久しぶりに水道橋の能樂堂へ出かけたが、席についてから「私が觀たかったのと違ふ……!」と強く思ふものがあり、とりあへず一番目の曲の間だけ座ってゐて、済んでから構はず外へ出る。たしかに切符代の數千圓は無になったが、惜しくはない。不本意なものにガマンして最後まで付き合って、時間と云ふ還って来ないものまで無にすることのはうが、私には惜しい。おかげで、外に出てから別な一つの懸案を済ませることが . . . 本文を読む
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プロフィール
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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