「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

              70歳代と80歳代の違い

2013-03-17 06:21:25 | Weblog
昨日16日、東京では開花宣言が出た。1953年(昭和28年)に記録を始めてて以来、最も早く、2002年(平成14年)に並ぶ記録だという。ここへきて東京では暖かい日が続き、昨日も外出先でジャケットの下に着ていたチョッキを一枚脱いだほどだった。。しかし、バスの車窓から見た桜の名所、目黒川沿いの並木の蕾みは固く、まだほころんでいなかった。多分、満開は1週間後ぐらいになるだろう。

2002年が開花の早いタイ記録だったそうだが、瞬間、僕にはその記憶がない。加齢とともに一年、一年その年何があったのか記憶が薄れてくるものだ。改めて古い日記帳を持ち出して調べてみたら、たしかに3月16日の欄外に”桜開花宣言新記録”と書いてあった。翌17日、僕は老妻と一緒に長野で催された義姉の7回忌に参加しているが”早春とは思えぬ暖かさ”と記している。全国的に暖かい陽気だったのだ。

2002年といえば僕はまだ71歳だったが、日記をみると、まだまだ元気であった。二回海外旅行をしているし、三冊目の本を自主出版してその出版記念会まで開催している。一方、社会との接触も多く、週に数回はいろんな会合に顔を見せている。しかし、一方では、体力にも衰えがで出てきて”生活習慣病”へ挑戦、食事のカロリー制限をして14キロの体重ダウンに成功している(これは後日リバウンドしてしまったが)。想い出せばまだ気力も体力もあった。

80歳までは早朝のラジオ体操にも参加していたし、スポーツクラブにも通っていたが、左膝の半月板摩耗による痛みから、このところ外出の機会が減ってきた。老妻の勧めで出来るだけ杖をついてでも散歩するよう心がけしているが、やはり70歳代と80歳代との老いは違う。