話題満載の橋下「維新の会」だ。橋下市長のやることは「維新」とは名ばかり、「リセット」を装い「守旧と復古の会」としか言いようがない!刺青報道然りだ。以下まとめてみた。二つの意見がある。面白い!
「それでいいですよ、橋下さん~地方公務員法29条「全体の奉仕者たるにふさわしくない非行」に該当する単純な話」と「別に橋下知事を特に支持しているわけではないですが、本件では橋下さんを応援します」いう主張をする人。
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20120307/1331098381
「大阪市の、職員条例、教育条例、国歌起立条例や、組合の行き過ぎ是正を目的に行ったアンケートに賛成して来た政治家・橋下徹ファンの私ですが、この発言を許す訳には参りません」と「OPINION それはないよ、橋下さん! ―「入れ墨は首、それが駄目なら消させよ」とのテーマで主張する人。
http://agora-web.jp/archives/1437985.html
橋下「維新の会」の主張と行動は、実に複雑だ。だが、実は、そこが狙い目だろう。
判っていることは、以下のことだ。
1.この新聞報道だけでは、どういう経過、人間関係の中で起こったことか、判らない。だが、橋下市長の「入れ墨をしたまま正規職員にとどまれる業界って、公務員以外にあるのか」という言葉だけが日本中を駆け巡っているのだ。
2.しかし、「国家公務員法違反」(政治活動の制限)として逮捕・起訴された社会保険庁職員のビラまき事件や国労の「風呂」報道、さらには、いわゆる「騒音おばさん」事件などのこともあるので、判断は慎重にしなければならない。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-02-07/03_01.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/
3.言えることは、公務員バッシングの旋風下では報道された時点で橋下市長の優勢勝ちかもしれない。当面は。丁度ブッシュがイラク戦争を正当化するためにあらゆる情報操作をして国民の熱狂的支持を取り付けたことと同じだ。
4.それは、思想調査・メール調査や職員・教育基本条例の制定のバネになった組合の選挙リスト問題、これも最近法廷闘争に移ったようだ。このことは橋下「維新の会」旋風は真相解明までは時間が必要かもしれないということを示している。だが事態は橋下「維新の会」にとって有利に働いていくということだけは確かなようだ。ここが橋下市長の狙いなのだ。彼に不利な報道は、掲載されたとしても小さく、少しだからだ。多くの国民の目に「これでもか、これでもか」と、届けられることは、今のところない。
5.そこで、橋下市長の守旧ぶり、「維新」なんて、とんでもないことを掲載しておこう。これがテレビのワイドショーで取り上げられていたら、事態は全く違った方向にいくだろう。そういう意味で、橋下「大本営発表」というニッポンの民主主義、民意の実態がある。
橋下知事「キャノン会長 御手洗 冨士夫と道州制で意気投合」http://www.youtube.com/watch?v=uc_gkcl_7Lo&feature=related
橋下知事「政治資金パーティー パート2今後もやります」http://www.youtube.com/watch?v=2GmvsgPzk9Y&feature=related
橋下知事「政治資金パーティー3、山崎パン3個詰め合わせ 利益1000万」http://www.youtube.com/watch?v=lv5ihB6vM6M&feature=related
「会食代など月150万円のために」とういことで資金集めを正当化。しかも平松市政によってつくられてきた「公務員庇護政策」を「リセットしなければならない」と言って批判。その平松市長が参加して橋下「維新の会」の政治資金パーティーで「乾杯音頭」。皮肉なことだ!
この手法そのものは、政治とカネの問題、腐敗として「リセット」しなければならないのだが、守旧派の橋下「維新の会」は眼中にない。そもそも企業団体献金禁止、政治資金パーティー禁止などという発想は「想定外」なのだ。
面白いことには、橋下「維新の会」は2回のパーティーで1600万円以上を集めたのだ。ワーキングプワーの無党派層は怒らなければならないはずだ。二夜にして1600万円、ワーキングプワー層の8年分を集めているのだから。だが、そういう視点は全くの「想定外」なのだ。
もう一つある。それは
橋下改革を支える経済人たち 維新の研究 編集委員 堀田昇吾[日本経済新聞 2012/2/21 7:00] http://ratio.sakura.ne.jp/archives/2012/02/27220128/
・・・関西経済同友会はその後も道州制への移行、市営交通の民営化、市の水道事業の統合、教育改革、地方議会改革など府市の運営に関わる提言を相次いで公表。更家氏は04年に同友会常任幹事になり、地域主権改革や教育改革、道州制・地方議会改革に関する委員会では委員長に就任、数々の提言づくりに関わった。 維新の政策にはこれらの提言に沿ったものが多い。「我々の提言の実現を目指す動きが出てきたと感じた。この機会を逃したら当面改革は望めないだろう。だったら応援しようと考えた」と更家氏。過去の延長にあるような小改革ではなく、イノベーションと言えるような大変革が必要――。そんな認識が広まっていったことが、経済人の支援の下地になっている。・・・経済人・大阪維新の会の会員は発足時の約200人から約700人に増えた。幹部以外の会員情報は公開していないが、中小企業の経営者だけでなく、大企業の部長以上の幹部が個人的に入会してくるケースも増えてきたという。「気安く入ってもらおうと会費を1万円に抑えている」(更家氏)ため、会費収入は多くなく、パーティーや寄付で資金を集め、維新を支援している・・・。
そう言えば、関西経済同友会で有名な発言があった。1980年ある財界セミナーで「政府は徴兵制の研究をしておく必要がある」と発言した日向 方齊氏だ。「類は朋を呼ぶ」と言うことになるかもしれない。
それを裏付ける発言があった。「日本では、がれき処理になったら一斉に拒絶。全ては憲法9条が原因」発言だ。がれき処理がなかなか進まないことに苛立つ被災地、「絆」を求める国民の「良心」を利用した狡猾な発言だ。狙いはハッキリしているが、あまりに稚拙だ。ここでも国民の分断をねらったもの言いだということが透けて見える。
橋下氏 憲法へのあきれた暴言(2012年3月7日(水))http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2012-03-07/2012030702_03_1.html
「憲法9条とは、突き詰めると平和には何も労力がいらない、自ら汗はかかない、そういう趣旨だ」などという橋下徹大阪市長の発言は、憲法9条の基本的な理解を欠いた、同氏が弁護士とは思えない浅はかな発言です。・・・橋下氏は、「9条がなかったときは、他人のために汗をかこう、場合によっては命の危険もあるかもしれないけど、そういう負担もせざるを得ないとやっていた」とものべます。しかし、9条がなかった戦前の日本は、実際は「汗をかく」どころか、軍人勅諭(ちょくゆ)にみられるように「死は鴻毛(こうもう)より軽し」とされ、国家によって強制的に命を投げ出すことが求められたのです。
橋下氏の議論は、軍事力を海外に派兵し、「血を流す」ことなしには評価されないという、自民党流の9条攻撃=「一国平和主義」を繰り返しているにすぎません。 (中祖寅一)
この発言は今日付けの「赤旗」によれば、「5日、市役所で記者団に対し、憲法9条について、『何もしなくても平和は維持される。平和を維持するためには、自ら汗をかかないというのが根源の精神だ』とけなしました」とある。
「けなす」どころか、無礼だろう。平和を維持するために、9条の会をはじめとして、どれだけの人間が汗をかいているか。中には血を流している国民、命を懸けている国民もいるのだ。こういう想像力の無さ、無知をさらけ出した橋下市長は、大阪市民をも侮辱するものだ。辞職もんだろう!
国民よ、怒れ!
だが、これとて、国民のなかにある、いわゆる「平和ボケ」意識を利用した狡猾な物言いだ。だがこれは、本来ならば、とてつもない暴言だろう。戦前の犠牲の上にある戦後の平和意識への挑戦なのだ。
国民よ、怒れ!
ところで、この暴言をマスコミは伝えただろうか?
ボケるほど平和な社会創らむと汗と涙の闘ひやまずに
けふもまたウソと暴言伝へたり震撼させむ瑞穂の国を
「それでいいですよ、橋下さん~地方公務員法29条「全体の奉仕者たるにふさわしくない非行」に該当する単純な話」と「別に橋下知事を特に支持しているわけではないですが、本件では橋下さんを応援します」いう主張をする人。
http://d.hatena.ne.jp/kibashiri/20120307/1331098381
「大阪市の、職員条例、教育条例、国歌起立条例や、組合の行き過ぎ是正を目的に行ったアンケートに賛成して来た政治家・橋下徹ファンの私ですが、この発言を許す訳には参りません」と「OPINION それはないよ、橋下さん! ―「入れ墨は首、それが駄目なら消させよ」とのテーマで主張する人。
http://agora-web.jp/archives/1437985.html
橋下「維新の会」の主張と行動は、実に複雑だ。だが、実は、そこが狙い目だろう。
判っていることは、以下のことだ。
1.この新聞報道だけでは、どういう経過、人間関係の中で起こったことか、判らない。だが、橋下市長の「入れ墨をしたまま正規職員にとどまれる業界って、公務員以外にあるのか」という言葉だけが日本中を駆け巡っているのだ。
2.しかし、「国家公務員法違反」(政治活動の制限)として逮捕・起訴された社会保険庁職員のビラまき事件や国労の「風呂」報道、さらには、いわゆる「騒音おばさん」事件などのこともあるので、判断は慎重にしなければならない。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-02-07/03_01.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/
3.言えることは、公務員バッシングの旋風下では報道された時点で橋下市長の優勢勝ちかもしれない。当面は。丁度ブッシュがイラク戦争を正当化するためにあらゆる情報操作をして国民の熱狂的支持を取り付けたことと同じだ。
4.それは、思想調査・メール調査や職員・教育基本条例の制定のバネになった組合の選挙リスト問題、これも最近法廷闘争に移ったようだ。このことは橋下「維新の会」旋風は真相解明までは時間が必要かもしれないということを示している。だが事態は橋下「維新の会」にとって有利に働いていくということだけは確かなようだ。ここが橋下市長の狙いなのだ。彼に不利な報道は、掲載されたとしても小さく、少しだからだ。多くの国民の目に「これでもか、これでもか」と、届けられることは、今のところない。
5.そこで、橋下市長の守旧ぶり、「維新」なんて、とんでもないことを掲載しておこう。これがテレビのワイドショーで取り上げられていたら、事態は全く違った方向にいくだろう。そういう意味で、橋下「大本営発表」というニッポンの民主主義、民意の実態がある。
橋下知事「キャノン会長 御手洗 冨士夫と道州制で意気投合」http://www.youtube.com/watch?v=uc_gkcl_7Lo&feature=related
橋下知事「政治資金パーティー パート2今後もやります」http://www.youtube.com/watch?v=2GmvsgPzk9Y&feature=related
橋下知事「政治資金パーティー3、山崎パン3個詰め合わせ 利益1000万」http://www.youtube.com/watch?v=lv5ihB6vM6M&feature=related
「会食代など月150万円のために」とういことで資金集めを正当化。しかも平松市政によってつくられてきた「公務員庇護政策」を「リセットしなければならない」と言って批判。その平松市長が参加して橋下「維新の会」の政治資金パーティーで「乾杯音頭」。皮肉なことだ!
この手法そのものは、政治とカネの問題、腐敗として「リセット」しなければならないのだが、守旧派の橋下「維新の会」は眼中にない。そもそも企業団体献金禁止、政治資金パーティー禁止などという発想は「想定外」なのだ。
面白いことには、橋下「維新の会」は2回のパーティーで1600万円以上を集めたのだ。ワーキングプワーの無党派層は怒らなければならないはずだ。二夜にして1600万円、ワーキングプワー層の8年分を集めているのだから。だが、そういう視点は全くの「想定外」なのだ。
もう一つある。それは
橋下改革を支える経済人たち 維新の研究 編集委員 堀田昇吾[日本経済新聞 2012/2/21 7:00] http://ratio.sakura.ne.jp/archives/2012/02/27220128/
・・・関西経済同友会はその後も道州制への移行、市営交通の民営化、市の水道事業の統合、教育改革、地方議会改革など府市の運営に関わる提言を相次いで公表。更家氏は04年に同友会常任幹事になり、地域主権改革や教育改革、道州制・地方議会改革に関する委員会では委員長に就任、数々の提言づくりに関わった。 維新の政策にはこれらの提言に沿ったものが多い。「我々の提言の実現を目指す動きが出てきたと感じた。この機会を逃したら当面改革は望めないだろう。だったら応援しようと考えた」と更家氏。過去の延長にあるような小改革ではなく、イノベーションと言えるような大変革が必要――。そんな認識が広まっていったことが、経済人の支援の下地になっている。・・・経済人・大阪維新の会の会員は発足時の約200人から約700人に増えた。幹部以外の会員情報は公開していないが、中小企業の経営者だけでなく、大企業の部長以上の幹部が個人的に入会してくるケースも増えてきたという。「気安く入ってもらおうと会費を1万円に抑えている」(更家氏)ため、会費収入は多くなく、パーティーや寄付で資金を集め、維新を支援している・・・。
そう言えば、関西経済同友会で有名な発言があった。1980年ある財界セミナーで「政府は徴兵制の研究をしておく必要がある」と発言した日向 方齊氏だ。「類は朋を呼ぶ」と言うことになるかもしれない。
それを裏付ける発言があった。「日本では、がれき処理になったら一斉に拒絶。全ては憲法9条が原因」発言だ。がれき処理がなかなか進まないことに苛立つ被災地、「絆」を求める国民の「良心」を利用した狡猾な発言だ。狙いはハッキリしているが、あまりに稚拙だ。ここでも国民の分断をねらったもの言いだということが透けて見える。
橋下氏 憲法へのあきれた暴言(2012年3月7日(水))http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2012-03-07/2012030702_03_1.html
「憲法9条とは、突き詰めると平和には何も労力がいらない、自ら汗はかかない、そういう趣旨だ」などという橋下徹大阪市長の発言は、憲法9条の基本的な理解を欠いた、同氏が弁護士とは思えない浅はかな発言です。・・・橋下氏は、「9条がなかったときは、他人のために汗をかこう、場合によっては命の危険もあるかもしれないけど、そういう負担もせざるを得ないとやっていた」とものべます。しかし、9条がなかった戦前の日本は、実際は「汗をかく」どころか、軍人勅諭(ちょくゆ)にみられるように「死は鴻毛(こうもう)より軽し」とされ、国家によって強制的に命を投げ出すことが求められたのです。
橋下氏の議論は、軍事力を海外に派兵し、「血を流す」ことなしには評価されないという、自民党流の9条攻撃=「一国平和主義」を繰り返しているにすぎません。 (中祖寅一)
この発言は今日付けの「赤旗」によれば、「5日、市役所で記者団に対し、憲法9条について、『何もしなくても平和は維持される。平和を維持するためには、自ら汗をかかないというのが根源の精神だ』とけなしました」とある。
「けなす」どころか、無礼だろう。平和を維持するために、9条の会をはじめとして、どれだけの人間が汗をかいているか。中には血を流している国民、命を懸けている国民もいるのだ。こういう想像力の無さ、無知をさらけ出した橋下市長は、大阪市民をも侮辱するものだ。辞職もんだろう!
国民よ、怒れ!
だが、これとて、国民のなかにある、いわゆる「平和ボケ」意識を利用した狡猾な物言いだ。だがこれは、本来ならば、とてつもない暴言だろう。戦前の犠牲の上にある戦後の平和意識への挑戦なのだ。
国民よ、怒れ!
ところで、この暴言をマスコミは伝えただろうか?
ボケるほど平和な社会創らむと汗と涙の闘ひやまずに
けふもまたウソと暴言伝へたり震撼させむ瑞穂の国を