バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

側弯症への対処 ~さとう式リンパケアの症例研究モニターになる~

2017年01月23日 | カラダとココロに良いこと
バンビは、D大病院の整形外科で半年に1回ペースで診てもらってるけど
いまのところ側弯は10度くらいで、経過観察のみ。
小児科のM先生にも ”これくらいで済んじゃう子もいるんだよね。”と言われているので、そうであればいいなぁ と思っているのだけど...。

でもね、レントゲンみたいに平面で見ると確かに10度なんだけど
バンビの場合 腰が左に、そして右の方が後ろに引けているような3次元のねじれなんだよね。
だから、右の肩甲骨が後ろに飛び出して、首が右に傾斜してしまう。

医療的には まだ治療の必要ナシかもしれないけど、けしてほっといていい状態ではないのは
素人ながら感じるところ。

スイミングのコーチにも
”バタ足する時足が開いてしまってほとんど進まないのは、やっぱり体幹が弱いせいですかね。”って言われているし...。
(ちなみに 腕の使い方がうまくなったので、腕の力だけで進めるようにはなってるんだけど。)
これは何とかせねば。


それで、さとう式リンパケアに行った話は 以前に書いた。→ 身体を知る ~さとう式リンパケア体験~

この時、びっくりするくらい胸腔が膨らんで、姿勢がまっすぐになったのを見て
これはリンパケアやらなきゃ! って意気込んで、講座まで受けたのに
悲しいかな、日々の慌ただしさにやらずじまいで、いつかセルフケアのやり方も忘れてしまい...

そんな時 リンパケアを施してくれたはーにゃさんから
さとう式で症例研究をするので、側弯症のモニターになりませんか? とのお誘いが。
ほいほい応募させていただき、先日初回の施術に伺ってきたところ。

 腕を揺らしたり
 軽く擦ったりするだけで

寝ているだけのバンビなのに 本当に見る見る胸が膨らみ、お腹がへこむのがわかる。

今回 ビフォーアフターの写真が 私はうまく撮れてないのだけど
 これはアフターの写真。
右の肩甲骨の出っ張りが小さくなりました。
重心を足裏にしっかりかけて立てるようにもなったみたい。


そうそう、バンビは靴のかかとの外側が片べりするんだけど
つまり、歩く時 足の親指がうまく使えてないらしい。
(これは私もまったく同じで、骨格が似ているからかも という話だった。)

で、はーにゃさんは さとう式のインソール作りもできるようになったそうで
バンビのスニーカーのインソールをベリっと剥がし、足指の位置を測ってから裏面にテープを張ってくれた。


これで、母指球をしっかり着けて歩けるようになるらしい。ありがたや~


そんなわけで、これから3か月間、月2ペースを目指して施術を受けることになりました。
経過はまたブログでご報告しようと思います。

ご参考までに、はーにゃさんのブログ → リンパケアサロン La*Qoo harnya 「側弯症とリンパケア」
(バンビの写真も載ってるので)

別に特定の何かに肩入れして宣伝しようという意図ではなくて
PWSにとって、側弯症は共通の悩みだから
何か”効果があること”が見つかるといいなと思ってる。
コルセットや手術は 避けられるなら避けたいもんね。

ベビーちゃん達も 今度リンパケアの体験をする集いをやったりするみたいなので
経過を見守っていきたいな。

メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com
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プロの目・プロのやり方

2006年06月23日 | カラダとココロに良いこと
健常なコなら当たり前にできることが、なかなかできなかったりするのが発達障害の子ども。
でも、何か違うなーって思っても、どこが違うのかどうして違うのかなんて、親は素人だからよくわからない。
(特にバンビは初めての子どもで一人っ子だから、他に比較の対象もないし。)

だから療育に行って、プロの目で見てもらって対処の仕方を教えてもらうことはとても意義があると思います。

例えばバンビは最近でこそよくなってきたけど、転ぶ時に手が前に出ないから顔や頭を打ちつけてしまう。
つまり、反射的に手を出せるように神経も筋肉も育ってないってこと。

そういうのは例えば、足を持ってバランスボールの上に寝かせ、頭が地面に着きそうになったら自然に手を伸ばす(さらには手のひらを地面につけるまで)ような訓練をするんだけど、意図がわからないとただ遊んでるだけみたいに見える。

療育って、私も最初はその場でバンビを改善?してくれるものかと思ってたけど、月1・1時間でそんなことができるわけもなく、つまりそういうプロの目・プロのやり方を教わる場なんだってことがわかるようになったのはいつだったかな。
大切なのは、訓練の内容を親が家で、できれば毎日少しずつでも子どもにしてあげることなんだとわかってからは私の意識も変わってきたと思う。

例えば昨日も、センターの先生に「首と肩の筋肉が弱いね」と言われて目からウロコ。
独歩を目指して足はそれなりに鍛えてきたつもりだけど、そう言えば上半身にあんまり注目したことがなかった。
手押し車なんかやっても、他の子に比べて時間かかるし辛そうだなーとは感じてたけど、筋力弱いから仕方ないかなと思っていた。
日々そういう姿勢を取らせることで(もちろんやり過ぎは良くないけど)、鍛えていけるものだってことを忘れてました。

(ちなみに4才でやっと歩けるようになってきたHちゃんの方が、手押し車ははるかに上手。ハイハイ期間が長かったので首と肩が鍛えられているらしい。ビックリ!)

今日はBちゃんのママが、歯ブラシを使った口の中のマッサージというかトレーニングのやり方があることを実演して見せてくれた。
Bちゃんは摂食障害というか嚥下に問題があるのでこのやり方を習ったらしいけど、唾液の分泌を促すという点ではバンビにも良さそう。
他にも口唇訓練のやり方があるというのもわかったので、センターか療育園で教えてもらえるかどうか今度聞いてみよう。
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運動あそび

2006年05月19日 | カラダとココロに良いこと
私の風邪は喉から鼻に移行してきました。こんな天候のせいか、風邪がはやっているらしいです。皆さんも気をつけてくださいね。
さて、金曜日は幼児グループの運動遊びの日。以下に内容を書いてみます。

・ジョギング10周(直径3mくらい?)
・親子あそび(金魚運動、ぞうきん、トットのワルツ等 身体をリラックスさせる)
・踏み台昇降
・手押し車&アンパンマン 
  行きは手押し車、帰りは子どもの足を母の腰に巻きつけ上体を上げ
  顔を起こしたままで母が歩くアンパンマンスタイル(背筋が鍛えられる)
・アスレチック
  並べた椅子の足の間を匍匐前進で通り抜ける
  梯子くぐり、すべり台逆進(登る)、ケーブル(鉄棒にぶら下がって進む)
  マット運動(でんぐり返し、横転)、階段昇降
  高い台から母に向かってジャンプ
・マッサージ等でクールダウン
1時間かけてこれらの運動をこなすと、親も汗だくになります。
もちろん本人も疲れるのか、帰宅して気がついたらこんな状態で寝てました。

幼児グループでは、「母への愛着」という感情を育てることを大事にして母子活動をしています。
(自閉症のお子さんなどは親を含めた他者への関心が希薄なことが多いそうですが、母への愛着という感情が他者への関心になり、社会性を育てることにつながるらしいのです。)

これらの運動も、母と一緒に楽しく行う、あるいは母が待ってるところまで行きたいがためにがんばる、母を信頼して挑戦してみるという気持ちが大切だと、先生方に何度も念押しされます。

プラダーのコは人にはすごく関心ある割りに、親に対してはあまり愛着を見せないところがありますよね。(人見知りもあまりしないと言われているし。)
まぁ、バンビは今も私より他のママや先生の気を引きたいという姿勢がありありですが...
それでも、母目掛けて走ってきたり、ジャンプしたりして嬉しそうな顔を見せてくれるようになり、それに連れて他の感情の表現も豊かになってきたように思います。

やっぱり身体を動かすことって、心も育てるのかな。きっと大事なことなんですね。
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おすわりのこと

2006年05月15日 | カラダとココロに良いこと
  
先日、”おすわり”について書いたのだけれど、それについては同じPWSのタウルスくんの母上・うららさんとメールで話をしたので、その内容について(ご本人の了承を得て)書いてみることにします。

まず、うららさんは”PWSのように筋力の弱い子供は、おすわりを無理にさせないで、それよりもうつぶせ・寝返り・ハイハイを十分にさせるようにした方が、独歩も早くできるようになるし、その後の運動能力も上がるのではないか”という考えをお持ちです。
(うららさん、微妙に違ってたら訂正してくださいねー!)

その理由については、うららさんのホームページや、ブログ「地上のタウルス」の2月1日の記事に書かれています。
ブログの方は、うららさんのお友達のお子さん(健常児)の寝返りの様子が出ています。
お友達のコメント:「下半身をねじる、という動きをしたあと、腕と背筋でささえて上半身を持ち上げる、ということができてはじめて安定した寝返りができるんですね。
だから、そこからハイハイに行くのが自然なんだと思います。」

これってとてもわかりやすいですね!(仰向けからハイハイへの動き)
私もうららさんの考えには大いに賛成です。

バンビも最初はイヤがっていたうつぶせですが、しばらくすると頭を上げられるようになってきました。
腕で身体を支えられるようになり、さらに身体をねじることができるようになって足を上げ腕を抜き、寝返りにつながっていきます。
そうやって、上腕・首・腹筋・背筋、さらに足腰の力が付いてきて、自分で(誰のサポートもなしに)おすわりができるようになりました。

先日”12ヶ月でおすわりができるようになった”と書いたのは、この前の段階。
座らせれば座っていられる状態になったということです。

でも、確かに当時はこの姿勢を長く保つ程の筋力はまだなかったので、椅子等に固定して座らせっぱなしにしておくのは身体に負担もかかって良くなかったでしょう。
家では、食事の時だけ背もたれの角度が変えられるベビー用の椅子に乗せてましたが、後は床に寝かせっぱなしにしていることが多かったと思います。
(バンビの見事な絶壁頭はそのせい?)
ただ、療育の時にはバンビがおすわりできるような椅子を作ってもらって、みんなと一緒に参加しました。

座るとまず視線が上がり、両手が自由になります。(仰向けに寝てる分にも手は自由だけど)
視野が広がれば興味・関心の範囲も広がるので、それだけ自分の手にしたいと思うものが増えて、動きたいという気持ちにつながるのではないか。
また、自分の手で触れて動かして得られる感覚(感触?)は、脳への刺激として大事なのではないか。

これは私の考えです。

まぁ、おすわりも成長の1ステップだから、できるようになったら親としては確かに嬉しいものですが。
でも、まずは先にも書いたような運動を十分させて筋力をつけるのが優先で、脳への刺激のためにたまに座らせて視線を上げてやるというのがいいのかも。

脳への刺激-いろんなものを見せて、聞かせて、触らせる- 
私は結構こだわっているのですが、そのことについては長くなるのでまた改めて書いていきたいと思います。
コメント (2)
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