ることを表明しておいて、「人道支援」をやると言っているのです。ここで日本国中が思考停止に陥っています。NHKは、繰り返しこの安倍首相の「人道支援」を強調することで、「テロとの闘い」のために「有志連合」=日米軍事同盟深化の立場に立つ安倍首相を免罪しているのです。
「有志連合」の仲間入りと「人道支援」は別問題です。ここにトリックがあります。テレビはこのことをスリカエています。「エジプト」における挑発演説を評価した際にも述べたことですが、安倍首相の目的は「人道支援」ではありません。残虐非道な「テロリスト集団」「イスラム国」との闘いを展開している関係国への支援を行うこと、しかも日本の大企業を引き連れて行っての「支援」「人道支援」なのです。
この路線を強めていけば、どのような結果を招くことになるか!歴史が証明しています。この事態が、日本版「ナチスの手口」としての意味を持っていることは明らかです。これまでのルールを「岩盤」「規制」として位置付け、この事件を利用して一気に世論を味方に引き連れ、トンデモナイ方向に日本を持っていこうとする策略であると確信するものです。事態は、雄弁に物語っています。
第二、第三の後藤さんを出さないためにも、本来の「テロと闘い」を実行すべきです。安倍式「テロに屈しない」ということの前にやるべきことを具体化すべきです。アメリカも認めているように、「空爆」によって「イスラム国」を壊滅させることはできないと言っているのです。では、地上戦に突入するというのでしょうか!日本は自衛隊を派兵するというのでしょうか?
「テロには屈しない」「テロリストたちを決して許さない」「その罪を償わさせるために国際社会と連携していく」「日本としての責任を毅然として果たしていく」という言葉の持つ意味と中身です。問題は!
安倍式「テロとの闘い」か、否か、主権者である国民の選択が迫られています。一刻も早く、この安倍政権を打倒して、中東政策を転換させること、集団的自衛権行使容認の閣議決定を撤回する政権をつくらねばなりません。憲法を活かす政権です。このことは伝えられている後藤さんの活動を活かすことにもなるのではないでしょうか。
以下、NHKの報道を記載しておきます。
質問を受け付けることなく、報告と見解を表明してオワリ!
プロパガンダ!
官房長官「激しい憤り 断固として非難」 2月1日 6時24分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150201/k10015120121000.html
イスラム過激派組織「イスラム国」とみられる組織に拘束された後藤健二さんを殺害したとする動画がインターネット上に投稿されたことを受けて、菅官房長官は、午前6時から記者会見し、「非道かつ卑劣きわまりないテロ行為が再び行われたことに、激しい憤りを禁じえない。断固として非難する」と述べました。
イスラム過激派組織「イスラム国」とみられる組織に拘束された後藤健二さんを殺害したとする動画がインターネット上に投稿されたことを受けて、総理大臣官邸には、午前5時半すぎに菅官房長官、加藤官房副長官、世耕官房副長官らが相次いで入りました。
その際、世耕官房副長官は、記者団に対し、「動画が投稿されたというので、駆けつけた。これから確認するところだ」と述べました。菅官房長官は、午前6時から記者会見し、「さきほど後藤健二氏が殺害されたとみられる動画がインターネット上で配信された。このような非道かつ卑劣きわまりないテロ行為が再び行われたことに、一層激しい憤りを禁じえない。改めて断固として非難する。直ちに西村内閣危機管理監、谷内国家安全保障局長に対し、関係省庁と連携して情報収集をはじめ、しっかり対応に当たるよう指示した。関係閣僚会議も速やかに開催する予定だ」と述べました。(引用ここまで)
質問を一切受け付けることなく『怒り』をまくしたてる!
プロパガンダそのもの!
安倍首相「強い怒り 許さない」 2月1日 7時02分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150201/t10015120601000.html
イスラム過激派組織「イスラム国」とみられる組織に拘束された後藤健二さんを殺害したとする動画がインターネット上に投稿されたことを受けて、安倍総理大臣は、午前6時40分すぎ、総理大臣官邸で記者団に対し、「非道、卑劣極まりないテロ行為に強い怒りを覚える。テロリストたちを決して許さない」と述べました。
イスラム過激派組織「イスラム国」とみられる組織に拘束された後藤健二さんを殺害したとする動画がインターネット上に投稿されたことを受けて、総理大臣官邸には、午前5時半すぎ、菅官房長官、加藤官房副長官、世耕官房副長官らが相次いで入りました。
安倍総理大臣は、午前6時40分すぎ、記者団に対し、「湯川さんに続いて、後藤さんを殺害したとみられる動画が公開された。ご家族のご心痛を思うとことばもない。政府として全力で対応してきたが、誠に痛恨の極みだ。非道、卑劣極まりないテロ行為に強い怒りを覚える」と述べました。そのうえで安倍総理大臣は、「テロリストたちを決して許さない。その罪を償わさせるために国際社会と連携していく。日本がテロに屈することは決してない。食糧支援、医療支援などの人道支援をさらに拡充していく。テロと戦う国際社会において、日本としての責任を毅然として果たしていく」と述べました。
これに先立って、菅官房長官は、午前6時から記者会見し、「西村内閣危機管理監、谷内国家安全保障局長に対し、関係省庁と連携して、情報収集をはじめ、しっかり対応に当たるよう指示した」と述べました。
政府は、総理大臣官邸で関係閣僚会議を開いて、対応を協議することにしています。(引用ここまで)
原稿を読み上げて「怒り」を報告した安倍首相!
この文章はできていたのはないか!いつつくったのか!
首相 関係閣僚会議でテロ非難 2月1日 7時34分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150201/n68147610000.html
イスラム過激派組織「イスラム国」とみられる組織に拘束された後藤健二さんを殺害したとする動画がインターネット上に投稿されたことを受けて、政府は午前7時すぎから、総理大臣官邸で関係閣僚会議を開きました。
安倍総理大臣は、「許し難い行為を断固非難する」と改めて強く非難し、テロとの戦いで、国際社会と連携して日本の役割を果たしていく考えを示しました。
日本時間の1日午前5時すぎ、イスラム過激派組織「イスラム国」とみられる組織に拘束された後藤健二さんを殺害したとする動画がインターネット上に投稿されました。
これを受けて、政府は、午前7時すぎから総理大臣官邸で、安倍総理大臣のほか、菅官房長官や岸田外務大臣、中谷防衛大臣らが出席して、関係閣僚会議を開きました。この中で、安倍総理大臣は「湯川さんに続いて、後藤さんを殺害したとみられる映像が公開された。ご家族のご心痛を思えばことばもない。政府として全力をあげて対応してきたが、誠に無念、痛恨の極みだ。このような結果になり、本当に残念でならない。非道、卑劣極まりないテロ行為に強い怒りを覚える。許しがたい行為を断固非難する」と述べ、改めて強く非難しました。
そのうえで、安倍総理大臣は、「テロリストたちを絶対に許さない。その罪を償わせるため、国際社会と連携していく。日本がテロに屈することは決してない」と述べました。
そして、安倍総理大臣は、「中東への食糧、医療などの人道支援をさらに拡大していく。テロと戦う国際社会において、日本としての責任をきぜんとして果たしていく」と述べ、引き続きテロとの戦いで、国際社会と連携して日本の役割を果たしていく考えを示しました。また、安倍総理大臣は、関係閣僚に対し、関係各国と連携して、情報収集に努めるとともに、国内外の日本人の安全確保を徹底し、国際的なテロへの取り組みにさらに積極的に取り組むよう指示しました。(引用ここまで)
首相動静(2月1日) 2015/02/01-06:55
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015020100036
午前6時15分、公邸発。同16分、官邸着。同42分から同44分まで、報道各社のインタビュー。(引用ここまで)
専門家「まともに交渉する気なくなったのでは」 2月1日 6時55分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150201/t10015120521000.html
中東地域の紛争に詳しい桜美林大学の加藤朗教授は「イスラム国側から身代金の要求が出ていたときは、交渉の余地が残っていたと思うが、リシャウィ死刑囚の釈放を求める要求に変わってからはイスラム国側がまともに交渉する気がなくなっていたのではないかと思う。殺害が事実であるなら、日本はテロに対するスタンスを変えてはならないし、周辺諸国やイスラム諸国との関係も変えてはならない」話しています。(引用ここまで)
米政府が強く非難 日本と結束 2月1日 6時55分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150201/k10015120511000.html
イスラム過激派組織「イスラム国」とみられる組織に拘束された後藤健二さんを殺害したとする動画がインターネット上に投稿されたことについて、アメリカのホワイトハウス国家安全保障会議の報道官は、日本時間の1日午前6時前にNHKの取材に対し、「後藤健二さんが『イスラム国』に殺害されたとする動画について信ぴょう性を確認している」としています。そのうえで、「アメリカは『イスラム国』の行為を強く非難するとともに、捕らわれている他の人質の早急な解放を求める。同盟国である日本と結束する」として、「イスラム国」を強く非難しています。(引用ここまで)