バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

モラトリアムは続く

2024年04月09日 | 日々の出来事
毎年毎年思うのだけど
年が明けたと思ったら あっという間に3月まで過ぎて
気づいたら新年度... ってどういうこと?

で、いよいよバンビは カレッジ3年目に入り
2年間の自立訓練(生活訓練)が終わって、就労移行に切り替わりました。

いままでの ちょっと”お楽しみ期間”的な生活から
就労に向けて 多少厳しくなってきたみたい。

例えば バンビは帽子(キャップ)を被るのがマイルールで
下手したら 屋内でも被ったり、食事中にも被ってたりするので
それはこれまでも注意はしてきたのだけど
カレッジでも 今回授業中机の上に置いておいたことが不適切な行動として注意を受けたらしい。
そしたらそれ以降 被っていなかくなったのにはびっくり!

本人の中にも 就労に向けた意識みたいなものは自然と高まっているのかもしれない…

まぁ、そんなカンジで頑張っているのは頑張っているんだけど
なんかね…
この 何者とも定まらないモラトリアムな時間がまだあと2年続くのだと思うと…

本人的には良いと思うのだけど(だからこそカレッジに入れたのだけど)
親としたら やっぱり自分が老いていく中で
わが子の行く先が定まらないことに 多少の焦りみたいなものを覚えるのよね。

仲の良いママ友のお子達は 一般就労にしろ福祉就労にしろ
皆行く先が定まり生活が落ち着いてきているから
そういうのを目の当たりにすると 
バンビはこの先どうなるのかなぁ… と思う気持ちは自然と湧き上がる。

私はせっかちだから バンビの将来、特に親なきあとのことを
何とかしなくちゃと日々うずうずしちゃうのだけど
行く先が定まらないと グループホームのこととかその先のことも
目星が付かなくて…
あと2年 これが続くかと思うと正直ちょっとしんどい。

やっぱり4年って長いよね。

まぁ、そうは言っても 行く先定まったママ友達は割とのんびりで
将来のこともそろそろ考えないととは思うけど まだ何もしてない
という人ばかりで
意外にそんなものなのかもしれないけど。


カレッジも 知的にはほとんど問題ない人から、バンビと同じ中度知的の人まで
幅広い子を受け入れているので
優秀な人は 割とすんなり就労先が決まるけど
そうでもない人は なかなか実習すらままならなかったり というのが現状らいしい。
バンビの幼稚園時代の先輩は 卒業式の4日前にやっとA型に決まったという話だった。
親がある程度動かないと なかなか難しいかも… と言われて
心しておこうと思った次第。

今年は 通勤寮の体験もやらせてみたいし
そうなると 掃除・洗濯も ある程度自分でできるようにしておかないとならないし
20歳過ぎてもまだまだ親がかりなことが多くて
こういう子の子育ては ほんと終わりがないなあ...

なので親も元気で動ける身体にしておかないとダメだから
セルフメンテナンスも怠らないようにして
あと2年を駆け抜けていこうと決意も新たにする春なのでした。
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