バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

映画「沈黙 -サイレンス-」を観て

2017年02月06日 | お気に入り&おすすめ
今年に入ってこれで2本目の映画鑑賞。
(1本目はお正月に親子3人で観た「ローグワン」←スターウォーズのヤツね。)

「沈黙」は、たぶん ン十年前の学生時代に遠藤周作の原作を読んで
”神の沈黙”についてものすごく考えさせられたんだったよなぁ...。

その後、阪神大震災が起き、9.11アメリカ同時テロがあり、東日本大震災と続いて
人間の力の及ばない大きな災害を目の当たりにした時
神様はなぜこんな酷いことをそのままになさるのか と思うこと度々。

そう、そして我が子に障害があるとわかったあの日も
神様、どうして? なぜ、私が? なぜ、バンビが? と、泣いて泣いて泣いて訴え続けた。


私は 特定の信仰を持ってはいないけれど、神様はどこかにいると思っていた。
でも、神様は どんなに祈っても何も答えてくれない。
”この世に神も仏もない”
あの時の私は、まさにそんな絶望に打ちひしがれていたんだったなぁ...。


さて、「沈黙-サイレンス-」 → 公式サイト
江戸時代初期の長崎を舞台にしたキリシタン弾圧の話ですが、まぁ壮絶です。

公式サイトに
”人間の強さ、弱さとは? 信じることとは? そして、生きることの意味とは?
 貧困や格差、異文化の衝突など、この混迷を極める現代において、人類の永遠のテーマをあまりに深く、あまりに尊く描いた”とあるんだけど
ほんとに 観ていろいろ考えさせられる映画ではあった。
映像も美しいし、俳優陣の演技も素晴らしい。
2時間40分くらいあるらしいのだけど、長さを感じなかったな。


”神様は なぜ黙ったままなのか...”
神は 例え沈黙している時も我らと共にあって、我らが苦しんでいる時共に苦しんでいらっしゃる。

ただ寄り添う、永遠の伴走者としての神を描いているのが「沈黙」なんだろうなぁ。


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映画「みんなの学校」自主上映会を終えて

2017年02月03日 | お気に入り&おすすめ
遅くなりましたが...
1月28日(土)に映画「みんなの学校」の自主上映会を地元で催し、150人近い方にこの映画を観ていただくことができました。
(現在、もしかしたら公式サイトはGoogleで開くとエラーが出るようです。IEなら大丈夫だけど。)

こちらのブログを読んで足を運んでくださった方もいらっしゃいます。
ありがとうございました。

以前、レビューを書いたけれど → 映画「みんなの学校」を観てきました
子どもに関わるすべての大人に観てほしい映画 と思っています。

いろんな地域で続々自主上映されているので、是非観てみてください。
上映会スケジュール (下の方に出ています)


そして、今回の自主上映会をキックオフとして、私と友人のnikorinは「未来えんじん」というチーム名で
自分達のやりたいことを やっていこうと動き始めました。

まだ手探り状態で、この先何ができるのか、ほんとに形になるのか わからないけれど
みんなのためは、我が子のため でもあり
やれることから少しずつ 前に進んでいこうと思っています。
まさに take a step foward

何よりやりたいと思うことをやるのって、苦労はあっても楽しいものです。

良かったら「未来えんじんのブログ」も是非ご覧ください。


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映画「みんなの学校」上映会inかつしか

2016年10月20日 | お気に入り&おすすめ
前に書いたとおり、やりたいことやってこ ってことで動き出しまして。

まずは、誰も排除されない社会のために 自分達にできることをしよう。 というわけで
映画「みんなの学校」の自主上映会をします。

私自身は1年半ほど前にこれを観て、ブログにも書いたけど → 映画「みんなの学校」を観てきました

その時はまさか自分達で自主上映することになろうとは まったく思ってなかった。

でも、こういうのって不思議な縁で
育成会(手をつなぐ親の会)で一緒に活動している仲間が 観たいと言い出し
そしたら バンビが通った幼稚園の保護者会にOBとして呼ばれた席でもその話題が出て
なんだかんだであれよあれよという間に 自主上映やってみようってことで動き出していたから不思議。

そんなわけで、ここにも告知しておきます。



あ、ただこれ言っとかないといけないんだけど

私達は インクルーシブ社会を目指したいけど、だからと言って別に現行の特別支援教育を頭から否定するものではなく
障害児と健常児を闇雲に一緒にすれば良いとは考えていない。
ただ 分離が排除につながらないよう、私達にできることはまだあるんじゃないか。
そういうことを みんなで一緒に考える契機になればいいな と思ってのこと。

障害者の家族や、教育・関係者はもちろんだけど、一般の人にできるだけ大勢 観てもらいたいな。

***

上映日時:2017年 1月28日(土)

     2回上映 ①10時~ ②14時~  ※上映30分前より受付開始、上映時間106分

場所:葛飾区新小岩地区センター 4階ホール(葛飾区新小岩2-17-1)

入場料金:大人 500円、子ども(小学生以下) 無料

【お申し込み方法】

 メールに ①ご希望の上映会 10時 or 14時 どちらの回か
       ②お名前(代表者)
       ③人数(大人・子ども) を記入して、送信してください
 宛先 「未来えんじん」 mirai.en.jin@gmail.com

主催:葛飾・映画「みんなの学校」を上映する会(未来えんじん) http://ameblo.jp/mirai-enjin/
共催:葛飾区手をつなぐ親の会

***




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「発達障害の子の子育て応援BOOK」

2015年06月26日 | お気に入り&おすすめ
もう1冊、バンビが通っている塾で紹介してもらった書籍。
とても良いので、ご紹介しておきます。

edu(雑誌です)7月増刊号「発達障害の子の子育て応援BOOK」950円



PWSはいわゆる発達障害とは違うけど、ここに書いていることはあてはまることが多い。
(PWSは小さいうちは大体おとなしいので、自閉症とかのお子さんに比べれば(それも個人差はもちろんあるだろうけど)
 むしろ子育ては楽だなー と思ってしまうくらいだけどね。)

児童精神科医・佐々木正美先生の凸凹子育てアドバイス
「できること」を増やすための工夫
 1.子どもの視野の中に入って話しかける
 2.指示は目に見える形で伝える
 3.注意するときは短い言葉で、具体的&肯定的に
 4.できたらほめる


「お母さんへ」
 ・大切に育てられたと実感できること。それが何より重要です。
 ・子供から頼られたことだけすればいい。   ←手助けは必要だけど、やりすぎない。
 ・「みんなと同じ」である必要はありません。 ←比べない子育て


他にも 特別支援教育士スーパーバイザー 阿部俊彦先生の
・大人が望むことをしたからほめるのではなく、その子がいちばんほめてほしいところをほめる。
・ほめたりポジティブに接していたりしているから、叱ることが効果的になる。
・自分を大事にできるお母さんは、子供を大事にできるようになります。


これなんかもまさにそのとおり!
(わかっていても、なかなかできなかったりするけど。)

他にも 発達障害とか特別支援の世界では名の知れた先生方(木村順先生とかも)が
ペアレントトレーニングのこととか、自尊心貯金、聞き取りトレーニング、子どもに幸福力をつける etc.
知って役に立つ情報をとても読みやすく書いてある。

ただ、どちらかというと就学前に知っておけば良かったー というカンジの話ではあるかな。
(もちろん思春期にさしかかった子どもにも当てはまることは多いけど)
特に小さいお子さんのパパ・ママ 良かったら読んでみてくださいね。

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映画「みんなの学校」を観てきました

2015年03月20日 | お気に入り&おすすめ
バンビが幼少時に療育で通っていた幼児グループや、現在通っている療育先でも紹介された映画「みんなの学校」
チラシを見てどうしても観たくて、公開最終日の前日にやっと行ってきました。

映画「みんなの学校」公式サイト → http://minna-movie.com/

大阪・住吉にある大空学校の先生と生徒達を、長期に渡り追い続けて撮影したドキュメンタリーで、元々はテレビ番組用だったのを新たに映画用に編集した作品。

この学校は、障害があったり、自分の感情をうまくコントロールできなかったり、他校では不登校になってしまった子なんかがたくさん集まってくる。
(2012年度で全校生徒約220人中、30人以上が要支援だったらしい。)
でも、特別支援学級はなく、みんな同じクラスで一緒に学ぶ”インクルーシブ”教育を実践している。
つまり、大空学校はその町に住んでる子なら誰でも通える学校、みんなで作るみんなの学校なのだ。

学校のたったひとつの約束は、「自分がされていやなことは人にもしない、言わない。」
この約束を破ったら、校長室にやり直しをしに行く-。


いや、泣くとは聞いていたけど、もう最初っから最後まで泣きっぱなし。
一部、声なく号泣。


まず、ここの校長先生がすごい。
子どもの名前をみんな知ってる。いつもパワフル。全力で子供と向き合ってる。
子どもにとって学校は、安心していられる場所なんだ って、その信念がひしひしと伝わってくる。

そして、先生方ももちろん担任制ではあるのだけど、その先生1人が抱えるのではなく
学校にいる大人、それは担任以外の先生、特別支援コーディネーター、養護教諭、いや先生だけでなく
管理作業員(いわゆる用務員さんだと思う)の方まで、この学校の大人全員で子ども達を見守り、支えている。

さらに地域の方が、子ども達と積極的に関わり、温かく見守っているのがわかる。

それと同じくらいすごいのが子ども達。
子どもって自分で変わっていく、成長していく力があるんだ。どんな子にも必ず。

それと、そういう発達に課題のある子や、家庭に事情のある子と同じ教室で接する 他の子ども達が
みんなすごく優しいし、みんなすごく大人。そこに感動する。
いろんな人間の多様性を認めるということは、自分も認められるということ。
だから、人と接するのに心のゆとりみたいなのができるんだろうか。

これが普通の公立の小学校で実現できていることが、すごいと思うし、うらやましくてならない。
ここでできるなら、ほんとは他でもできるはずだよなぁ...。


でも、思えばバンビが通っていた幼稚園も こんな風にインクルーシブ教育を実践していたし
今も通っているミニバスケのクラブも、健常児と障害児が一緒に活動していて
既に何度も書いているけど、ここの子ども達もみんなほんとーに優しくて、しっかりしてる。

子どもが分け隔てなく仲間として付き合うと、大人も自然と関わり方がわかって、見る目が変わっていくんだと思う。

この「みんなの学校」のコピーにある”学校が変われば、地域が変わる。そして、社会が変わっていく。”
っていうの、まさにそうなんだろうなー。
だからこそ一人でも多くの人に、知ってほしい。観てもらいたい。(特に教育関係者、子どもに関わる人に。)

東京での公開は残念ながら今日で終わってしまったけど、まだこれから公開される地域もあるようなので
是非多くの方が劇場に足を運んでくれますように。

あと、これプログラムもすごく良かったので、できたらそれも目を通していただければと思います。
私 帰宅してからそれ読んで、またまた泣いてしまったよー。

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ほめ言葉カルタ

2015年03月06日 | お気に入り&おすすめ
ツイッターでNironeさん(@Via_Nirone7)という方がつぶやかれていた
「ほめ殺し育児カルタ」というのがとても良いと思ったので、こちらで勝手に紹介させてもらいます。

「ほめ殺し育児いろはカルタ」


子供をほめようと思っても、ほめ言葉のネタ切れ(もしくはマンネリ?)を感じることがあるわけで...
このカルタには「あ」の”あとちょっと!”から 「ん」の”ん~!素敵!”まで46個のほめ言葉が載ってます。
ほめ言葉のバリエーションを増やしてみたら、もっとほめ上手になれるかも。

ちなみに、うちの場合「あ」は”あら、まぁ”(気づいたよってカンジ)
「お」は”お兄ちゃんだねー”、「か」は”頑張ってるね(頑張ったね)”かな。
それぞれ オリジナルのほめカルタでいいと思う。

ほめるって、ただいいこと言うだけじゃなく、感心したり、ちょっと驚いてみせたり
気づいてるよって知らせたり、相手を認めてあげたり、いろんなパターンがあるもんね。


要は、Nroneさんの ”人をほめるのは「慣れ」と「練習」です。”の言葉のとーり!


私もいつもバンビに対してとにかくほめようと努めているので
クラスのお別れ会でカレー作りのお手伝いをしている時に つい他の子にも
「そうそう、できた。」「いいね、上手。」「頑張ったね。」と声掛けしていたら
やんちゃな多動クンから「ありがとうございます。」と言われ
私も驚いたけど、それ聞いた先生が超びっくりしてた。

そのお子さんは特に、家庭に事情があって承認欲求が満たされてないカンジなので
他人にでもほめほめ連発されて嬉しかったのかもしれないな。

やっぱり、ほめて育てるって大事よね。
もう、口癖になるくらい、練習しましょー。
きっと親の意識が変わってくると思うな。

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お薦めサイト(幼児教育用プリント)-幼児の学習素材館

2014年12月26日 | お気に入り&おすすめ
先日、「キッズステップ」というサイトをご紹介したけど
もう1つ、良いサイトがありました。→「幼児の学習素材館」

時計の読み方とかもあるし、別館(別サイト)で絵カード用のイラストとかもあるので便利。
バンビが幼稚園児の頃にこういうのあったらなぁ...(あったけど、知らなかっただけかも?

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お薦めサイト(幼児教育用プリント)-キッズステップ

2014年12月19日 | お気に入り&おすすめ
昨日”数の概念”の記事を書いたけど
で、今からどうやったらバンビの頭の中にそれを植えつけてやることができるのか
私もずっと試行錯誤中。

いままでにも計算用ブロックを買ったり、製氷トレー(5×2列のもの)とおはじき を使ったりいろいろやってはいるんだけどね...。
良い方法があったら、教えてくださいまし。
私も成果が上がったらまた報告します。

さて、バンビが最近利用している 幼児学習用のプリント教材サイトがあるので、ちょっとご紹介。
→ キッズステップ

運筆から迷路、計算、ひらがな・カタカナ、他にも視写(点描写)やブロック数え等
発達障害児が苦手とする分野のプリント教材がいろいろあります。
質が良いし、数も豊富なのに、全部無料で使用できて
これを個人で運営している って、すごいなぁと感心しちゃうレベル。

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サイトの紹介

2014年06月12日 | お気に入り&おすすめ
あることがきっかけで児童精神科について検索していたらヒットしたサイトが、とっても良いことがたくさん書いてあったので紹介します。
(サイトの主さんの許可はもらってないので、勝手にリンクだけど。)

タイトルは 「BOX 軽度障害児の親の居場所」

・障害者(児)の就労のために必要な力について
・障害のある子に対して家で出来る支援とは

主さんは ビジネス系の特別支援学校(高等部)に通う男の子のパパさんのようです。
そういうちょっと先輩くらいの親御さんの情報って貴重なんだよね。


これとは直接関係ないけど、先日「就労は高等部入ってからでしょ。」と言ってたママ友がいてびっくりした。
いやいや、高校生になっていきなり就労ったって、それまでに”働ける子”に育ててないと無理っしょ。
それは 障害の重い軽いとは直接関係ないと思うよ。

高等部卒業したらどこかしら入れる(就労できる) って思ってるみたいだから
私が「就労そのものよりそれを継続するのが大変なんだよ。」って言ったら
「それは個人の問題でしょ。」って切られたけど、”だからこそ”なんだよーん。

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映画「くちづけ」を観て

2013年05月29日 | お気に入り&おすすめ
どんだけブログ放置なんだか...

春先からこっち 何かと忙しく、しかも 最近疲れやすくて夜はすぐ眠くなるし...
書きたいネタはいろいろありながらも、PCとまともに向き合えないままでした。


でも、今日はどうしても 今すぐUPしたくて。
映画「くちづけ」を観てきました-。
公式ホームページはこちら→映画「くちづけ]」

もうとにかく号泣。
ネタバレにならない(オフィシャルに公開されている)範囲で書こうと思うんだけど

”病のため余命わずかの父親と、知的障害者の娘。
 父親と娘の<衝撃の事件>により、娘が亡くなってしまう...。”
 と書けば
大体、何が起こるのか 想像もつくというものだけど。

原作は東京セレソンという劇団の演劇で、主宰(だった)の宅間さんがある新聞記事を読んで
それを元に書き上げた というものらしい。

映画もグループホームのリビングを中心に展開していて、非常に演劇的な作り という印象。
「これを撮らなきゃ死ねない」という堤監督の思い入れも感じつつ
そこは堤監督ならではの笑える要素も盛り込まれていて、純粋に映画として面白かった

この映画を、障害者に直接関係のない人にも是非是非観てほしい。


”ずっと父と娘 二人で一緒に生きてきた。
 でも、もうこの先一緒にいられなくなるとしたら...。
 親亡き後、最愛の娘を 犯罪者にも浮浪者にもしたくない。
 どうしたらいい? どうしたら?”


これって、去年観た「海洋天堂」と同じシチュエーションなんだけど
結末はまったく別のものなんだよね。

「海洋天堂」の父親は 息子・大福が一人で生きていけるようにさまざまなことを仕込んで
周りの支援も得て、大福はそれに支えられながら親亡き後も生きていく。

「くちづけ」の父親も、もちろん自分の亡き後の娘の生活のことを考えて、施設に預けたりとか努力はしてるんだけどね。
”人に頼ると迷惑をかけるから”と、近しい人にも病気のことを隠し通す。

親としてのあり方もいろいろ考えさせられた。


”知的障害者は親亡き後、浮浪者か犯罪者になるしかないなら
 そんな社会が間違っている。
 我が子の行く末を案じて親はおちおち死ねないなんて
 そんなの世の中がおかしいのだ。
 変えていかなくてはいけないはずだ。”

だからこそ、多くの人にこの映画を観てほしい。
こういう映画が商業的に成功することは意味があると思う。
障害者のことを、その生活を、家族の想いをもっと知ってほしい。

障害があろうと、病気であろうと、身内がいなかろうと、貧しかろうと
日々不安に苛まれることなく生きていける
それがあるべき社会の姿。
例え高い理想であっても、目指すべきはそういう社会。
そんなことも思った映画でした。 

メールはこちらまで → bambi-suzu@mail.goo.ne.jp
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