昨日の僕の日記の備考欄に”月おくれのお盆、迎え火”と書いてあった。が
"月おくれ”といっても今、新暦の7月にお盆の行事をするのは東京の区部と
札幌ぐらいではないだろうかー。全国ほとんどの地では、旧暦でお盆をしてい
る。迎え火の習慣はどうなのだろうかー。東京でも昔は迎え火をしていたが、
最近はもうほとんどみられなくなった。
「8月15日」は"月おくれ”のお盆の最中だったが、東京の人間にはお盆と結
びつける思考はない。でもこの季節は戦争でなくなった戦没者の霊に想いを
はす。昨日のNHKラジオ「深夜便」の早朝番組(午前4時)”心の時代”で西部
ニューギニア(インドネシア)の激戦地マノクワりから九死に一生をえて生還した
93歳の方の戦争体験が語られていた。
敵との戦闘というよりも飢餓との戦いで,戦友たちがバタバタ倒れる中でこの方
は"神も仏もあるものか"と思ったそうだ。子供だった僕もそう思った。この戦争
は最後には「神風」が吹いて勝利すると固く信じていたからだ。従軍世代から僕ら
の世代の中には戦後もこの影響で無神論者が多い。多分、昔からの仏事や神
事が戦後消えたり、失われてきているのは多少この影響かも知れない。
最後に僕がこの生還者に共鳴したのはこの言葉だ。"神や仏は依存するものでは
ない。最後に頼れるのは自分だけだ。しかし、神仏への尊崇心を失ってはいけない。
今の世の乱れは、この尊崇心の喪失からきている”人生の先達として理解できる。
"月おくれ”といっても今、新暦の7月にお盆の行事をするのは東京の区部と
札幌ぐらいではないだろうかー。全国ほとんどの地では、旧暦でお盆をしてい
る。迎え火の習慣はどうなのだろうかー。東京でも昔は迎え火をしていたが、
最近はもうほとんどみられなくなった。
「8月15日」は"月おくれ”のお盆の最中だったが、東京の人間にはお盆と結
びつける思考はない。でもこの季節は戦争でなくなった戦没者の霊に想いを
はす。昨日のNHKラジオ「深夜便」の早朝番組(午前4時)”心の時代”で西部
ニューギニア(インドネシア)の激戦地マノクワりから九死に一生をえて生還した
93歳の方の戦争体験が語られていた。
敵との戦闘というよりも飢餓との戦いで,戦友たちがバタバタ倒れる中でこの方
は"神も仏もあるものか"と思ったそうだ。子供だった僕もそう思った。この戦争
は最後には「神風」が吹いて勝利すると固く信じていたからだ。従軍世代から僕ら
の世代の中には戦後もこの影響で無神論者が多い。多分、昔からの仏事や神
事が戦後消えたり、失われてきているのは多少この影響かも知れない。
最後に僕がこの生還者に共鳴したのはこの言葉だ。"神や仏は依存するものでは
ない。最後に頼れるのは自分だけだ。しかし、神仏への尊崇心を失ってはいけない。
今の世の乱れは、この尊崇心の喪失からきている”人生の先達として理解できる。