バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

脅しアプリ

2013年06月07日 | 日々の出来事
「鬼から電話」っていうスマホのアプリがあることを新聞で読んで知って
試しにバンビに使ってみた。


アプリを起動すると、電話の呼び出し音が鳴ってまるで鬼から電話がかかってきたみたい。
そして「今日はどうしました? そうですか、それは困りましたね。
ちょっと電話代わってもらえますか...。」と鬼の声が聞こえ
画面では鬼が振り向いて、恐ーい顔で睨む。

言うこと聞かないと、辛い鍋に入れちゃうぞ。仲間と一緒にそっちに行くぞ... 的な
脅しを聞かせる仕組み。


で、バンビはやっぱりとーっても恐がって、「やめてよ、恐いよ。」と言いながら
でも怖いもの見たさなのか その後超しつこくスマホを覗きたがる。

「鬼から電話くる? ママがかけるの? ねぇ、もう大丈夫だって言ってよ。来ないでって言って。またかかってくる?」とエンドレスループ...
これには私の方が参ってしまい、試したことを後悔することとなった。

そもそも、恐怖で子どもに言うこと聞かせよう というのは、いいやり方ではないよね。
って言いながら、普段からから別にアプリとか使わずとも
単に「あー、じゃあもうオバケに来てもらおう。」とか言って、ビビらせたりはしちゃってるんだけどさ。

でも、やっぱり”脅して従わせる”というのは、親も一抹の罪悪感を抱いちゃうものだわ。
それに、子どもにしてみれば、恐いから言うこと聞く っていうだけで
本質的に理解しているわけではないから、その場しのぎにしかならないし。
何よりやり過ぎてトラウマとかになったらまずい。

やっぱり安易にそういう手段に頼らず、時間をかけて
何故やらなくてはいけないのか、何故やってはいけないのか
その時の状況に合わせ、子どもの気持ちに寄り添いながら
教え諭していくのが ほんとの子育てなんだろうな と思う。
まぁ、それには親に 気持ちと体力と時間の余裕がないとダメだから
なかなか難しいんだけどねー。

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ゆっくりお話しタイム

2013年06月07日 | 福祉・医療・療育関係
春先のあれやこれや書きたいことはいっぱいあるのに手つかずのまま...。
でも、まずは バンビの吃音のその後のことを(自分のために)記録しておかないと。


過去STの先生には何人か診てもらっているのだけど
吃音に関しては”本人に意識させないようにすることが大事”という言われるくらいで
特に具体的なアプローチは得られないままだった。

ところが、今年から通っている先生は 吃音の専門だけにこれまでの先生とは全く違うカンジで
最初の数回は バンビの様子を観察して、具体的にどんな時に吃音がひどくなるか記録もつけるように言われ
その結果 私が早口でせっかちで、常にバンビを急かしていること に気づかされることになった。
そして、”急かさない、追いつめない、叱らなくてもすむように接し方を変えて。”と指導された。
バンビの場合は、バンビ自身に話し方を指導するより、周り(つまり親)が変わることの方がまず効果がありそう ということだった。

で、1ヶ月やってみて、まぁ吃音自体は相変わらずだけど(波もあるので)
ただ、何も言わなくても朝の支度がスムーズにできるようになったり と
単に吃音の問題を超えたところで 効果は出てきているように思う。


さらに今回は、”1日5分 ゆっくりお話しタイムを作ってください。”という宿題が私に出された。

カメのように。
それも”か・め”じゃなく、”か~め~”くらいのペースで優しく。
身体に力を入れずに、楽に、楽しく話せる ということを繰りかえす。
これをまた1ヶ月やり続けてみる。

本来なら毎週通いたいところなんだろうけど、何しろ遠いので、普段は月1で通うのがやっと。
これでしばらく様子見て、夏休みに少し集中的にやるかどうか決めるみたい。

「すぐに効果が出るってもんじゃないですけどねー。」って先生には言われたけど
でも、このゆっくりお話しタイムの間は バンビはほとんどどもらない。
元々収集癖があるから、絵カードとか使うとすごく集中して楽しそうにやってるしね。
続ければ効果がありそう。と期待したい。

よーし、がんばるぞー!

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