バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

ショートステイを利用してみた

2023年03月21日 | 社会的自立に向けて
 将来の自立に向けて、親元以外のところで生活する経験をさせようと思って
実は1月にショートステイの利用申し込みをしていた。
区内で親の会が運営している入居施設と
生活介護と就労継続支援のB型作業所も併設されている大きな施設。
ところが もう出かけるという段階で先方から連絡があり
施設の入居者に新型コロナが出たということで 
急に利用見合わせになってしまったんだよね。

で、仕切りなおして今月上旬に初めて2泊3日の利用をしました。

以前、小学生の時に 緊急一時保護事業で1泊2日のステイを利用したことはあるけどそれ以来のお泊り。
ただ2泊3日とは言え
初日は14時に入って、3日目は11時に迎えに行ったんだけどね。

しかも行きにバスを降りたところで段差に足を取られて転んでしまい
軽い捻挫をしてしまったバンビ。
施設も、入所してからのことは施設が責任持つけど
入る前のことなので 念のため病院に行ってきてください と言われる始末。
そりゃそうだけど… 
何でここで転ぶんよ?と呆れて物も言えない…

そんなわけで初日は怪我のためお風呂にも入れず、シャワーのみ。
夜8時半頃
「みんなもうパジャマなのに、僕はまだお風呂入ってない。何時になるの?」
とスマホから電話がかかってきた。

自分で支援員さんに聞くように言ったけど
要は 見通しが立たなくて不安ってことね。
スケジュールを提示されてないのかな?
入居施設で 周りが重度の方が多いからなのか…
この辺りは 次回以降利用の時には相談しないといけないかも。

でも、2日目は何の連絡もなかった。
こっちから電話してみたけど、そそくさと切られた。
きっと順応できたんだね。

そんなこんなでバタバタはあったけど、とりあえず無事2泊を終え
機嫌よくステイを終えたバンビ。
来月もう一度 今度は3泊4日で利用する予定。

本当は 短期入所利用中もカレッジに通うことはできるはずなんだけど
コロナの感染予防で外部に出ないで ということで施設内で過ごしていた。
今後それが緩和されるのであれば 1週間とかの利用も考えたいと思ってる。

区内には 成人が利用できる短期入所施設が数か所しかないんだけど
隣の区にもいくつかあるようなので
そういった情報も少しずつ集めていこうと思う。
通勤寮の体験利用とかもやらせてみようかな。

いつか来る 親なきあと に向けて
今できることから少しずつ準備していかなくちゃ。
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ちょっと落ち着いてきたような…

2023年03月21日 | 日々の出来事
 実は2月に精神科の定期受診をした時、バンビはとっても不穏な状態で
病院の壁を蹴ったり、ソファに長々と寝てしまったり と
付き添う私も居たたまれない状況だったんだけど…

Dr.に相談して 薬を変えようということになり
心理士の先生の「薬変えたら落ち着く子もいるよー」という言葉に
一縷の望みをかけて帰宅してから 早1ケ月。

で、本当に薬のお陰なのかどうかわからないけど 最近は事件もなく
まぁ、何とか普通の生活を過ごせるようになってきて 少しほっとしてる。


嵐の日々は本当に大変で
あっちにお詫びし、こっちに頭を下げ
本当に私の白髪が一気に増えそうな状況で…

まぁ、ここには書けないこともいくつもあったし
うーん、書けることとしたら 例えば 公園にバスケしに行って
しばらく一人にしておけないから 私も一緒について行ったんだけど
何があったのか、知らない人に怒ってボールぶつけてるの見たりした時は
肝が冷えたな。
相手イマドキの若者3人くらいいてさー。
もちろん代わりに謝りに行ったら
意外にいい人達で(人をみかけで判断するわけじゃないけど)
”俺らも悪かったから”と言ってくれたりしたこともあったっけ。

そんなことが他にもいっぱいあって
一時は バンビと一緒にこのまま消えてしまいたい と思ったりもした…

あぁ、20年ぶりだなぁ… そんなこと思うの。
生まれたばかりのわが子に障害があるとわかったあの時もそう思ったよね。
実際消えることなんてできなかったけど…


バンビは 基本的キャラクターとしては
真面目で、一生懸命に頑張る、根は優しい、穏やかで朗らかな
とってもいい子なんだよね。

でも、今のバンビは 満たされない承認欲求と
見通しの立たない将来への不安に 彼なりに苦しんでいて
「こんな風に生まれたくなかった…」って言うのを聞いたら
あぁ、彼も葛藤しているんだな と思って、本当に切なくなった。

親がつらい時は 子もつらいんだよね、たぶん…
でも「何でこんなことするの? 何で? 何で?」って
つい、親の自分の気持ち優先で子どもを責めてしまう。

本当は もっと彼に寄り添って
バンビの心を、彼の苦しみを理解してあげないといけなかった。


彼の特性ー
見通しの立たないことへの不安
マイルールへのこだわり
人並に何でもやりたいという想い
でも できない・うまくいかないことが多い自分に対する自信の無さと
それに不釣り合いなプライド
不器用さ故の何にでも時間がかかることとか
短期記憶が弱い故の物の管理の悪さとか
そういうので注意される機会が多いことから生じる劣等感 etc. etc.

それらを理解し、適切な対応を取ってやれば問題行動として表面化しないのに
こちらも余裕がなかったり、しつこさに心折れたりして
対応を誤ると たちまち爆発して大惨事に至る。

特に オットはこの20年、それがまったく理解できてなくて
ここ数年はバンビの言動が気に入らないと言っては 地雷踏みまくるので
本当に厄介…

間に立つ私が病みそうになる状況なので
これはもう物理的に 距離を取るしかないと考え始めている。
その辺りの話は 長くなるので、また別の記事にー。
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