「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

          民主党代表のお粗末な”質問力”

2013-03-07 06:49:37 | Weblog
昨6日参院本会議での民主党羽田雄一郎(前国土交通相)の代表質問は内容も態度もお粗末そのものだった。質問冒頭からニヤニヤと意味のない笑みを浮かべ、質問はただ用意してきた原稿を棒読みするだけ、それも間違いだらけであった。”物議をかもす”という部分で、なぜか”物事と読み間違えて詰まってしまい、テレ笑いをしていた。みっともない。これが大臣経験者の”代表”質問だろうかー。

まだ覚えているが2009年、麻生内閣だった時、麻生総理の国会答弁の中で漢字の読み方に誤りが多いと、民主党の石井一副代表が予算員会にパネルを持ち出し、総理の国語力をテストしたことがあった。麻生総理が「踏襲」「低迷」「未曾有}「有無」などの漢字を誤読していたというのである。当時民主党は政権につく前で、与党自民党のあらを、なんでも探しだし追求しようとしていた時だったが、さすがに世論は麻生総理に同情的だった。

羽田雄一郎氏の”物議をかもす”の誤りも物議をかもすほどの事ではないかもしれない。しかし、質問の内容がお粗末だ。民主党は3年3か月の与党を経験して変容した意味のことを言っていたが、国民にとっては3年3か月の失政が、単なる民主党の与党経験の期間であったのでは、たまったのものではない。羽田氏は質問の中で、自分が少年であったとき、父親(羽田孜.元首相)が政治家であったため、いじめを受けた、と告白していた。民主党を代表しての質問である。自分の個人的な体験が質問とどのように関係があるのだろうか。冗談だが、石井―参院予算委員長は、自党の代表質問について事前にテストしてはどうだろうか。