「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

       ”お巡りさん”でなくなった警察官

2008-08-26 06:23:20 | Weblog
平成20年度版警察白書によると、都道府県の刑事の79・2%が捜査活動のさい
市民の協力が困難だった、と答えたという。僕のささやかな体験でも”さもありな
ん”と思う。すこし酷だが、そのくらい今の警察官は権威と親しみを失い、市民か
ら離れてきている。

戦前の”おいこら”時代でも警察は、「交番」を通じて地域社会と結びつきがあり
交流があった。それがいつの間にか「交番」は無人化され、市民の接触の場は、
交通取締りの"白バイ”に代わった。僕は免許を持たないが、運転している知人
に聞くと、一度や二度”取締りのための取締り”にあい"法外な”罰金を払っている
ようだ。

先日,小ブログに異質なコメントが入ってきた。平成19年4月19日と5月23日の二
回、僕は千葉県で起きた英国人女性塾講師殺人事件の早期解決を呼びかけた。
変なブログは、容疑者の家族がすでに"死”をもって罪を償っているのに、お前は
未だに何をいうかーといった内容だ。内容が内容だけに捜査本部に電話した。
こちらは名前と電話をいい、ブログのコメントを見てくれ、といったが、その後何も
反応はない。

わが家の近くの路上で変な男が寝ていたので、近くの交番に届けたが、警察官が
まったく無反応だったことを小ブログで書いたが、先日栃木県では二回の110番
通報にもかかわらず、警察や消防が出動せず、車に乗っていた女性が大水で死亡
したという事故があった。環状7号線ぞいの交番には「交番」の字が消えていた。
海外でも評価のある「交番」制度を本家本元で廃止しようというのか。