バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

またまた足首のケガ ~夜の障害者バスケクラブ~

2022年05月28日 | 日々の出来事
それが治ったと思ったら
今度は左足くるぶしのじん帯損傷をやらかしたバンビ。
どんだけケガするの...

以前にも書いた 月1で夜2時間活動している障害者バスケのクラブ。
障害者バスケと言っても、見た目でそれとわかる人は片手に余るくらいかな。
もちろん支援者=健常者の人もいるし
軽度の人は 知的がなかったり、運動神経は人より優れていたりするから
わからないんだよね。

そんな中で バンビは断トツの運動音痴っぷり。
このところ体重も増えてきているので、余計動きが鈍い。
そして、足(特に膝から下)は人並みなのに
太ももからお尻、お腹にかけて そして背中まで
どんどん肉厚になっていくので 明らかにバランスも悪い。

まぁ、そりゃ転ぶよね ってカンジではあるんだけど...

ちなみに 反射と言うか反応も遅いから
準備運動でピッとホイッスルが鳴ったら走り出すスタートダッシュで
もうみんながコートの真ん中辺に届こうかという頃
やっと走り出すバンビ。

それでも そこは障害者のスポーツクラブだから
みんな暖かく声かけてくれたり、励ましてくれたりはする。

ゲームもレベル別にチーム分けしているから
下手は下手なりに楽しめてはいたみたい。

でも、参加し始めて最初の1、2回は
味方がパスを回してくれて、シュートも打たせてくれる
というカンジだったけど
お客さん状態から脱したからか もう実力で取りに行かない限り
滅多にボールも回ってこなくなった。

右往左往コートをうろうろしているうちに
誰かに接触したのか、自爆なのか転倒して
足首をひねったらしい。

動けなくなって担がれて退場... と相成った。(重いのに申し訳ない...)


見る見る腫れる足首。
コーチの先生や、体育館のスタッフさんは手慣れた手つきで
テーピングをし、氷で冷やして応急手当。
(そう、初期段階では保定とアイシングが大切と 私も過去2回で学んだ)

そうこうするうちにバンビが泣き出したので
泣くほど痛いのかと思われて「救急車呼びますか?」と言われる始末。

いやいや、この人痛覚鈍いから
例え骨が折れても泣くことはないはず...

聞けば
「明日、カレッジに行けない... 
 どうしよう、僕 日直でスピーチするはずだったのに...」
あ、そういうことね... w

というわけで 救急車はお断りし、タクシーを拾って帰宅。
温めてはダメなので、シャワーだけにして
アイシングして湿布貼って固定のバンド(うちに2本あるw)をして
寝かせた

で、翌朝 整形外科を受診。
どうやら骨折はなく、じん帯の損傷のみ。

初めての整形外科に行ってみたんだけど
新しいので設備はいいけど、医師はこれまでの病院の方が丁寧かなぁ。

整形外科ってほんと当たりはずれあって難しいんだよね...
なかなかこれはってお医者さんに当たらない。

私は 自分自身もケガが多くて(特に足回り)
若い頃 膝のじん帯損傷に対して適切なケアをしないまま
今になってそれをとても後悔する日々。
良い整形外科を知っておくのは 将来のQOLに影響するとさえ思う。


まぁそれはともかく...
またまた運動ができなくなってしまったバンビ。
困るなぁ...

困ると言えば、もう1人で行けるようになったから
私が付き添わなくても大丈夫かな と思っていたら
こういうことになると やっぱり1人ではちょっと心配...

それに、行きは1人で行くには行ったんだけど
道がちょっとわからなくなって女の人(女の子?)に聞いて教えてもらった
と言っていたのも気になる...
ヘルプマークを付けていたから障害者とわかって案内してもらえたようだけど
やたらに若い女性に話しかけると 通報されかねない世の中だしね。
まだしばらくは 見守りが必要そう。

足首の腫れは少し治まってきた気がするけど
皮下出血は見るも無残なほど 紫色に広がって痛々しい。
早く治るといいね。

ほんと、PWSは転倒注意、骨折注意だなぁ...
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いろいろやらかした挙句、ついに来た

2022年05月19日 | 日々の出来事
 4月、カレッジに入ってから突如爆発したバンビの食欲...

一時落ち着いたかに見えたのだけど
買い食いが止まらないので、PASMOでの買い物はついに断念。
面倒だけど、朝現金を渡して レシートとお釣りを返す方法に戻す。
これだと さほど暴食はしないんだよね... 不思議。

でも、相変わらず 冷蔵庫を漁って食べたりしているようで
朝起きたら 牛乳パックが半分も残ってない...
え、だって 昨日2本買ったよね? みたいなことがあったり。

私の仕事がある日は 私の方が帰りが遅いので
どうしても その1人の時間にセーブが利かなくなりがちのようだ。


カレッジで学生やら職員の方に新型コロナの感染が出て
それでもクラスター発生ってわけじゃないのに
感染予防のため 今月いっぱい午前中のみになったりして...

そういうイレギュラーな状況
見通しの立たない不安みたいなものに弱いから
余計食に走ったりするのだろうか...

私は ”子どものやることには 必ずその子なりの理由があるはず”と
思っているので
今のバンビにも何か その根底にあるもの
あるいは きっかけになっているもの があると思っているんだけど
今は まだはっきりとつかみきれない。

タンタンの死も 割とあっさり受けとめたみたいだな と思っていると
時々ふいに「寂しいよね~」と言ってみたりして 読めない...


思うに カレッジに入ったら、友達を作って一緒に出掛けたい
女子とも仲良くしたい
バンビなりにそういう夢を描いていたんだろうに
それがうまく実現へと運ばないことへの
ストレスみたいなものもあるのかもしれない。

先日は、幼稚園と高校の時の同級生で
カレッジとまた一緒になったT君とのトラブル発生。
仲良くない子とまで一緒に遊ぼうとするのは
そういう気持ちの現れなんだろうか...


そして、昨日ついに
バンビが私からお金を盗る という事件発生。

銀行に行けないタイミングで必要になった時用に
引き出しの中に3万円と、小銭ケースに1~500円玉を入れているんだけど
そこから2万円盗って、自分のお財布に入れていた。

「このお金は何?」と聞いても、「それは僕の。」と嘘を言う。

そこで激高せずに
「2万円も持ってないよね? どうしたの?」
「お母さんの引き出しから盗ったの?」と順々に確認すると だんまり...
「あなたのお金じゃないよね?」
「… ごめんなさい。」

週末 映画を観に行きたかった
買い食いでお小遣いを使ってしまい、残高が少なくなっていた
(でも まだ1000円以上あったけど、その辺わかってなかったのかも)
だからー

ということらしい。

「ごめんなさい、もうしません。」

あぁ、バンビの ”もうしません” ほど 当てにならないものはない...

ショックはショックだけど
怒りよりは 困惑 という方が強い。

できることと、わかってないことの ギャップが激しいんだよね。
この前書いたみたいに
落ち着いている時、順調な時は ほんと困ることはないんだけど
やらかす時は ”えっ!? なんで?” って、愕然とさせられる。
話を聞いてみると
”あぁ、こういう認知なんだ、これ理解できてなかったんだ” みたいなカンジ

その認知の歪みが見た目でわからないところが
PWSの難しさなんだよねー。

この特性とどう付き合っていくか。
本当に難しい。
でも、あきらめたら終わりだから
模索し続けるしかないんだろうな...
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さよなら タンタン、ありがとう

2022年05月06日 | 猫だより
 うちの猫が腎臓を患って1年余り...

今年に入って、左眼の様子がおかしいなと思ったら見る見る腫れて
顔が歪になってきたので 慌てて病院へ。

左眼の奥に腫瘍があって、それが大きくなって口腔の方に押してきていて
そのせいで舌の動きが悪くなってご飯が食べられなくなっていたらしい。

癌かもしれない... とDr.に言われてびっくり。
そんな急に? こんなに腫れるなんて...

で、とりあえず病理検査をしたのだけど 癌ではなかったらしく単なる腫瘍?
でも場所が場所だけに 手術で切除とかはできないらしい。

どうやら中に膿が溜まっているということで
とりあえず頬(左眼の上)を注射器で刺して
それを吸い出す処置をしてもらった。

餌を食べなくなってしまったので、シリンジで与える強制給餌も開始。
これがほぼ格闘 というカンジで本当に大変だった。

ところが膿を吸い出す処置の2回目をした後
針を刺した痕から膿が流れ出て
いつの間にか腫れが引いていき 奇跡的に回復!
Dr.も「こんなことあるんだねぇ...」と言う状況で
とりあえず 良かった! と喜んでいたんだけどね。

相変わらず 腎臓の方は調子が悪く、貧血も進んでいて
点滴も36時間に1回で それがストレスなのか壮大なハゲができてしまい
でも何とかかんとか命をつないでいたのだけれど...

もう歩くのもよたよたして
前は軽々登れたところも 失敗して落ちるようになって
寝床におしっこをしてしまい、それでもそのまま寝ているような状況になった。

さらにGWの連休に入ってから また餌を食べなくなってしまい
(大好きなチュールすら残すように...)
本当に背骨がゴツゴツしているのがわかるほどになって
強制給餌を再開した。

受診したら 貧血はそれほど危機的状況でもないようだったけど
とにかくリンの値が高いので その薬も飲み始める。

検査代やらお薬代やらで お金が万単位で飛んでいくけど
とにかく元気になってほしくて
点滴も投薬も給餌もがんばっていた...

でも...
昨日の夜 本当に眼が
もう精気が感じられない状態になっていて
それでも 無理やり餌を少し上げて、点滴をして
夜 買ってからあんまり使ってもらえなかったキャットタワーの
ベッドの部分に寝かせて...
その時 何だかもう身体が少し冷たくなっているように感じて
バスタオルを掛けてやった。
生きている姿を観たのは それが最後になった。

たぶん夜起きて 動こうとして落ちたらしい。
夜中に目が覚めて 様子を見に行った時は もう...

あの目を少し開いて冷たくなっている姿を見た時は
一瞬何がなんだかわからなくなった。

何故そこに乗せたんだろう、私は...
もうあんな状態なら 寝床を床に持ってきてやれば良かった。
落ちなければ まだあと何日かは生きられたかもしれない。
痛い想いをして 最期を迎えなくても良かったかもしれない。

残るのは 後悔ばかりー。
でも、もう... タンタンは生きて戻らない。

タンタン、ここ何日かはベランダに出て
日光浴して 気持ち良さそうだったね。
今日は 寝床でおしっこまみれになっちゃったから
たらいで湯あみして きれいになって良かったね。
あんなに水が嫌いで必死で抵抗したお風呂場も
もう抗う力もなかったのが哀しかったけど...。


タンタン、保護猫としてうちに来てくれた子。
11年間 ありがとう。
あなたの里親になれて幸せだった。
たくさんの癒しと慰めと幸せをくれたね。
思い出もいっぱい ありがとう。

最期の1年は 闘病でほんとにつらかったと思うけど
それももう解放されたね。
飲みにくいお薬も、痛い注射ももうない。

タンタン
タンタン...
これからは 天国からバンビや私達家族のことを見守っていてね。

さようなら タンタン。

 
いっつもにーに(バンビ)の上で気持ち良さそうに寝ていた在りし日の姿
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