行って来ました富士山頂。
到着が遅れ、運用開始も14時30頃になってしまいました。
最初に18MHzをセッティング。
オフセンター給電のワイヤーを釣り竿に絡めて立てました。全長約8mのアンテナのうちホット側約5m、コールド側約3mです。
SWRもすっきり落ちてアンテナは快調、信号も強力に聞こえます。
ただ、期待していたEスポは午前中で終わっていたらしくこの時は残念でした。
CQも出してみましたが続かないのですぐに50MHzQSY。
50MHzは1:1のL型のワイヤー。これが調整不足なのかKX3のチューナーの助けがないとダメでした。テストしないで持っていったがちょっと失敗でした。50MHzはもう2つ、電圧給電とワイヤーのダイポールがあったのですが、18MHzの次ということで似た形のものを出しましたがちょっと失敗だったかも。張り替えたりする余裕が全然ないんですよ~。疲労と時間の無さで。
それでも連続で呼んでいただいて50MHzは呼びまわり2交信、CQで19交信(約30分間)でした。
各局交信ありがとうございました。
アンテナは釣り竿を立ててみました。
これをどうやって立てるのかが悩みどころで今回はロープによるステーを張ることにしてみました。ペグを持っていきましたが打ち込むのが難しかったので、そこら中に転がっている手頃な溶岩に括りつけてみました。
こんな感じ。
これで十分でした。課題としてはもう少し長いロープ(4mを2本)を用意したほうが良かったかな。だいたい1mくらいの位置を45度で張ろうとすれば地面まで1.4m。石に括ったりする分を足して2mあればいいでしょう。
釣り竿の足元を掬えば立ててから倒すのも簡単なのでアンテナの張替えも楽です。(逆に足元は大きな石を集めて動かないようにする必要があるってことですね)
これは正解だったと思います。軽く済みますし。
剣が峰を火口対岸に見る
今回もいろいろハプニングがありました。
何しろ荷物が重い!。厳選したつもりがまだまだです。もっと軽くしないと登山時間を減らせませんし、膝への負担も大きいです。
やっぱり遅くて、登りで私が抜いた人は居なかったと思います。(^^ゞ
でも今回は最後の最後まで、あ、見た顔だ、という同じペースで苦しみながら登っている人が、少なくとも10人は居ました。向こうも同じこと思っていたと思います。(笑)
今回は久々の登山でしたので、下山中にあの膝の痛みが発生してしまいました。足を前に下ろす時に後ろの足の膝の筋が痛いやつです。
帰りのシャトルバスに間に合わないといけないので、後ろ向き、すり足、大股で、普通の人よりは遅いけれど結構頑張りました。後ろ向きに数キロ歩いたと思います。荷物の重さといい後ろ向き歩きといい、なんかの罰ゲームみたいな感じでした。
タイムですが、登りは8時間を遥かに越えてしまいました。せめて8時間以内に登らないと。混んでないし、天候最高でしたし。下りは4時間を切りました。後ろ向きで歩いて(笑)。
次回は荷物をもっと厳選し軽くしたうえで、山頂1泊で、運用時間を稼ごうと思います。こうなるともう移動運用のための登山と宿泊ですので、富士山頂ペディですね。
天気はとても恵まれて、五合目から上は晴れ。下界は雲に覆われていましたから交信する相手の皆さんにはずっと、天気どうですか?悪く無いですか?と聞かれました。
8合5勺にある御来光館という山小屋にはライブカメラがあって、同行者は自分のスマホに自分が映るのを楽しんでいました。
これです。
これを見ると上の方の天気がわかりますね。
地上が曇でも富士山は晴れ、ということはよくあります。そんな日は上から見ると雲海が広がっています。雲海から顔を出している山も限られて、なかなかの見応えです。行きたい山の山頂が晴れているかもわかりますね。
日が昇る前の真っ暗な時間帯にスタートし、6合目過ぎたところで日の出を見ました。素晴らしい日の出。山頂でも歓声が沸いていたことでしょう。富士登山の銀座通り、吉田口ですが、この時間に歩き始める人は殆ど居ません。ガラガラの登山道が続き快適でした。歩みの遅い我々は朝イチのシャトルバス組に追いつかれて多少賑わう中歩くのですが、人が多すぎて困る状況もありませんでした。結局弾丸登山の日中版になっているのでお勧め出来ませんが、登るのならこの時間帯はとてもいいです。
登山道を歩く人達は、もう半分以上が外国の人でした。見た目同じ日本人かなと思ってもなんか様子が違うし、話している言葉が聞こえると明らかにわかります。欧米の方もとても多かったです。そのせいでしょうか、他のルートでは頻繁に交わす「こんにちは~」の挨拶が、このルートでは聞かれません。これはこの9年間他のルートを歩いてきた自分には驚きでした。ここは高尾山か!って感じですね。
山小屋のスタッフさんはさすがで、各国語でスラスラ対応してました。格好良かったです。
休憩している欧米の外国人さんの会話(英語)は、英語だということは解るのですが、ネイティブ同士の会話は何を言っているんだかわかりませんでした。早いしつながっているし単語も聞き取れないし。話せるようになりたいなぁ。
「今日はいい天気で良かったですね。」
「こんな日はなかなかありませんよ。」
「山頂まで頑張りましょう。」
「では登山楽しんでください。よい一日を。」
って言えたら楽しかっただろうな。(若い女性もたくさん居ました)
下りの砂利道では
「ここみたいに、砂利が盛り上がっているところに足を着くようにするんです」
って教えてあげたかったな。
御殿場コースでたくさん出会う自衛官さんも一人も遭いませんでした。残念。
「レンジャー!」 ∠(`・ω・´)ビシッ やりたかったのに・・・。
無線と関係ないお話しをしてしまいました。
ずっと八王子のレピーターを聞いていました。439.66MHzです。
途中までは八王子レピーターだけしかアクセスしない場所が結構ありましたが上に行くともう大変。4局くらい重なってしまうので、パワーを限界に絞ったり横向きにしたり向きを変えたりしてみました。なかなか難しかったです。実交信がそこそこあったのは八王子レピーターだけでした。
では道中の写真です。
楽しかったです。