バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

剥離骨折 再び

2022年03月31日 | 日々の出来事
卒業式が終わってからの10日余り
バンビは放課後デイや移動支援等を使ってのんびり過ごしていたんだけど
火曜日の夜、バンビが
「今日またやっちゃってさー、足が痛いんだよね。」と言い出した。
デイの連絡帳を見たら
「公園で桜を見ながら歩いていたら、よろけてひねったと言っています。」

どうやら縁石の上を歩いていて(何故?!)降りる時によろけたらしい。

今回バンビは既に自分で湿布を貼っていたので
(しかもサロンパスみたいなヤツを)
私もよく見もせずその日は終わりになった。

で、翌日見たら 足首がぼってり腫れていて
皮下出血もかなりあって これはヤバいかも... という状況。
靴を履いて歩けないほどの痛みらしく
(痛覚鈍いプラダっ子が痛がるなら、それはほんとにかなり痛いんだよね。)
「午前中、病院行こうよ。」と言ったのだけど
今日はどうしてもデイを休みたくない と言い張って拒否。

どうやら、もう卒業なので
昼食作りのメニューが バンビのリクエストで決まっているらしい。
(チャーハンとから揚げと豚汁 って、おい...!)
それをどうしても食べたいと...

痛みより食欲が勝つのは、さすがプラダーウィリー。
言っても聞かないので、この日はパスして
病院に行ったのは結局、木曜日。

案の定、診察結果は くるぶしの骨の剥離骨折。
あーあ、もう...

1年ちょっと前にやったばっかりじゃん →まさかの剥離骨折

今回は前回と同じ右足のくるぶしだけど、場所が違うらしい。
”じん帯損傷するよりは良かったです。” とDr.にまた同じことを言われたよ。
もう成人なので、剥離した骨は元には戻らず ずっとはがれっぱなし。
ただ、痛みが取れたら動かす分には支障はないんだとか...

痛みのピークは1週間くらいで、運動は2週間NG。
湿布とサポーターで固定する治療。
しかし明日は入学式だっていうのに、どうすんの? 
靴履けないんだけど...

バンビはもう成人で、学校での怪我でもないから
治療費も普通に3割負担で
今回は サポーター代、湿布代込みで 4,000円。

この前も、おでこの傷を引っ掻いて、薬を塗ってたら
液だれして目に入り
本人がギャーギャー言うので、眼科受診して目薬もらって3,000円。
(すぐ洗って、普通に見えてたから問題なかったはずなのに... 
 割と病院好きなんだよね...)

いや、もう医療費馬鹿にならないから。ほんと勘弁して。

それに本人一人で初診は無理なので(再診ならまぁ何とか?)
いちいち私が付いていかなくちゃならない 
この時期超忙しいのに、そういう時間的負担がまたつらい。
(眼科の時は薬局終了までで3時間かかった)
これ、この子がいくつまで続くのか...? (親亡き後はどうなる?)

などと思ったら、本人以上に私に精神的疲労感が...
はぁ、ほんとやれやれですわ。

まぁ、大けがじゃなかったから良し とするしかないんだろうけどねー。
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卒業しました ~学齢期修了~

2022年03月19日 | 成長記録
暖かい日が続いたかと思っていたら
急に寒の戻りで雨模様の寒い1日だったけど
バンビの高等部の卒業式が無事終了しました。

思えば 3年間のうちの2年余りが新型コロナ禍で
休校やら分散登校やらもあったし
行事も軒並み中止になって... 涙

卒業アルバムを見ると、1年の時は外に出かけていろいろな体験してるのに
2年生からはそれがパタッとなくなって
校内行事とか授業風景とかの写真ばかり。

それでも、いろいろなことを学ぶ機会を作って経験を積ませてくれた。
体育祭や文化祭は学年別等規模を小さくしたりして実施してもらえた。

学校、先生方をはじめ関わって支えてくれた皆さんには感謝しかない。
本当に本当に ありがとうございました。

バンビにとってこの3年間は
いろいろやらないといけないことも多くて
守るべきルールや 気を遣う人間関係や
頑張らないといけないあれやこれやで
大変なこともきっと多かったと思う。

でもよく頑張ってた。バンビなりに一生懸命ー。
思春期のモヤモヤを抱えながら。
増えていく体重と葛藤しながら。
(この1年で6㎏も増えてしまったんだよね... まぁ、背も伸びたけど)

無事にこの日を迎えられて 本当に良かった。
この2週間くらいは 寂しさと先の見えない新生活への不安とで
多少不安定になっていたけれど
立派に卒業証書をもらえたバンビの姿に 私も安堵の涙が出たよ。

小さい時から療育で一緒だった子達のそれぞれ成長した姿を見たら
それも泣けてならなかった。
みんな大きくなったね... よく頑張ったね...

来賓もいない、合唱もない(歌唱付きの国歌や校歌が流れるのを聞くだけ)
シンプルな卒業式だったけど...

卒業式が終わってから せめてものはなむけにと
先生方が二部合唱で歌ってくれた「カイト」は胸に沁みて
思い出してもまた泣ける...

心に残る思い出の1日となりました。


学齢期が終了し
もう明日からは 学校という拠り所がなくなってしまうのは
子ども以上に親が不安を感じるものなんだね。
学校という 子どもを共に育んでくれる場所って
ほんとにありがたいものだったな と改めて思う。

子は社会人として 責任を持って自分の人生を生きていかなければならず
この先 子が・親が困った時、悩んだ時
学校のように当たり前にある支援はなくて
親があるいは本人が 自分で支援の手立てを手繰り寄せなくてならない...

だから不安もあるけど でもね
親の私が今のバンビに伝えたいことは

「Life can be so sweet」
”人生は素晴らしい、きっと素敵な日々が待ってるよ” ってこと。

明るい気持ちで 前に向かって歩き出していってほしい。

そして「stay gold」”いつまでも輝いていて” 
バンビはバンビのままでー。

そう、宇多田ヒカルさんの「stay gold」は私の大好きな曲。

 大好きだから ずっと
 なんにも心配いらないわ
 My darling Stay gold
 無邪気に笑ってくださいな
 いつまでも

 悲しいことは きっと
 この先にもいっぱいあるわ
 My darling Stay gold
 傷つくことも大事だから

 大好きだから ずっと
 なんにも心配いらないわ
 My darling Stay gold
 無邪気に笑っていられたら
 いつの日も

お母さんはいつまでもあなたを見守り続けるよ。

卒業おめでとう。
コメント (2)
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