なんだか 病気やケガの話ばかり続いたけど
今日は 心温まる話。
バンビは自宅から歩いて10分くらいの幼稚園に年少さんから3年間通ったんだけど
そこは キリスト教系の家族経営の小さな幼稚園で
お身内に障害のあるお子さんもいらっしゃるせいなのか
インクルーシブ教育を実施していて 当時から有名だった。
その辺りの話は 当時の記事にいろいろ書いたと思うけど
私達親子は 本当にこの幼稚園にお世話になった。
園長先生やそのごきょうだいの先生方も区内にお住まいだったりするので
卒園してからもたまにすれ違って声をかけていただいたりしてきた。
その幼稚園が創立70周年のお祝いに
卒園児や保護者が集まる機会を設けてくれて、先日バンビと一緒に伺ってきた。
さすがに 子ども達はまだ卒園からまもない子たちが多かったけど。
そりゃ、そうだよね。
バンビの同世代は皆大学生だったりして、バイトなんかで忙しいんだろう。
海外に留学しているっていう子もいたっけ。
でもその保護者達は顔を出していて
「久しぶり~」「元気~」とおしゃべりの花があちこちに。
みんな等しく年を取ってるなぁ… w
そう、卒園してからもう15年くらいたっているんだもん、当たり前だけど。
普通の幼稚園だと15年も経つと先生もほとんど入れ替わってたりするんだろうけど
そこは同族経営なので 一族の皆さんがいらっしゃって
懐かしい顔ぶれがいっぱい。
「大きくなったねー。」「もう一人で会ったらわからないねー。」と
声をかけてもらって、バンビも嬉しそう。
先生だけじゃなく ママ達も「たまにスーパーで見かけるのよね。」とか
「今は先生として園バスに添乗してるんだけど、すれ違うこと多いのよ。」とか
「うちの子と誕生日いっしょだったよね、覚えてる?」とか
いろんな声をかけてくれて
そういうのって 地域の中で生きてるカンジがして
とってもありがたくて、嬉しかったなぁ…。
バザー販売のクレープやコーヒーを買って、園庭でいただいたり
懐かしい写真や作品(誕生日の度に親がいろいろ作った)を眺めながら
昔話に盛り上がったり。
あの頃、バンビはまだ小さくて おしゃべりも拙いし、排泄の自立とかも完全じゃなかったり
いろいろ大変なこと たくさんあったけど
親の私もまだ若かったから体力もあったし
とにかく毎日 幼稚園や療育や、いっぱいいっぱい頑張ってたなぁ…
そんな日々がふと蘇るようで 本当に懐かしかった。
そう思うとバンビもよく頑張ってきたよね。
あのふにゃふにゃの赤ちゃんが、元気に大きくさえなってくれたらいいと
当時それだけを強く願ったわが子が
その願い通りに成長してくれたんだから それだけでも幸せなことだと
改めて 私達親子の原点に立ち返る。
創立されたおじいちゃん先生もご健在で 今はもう車椅子を利用されたりしているけど
ちらとでも お目にかかれてとても嬉しかった。
卒園してから 何年も経つのに、こうしてまた寄り集まれる場所がある って
本当に素敵なこと。
この幼稚園は 私達の心のふるさとの1つなんだよね。
バンビにとっては どれだけ覚えているかはわからないけど
でもやっぱり ここは暖かくて優しい居場所だった っていう記憶は残っているみたい。
地域にそういう場所があるってことは幸せ。
幼稚園選びにすごく悩んだけど、あの時の選択は正解だったな。
良くやったよ、自分。 なんてねー。