「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

           "この野郎”の記者たち

2008-08-08 05:39:10 | Weblog
札幌巡業中の大相撲の横綱、朝青龍がまたもや問題を起こした。朝稽古をさぼり
昼近くになって場所入りしたそうだ。みかねた巡業部長の大島親方(元大関旭国)
が注意したところ、それにハラを立て、取材の記者たちに”下がれ、何を考えてい
るんだ。この野郎”と八つ当たりした。天下の横綱の言動ではない。朝青龍は三月
大阪場所前でも記者会見を拒否し”死ね、この野郎”と暴言を吐いている。

江戸時代から明治42年まで、大相撲は両国の回向院で催されていた。それを記念
して境内には力士を祀る「力塚」が建っている、そして、その横には物故した先輩記
者の名前入りの碑もある。日本全国各地,各界いろんな記者倶楽部があるが、祈念
顕彰碑があるのはここだけだ。それだけ相撲記者倶楽部は格式ある伝統の倶楽部
なのだが、いつから”この野郎”になり下がってしまったのか。

相撲記者だけではない。最近テレビの報道番組をみていると、画面に出る記者たち
の必要以上な卑屈な態度と意味のない質問。政治家が答えないのが知りながら”ぶ
る下がって”する質問は、何のためか。テレビの演出のためと思うが、みっともない。

また”靖国の季節”がやってくる。そして、また無意味な”何故、靖国神社へ参拝したか、
しないのか”の質問が繰り返される。日本の国の本義を理解しない記者たちの馬鹿な
取材をみていれば、ヤクザ横綱から、この野郎”とコケにされても仕方がない。もっと
毅然たる態度で取材に当ってほしい。