日々起こる事件の奥に流れているものは何か!
科学的知見で解明する視点は何か!
今日、以下の「朝日」の「天声人語」を読み、日々繰り返されている殺人事件の背景にあるものは一体何か、解明できていないというか、しようとしていないというのか、報道に携わる人たちの思考回路について考えてみることにしました。
「彼女らを特異な事件を起こした存在として遠ざけてしまってはなるまい。なぜ事件が起きたか、社会は克明に知るべきだ」という視点。全くその通りです。問題は、「心の闇」がどのような社会の中で形成されているか、ということについて、言及していないことです。「『捨てられた』と子どもに感じさせてはいけない」というのは、これだけならば、当然のことです。
しかし、ここで問題なのは、子どもを「捨てなければならない」大人と社会について、どのように考えているのか、全く判らないということです。
また「人を殺してみたかった」と考えるような思考回路を、子どもに抱かせてしまった、形成してしまったのは何故か。どのような因子が、子どもをして、このような意識を形成させたのか、そのことを問題にしなければ、このような子どもが出てくることは明らかです。
「これをもって直ちに現代少女がおかしくなっていると嘆くのは短絡だ」というのも、一面では、その通りかも知れません。しかし、このような「人を殺してみたかった」という「短絡」の奥深いところに何があるか、その点についての解明が必要不可欠であることも当然です。
愛国者の邪論は、こうした意識は、子どもの中に元々存在していた意識ではないと思うのです。その子どもの成長過程の全て諸事実の中に、潜んでいる『心の闇』を醸成させる因子があるのだ確信するものです。その因子を解明し、手当をしなければ、同じような事件が起こることは、必然的と言わなければなりません。そこに、本当の対策が見えてくるのではないか、ということです。勿論、だからと言って、即解決できるほど短絡的はないでしょう。しかし、少なくとも、見えてきた「対策」を具体化する中で、課題も見えてくるのではないかということです。
その中で、新たな「対策」が見えてくる!その一つひとつの「対策」を具体化していく中で、子どもが救われるのではないか、と思うのです。
このことは、何も子どもだけではなく、安倍首相の言動の一つひとつをバラバラに取り上げるのではなく、連関したものとして捉えることで、安倍首相のネライ、性格などが捉えられることと同じだということです。
このことは歴史の解明についても言えることではないでしょうか。一つ一つの事件・事実をつなげて考えることを通して、歴史の連関、必然性が見えてくる、その時代が見えてくると言うことです。その視点を過去を視ながら、現在をみることで、「対策」「展望」も見えてくるという思考回路・視点と同じだということなのです。
天声人語 2015年2月18日
一つの特異な事例が、全体の傾向を代表しているわけではない。報道に携わりつつ、そうした短絡を自戒することが多い。一方で、そんな特異な事例にも全体に通じる教訓が潜むことがあると往々感じる。
10代の少女による殺人事件が相次いだ。昨年夏、長崎県佐世保市で高校1年生が同級生を殺害し、12月には名古屋で大学1年の女子学生が77歳の女性の命を奪ったとされる。2件とも全容はなお解明途上にある。
2人の少女はともに動機を「人を殺してみたかった」と話しているという。1997年に神戸市で起きた男子中学生による連続児童殺傷事件が思い起こされる。手あかのついた言葉を使うなら、「心の闇」がのぞいている。
むろん、これをもって直ちに現代少女がおかしくなっていると嘆くのは短絡だ。統計によれば少年犯罪は減り続けている。個別事件と全体の傾向は分ける必要がある。佐世保の事件では児童相談所の対応のまずさが指摘された。精神鑑定を受けた少女は、近く少年審判が始まる。名古屋でも先日から鑑定留置が始まった。同じ悲劇を繰り返さないためには、彼女らを特異な事件を起こした存在として遠ざけてしまってはなるまい。
なぜ事件が起きたか、社会は克明に知るべきだ。神戸事件の審判を担当した元裁判官の井垣康弘さんは昨秋、本紙オピニオン面でそう主張した。「捨てられた」と子どもに感じさせてはいけない―。井垣さんが約6千件もの審判を通じて導き出した教訓は重い。(引用ここまで)
以上の述べてきた視点を、以下の事件に当てはめると、どうでしょうか。毎日テレビを通して伝えられる殺人事件などが、どのような因子で起こっているのか、そして、このような事件が報道されることで、子どもや大人にどのような影響をあたえているか、そのことを解明していかなければ、ここで報道されている事件は、日本の、どこかで、繰り返されるということです。そもそも、公共の電波を使って、このような事件を国民に報せることが、どのような意味を持っているのか、全く判りません。テレビは単に垂れ流しているだけです。
これらの事件を様々な学問研究の分野から、検証がなされることで、どのような社会のシステムをつくることで、このような事件を防止できるか、そのための「抑止力」は何か、明らかにすることが、今大事ではないでしょうか。
何故か。このことは安倍首相が自衛隊の海外派兵を正当化する際の、「国家の存亡の危機」「国民の命と安全・安心・財産を切れ目なく守る」「幸福追求権を守る」というコピー、論理を、国内の国民生活の中の「危機」に適用していくという切り替えしが必要不可欠だということを特に考えているからです。
この問題意識をもっているが故に、国内の諸事件、特に殺人と財産強奪を防止していく「抑止力」を安倍政権につくらせるということ、このことに成功するならば、たくさんの子どもが、国民が救われるのではないか、このことは、憲法を活かす政治を具体化することではないかという確信です。安倍政権では絶対にしないことですから、国民がつくるしかありません!このことが日本国の未来を明るいものにしていくことでしょう。
では重い事件の数々をご覧ください。日本国中が、「自己責任」論と分断の中にあることが浮き彫りになるのではないでしょうか。
テレビ朝日 年老いた母に食事与えず18kg 栄養失調で“死亡” (02/18 16:52) http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000044744.html
発見された当時、母親の体重はわずか18kgでした。奈良県香芝市の無職・保田顕容疑者(55)は、母親の晴さん(81)に食事を与えず、先月21日ごろに栄養失調で死亡させた疑いが持たれています。晴さんは1人で生活ができず、遺体で発見された時には身長1m34cmで、体重は約18kgしかなかったということです。発見当時、死体遺棄容疑で逮捕された息子の保田容疑者が「死ぬと分かっていた」と話したことから、殺人の疑いで再逮捕されました。保田容疑者は「人を殺した覚えはありません」と殺人容疑を否定しています。(引用ここまで)
テレビ朝日 年内に受け取れない人も…記念スイカ申込み499万枚 (02/18 17:14) http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000044736.html
発送順は抽選で決められます。JR東日本は、東京駅100周年の記念Suicaについて、最終的に499万枚の申し込みがあったと発表しました。Suicaの年間発行枚数は平均350万枚ほどですが、これを大きく上回りました。JR東日本は、3月までに準備できる10万枚をまず発送し、残りは来年3月ごろまでに順次、発送するとしています。発送順は抽選で決まります。記念Suicaを巡っては去年12月、東京駅で限定販売されましたが、希望者が殺到して中止となり、JRの想定の甘さに批判の声が上がっていました。(引用ここまで)
日テレ 自販機荒らし逮捕 被害200万円以上か < 2015年2月18日 17:51 >http://www.news24.jp/articles/2015/02/18/07269523.html
昨年9月、東京・江戸川区の理髪店に侵入し、現金1万7000円が入った券売機1台を盗んだ疑いでアルバイトの加藤拓也容疑者(22)が逮捕された。警視庁は加藤容疑者が仲間の男3人と工具で壊し現金を抜き取る手口で1都2県で自動販売機荒らしを繰り返し200万円以上を盗んだとみて捜査している。注目ワード 工具 自動販売機 自販機 加藤拓也容疑者 券売機(引用ここまで)
日テレ 「“アルバイト”責められ口論」世田谷絞殺 < 2015年2月16日 12:06 >http://www.news24.jp/articles/2015/02/16/07269339.html
東京・世田谷区で、同せい相手の女性を殺害したとして逮捕された探偵業の男が、「アルバイトばかりでどうするのと責められ、カッとなって首を絞めた」と供述していることがわかった。16日午前に送検された探偵業の曳地雄太容疑者(25)は、14日、世田谷区の自宅で同せいしていた山口裕美子さん(24)の首を絞めて殺害した疑いがもたれている。警視庁への取材で、曳地容疑者が、「探偵事務所がうまくいかず、『一生このままでいいの?アルバイトばかりでどうするの?』と責められ、口論になり、カッとなって首を絞めた」と供述していることがわかった。警視庁は、衝動的な犯行とみて捜査している。注目ワード 山口裕美子さん 世田谷絞殺 アルバイト 探偵業 曳地容疑者(引用ここまで)
FNN 厚木市2女児殺害 母親、周囲に育児への不安漏らし市にも相談 02/18 13:00 http://search.jword.jp/cns.dll?type=lk&fm=127&agent=11&partner=nifty&name=FNN%A5%CB%A5%E5%A1%BC%A5%B9&lang=euc&prop=500&bypass=2&dispconfig=&tblattr=1
山本容疑者は「手で2人の首を絞めた」と話していて、18日、司法解剖が行われている。また山本容疑者は、厚木市の子育て支援センターに、1年以上前に育児の悩みの相談をしていたことがわかった。警察は、山本容疑者が、育児の悩みから、衝動的に犯行に及んだとみて調べている。(引用ここまで)
16日、神奈川県厚木市のマンションで6歳と3歳の姉妹が死亡し、母親が逮捕された事件で、母親が「家事や育児がこのまま続けられるか将来が不安になった」と供述していることが新たに分かりました。この事件は16日夜、神奈川県厚木市のマンションの一室で、この部屋に住む山本果歩ちゃん(6)と紗季ちゃん(3)の姉妹が倒れているのが見つかり、その後死亡したもので、母親の無職・山本夏美容疑者(29)が殺人未遂の疑いで逮捕されました。夏美容疑者は、警察に対し「首を絞めて殺した」と話していますが、警察へのその後の取材で、夏美容疑者が「家事や育児がこのまま続けられるか、将来が不安になった」「全て自分が悪く、娘たちに罪はないです」などと供述していることが新たに分かりました。
「(夏美容疑者は)あまり人と関わりを持たなそうな雰囲気。隣の住民とかと仲良くしたくないのかなという感じ」(同じマンションの住民)
警察によりますと、夏美容疑者は最近、夫(35)に対し「育児について自信がない」という趣旨の話をしていたということです。児童相談所には、夏美容疑者から相談はなかったということで、警察は動機について調べを進めています。(引用ここまで)
東京・町田市の団地で、生活音をめぐるトラブルから上の階の住人の部屋に火をつけようとしたとして、63歳の無職の男が警視庁に逮捕されました。逮捕されたのは、町田市の無職・山口良夫容疑者(63)で、16日午前1時ごろ、団地の上の階に住む夫婦の部屋の玄関前に置いてあったプランターに灯油をまいて火をつけようとした疑いがもたれています。調べによりますと山口容疑者は、3年前から「上の階の生活音がうるさい。自分が出したゴミを散らかされた」などと、夫婦と10回ほどトラブルになっていたということです。
Q.トラブルは?
「ずっとあった、何回も。有名だった」(団地の住人)
取り調べに対し、山口容疑者は「日頃からトラブルがあり、感情が高ぶってやってしまった」と容疑を認めているということです。(引用ここまで)
17日未明、茨城県ひたちなか市のコンビニエンスストアで、男が現金を奪って逃走しました。警察は逃げた男の動画を公開し、行方を追っています。黒いフード付きのスエットを着た男が店内をうろついています。17日午前0時半ごろ茨城県ひたちなか市のコンビニエンスストアに男が客を装って入り、レジにいたアルバイトの女性(53)にナイフのようなものを突きつけ、「警察に言ったら刺すよ」などと脅しました。男は、女性がレジから取り出した現金およそ3万円を奪って逃走しました。逃げた男は、年齢が20歳から40歳くらい、身長は160センチくらいだったということで、警察は男の動画を公開し行方を追っています。(引用ここまで)
TBS 新潟・柏崎市で住宅全焼、2人死亡 17日11:47http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2421458.html
17日午前5時半ごろ、新潟県柏崎市で火事があり住宅1棟が全焼、焼け跡から2人の遺体が見つかりました。
「旦那さんは体の具合が悪くてあまり動きがとれない状態で、奥さんが面倒見ている」(近くに住む人)
この家の84歳の夫婦と連絡が取れず、警察が身元の確認を進めています。(引用ここまで)
TBS 高齢者らをベッドで「拘束介護」、都が改善勧告 17日17:58 http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2421464.html
独自に入手した都内の高齢者住宅の映像。こうした体の拘束が虐待にあたるとして、東京都などが指導に乗り出しました。拘束は日常的に行われ、24時間続くこともありました。東京・北区に3棟建つ、ごく普通のマンション。その内部の映像がJNNに寄せられました。4畳半ほどの部屋で横になる高齢者。太いベルトを巻かれてベッドに縛りつけられています。これは「身体拘束」です。別の高齢者は、手首をベルトで固定されていました。この部屋は、ドアの外側に「1秒でも離れるときは必ずロックする」などと書かれたつっかい棒が。中にいる高齢者は、自由に出入りができない状態です。元職員は、拘束を初めて見たときの光景をこう話します。
「やはりショックでしたよね。人というよりは動物を見ているような感じ」(元職員)
ベッドの四辺をぐるりと柵で囲う。高齢者はベッドから降りることができません。こうした行為も含めて、厚生労働省は身体拘束を原則禁止しています。しかし、関係者の証言や内部資料によりますと、去年の夏の時点で入居していた高齢者およそ160人中9割ほどが24時間もしくは夜間、何らかの拘束をされていたといいます。
ここは有料老人ホームといった届け出の必要な施設ではなく、一般の賃貸マンションとして運営されている高齢者住宅です。利用料は12~15万円台。有料老人ホームの相場よりも10万円ほど安い料金です。あのマンションで生活していた女性。つらさに耐えきれなくなったといいます。
「ベッドを降りて歩く練習をすると言っても、降ろしてくれなかった。そのうちにね、寝たきりだから歩けなくなっちゃって。いまだに車イスの生活になっちゃった」(マンションで生活していた80代の女性)
入居者には、マンションが提携する医療法人の診療所から医師が訪問による診療を、事業所からヘルパーが訪問による介護などを行います。
ヘルパーらが訪問する時間帯は最大で1日3~4回、1回30分~1時間半とあらかじめ決められていて、この時間以外は原則、入居者は1人ベッドの上で過ごす時間が多いといいます。その際、徘徊や点滴の針などを抜くことを防ぐために24時間拘束の指示があるというのです。
「(入居者の)8割がたは24時間ですね。何らかの拘束を受けている。ただ医師がついていて、“その方の命を守るためにはこうするしかないんだ”“これは適正・適法だ”ということを何度も言われました。なのでそのうちに当たり前の光景になっていきました」(元職員)
医療法人は我々の取材に対し、「現在も拘束を行っている」とした上で、次のような趣旨の回答をしました。
「患者の生命・身体を保護するために、医師が判断し家族などに指示して行っているものであって、“介護保険制度”において、原則禁止されている身体拘束とは違う」 (医療法人「岩江クリニック」〔先月28日〕)
北区は17日、入居者20人の拘束行為について、高齢者への虐待にあたると認定。さらに拘束の可能性がある人は76人いるとし、医療法人の代表者に対して改善を求める通知を出しました。また、東京都も改善勧告を出しました。
「巧妙というか厳しい言葉で言うと、法律の裏をかくような形でやっている。こういうことが許されてはいけない」(東京都・舛添要一知事)
医療法人は「担当者不在でコメントできない」としています。(引用ここまで)