バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

放課後等デイサービスあれこれ

2015年03月30日 | 福祉・医療・療育関係
バンビは春休み、私の仕事がある日は放課後等デイサービスや移動支援サービスを利用して過ごしています。

放課後等デイサービスって、今すごーく増えている。これはほんとにこの5年で大きく変わったと肌で感じる。
利用する人もすごく多くて、週5で(ヘタしたら土曜日も)預けられている子もいるみたい。
まぁ、今 母親も働いてる人は多いし、それ自体は悪いことではないけどね。

でも、デイは障害児だけの集団なので、そこまで必要なら学童保育の利用を考えてもいいのかなとも思うけど。

ただ、うちの区では いままで健常児は小3まで、障害児は小6まで学童保育を利用することができて
そうすると、4年生以上は同学年の子がいないわけで、”何で学童来てるの?”と言われたり
そういうのが段々面白くなくなって、本人が学童保育に行きたがらなくなる って話は聞いたことある。
(新年度からは健常児も小6まで入れることになるらしいけど、今は塾とか習い事とかでみんな忙しいから
 どこまで利用者が増えるかはわからないなぁ。)

それに、学童保育よりデイの方が利用者としては料金が安く済むのも事実だし。

そうなんだけど、でもなんかね、ただ預かってもらえたら親の自分が楽だから っていうんじゃなくて
(それも否定はしないけど)
子どもにいろいろな社会体験をさせる とか
何を目的に預けるのか考えた方がいいんじゃないかと思うんだよね。 


あと事業所の方もいっぱいできてるけど
(ニーズが見込めて、さらにそこに福祉として税金が投入されるのでみんな参入するわけね。)
でも、ほんと運営方針とか活動内容とかには事業所によって違いがすごくあると思う。
よく見て選ばないとダメだなー って感じる。
たぶん この先は淘汰されていくことになるのかもしれないけど。

本来、放課後等デイサービスの定義って
学校授業終了後や休業日に生活能力の向上のために必要な訓練、社会との交流の促進など多様なメニューを設け、本人の希望を踏まえたサービスを提供します。
・自立した日常生活を営むために必要な訓練
・創作的活動、作業活動
・地域交流の機会の提供
・余暇の提供
本人が混乱しないよう学校と放課後等デイサービスのサービスの一貫性に配慮しながら学校との連携・協働による支援を行います。

ってなってる。
つまり、単なる日中一時保護とは違うはずなんだよね。


バンビはあえて2ヶ所の事業所を利用しているけど
A事業所は ただ子供を預かっているだけなカンジ。
宿題は見てくれるけど、創作的活動とかはやってなくて パソコンで動画見たり、ゲームしたりしている。
B事業所は 今日はクッキーを作るとかで、材料の買い出しからやっておやつにそのクッキーを食べたり。
本来の定義に沿っているカンジ。

時間もA事業所は 朝何時にお迎えかは前日の夜電話が来るけど
B事業所は 前月の時点でスケジュールはきちんと決まっている。
連絡帳のフォーマットも書かれている内容も全然違う。
管理者、あるいは経営者?の感性の問題なんだろうか。

そんなわけでいずれA事業所は切って、他を探さなければダメだろうな と思っているところ。
選択肢がたくさんあるわけだから、利用者の方も目を肥やして子どものためにより良い環境を与えてあげたらいいと思っている。


あとね、放課後等デイサービスって18歳までしか利用できないんだよね。
子供が高等部卒業して就労して、企業就労で5時まで働くような状況なら良いけど
作業所とか生活介護事業所とかだと 3時半とか4時には終わるわけ。

それも大抵近所だし、小学生並の時間に帰宅して
それでも一人で留守番ができたり、余暇活動ができる子はいいけど
見守りが必要は子は その時間に親も帰宅しなければならなくなる。
そしたら働けなくなるってこともあるわけね。

それじゃ困るから18歳以降の見守りサービスを って動きが出ている って新聞記事を目にしたので
うちの区はどうなんですか? って、育成会の理事会で質問してみたんだけど
「確かにそうなんだけど、まだ問題にもなっていない。」って答えを聞いて愕然とした。

こりゃ、バンビを企業就労できるか、一人で留守番できる子に育てるか(後者の方が確立高いか)
そっちの方が見込みありそうだよ...。

やっぱり、現状楽な方に流されてると後で痛い目を見たりするし
ある程度先の見通し立てて生きていかないと いざという時困る気がする。
今言ってすぐルールは変わらないからねー。
”何とかなる”って考えてると、何ともならなかった時がツラいよん。

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祝30周年

2015年03月30日 | 日々の出来事
バンビが通っているミニバスケのクラブが創立30周年を迎え、先日そのお祝いの式典が行われた。

1期生から30期生、そして現役の子ども達、その父兄に来賓まで合わせて総勢150名余りが小学校の体育館一堂に会した。
1期生は当時小6として、もう42歳。
現役のいちばん下の子は3歳かな?

このクラブのことはあまり具体的にネットでは書けないのだけど
健常児と障害児が一緒に活動している、まさにインクルーシブな集団で。

御年70歳になる先生は、厳しいけれど愛情あふれる指導で子供だけでなく親の私達も叱ってくれる。
本当に大切なことを教えてくれる。
人を叱るってすごいエネルギーがいる。本当に相手のためを想わなければできないことだもんね。


最後に舞台に”先生の教え子”全員が上がって、「桜(by森山直太朗)」を歌ったシーンは本当に感動的だった。

これだけの教え子に囲まれて先生は本当にお幸せな方だと思った。
もちろん、犠牲にされてきたこともたくさんあるんだろうと思う。
それでも、先生が人のために動いてきた結果が これまでのクラブの歴史、そして教え子達の未来につながってゆく。
それを目にする先生はお幸せだろうな と、そんな風に感じた。

役員さん達は1年がかりでこの日のために準備をされて、立派な記念誌制作も大変だっただろうし
記念品も会場の装飾まで全て手作りで その尽力を思うと本当に頭が下がる。
ロクにお手伝いできなくて申し訳ない思いでいっぱい。

それでも、この一端に私も加わって、バンビと共にこの場に居合わせることができただけでも
本当にありがたく、幸せなことだと思っている。
親子共にたくさんのことを経験させてもらって、学ばせてもらって本当に感謝感激です。


式典では ケイタリングサービスのお料理をあれもこれもいっぱい食べて
おなかにまるでバスケットボール入れたみたいになったバンビ。
でもまぁ、それも今日は大目に見てあげよう。

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さようなら、T先生

2015年03月25日 | 日々の出来事
春は別れの季節。
このブログにも何度か登場しているバンビの担任のT先生が、定年で退職されることになった。

1年生の時に通ったF小学校から合わせて5年間お世話になったT先生。
定年になっても嘱託で継続して勤務されるものと信じて疑ってなかったのだけど、先生ご本人がそれを希望されず。

えー、あと1年。バンビの卒業まで面倒見てもらえると思ってたのに...!(涙)

お別れ会を企画しようとしても、”いらない、みんなに言わなくていい。”と実現できず...。
それでも、お世話になった先生に何かしら感謝の気持ちを伝えたい と
子供&親でそれぞれメッセージを寄せ書きし、写真と一緒に小さなアルバムに収めて贈ることにした。

私がアルバムを用意した関係で、他の親子のメッセージカードにも目を通したのだけど
みんなT先生の厳しくも愛情あふれる指導に感謝していたし
先生が”言っても言ってもお母さんたちに響かない”と嘆いていた先生の指導も
それぞれの形で届いてはいたんだ と思えて(受けとめて、その後どーするかは先生が思っていたのとは違ったとしても)
なんとも言えない気持ちになった。

T先生はこのクラスの創設に尽力し、誰よりも熱心に子ども達の自立を目指して指導してくれた
みんなにとってお父さん的存在。

今、そのT先生がいなくなってしまうことに、親達は少なからず不安を覚えているのだけど...。

まぁ、それはともかく
今はT先生に感謝とお別れの言葉を-。

ほんとうにありがとうございました。先生のことは忘れません。
ご指導いただいたことを胸にこれからも親子で頑張っていきます。
これからはセカンドライフを楽しんでくださいね。
どうぞ、お身体に気を付けて。いつまでもお元気で。



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ひとりでお昼ご飯

2015年03月25日 | 日々の出来事
卒業式の今日、バンビは在校生として登校し、下校は12時半頃の予定。
私は出勤になってしまい、移動支援のヘルパーさんが来てくれるのは14時。
というわけで、お昼をうちで、バンビ一人で過ごすことになった。こういうのは初めての経験。


前日に相談し、お昼はパンを用意して置いておくことに。
冷蔵庫にヨーグルトドリンクがあるからそれも飲んでいいよ と言ったら
「でも、これお昼に飲んだら、おやつの時飲んじゃダメだよね?」とバンビが自分から聞いてきた。

ヘルパーさんとのお出かけで、おやつに自分でドリンクやパンを買って食べるのを とても楽しみにしているバンビ。

母:「そうだね。両方飲んじゃうとどうなる?」
バ:「太っちゃう...。あー、じゃあお昼は我慢する。おやつの時だけにするよ!」

そこでまた相談の上、学校に持っていく水筒に温かい紅茶(ノンシュガーのフレーバリィティー)を入れることにして
お昼はそれを飲むことに決定。

私からは ダメとも我慢しろともひと言も言ってない。
バンビが自分で考えて決めたこと。こういう状態になれると、とても楽。


さて、仕事が終わって帰宅してみると...

パンを載せておいたお皿はキッチンに下げてあり、冷蔵庫のヨーグルトドリンクは手つかずのままだった。
ダイニングの電気が付けっぱなしだったのはご愛嬌だけど。
バンビが帰ってきたら、ちゃんとできたことを誉めてあげよう。


私自身もちょっとドキドキしてたけど、バンビは決められた以上のものを勝手に飲んだり食べたりはしない。
PWSみんながみんな 冷蔵庫から盗み食いするわけじゃない ってことだよね。
ただ、今はそうでも この先もずっとそうだという保証もないけど
少なくとも今は バンビのこと信じていても大丈夫そう。

こうやってスモールステップを1つ1つクリアしていって、自立への道を歩んでいけたらいいな。

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学級代表

2015年03月21日 | 日々の出来事
このところ連日の卒業式の練習でかなり疲れているバンビ。
ご飯を食べながら途中でウトウトすることもあるし、またまた吃音(最初の音が出にくいタイプの)も出てきている。
身体的疲労だけでなく、プレッシャーもあって心もお疲れなのかも。


そんなバンビが来週の学校の修了式で、学級代表として修了証を受け取る役になるそうだ。

5年生は3人いるけど、一人は情緒が不安定で衝動的な行動に出る時があるから難しいとして
やるならもうひとりの子かなぁと思うけど
それをバンビにやらせてもらえるのは来年の卒業式への伏線かも...。


自分に自信がなくて、知らないこと、やったことないことに不安を感じるバンビ。
(やるからには)ちゃんとやらなきゃ と自分自身にプレッシャーをかけてしまうところもあるし。
今年クラス代表をやらせたら、卒業式の時はスムーズにできそうかも という先生の配慮なのかな。


連絡帳を読んで「へぇ、バンビがクラスの代表やるの? すごいじゃん。」と言ったら
えへへぇと言って、私に後ろから抱き付いてきたバンビ。
嬉しいのと、気恥ずかしいのとちょっと不安なのとが入り混じった気持ちなんだろう。

頑張れ、バンビ。
母もちょっぴり不安と期待の入り混じった気持ちだけど、でもいつも応援してるからねー。

先生がわざわざ動線を図に書いてくれて「おうちでも練習しておいてください。」ってあったのを読んで
家のどこで? と思ったけど(笑)証書を受け取るところだけでも、あと数日練習しておこう。

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映画「みんなの学校」を観てきました

2015年03月20日 | お気に入り&おすすめ
バンビが幼少時に療育で通っていた幼児グループや、現在通っている療育先でも紹介された映画「みんなの学校」
チラシを見てどうしても観たくて、公開最終日の前日にやっと行ってきました。

映画「みんなの学校」公式サイト → http://minna-movie.com/

大阪・住吉にある大空学校の先生と生徒達を、長期に渡り追い続けて撮影したドキュメンタリーで、元々はテレビ番組用だったのを新たに映画用に編集した作品。

この学校は、障害があったり、自分の感情をうまくコントロールできなかったり、他校では不登校になってしまった子なんかがたくさん集まってくる。
(2012年度で全校生徒約220人中、30人以上が要支援だったらしい。)
でも、特別支援学級はなく、みんな同じクラスで一緒に学ぶ”インクルーシブ”教育を実践している。
つまり、大空学校はその町に住んでる子なら誰でも通える学校、みんなで作るみんなの学校なのだ。

学校のたったひとつの約束は、「自分がされていやなことは人にもしない、言わない。」
この約束を破ったら、校長室にやり直しをしに行く-。


いや、泣くとは聞いていたけど、もう最初っから最後まで泣きっぱなし。
一部、声なく号泣。


まず、ここの校長先生がすごい。
子どもの名前をみんな知ってる。いつもパワフル。全力で子供と向き合ってる。
子どもにとって学校は、安心していられる場所なんだ って、その信念がひしひしと伝わってくる。

そして、先生方ももちろん担任制ではあるのだけど、その先生1人が抱えるのではなく
学校にいる大人、それは担任以外の先生、特別支援コーディネーター、養護教諭、いや先生だけでなく
管理作業員(いわゆる用務員さんだと思う)の方まで、この学校の大人全員で子ども達を見守り、支えている。

さらに地域の方が、子ども達と積極的に関わり、温かく見守っているのがわかる。

それと同じくらいすごいのが子ども達。
子どもって自分で変わっていく、成長していく力があるんだ。どんな子にも必ず。

それと、そういう発達に課題のある子や、家庭に事情のある子と同じ教室で接する 他の子ども達が
みんなすごく優しいし、みんなすごく大人。そこに感動する。
いろんな人間の多様性を認めるということは、自分も認められるということ。
だから、人と接するのに心のゆとりみたいなのができるんだろうか。

これが普通の公立の小学校で実現できていることが、すごいと思うし、うらやましくてならない。
ここでできるなら、ほんとは他でもできるはずだよなぁ...。


でも、思えばバンビが通っていた幼稚園も こんな風にインクルーシブ教育を実践していたし
今も通っているミニバスケのクラブも、健常児と障害児が一緒に活動していて
既に何度も書いているけど、ここの子ども達もみんなほんとーに優しくて、しっかりしてる。

子どもが分け隔てなく仲間として付き合うと、大人も自然と関わり方がわかって、見る目が変わっていくんだと思う。

この「みんなの学校」のコピーにある”学校が変われば、地域が変わる。そして、社会が変わっていく。”
っていうの、まさにそうなんだろうなー。
だからこそ一人でも多くの人に、知ってほしい。観てもらいたい。(特に教育関係者、子どもに関わる人に。)

東京での公開は残念ながら今日で終わってしまったけど、まだこれから公開される地域もあるようなので
是非多くの方が劇場に足を運んでくれますように。

あと、これプログラムもすごく良かったので、できたらそれも目を通していただければと思います。
私 帰宅してからそれ読んで、またまた泣いてしまったよー。

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プリント8枚 ~やってもやらなくてもいい宿題~

2015年03月15日 | 日々の出来事
先週の土曜日、学校公開で算数の授業があり
バンビが授業中にやり終えなかったプリントを 家でやるために持ち帰るはずだったのだが
その日、ファイルの中にそのプリントが入っていなかった。(つまり持ち帰らなかった。)

このところ、ちょいちょいあるのだけど つまり”やりたくなかったから置いてきた” ということらしい。
まぁ、それだけ知恵が回るようになってきた ということでもあるが...。

でも、いくらやりたくなくても、やらなくちゃいけないことはやらなきゃダメなわけで。
月曜日 連絡帳にそう書いて、持たせてください と先生にお願いしておいた。

そしたら、先生からは「本人と話して、算数はイヤみたいなので、点つなぎのプリントを持たせます。」と書いてあった。
にもかかわらず、その日のファイルにはまたもや何も入っていなかった。

火曜日、両方入ってなかったことを書いて連絡帳を持たせた。
その日は放課後デイサービスに行ったのだけど、デイの支援員さんが
「今日は宿題が8枚もあって、ずっとそれを頑張ってやっていたのですが、全部は終わりませんでした。」と。

何、それ? どーゆーこと?


連絡帳を見たら「机の中に今までのがいっぱい溜まっていたので、全部持たせます。」と書いてあった。

やりたくないから持ち帰りたくないんだけど
持って帰ったからには、全部終わらせないと って思うのがバンビだなー と思ったけど
それにしても、8枚も溜まっててそれを先生が気づかないってどういうこと?

そう思ったからこの件で、主任のT先生と話をしたのだけど

「宿題をちゃんとやってきたかどうかは毎回確認しない。
 出せば見るけど、出さないからといって叱りはしない。
 習い事が忙しい子もいる。体調が悪い時もある。だから、何が何でもやってこいとは言ってない。
 机の中を確認してないので、宿題を出さなかった理由が持ち帰ってなかったからということには気づかなかった。
 バンビくんだけじゃないかもしれないから、今から”何のために宿題をやるか”をみんなで確認する時間を取る。」

正直、”え~っ、そーいうもんなのー?”とびっくり。
私が子供の頃は、宿題やってこなければ怒られたり、立たされたりしてたもんだけどなー。

普通級のママ友に聞いてみたら、今は”先生によるかもー”という話だった。
そーいう時代なのかぁ...。


でも、やってもやらなくてもいい宿題なら、何のために出すんだろ?
先生にそう聞いてみたら、「家庭で毎日学習する習慣をつけさせるため」なんだとか。
ただ、宿題を一人じゃできないけど、親が付いて見てやる余裕のない家庭もあるのでやらなきゃダメとも言えない... 
とまぁ、この辺が先生の本音なのかな。

うーん、何か納得しきれないものがあるなぁ。


先生と子供たちが話し合った”何のために宿題をやるか”も
”中学生になるため” とか、”大人になった時勉強してないと困るから” とか
あと”やらなきゃいけないことがやれないと、将来働けないから”って答えてた子もいて
そうそう、それよそれ! と思ったんだよなぁ。


遅刻をしない(時間を守る)とか、やらなきゃいけなことはきちんとやる、やってはいけないことはやらない というのは
社会で生きるための みんなのルール。
これが守れないと 他人に迷惑をかけることになる。
他人に迷惑をかけ続けると信頼を失い阻害されていき、結果的に社会の中に自分の居場所を失くすことになる。

だから、やらなきゃいけないことはやらなきゃダメなんだよ。
それを身に着けさせるためにこそ 宿題はあるんじゃないんだろうか。
支援級のこの子達にこそ そーいうことを小さい時から教えていく必要があると思うんだけどなぁ。

先生はもっともらしいことを言ってるような気がするけど、実は矛盾があるし
単に怠慢なだけなようにも思えるんだよね。


例えば、毎日 その子が一人でもできるくらいの量とレベルの宿題を出して
ちゃんとやってきたら誉める。
できない時はどうしてできなかったかを 本人に言わせる。
体調がすぐれなかったとか、他で忙しかったとかなら、次の日やるように促す。

それくらいのことを どうしてしようとしないのか?
それは教師としての本分なのではないの? 
それが特別支援教育なんじゃないの?


あまり先生にあれこれ注文をしようとは思わないけど、どうもこれについては納得いかなくて
モヤモヤとしたものを抱えたまま、3学期が終わろうとしている。
うーん...。

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ほめ言葉カルタ

2015年03月06日 | お気に入り&おすすめ
ツイッターでNironeさん(@Via_Nirone7)という方がつぶやかれていた
「ほめ殺し育児カルタ」というのがとても良いと思ったので、こちらで勝手に紹介させてもらいます。

「ほめ殺し育児いろはカルタ」


子供をほめようと思っても、ほめ言葉のネタ切れ(もしくはマンネリ?)を感じることがあるわけで...
このカルタには「あ」の”あとちょっと!”から 「ん」の”ん~!素敵!”まで46個のほめ言葉が載ってます。
ほめ言葉のバリエーションを増やしてみたら、もっとほめ上手になれるかも。

ちなみに、うちの場合「あ」は”あら、まぁ”(気づいたよってカンジ)
「お」は”お兄ちゃんだねー”、「か」は”頑張ってるね(頑張ったね)”かな。
それぞれ オリジナルのほめカルタでいいと思う。

ほめるって、ただいいこと言うだけじゃなく、感心したり、ちょっと驚いてみせたり
気づいてるよって知らせたり、相手を認めてあげたり、いろんなパターンがあるもんね。


要は、Nroneさんの ”人をほめるのは「慣れ」と「練習」です。”の言葉のとーり!


私もいつもバンビに対してとにかくほめようと努めているので
クラスのお別れ会でカレー作りのお手伝いをしている時に つい他の子にも
「そうそう、できた。」「いいね、上手。」「頑張ったね。」と声掛けしていたら
やんちゃな多動クンから「ありがとうございます。」と言われ
私も驚いたけど、それ聞いた先生が超びっくりしてた。

そのお子さんは特に、家庭に事情があって承認欲求が満たされてないカンジなので
他人にでもほめほめ連発されて嬉しかったのかもしれないな。

やっぱり、ほめて育てるって大事よね。
もう、口癖になるくらい、練習しましょー。
きっと親の意識が変わってくると思うな。

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かゆみ対策

2015年03月06日 | プラダー・ウィリー症候群
3ヶ月のお子さんをお持ちのマーチさんからコメント欄にご質問をいただいたので
記事としてこちらに書きます。

私も、バンビの乳児期のことは既にかなり忘れてしまっていたりするので
もし、これを読んでアドバイスしてくださる方がいらしたらコメントをお願いします。

マーチさんからの質問は

顔に乳児湿疹ができ、無性に痒がり、目の際、更には目の中も!?、あとは頬のあたりを、よくかいています。
あと、経管栄養なので、固定シールのあたりも。
掻きすぎて、赤くなったり、引っ掻き傷も2ヵ所ほど。

主治医に、乳児なりにPWS症候群の特徴が出ているものなのか聞くと、「そうゆう感覚は出ているかもしれない」と言われました。
ただ、私が突っ込んで聞かなかったからか、対応方法は何も言われませんでした。

家では、こまめに爪を切ることくらいしか、対策は取っていません。
あとは、掻いてる仕草を見かけたら、手を取ってやめさせる。
ミトンは、させていません。

乳児の頃から、痒みへの敏感さは出るのでしょうか。
特別な予防策や、対応策は何もあるのでしょうか。



うちも、バンビが赤ちゃんの頃 湿疹になり、ミトンを着けさせたことがあったのですが
ミトンをしたまま顔をこすって、繊維ですれてしまい
あまり意味がなかったように記憶しています。

マーチさんのお子さんの主治医は 小児科あるいは内分泌の先生でしょうか?
もし、症状が続くようなら 皮膚科を受診してお薬をもらった方が良いかもしれませんね。

うちも、じんましんだとかとびひだとかで何度か皮膚科のお世話になっています。
かかりつけ医を見つけておくと、いざという時安心ですよね。

皮膚科のお医者さんでPWSをよくご存じの方はほとんどいないかもしれませんが
普通の湿疹や、じんましん等は PWS関係なく皮膚科としての対処をしていただけば良いのではと思います。


マーチさんが気にされている PWS特有のかゆみの問題については
皮膚そのものの問題+メンタル面が絡むので、多少やっかいですが
それだけに乳児の頃は そんなに気にしなくてもいいような気がします。
(あくまでも私個人の見解ですが。)

PWSのスキンピッキング(皮膚のつみとり)は
暇になると手持無沙汰になって、引っ掻いてしまうとか
傷が見えると気になって触ってしまう とかのようなんですよね。

だから、まず傷をつくらないようにすることが大事。
これは特に夏場、虫さされに注意ですね。

あとは傷を見えないようにする。
夏場でも薄手の長ズボンだったり、シャツを着せたりしているご家庭もあるようです。
(外出時には虫刺され対策にもなります。)
それと絆創膏。
取りあえず絆創膏が貼ってあれば、それを剥がしてまでかこうとはしないようです。
(これも個人差ありますが。)

でも絆創膏代って結構かかるので、安めのを毎日貼り換えているおうちもあれば
うちは 以前にも書いたかもしれないのですが
ニチバンの「ケアリーブ」という多少割高だけど粘着力が強いので何日も持つというのを使ったりしています。
お風呂に入っても剥がれないし、バンビの場合はかぶれもしないので傷が治るまで貼りっぱなしです。
学校用に1箱、先生に渡してあって、必要に応じて使ってもらっています。

そして、手持無沙汰にしない。
うちは 幼少期からシールをはがして貼ってという遊びを好んでやっていて
どこへ行くにも100均でまとめ買いしたシールを持ち歩いていました。
今でもたまにやっていて、スキンピッキングの代替行為になっていると思います。

その他 ipadを操作する手の動きが、代替行為になるのでは? という説もあり
箱庭療法を取り入れているところもあると聞いています。
いずれにしても、何かに夢中になっている時、手を使っている時はやらないということですよね。


バンビの場合は、超ドライスキンらしく乾燥してかゆくなるということも多いので
冬場は加湿器がフル稼働。
お風呂上りにクリームを塗ったりして対策を取っています。

マーチさんの疑問に対して、うまく答えられているのかはわかりませんが...。
また何か気になることがあったら、お気軽に聞いてくださいね。

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