八方池の絶景を楽しんだ後は本格的登山の領域に突入しました。
尾根の左側の下にはこんな場所も見えてます。道のような跡も見えますが登山道は無いようです。
こんな高い場所ですが、一旦白樺の巨木の森の中を通ります。木陰が嬉しい。
急なところ、緩いところ、尾根の左が開けて先の方まで見えるところ、右の白馬の稜線が迫るところ、ダケカンバの森、雪渓ポイント(今回は雪は無し)、ハイマツの中から顔を出す雷鳥、など、景色はどんどんと変化し、なんとも楽しい登山道が続きます。
いよいよ丸山ケルンが迫る辺りで430のメインで7エリア、福島の吾妻スカイライン移動の局長さんのCQが聞こえてきました。w(゚o゚)w オオー!7エリアだ。すごい!。呼びかけると一発コール。距離約250km。FBな交信が出来ました。
その後少し登って丸山ケルンです。向かいの山もめちゃ近くに迫ってきました。雪渓や岩肌もよく見えます。
最後の区間は左側が崖のルートをしばらく進みます。ここまで来ればもう登りは殆ど無く、唐松山荘はもうすぐです。
最後のカーブを曲がると唐松山荘の一部が見えました。かなりヤッター感があるポイントです。そして・・・
唐松山荘の向こう側には、ご褒美の新しい景色がドーン!! 黒部川対岸の立山方面、剣岳などが広がる雄大な景色と、すぐ右にドーンと美しい唐松岳が現れます。
実は今回のルート、登っている間、唐松岳を見ることは殆どありません。見えてもギリギリ。ここに来て初めて全容の姿に出会うのです。なかなかの感動です。
唐松山荘の壁際にはザックがびっしり並んでいます。皆さんここに荷物を置いて唐松岳往復に出かけているようです。
まずは腹ごしらえということで、友人は自炊、私は小屋でカレーライスを頼んで外で食べました。友人がその場でボイルしたシャウエッセンをカレーに乗せていただきました。
剣岳とカレーライス。
帰りの電車は16時39分白馬駅なので、それを意識するとあまりゆっくりしていられません。食後はすぐにハンディ機を持って唐松岳に向かいました。
途中筋肉を攣りながら山頂に到着。お昼時とあって大変賑わっていました。一角に座って運用を開始しました。
リグはFT2D。まずはWiresXの白馬のノードから八王子のハムショップのルームに接続して地元の皆さんに挨拶。続いてID-51にダイヤモンドのRH770を装着。5Wでの運用を開始しました。CQを出して福島市、松本市、佐久市、韮崎市、深谷市、北本市から呼んでいただきました。当方、9エリアの黒部市しかもハンディということで、喜んでいただけたようです。この中にハンディ機同士、という交信が2つ入っています。7月の富士山頂でお世話になった局長さんもいらっしゃいました。
RH770、ハンディ機の純正アンテナが短銃だとすると、こいつはライフルです。山頂モービルみたいなしっかりした電波が飛んでいきます。きちんとしたノンラジアルアンテナなので、いつでもベストコンディションでよ~く飛びます。お手軽且つガッツリ移動運用したい方は必携のアンテナだと思います。
良く飛んでいたのでしょう。どんなアンテナですか?出力は?とよく聞かれました。
12時30分を少し過ぎたので一旦山荘前に戻りました。炭火で焼き肉をやっている方発見。いい香り。素晴らしい。(笑)
荷物を整え、膝にサポーターを巻き、ストックを準備して靴紐をしっかり締めて下山開始。午後1時過ぎにスタートしました。最悪八方池山荘に15時30分までに絶対着きたい・・・。
一本道でそこそこの人数が歩いているのでペースは限られますが、皆さん速い!。皆さんのペースで歩いていたら地図で1時間の区間は30分以内で到達できました。つまり下山は半分の時間、倍の速度で行けるということです。雲も出ていて遠くは見えないため、ひたすらスタスタ降りました。下山中の写真はとても少ないです。
八方池もあっけなく着きました。かなり雲とがかかっていて、この時間に来られた方は残念、って感じでした。
八方池山荘前に到着。2時間で着きました。
白馬駅からは各駅停車で八王子まで帰りました。松本駅で立ち食い蕎麦をいただき、八王子駅着が22時20分過ぎ。6時間弱。座れたから良かったですが大変でした。18きっぷの醍醐味ですね。
という訳で、唐松岳に行って来ました。想像していたより全然良かったです。終始素晴らしい景色。コースも楽なほう。これだけの絶景が比較的お手軽に楽しめる山はそうそう無いです。これまでのベストコースかも。
皆さんも是非。