バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

中学への道 2

2015年09月29日 | 就学に向けて
そんな状況ではありますが、記録しておきたいこと、書いておきたいことも多々あり...。

まずは中学就学の話。
中学校も特別支援を希望する場合、まず親がその旨申請をする という話は前回6月に書いた。
→ 中学への道1

で2学期に入り、今度は本人が審査を受けて、判定が出る。


今年は9月中旬に うちのクラスの6年生3人と他の2校の児童3人とが一緒に試験を受けた。
そして、その2日後にはもう親が総合教育センターというところに出向いて、判定結果を聞くという流れ。
これは学校によって、だいぶ時期に幅があるようだ。
(うちの学校も去年は10月だったらしい。)


バンビの結果はと言うと、特別支援学校相当 という所見。

試験が終わってから、子供達がものすごく緊張していたことは先生から聞いていたし
バンビ本人からも「ぜんぜんできなかったー。」とは聞いていたので
まぁ予想はついていたんだけどね。

バンビの回答用紙を見せてくれたんだけど、ほとんどできてなくて思わず笑ってしまった。

 ・自分の名前・住所・電話番号・生年月日を書く
 ・文章を書き写す
 ・単語の連想 (ex.「あ」で始まる単語3つ)
 ・伝言ゲーム(短期記憶)
 ・算数の文章題
 ・2桁の掛け算
 ・絵(図形の組み合わせ)を見て、書き写す(同じ大きさ・形で)
 ・ひも通し(サンプルと同じように)
 ・簡単な体操

問題は1問何分と大体時間も決められていて、トータルで1時間弱かかるボリューム。

バンビは 1つ1つの設問に要する時間が長いのだそうだ。
指示を理解できていないということもあるだろうし、反応するまでに時間がかかる面もあるだろうし。
あと、吃もあるので無理もないのだけど、言葉の表出にも時間がかかる。
だから、わからない というのと、時間切れでできない というのと両方あったみたい。

ただ、わからなくても真面目に取り組む気持ちは最後まで切れなかったし
理解できれば意欲的に頑張っていて、そこは評価されていた。
       

でも、担当者さんが言うには
バンビが自分の力でやり遂げられる環境で、達成感や自信を得ていくことが今後彼にとっては大切であろう。
だから 支援学校の方が良い という判断なんだよね。

というわけで、次のステップとして11月中旬に支援学校の体験をすることになった。
それで、判定どおり支援学校入学を希望すれば、後はすんなり進んで年内くらいには決まるんだろうけど
特別支援学級入学を望めば、そこからまた体験のセッティングをしたりして
決まるのは3学期それも卒業ギリギリなんてことにもなるのかも。


先方の言うことはよくわかるんだけどさ。
でも、でもね。
例えば今のバンビの力が10だったとして、支援学校なら周りには5や6のお子さんも多いだろうし
そしたらバンビは”できる子”として、お世話をする方の立場や
もしかしたらリーダー的な役回りもさせてもらえるかもしれない。
それによって自信は確かに着くかも。
でも、力は10以上に伸びるだろうか?
10の力の自分に満足してそれ以上を目指さなかったり
妙な自信(僕ってすごいんだ的な?)を持ってしまわないだろうか?

支援学級なら例えば15の力を要求されて、それだとバンビは着いていくのに必死にならないといけないと思う。
”できない子”としてお世話される立場であることの方が多いだろう。
でも、見よう見まねで頑張るうち できなかったことができるようになり
10の力が12、13になることで得られる自信もあるはず。
その方が彼自身は成長すると思う。

実際、小学校の6年間がそうだもんね。
支援学校に入っていたら、たぶん今のバンビはないと思う。

バンビに頑張る気持ちがない子なら 私もゆったりのんびりの環境でもいっかなーって思うんだろうけど
バンビは 意欲だけは人一倍持ってるんだよね。
(もちろん、苦手なことはやりたがらない面もあるけど。)

なので、せめて1年支援級に入ってみて、頑張れればそれでいいし
どうしてもダメなら2年生からは 支援学校でもいいんじゃないかなぁ と思っている。
(都立は原則年度途中の転校は認めてくれないらしいので)


最後は親の意志 ってよく言われるけど
でもそれも学校が受け入れてくれなければ どうにもならず。
バンビが入れば、先生の手を煩わせることになるだろうし
他の生徒を待たせてしまうこともあるだろうし。
だからまったく悩まないと言えば嘘になるけど
これからどちらも体験させてもらって、よく考えて話し合いを重ねて決めていきたいと思ってる。
うーん、ファイト!

メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パソコン壊れました(泣)

2015年09月28日 | 日々の出来事
久しぶりの更新となってしまいました...。

実はずっと不調で、騙しだまし使っていた我が家のノートパソコンが
ついに壊れてしまって、現在修理中。

大事なデータファイルはオンラインストレージにアップロードしてあったので、まぁ何とかなるとは思うけど
あぁ、でも 年賀状の住所録とかは きっとアウトだなぁ。
それに、重すぎてアップロードできなかった写真データも。
これがいちばん痛い。

いつか時間できたら、アルバムにしよう とか
そのうちCDに落とそうとか 思ってたけど
”いつか”とか”そのうち”なんて、実現した試しないよね。

考えたらどんどん落ち込むので、なるべくそれについては考えないようにしてるけど
実際の損害はどの程度なのか見当もつかず。

メールやらネット検索やらは スマホでもできるけど
私にとってはWordやExcelができないのは かなりキビしい状況。
ブログも基本パソコン入力で書いているので、しばらくご無沙汰が多くなるかも。

やれやれ。
皆さんもどうぞお気をつけくださいまし。

メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歯列矯正 その後

2015年09月08日 | 日々の出来事
バンビが歯列矯正を再開したことは以前に書いたけど → 歯列矯正再び

現在、2週間に1回のペースで矯正歯科に通院中。

いきなり こんな写真で失礼ながら...


これが現在のバンビの口腔内の状態です。
上の前歯がでかい。しかも出っ歯ですきっ歯気味。
下顎は もう既に並びきらない感じがありあり。
この後、さらに3本程乳歯が抜けて永久歯に変わりつつあるので、状況はもっとひどくなっている かも...。


で、前回りんごを食べる様子などをチェックして嚥下の様子を見てもらった結果
バンビの場合 舌のスポットが正常な位置より後ろに来ているらしい。
しかも舌が下に落ちている(上顎に着いているのが正常)ので、下の歯を舌で押し出す傾向にある。
それに、上唇の力が弱く浮いているので、前歯も出る。

単に顎が小さいから だけではなく
歯並びは唇と舌の力のバランスと、正しい位置や動きが大きく影響するんだねー。
知らなかった。

で、現在の治療としては、歯科衛生士さんが筋機能訓練と歯列弓拡大のための口腔筋機能療法を指導してくれている。
いろんなやり方があって、バンビに合う(やりたがらないのもあったりするので)方法を様子を見ながら というカンジ。
・ポッピング(舌を上顎に付けてから下に落として舌打ちをするように音を出す)
・舌先を上唇の3点(右・中央・左をランダムで)につけるように動かす
・水の入ったコップにストローを差し、吹いてブクブク泡を立てる 等を毎日家でやるように言われている。

ただ、それをST(言語訓練)の先生に話したところ
バンビの場合は 末端に力が入りすぎて、脱力するのが難しいから
(以前から何度も書いてるけど、ふわっと舌を出すことができない)
まずは脱力の練習をしてそれができるようになってから、舌先を動かす訓練をした方が望ましい と言われてしまった。
歯列矯正と言語(構音とか発音とか)では 同じ口腔筋機能療法でもアプローチが違うというところか...。

まぁいろいろ様子を見ながら 訓練を続けていこうと思ってますが。
メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

菓子折り持って謝って

2015年09月08日 | 問題行動
我が家の物置と化している1室。
よく猫がそこで寝ているので(北側なので涼しいからかな)バンビが時々ちょっかい出しにそこに入ることはあるのだけど。

その日も 私がものを取りに行ったらバンビがいて
で、網戸が少し空いてるのに気付いたんだよね。

おかしい...。
昼間 掃除した時、空いてることに気づいて閉めたはず。

うちの窓の外は吹き抜けになっていて、窓の下は下の階の廊下になるんだけど
見ると そこにティッシュの丸めたのが5個くらい点在していてビックリ!

バンビが投げたに違いない。
以前も同じように網戸が開いていたことがあるから、たぶん今日だけじゃなく過去にやらかした分もあるんだろう。

普通の廊下なら 取り合えず拾ってこい って話になるんだろうけど
実はそこが下の階の御宅のクーラーの室外機なんかが置いてあるスペースになってて
フェンスに鍵が掛かってて入れない構造。
ううぅっ。


何でそんなことしたのか?
まぁ聞いたところで要領を得た答えは返ってこず...。

でも、バンビがやらかすことには何かしら理由があるんだよね。
ものを投げて落とすのが楽しい ってのは、子どもなら誰しも持ってる感覚なんだろうけど
でもさー もう12歳だよ。とほほ。

あとは、例によって傷を引っかいて出血してしまい
それを拭いたティッシュをそのままゴミ箱に捨てると 見つかった時怒られる → 証拠隠滅 のつもりだったか...。
まぁたぶん最初はそんなことで、何か楽しくなって何回もやっちゃった くらいのことなんだろう。
やれやれ。

バンビ自身それが悪いことだとはもちろんわかっているんだよね。
でもやっちゃう時は軽い気持ちでやってしまう。
そんなだから、やらかしたことを後からキツく叱っても意味がないんだけど...。


実はまずいことに最近このマンション内でものを投棄する事件が多発していて
それが場所や投げられたもの(ペットボトルとか、使用済みの歯間ブラシとか?)はおよそバンビとは無縁ではあるのだけど
でもそういう状況だけに バンビがゴミを投げたということがもし伝わったら
それと関連して捉えられてしまう可能性もあるわけで。

せっかくマンション内に バンビに対して好意的な人(子どもとその親)ができている中で
そんなことになったら と思うと...。

なので、バンビを叱るというより
”そういう悪いことをバンビがしてるって他の人が知ったら、もう誰も声もかけてくれない、手も振ってくれなくなるよ。”と伝えた。
バンビにとって それはとても悲しいことらしく、泣きながら「もうしません。ごめんなさい。」と約束をしたんだけどね。


翌日 菓子折り(折りという程ではないけど)を持って、バンビと一緒に階下のお宅にお詫びに行ったら
出てきたご主人が 「子供さんのやったことだから。後で拾っておきますからいいですよ。」と
快く謝罪を受けてくださったので助かったけど。


ほんとにねー。
突然こーいうことやらかすので気が抜けないわ。
様子がおかしい時はチェックしておかないと...。
でも、何か わが子のことが100%信用できないのって悲しいなぁ。

メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2学期スタート

2015年09月07日 | 日々の出来事

またまた久しぶりの更新となってしまいましたが...。

長かったはずの夏休みも振り返ればあっという間に終わり、無事新学期がスタートしました。

いやー、学校が始まるとほんと1週間があっという間...。
バンビはと言うと、やっぱりちょっと疲れている様子。

2学期になって クラスの生徒数がまた1人増え、ついに30人に!
(もう普通級と変わらない人数だよ、どこまで増えるのー?)
ガヤガヤした集団の中にいると、やっぱりそれだけで心身共に疲れるみたい。

それに、この暑かったり涼しかったり、晴れたり降ったりの目まぐるしい天候の変化も
彼の身体には負担なよう。
運動会の練習も始まっているらしいし。

前にも書いたけど、心身の疲労はトラブルの元。
ちょいやらかしたことがありまして...。
それは長くなるので、別で書きたいと思いますが。

何かと行事も多く忙しい2学期。
特に今年は6年生ということで、中学就学に向けて動きもあるし。
とにかく、日々健やかに過ごしていけたらいいなぁ。

メールはこちらまで → yakkoxhs@gmail.com
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする