「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

         なぜ北京五輪は八月開催なのか?

2008-08-20 05:35:11 | Weblog
毎日毎日、北京五輪のニュースばかりで、少々食傷気味だ。選手がせい一杯頑張って
いると思うのだが、その活躍の割にはメダルの獲得数がのびない。そのせいもあるの
かもしれない。いつもなら必見の女子マラソン中継を見なかった。結果は案の定だった。

負け戦に後から文句をつけるのは、潔くないが、やはり屋外の過酷なスポーツを八月に
開催するのは非常識で無礼だ。僕は中国本土へは行った事がないが、旅行書をみると
北京のベストシーズン十月と書いてある。八月は七月についで雨量も多く、平均気温も
高い。ある人の旅行ブログには”八月の北京は”暑さ”ではなく"熱さ”だと書いてあった。

女子マラソン優勝一番手と見られた野口みずき選手は大会前にダウン、土佐礼子選手
も走ったが、25キロ過ぎで棄権してしまった。二人とも過去に出場したレースで棄権した
ことなど一度もない。やはり、レース前、過酷な気温とコースに耐えるため練習をしすぎた
としか思えない。

1964年の東京五輪は一年で”晴れ”が特異日といわれる十月十日を開催日に選んだ。
開催前日までは大雨だったが、当日は朝から雲一つない秋晴れだったのを覚えている。
北京五輪は市郊外の人工降雨基地からロケットを飛ばし雨雲を消して開催に漕ぎつけ
たという。

世界中からアシュレーツを招き,世紀の祭典にしたいならば、なぜ一番天気のよい季節
にしなかったのかー。中国の国祭日を調べてみたら、十月は建国記念日(十月十日)
などあって忙しい。勘ぐる訳ではないが、行事の何もない、そして自国の選手に有利な
八月に開催したとしか思えない。