バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

手術3日目

2014年07月31日 | 日々の出来事
朝 熱が下がり、酸素の管も取れる。
トイレには自分で歩いていけるようになり、手術当日以来していなかった大の方も出た。
あとは傷の治りを待つばかり。

Dr.にも”どんどん動いて”と言われるんだけど、何せ感染症予防のためこのフロアから出られないから歩くったってスペースは限られてる。
それに、胸の骨を切ったわけだから 言わば骨折と同じ。
起き上がるとか寝るとか寝返りするとかが かなり痛むらしい。
それにちょっと動いても はぁはぁ言って、胸が苦しそう。

それでも、久しぶりに 毎日つけてる日記を書いたり、夏休みの宿題のプリントをしたりして頑張っていた。
こういところは根が真面目なのでね。


ところが...

午後になって内科のDr.が「術前にやった検査で、バンビくんの鼻の粘膜にMRSAがあることがわかったので
感染予防の対応をすることになりました。」といきなりの宣言。

一体、何事? って思うよね。
その時の先生の話はあんまり要領を得なかったし。
てか、最初にその話の持ってき方はないよなー。 ショックだけがいたずらに大きい。

MRSAというのは、メシチリン耐性黄色ブドウ球菌 のことらしい。
よくある常在菌なので、健康な人なら問題ないのだけど、抗生剤が効かなくなるので
こういう免疫力の低下している人の多い病院などでは院内感染で広がらないようにしなければならない。

ということは、病院内のインターネットが使えるパソコンで調べて初めてわかった。
(ちなみにこのブログも今はその有料PCで書いてます。)

今後のことは 看護師さんにこっちからいろいろ聞いて初めてわかったんだけど
その間にも”隔離”とまでは言わないまでも、どんどん感染予防体制が敷かれていって
(シャワーは最後に使って、その後はお風呂場を消毒するとか)

何かさー、仕方ないとは思うんだけど
別にバンビの身体にたまたまそういう菌があった(保菌者)というだけで、こちらの不手際とかではぜんぜんない話なわけで
さすがにちょっと不快だなぁ。
もうちょっと ちゃんと説明してほしかった...。

大体、手術前に検査して今日結果出て 急にこの対応って
既に入院してから1週間も経ってるのに...。(結果的に最初は個室だったから良かったけどさ。)
結果が出るのに時間がかかるので、すみません って言われたけど、なんだかなぁ。

イレギュラーな話なので仕方ないのかもしれないけど、いままで病院の対応が割りと良いものに感じられていただけにちょっと残念。


とまぁ、ここまでが3日目の状況です。やれやれ...。
院内での生活のペースはつかめたけど、やっぱり早く娑婆に出たい。
でもいちばんツラいのはバンビだしね。親の私が頑張らないと。

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手術後1・2日目

2014年07月31日 | 日々の出来事
手術の翌朝ICUに面会に行く。
この病院のICUでは 子供のベッド1つにDVD1台置いてくれて、バンビはぼんやりした様子でドラえもんを見ていた。

普通、翌日は具合悪くてご飯も食べられない って聞いていたけど、バンビは朝から完食。
看護師さんもちょっとびっくりしてたなぁ。さすがPWS、笑える。

すぐに一般病棟に戻れることになり、今度は4人部屋に移動。

胸が痛くて、手を当てていると少しは楽になるらしく「押さえててー。手も握ってー。」とすぐ言ってくる。
挿管の影響で喉も痛いらしく、ぜいぜい言ってるし、熱もあるし。

鼻には酸素、胸には心電図モニタのコード、おなかからドレーンの管(心臓まわりに溜まる体液などを抜くため)
手には点滴用の管、おちん@んにはおしっこを取る管も入ってるし、見るからに痛々しいバンビ。
やっぱり辛いんだよね、かわいそう。

そう、確かに辛いのはわかるんだけど、でも一晩中 ”痛いよ、辛いよ、もう無理だよ、管取ってー。”と言われると
特に 個室ではなく相部屋だと周りのことも気になるから こっちもたまらない。
夜 痛み止め打ったのに あんまり効果なかったなー。

というわけで、ずっとつぶやき続けるバンビ相手にこっちもロクに眠れず。
やっぱり術後1日目は 親子とも辛かった。

薬嫌いのバンビに 食事の度薬を飲ませることも(水に溶いてシリンジで流し込んでるけど)
摂取水分量の管理のために、お茶でも味噌汁でも果物でも全部容量を測って記録しなきゃいけないことも
まぁ慣れるまでは大変だったかなー。

でも、バンビはご飯食べられるから、その点やっぱり楽。
食べて寝てを繰り返す度に 元気になっていくのが目に見えて感じられるもんね。
やっぱり、人間 栄養と睡眠は大事なんだなぁ...。


2日目 朝、尿道の管を抜く。
取り合えず、少しずつ身軽になっていけるとありがたいもの。
ただ、まだドレーンの管があるため、ベッドから移動できず おしっこは尿瓶で対応することに。

バンビは停留精巣で睾丸だけでなく、おちん@んも小さいのでうまくできるか不安だったけど、これは何とかクリア。
ただ、利尿剤を飲んでいるため 頻繁におしっこするから
尿瓶確保に急ぐこと しばしば。結構大変。

お昼頃 ベッドサイドにレントゲン撮影に来た技師が ドレーンのボックスにつまずいて後ろに転ぶというアクシデント発生。
ものすごい音がして、一瞬何が起きたんだか 私はもちろんだけど本人にもわからなかったんじゃないかなぁ。
それにしても不注意極まりないよね。一瞬、ドレーンの管が抜けたんじゃないかと焦った、焦った。
誰もケガしなかったから良かったけど。

結局、ドレーンのボックスが倒れてしまい それ以上測定できなくなったので
管抜いちゃいましょう ということになった。
痛み止めの薬が飲めるなら、点滴の管も抜いて良し となり、残るは酸素と心電図モニタだけとなった。

どんどん身軽になっていく。良し良し。
ただ、午後は熱がまた上がって38℃越えたので、本人も辛いのかひたすら寝ていた。

まぁ、まだ2日目だからね。無理もない。
夜は痛み止めの薬を飲んだおかげで、夜明け前におしっこに起きるまではぐっすり。
やれやれー。

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手術終了

2014年07月31日 | 日々の出来事
月曜日、バンビの手術は無事終了しました。

手術の日の朝ごはんは諦めがついたものの、お昼は食べられるの?夜ご飯は? と気になってずっと聞き続けたバンビ。
”頑張れば、大盛りいける?”とか言うので、ちょっと不憫だったなぁ。

それと、自分は今日(個室を出て)どこのベッドで寝るのか? も気にしていたっけなー。
手術当日はICU泊まりになるんだけどね。それを何度説明してもなかなか納得いかないようで。
ICUにはおもちゃを1つ持ち込み可能だったので、先にスタンバっているミッキーのぬいぐるみが今どうしているか も
ずっと 繰り返し聞いていた。

まぁ、手術自体に不安を感じたりとかしてないだけ気は楽だったけど、毎度対応するのはいい加減疲れるー。


で、手術自体は当初の予定どおり、3時間くらいで終了。

心室中核の穴は7,8mmということで意外に大きく、心房の方にも穴がありそれも塞いだとのこと。
心室中核欠損症で心房にも穴が空いてることって 結構多いらしい。
バンビの場合、その心房の方の穴がスリット状だったので(本来なら生まれる時までには塞がっているべきものらしい)
エコーでは判別がつきにくかったとのこと。(見解がまとまらなかったのはそのせいだったみたい。)

それと、人工呼吸器を付ける時の挿管が非常に入りずらく大変だったようで
サイズをかなり細くしたものを使用して、やっと入ったとのことだった。

アデノイド(扁桃腺)のせいか(バンビはないはずだけど)と思ったけど、そうではなく
生まれながらの体質というか、身体の構造的な問題で、声帯が見えにくい人っているらしい。

まぁ、今後また挿管をするようなことにはなってほしくはないのだけど
もし、事前にわかっていれば、それは準備段階で伝えておいた方がスムーズとのこと。


ICUには親は付き添いができないため 私も仮釈放。
4日ぶりの一時帰宅となった。

とりあえず無事終了で一安心。でも、大変なのはこれからなんだよねー。

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入院2日目

2014年07月26日 | 日々の出来事
今日も1日、個室での生活でした。
明後日の手術当日はバンビはICUに泊まり、親は付き添えないので一度帰宅することになってるから、たぶんそれまではこのままなんじゃないかとちょっと期待してるんだけど。

この病棟にいる子供は圧倒的に乳幼児が多くて、学童はちらほらしかいない。
それだけ先天的心疾患は早期に発見されてすぐ手術ってケースが多いんだろうなあ。

昨夜はそういう赤ちゃん達の夜泣きの声や、機械のアラーム音などで夜中何度も目が覚めてしまった。
まあ、仕方ないことなんだけどね。
個室でこれなら、大部屋はどんななんだろう と思ってしまう。
ちなみに付き添い用のベッドは個室も他と同じで、寝返りも打てないような幅の狭いもの。
しかもマットなどはないので、腰に来る… なかなか安眠できない状況。

食事も付き添い者の分はないので、売店や病院のすぐ前にあるコンビニを利用するか
またはどこかへ食べに行くかなんだけどね。
でも、なかなか子どもを置いて外食も難しい。
必然、おにぎりやパン、お弁当の類になるんだけど、これが3食続くと2日目にして既に飽き気味。

それにお風呂も本人は浴槽を利用できるけど付き添い者はシャワーのみで、しかも1枠20分なので、慌ただしいことこの上ない。
どちらも仕方ないことなんだろうけど、これが長く続くとやっぱりストレス貯まりそうだなあ…。

昨日なんて、初日だったからうかうかしてる間にシャワーの予約も取ることができず
仕方ないから徒歩15分くらいのとこにある銭湯探し当て、バス乗って行っちゃったもんね。
ま、それはそれで良かったけど、毎日はムリだし。


一方バンビ自身については、献立を再度変更してもらうことになった。
と言うのも、昨日カロリーを減らしてもらうようお願いしたら、今朝は野菜サラダに野菜ソテーみたいな
何だか味気ないメニューで、その割にロールパンが2個も付いてきたんだよね。
まあ、バンビ的には食べられれば満足だから文句ないようなんだけど。(笑)
でも、入院中は特に食べることが最大の楽しみだし、育ち盛りだからもうちょっとタンパク質とかほしいし。

というわけで、元の学童食のままで主食を半分にしてもらうようお願いした。
減らすことには敏感なバンビは「パン半分?」と不満そうだったけど
家でいつも食べてるようにパンは1つで、そのかわり卵やソーセージがあった方がいいでしょ? と言ったら
すぐに納得してくれたので良かった。

この辺、病院の対応はすごくスムーズで、朝の診察の時にDr.に相談すると
昼食から変更してもらえて助かった。
お手数かけたことをお詫びしたら、替えた途端に不満が出るのはよくあることで
でも本人にストレスがないようにすることが大切だから と言ってもらえて、気が楽になった。


入院生活ではもう一つだけ問題があって、それは運動ができないこと。
以前の入院では、病院の周りを散歩したり、階段の上り下りができたんだけど
この病院では感染症予防のため、本人は病棟フロアから一歩も外に出られないので身体を動かすことができなくて。
バンビの場合はずっと運動することで体重をコントロールしてきたから、これはかなりの危機。
仕方ないので、今日はプレイルームで少しボール遊びしたりしたんだけど、この先どうなることやら…。
こういう時、ヨガとかをやっているといいのかもしれないなあ。

本来、土日は検査はないらしいんだけど、昨日のエコーで3人のDr.が念入りに見て見解が分かれたことがあったらしく
さらに血管とか他の状況や合併症の有無も調べるため、今日もう一度、エコーをやった。
三尖弁っていうのかな、ベンツのマークみたいになってる3つの弁の1つが穴から引き込まれているのはわかっているんだけど
それ以外にもとにかく術前にできるだけ状況をつかんでおくことが大切なんだって。
まあ、そりゃそうだよね。

麻酔科のDr.とも話をして、PWSは麻酔が効きすぎる傾向にあることを伝えておいた。
そしていよいよ明日は、外科のDr.から術前の説明を受けることに。
だんだん近づいてきて少しずつ緊張が増していくなあ。
まあ、とにかく無事に終わることを祈るしかない。
明後日に向けて、体調整え機嫌よく過ごせるよう頑張るだけだよね。


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入院しました

2014年07月25日 | 日々の出来事
バンビは心室中隔欠損症の手術のため、今日入院しました。とりあえず私も付き添い泊です。

朝、首都高速の多重事故で大渋滞に巻き込まれ大幅遅刻しちゃったんだけど
病院に着いてからは順調に検査をこなして1日目が無事終了。
スマホでこれを書いてるので、ちとやりにくい。(^_^;)

そう、予定していたのは4人部屋なんどけど、今日はいっぱいとかで差額ナシで個室になったの。
これが、びっくりする程広い。
テレビ見てます。

周りに気を遣わなくていいし、こうして病室でスマホもできるし、超ラッキー。
バンビはイヤホンをイヤがるので、ゲームやテレビの音も出せるのがありがたい。

でも、それでなくてもこの病院は全体的にスペースがゆったりしていて
小児のフロアには広いキッズスペースや学習コーナーもあり、おもちゃや本がたくさん置いてある。
売店も24時間営業してるし、Dr.はじめスタッフのホスピタリティも抜群。

いままで、バンビ自身もD大やJ大病院に入院したことあるし
私や家族が入院したことのある病院もいくつかあるけど、その中でも群を抜いて人も建屋的にも対応が良いカンジ。
いまや病院もサービス業だから、こういうのって大事よね。

バンビは最初こそいつもと違う環境に戸惑ったのか、私にベタベタまとわりついたりしてたけど
検査の合間に病室でちゃんと夏休みの宿題したり、日記を書いたり。
やることやったらゲームしたり、ポータブルプレーヤーでDVDを観たり。
退屈する暇もなく過ごせて良かった。

心配していた食事の件も、身長×10kcalで対応してもらって
それでもご飯が150gくらい出るので(おかずは超ヘルシーだけど)バンビ的には満足みたい。

目下の彼の心配というか、不安要素は手術のこと自体ではなくて
手術当日の朝ご飯が食べられないこと なんだよね。だからしつこい、しつこい。
ま、プラダーウイリーならでは だけどね。

その他は元々人が好きで、看護師さんとかよそのママさんとかとお話するのが大好きだし。
もう大きくなったし、ひとりでも機嫌良く過ごせるので、私もかなり楽になった気がする。
ご飯作ったりとか家事に追われることもないので、普段読めずにいた本を読んだりして。
とりあえず手術までの3日間は、こんなカンジで過ごせそうかな。

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親の会の活動

2014年07月24日 | 日々の出来事
だいぶ日にちが経ってしまったけど、春から準備を進めてきた親の会の支部総会が無事に終了した。
関東PWSケアギバーズネットワークのY氏にも大変参考になる講演をしていただき、参加者にも好評だったようだ。

今回、保育希望者が多くてボランティアさんを確保するのが大変 と聞いていたので
バンビを連れていくのはやめようかと思ったんだけど
バンビはボラさんと遊べるのを楽しみにしているし
それに、PWSのお友達と定期的に顔を合わせるのもバンビにとっては貴重な機会だと思って、連れていくことにした。

当日はSARAちゃんのお姉さんのmちゃんがバンビの担当ボラさんをしてくれることになり
一緒にiPadやDSでゲームをしたり、散歩して近所の公園で遊んだり と、とっても楽しく過ごしたみたい。
(mちゃん、ありがとう!)



そして、先日は(と言っても、これも少し前だけど)年長・年中合同のランチ交流会にも参加させもらった。
そう、バンビは今年から年中グループになったんだよね。

ここ数年、バンビは年少グループの中でも年上の方になっていて
自分の経験してきたことを年下の人に伝えるような役回りになることが多かった。
もちろん、それはそれで大事なことだし、年下のママさんの話からも気づかされることってたくさんあるので良かったのだけど。

ただ、うちもまだまだ道半ばだし、やっぱり 自分より先輩ママさんのお話を聞けると
本当に参考になるし、勇気づけられもするし、ありがたいなー って今回改めて思ったんだよね。



ほんとに、みんな 親の会の集まりには是非参加してほしいなぁ。

人の話を聞く って、すごく大切だと思う。
その中から自分なりの”気づき”を得ることが、その後の自分を変えることもある。

それに、実際に会って話す って違うんだよね。
あと(他の)PWSの子を見て、わが子のことがわかることもあるんだよ。

まぁ、ネットで交流するっていうのも それはそれでいいと思う。
ないよりあった方がぜんぜんいい。
だけど、やっぱり近い年齢の人が集まることが多いんじゃないかな? 似たようなカンジの人同士で。
それより、もっといろんな世代の、いろんなタイプの、いろんな考えや生活してる人の話を聞く と
本当に参考になるし、気づくこと、考えさせられること いっぱいあるような気がする。


あと、人に話をすることも大事で、話しているうちに自分の考えがまとまったり
こんな風に思っていたんだ って気づいたりすることもあるから。

人にはちょっと言いにくい PWSならではのトラブルの話なんかも
この場では”あー、あるある。”ってみんな笑って聞いてくれて
そういう話せる場所がある ってこともほんとに貴重。


最初はちょっと勇気がいるかもしれないけど、その最初のハードルを飛び越えてしまえば
自分にも、そしてPWS当事者であるわが子にも 一生の仲間ができると思う。



それと、これも毎度書いてるけど 読んでくれてる方への私からのお願いなのでしつこく繰り返してしまおう。

”あなたが 誰かにしてもらって嬉しかったことを、いつか・できる時に 後から来る誰かにしてあげてほしい。”


親の会の活動もね、役員・世話人 皆同じPWSの子の親なんです。ボランティアで活動しています。
ただ”PWSの子ども達のために”というその一念で、時間を割いて、労力使ってやってくれているんです。

なので、あなたも何かできることがあったら手伝ってもらえると嬉しい。
世の中 give&take だからね、takeするならgiveもよろしく。

だからと言って、みんながみんな ”私も何かやらなきゃ”と思い詰める必要はなくて
できる人が・できる時に・できることを したらいいんじゃないかと思う。

わが子を取り巻く世界が少しでも住みやすい・生きやすい・過ごしやすいものであれ と誰だって願うでしょう?
そのために少しでいいから お互いの持てるものを何かgiveしていこう。
時間に・体力に・心に・お財布に(はあまり関係ないけど)少し余裕があったら でいいから。



あと、ついでにこれも言ってしまおう。
”支えてくれる人を大事にしようね。「当たり前」ではないんだよ。”

”支えてくれる人”って、先生とかヘルパーさんとかボランティアさんとか、有償・無償いろんな方がいますが...。


障害者は支援があって当たり前 って思っている人もいるかもしれないけど
そういうのってやっぱり態度や顔や言葉に出るんだよね。
例えば、ヘルパーさんに対してちょっと上からなカンジだったり、わがまま言って振り回してる人もいたりするんだけど
お金払ってるんだから って気持ちがあるからなのかなぁ... と思ってしまう。

相手も人だから... どうせなら気持ちよく支援してもらえるように
そこは人として こちらもそれなりの気遣いもいるんじゃないかと思うけど。


交流会の保育なんかも 当日急に依頼したり、キャンセルしたり
そりゃやむを得ない事情なり理由があれば仕方がないことだとは思うけど
あなたのために ボランティアさんがスタンバってたり
そのボラさんを確保するために尽力してる人がいたりするわけだから。
そこまで気が回せないと(まぁ最初は仕方ないにしても)この先 人として、親としてどーなの? と思うんだよなー。

支援があって当たり前と思わないほうがいいんじゃないかね。
やっぱり常に感謝は忘れずにいたいな と思う。


ちょっと話が逸れましたが...

親の会の活動は もちろん交流会だけではありません。
PWSの人のために、国(厚生労働省とかね)に働きかけたりしている事案もあるし。
しつこいけど、500人の団体と1万人の団体では 声の大きさ・重さが変わってくるのは当然。
だからこそ 会員は多い方がいいわけ。

「会費払った分のメリットあるの?」っていう声はよく聞くけど、そもそもメリットって何ぞや?

会費は会の運営費になるんだよ。(それだけではもちろんないけど)
一人ひとりに還元されるなんてこたぁないでしょ。

でも今、わが子に毎日成長ホルモンの注射をタダで打てているのだって
親の会がDr.と一緒に国に働きかけたからこそ なんだから。
メリット求めるなら、こんなメリット 会費何年分よ。
(会員になってない人もその恩恵を享受できているけどね、ありがたいことなんだよー。)


今 私達は、先人の遺産で食べていけてるわけで
我々が何もしなければ 遺産食いつぶして後には何も残らない。
まだまだ課題はたくさんあるんだから、次につなげる活動をしていくことが大事なんだよね。

是非会の活動に参加して、いや会費だけでも寄付と思って払ってくれたらいいと思うよ。

別に何歳で入ったって、一度辞めてまた入ったってぜんぜんOKなわけで。
人それぞれの考えだから、入らなくてもそれが悪いわけでもないしね。
ただ、こういうこといろいろ知ってもらえたらなー と思って
時々思い出したように しつこく書いてます。

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三期休暇の見守り

2014年07月24日 | 日々の出来事
前にも書いたけど、私はパートで働いていて、普段はバンビが下校する頃には帰宅できるので学童保育は必要がない。
でも、春・夏・冬の三期の休みになると、さすがに昼間ずっと一人というわけにもいかないので
(いや、まぁ何とかなるかもしれないとは思うけど、何かあった時に不安だから)
学童保育に預けてきたんだよね。


でも、今年の夏休み、バンビはとうとう学童保育クラブに入れなかった。

うちの区の場合、障害児は6年生まで学童で預かってもらえるんだけど
もちろんクラブに入れる人数には限りがある。
他に(健常児の3年生までの子で)私より多く働いている親御さんがいる子がいれば、当然順位は下がるわけで
だから入れないのは仕方がないことなんだろうけどね。

まぁ、例え入れてもらえたとしても、今年の夏は実際には入院があるので通える日は限られていたと思うけど。  
ただ利用日数は審査の際考慮されないらしくて、純粋に親の労働時間とか、年齢とか、あとたぶん兄姉の有無とかで
ポイント加算していくようだけど。


でもさー、確かに労働時間は限られているけど、でも親が仕事でいなくて子供だけの時間があるのは事実だし
兄や姉がいたっていまどき塾やら部活やらあったりして、その子達にずっと子守させられるわけじゃないしね。
うちは他に子供いないからわからないけど、健常児でもまだ4年生くらいだったら
誰か大人の見守りがないと不安じゃないんだろうかねぇ。お昼とか一人で食べるの?

ましてや障害ある子を一人で置いてはおけないもんね。(もちろん個人差あるだろうけど)
やっぱり、3.11以降 何かあったらという不安があるし。


なので、この次の休みからは 学童保育はもう入れないものと思って
デイサービスを確保するとか、手を考えないとダメなんだろうなー。

でも、デイサービスもね、夏休みだけ入りたい とかは基本的には無理なわけ。
そりゃそうだよね、施設だってスタッフ確保しなけりゃいけないし、元々スペースに対する人数って決まってるわけだから。
だから、夏休み利用したければ、普段からその曜日には利用してないと厳しい。
でも普段は他に療育とか習い事もあるから、別にデイサービスにそんなに行かなくてもよかったりして...。
この辺の兼ね合いが難しくて悩むんだよね。


まぁ、ともかく通えるデイサービスをもう1ヶ所確保しようと、新しくできたところへ見学に行ってきた。
今行ってるところはバンビより大きい中高生も結構いるので、パソコンが何台もあってゲームをしたり
ヘルパーさんの運転でドライブしたりして過ごすことも多いようだけど
そこは未就学児の預かりもしているせいか、おもちゃや絵本がたくさん置いてあったり で
またぜんぜん雰囲気が違う。
まぁ、いろいろな環境で過ごすことも経験として有意義と思うので、取りあえず契約をすることにした。


そう、私の周りで、小学校ももうそろそろ終わりって頃になっても
まだ移動支援もデイサービスも利用したことない って人、結構いるんだけど
もうそろそろ、せめて中学になったら そういう”親や先生以外の他人と過ごす経験”をさせておいた方が
将来に向けて考えたらいいのではないかと思うなー。

あと、逆に自分が 仕事しているわけじゃなく”楽だから”という理由で
週5日預けっぱなし という人もいるみたいだけど、それもどうなんだろう... とちょっと思ってしまう。
まぁ、考え方は人それぞれだけどね。

特に夏休みは長い休みだし、家族も休みを取れる人が多いだろうから
普段はできないような経験をさせてあげられるよね。
あるいは親が勉強をしっかり見てやることだって普段はなかなかできないけど
三期の休みなら というのもあるしね。
どう過ごすかって大事だと思うなー。

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夏休みまでのあたふた

2014年07月23日 | 日々の出来事
またまた1ヶ月近く放置となってしまった...

何かもう毎日バタバタで、”大丈夫か、私?”って状態が続いてるよーな。


この前、久しぶりに学校にお迎え行ったら、先生が私の顔見るなり「珍しいですね。」とニヤニヤ。
何かと思ったら、体育で水泳の授業あったのに、バンビに水着を持たせるのをすっかり忘れてたんだよねー。
朝 体温測って、プールカードはちゃんと持たせてたのに。何やってんだか、私。

その日はすごい暑くて、しかも1学期最後のプールだったから少しお遊びモードでみんな楽しくちゃぽちゃぽやってたらしいのに
バンビはバケツに足突っ込んで(先生のご厚意)見学の憂き目に... かわいそー


バンビは短期記憶はダメだけど、長期記憶はいい方だから
日頃私が右から左へ忘れていく中、リマインドかけてくれることも多いのだけど
その日は親子してまるっきり忘れてたんだよねー。 親子とも余裕ナシ?


その上、バンビは終業式が終わって1日おいてすぐ日光の林間学校に出発するんだったんだけど
その終業式の夜くらいから私が猛烈な腹痛に見舞われ、やっとの思いで支度して送り出し...
バンビがいない貴重な3日間のうちの2日も寝込む羽目になってしまった。
ウィルス性の胃腸炎か何かだったのかなぁ? 


ほんと、バンビがいなかった3日間 家の中がとても静かだった。
時間に追われることもなく、やれ宿題だ、勉強だと追い立てる必要もなく、しつこくいろんなことを言われなくてもよくて...

でも何か寂しくてね、”今頃ご飯食べてるかなぁ?”とか”もう寝たかなぁ。”とか
気づくとバンビのこと考えてる自分がいた。
まったく子離れできてない...。

日光では雨でキャンプファイアーができなかったりと、残念なこともあったようだけど
でも、みんなで楽しく過ごして、またいろんな経験積んで帰ってきたみたい。

帰ってくるなり、あふれる洗濯物やご飯の支度に追われ、”せめてあと3日くらい日光行っててくれたら...”と
思ってしまったり。


あー、ほんと今年の1学期は超あっという間に終わってしまったカンジ。
それって毎年思うけど、でもほんとに今年は特に!


そして、いよいよ夏休み突入!
うちの区はいままで2学期のスタートが8月下旬と他よりちょっと早めだったのを
今年からそれはやめて、標準的な9月1日スタートにしたらしい。
だから、今年は夏休みがいままでより長ーい!

バンビは入院を控え、8月のスケジュールは真っ白。こんなことも初めて。
さてさて、どんな夏休みになることやら...。

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