海外における自衛隊の武力行使を禁じていた
日米軍事同盟の軍事抑止力を採るか!
それとも侵略戦争の反省の上に制定された
不軍事抑止力の憲法平和主義を採るか!
NHK 安保法案 中央公聴会で公述人が賛否の意見 9月15日 18時35分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150915/k10010235751000.html
国会では、安保法案の週内での採決に向けた動きが大詰めを迎えています。
国会周辺には、14日も安保法案に反対する多くの人が集まりました。
「また、あの憲法の精神に立ち戻る。それしかない」(大江健三郎氏)
ノーベル賞作家の大江健三郎さんらも参加し、採決反対のコールに包まれてから一夜。15日の国会では、与野党が推薦した公述人の意見を聞く中央公聴会が開かれました。
「法案が成立すれば、我が国はこれまでよりさらにしっかりとした平和と安全保障の体制を持つことができるでしょう。我が国を取り巻く国際環境が一段と厳しさを増す中で、それはどうしても必要かつ、望ましいことだと考えます」(大阪大学大学院・坂元一哉教授〔与党推薦・賛成〕)
与党の推薦で出席した大阪大学大学院の坂元一哉教授は、法案に賛成の考えを表明し、憲法違反との指摘に対しては「最高裁が違憲と認める可能性は低いと思う」と強調しました。しかし、野党推薦の元最高裁判所判事、濱田邦夫氏は・・・。
「違憲です。本来は黙っていようと思ったんだけれども、どうにもこれでは日本の社会全体がダメになってしまうということで、立ち上がっているわけです」(元最高裁判所判事・濱田邦夫氏〔野党推薦・反対〕)
さらに、慶応大学の小林節名誉教授は、厳しい言葉で政府与党を批判しました。
「国の雇われマダムにすぎない政治家たちが、憲法を無視するということは、今後、何でもできる独裁政治の始まり。我々が常々おかしいと批判している北朝鮮と同じ体制」(慶応大学・小林節名誉教授〔野党推薦・反対〕)
そして、野党側が推薦した法案に反対する大学生らのグループ「SEALDs」の中心メンバー、奥田愛基さんも意見を述べ、国会議員一人一人に「個人として判断して欲しい」と訴えました。
「今国会での可決は無理です。廃案にするしかありません。私たちは決して、今の政治家の方の発言や態度を忘れません。3連休を挟めば忘れるだなんて国民をばかにしないでください。どうか、政治家とはどうあるべきなのかを考え、この国の民の意見を聞いてください」(明治学院大学生・SEALDs 奥田愛基さん〔野党推薦・反対〕)
一方の与党側は、強行採決という批判を避ける上でも、少しでも野党側の協力を引き出したい考えですが・・・
「少なくとも、現時点では越えられない一線がある」(自民党・高村正彦副総裁)
法案の修正を求める維新の党との協議は決裂。ただ、次世代の党などとは法案は修正せず、閣議決定で対応する方針で最終協議に臨んでいて、採決の際、野党の足並みがどうなるのか、注目されます。
16日には横浜で地方公聴会が行われ採決の条件が整うことから、与党側は17日にも委員会で採決し、早ければその日のうちに参議院本会議での可決・成立を目指す方針ですが、民主党など野党は、問責決議案や内閣不信任決議案を提出するなどして徹底抗戦する構えです。(引用ここまで)
FNN 安保法案 「SEALDs」奥田愛基さんらが中央公聴会に 09/15 19:32 http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00303116.html
運命の採決に向けて、安保法案の審議は、まさに大詰めを迎えている。その国会では15日、学生団体のメンバーも発言した。15日に行われた、注目の中央公聴会。大学教授や元最高裁判事が並ぶ中、ただ1人、若い男性の姿があった。法案に反対する学生団体「SEALDs」の大学生・奥田愛基(あき)さん。トレードマークの茶髪を黒く染め、普段のTシャツではなく、スーツ姿だった。奥田さんは、「めっちゃ笑った」、「かっこいい」などと、仲間から冷やかされながら、国会内へ入った。
中央公聴会とは、重要法案などで、国民の意見を広く聞くための場で、採決の前提となる。
賛成派の大阪大学・坂元教授は「抑止力を格段に強化し、世界平和により貢献する能力を増やす、よく考えられた法案」と述べた。
反対派の慶応義塾大学・小林名誉教授は「国の雇われマダムにすぎない政治家たちが、憲法を無視するということは、独裁政治の始まり」と述べた。
最後に陳述した奥田さんは、「この議論の結論は出ています。今国会での可決は無理です。廃案にするしかありません」と述べた。
14日夜も、多くの人が集まった国会周辺。一夜明けた15日も、法案の廃案と安倍首相の退陣を求める声を上げた。2人の子どもを持つ母親は「今すぐじゃなくても、テロの危険性だったり、子どもたちが戦争に巻き込まれるんじゃないかという不安は、すごくある。無関心な友達に伝えていけたらなと」と話した。
一方、安保関連法案に賛成している人たち。週末も集会に参加した安保賛成派の「守ろうニッポン!!」の橘 紅葉さんと岡田 由美子さん。橘さんは「きょうは、SEALDsの奥田君の公聴会を聞きにきた。感情論ではなく、意見を聞きたい」と話した。15日の公聴会も傍聴しようとしたが、希望者が多く、委員会室には入れず、国会の前で、タブレット端末で傍聴した。岡田さんは、奥田さんの陳述について、「中身のここがおかしいよねっていうのを話してほしかった。本当にわかって反対しているのかわからないので」と話した。政府・与党がリミットとしている18日まで、あと3日。廃案を目指す民主党など野党は、さまざまな策に出る構え。(引用ここまで)
テレビ朝日 大詰め「安保」…元判事、大学生らが国会で大激論 (2015/09/15 16:51) http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000058805.html
安全保障関連法案を議論する国会には、元最高裁判所の判事や反対運動を展開する大学生らが招かれ、公聴会が開かれました。(引用ここまで)
今週中にも成立する見通しの安保法案。今後のスケジュールですが、まず、あすの午後、横浜で地方公聴会が開かれます。その後、与党側は早ければ夕方にも参議院特別委員会での採決に踏み切る構えを示していますがあさって17日にずれ込む可能性もあります。17日には、参議院本会議が開かれ、成立に向けた採決が行われる見通しですが、野党側の徹底抗戦により、これも翌日18日にずれ込む見通しです。与党側は、遅くても18日までには成立させたい考えです。そんな中、安保法案の審議が大詰めとなっている参議院特別委員会ではきょう、中央公聴会が開かれました。法案への反対運動を展開する学生団体も出席し、採決を急ぐ政府与党を批判しました。(引用ここまで)