ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

念じて動け!車椅子 

2009年07月05日 | メッセージ
私の高校(長崎西高)の山岳部の恩師が
原因不明の難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)を患い、
寝たきりの闘病生活を送っている。

現在、唇を動かすことで
パソコンに文字を入力し、
意志が伝達出来るし、メールもできる。
高校時代から『ジョーズ先生』と呼んでいた。
当時、屈強な大きな身体の厳しい生活指導の先生だった。
生徒からは、かなり恐れられていたので
当時流行った映画から『ジョーズ』というあだ名がついたのだった。

高校を卒業してかれこれ30年近く。

私は現在、ジョーズ先生とメル友です。

以下は、いただいたメールから。↓

6月30日の朝日新聞のサイエンス欄。
頭で考えたとおりに電動車椅子を動かす技術を
理化学研究所とトヨタなどの研究グループが開発した。
念じてから脳波を解析し
動き始める時間は0.125秒。
身体を思うように動かせない人の意思を解読し、
電動車椅子だけではなく、
医療・介護の現場でも使える技術の開発を目指す。
使う人は、電極の5つ付いた帽子を被り、
右に行きたい時は右手を上に挙げた事を考え、
左に行きたい時は左手を考え、
前進は足を動かす事を考え、
思わぬ動きに対しては顔にもう一つの電極を付け、
頬を膨らませると停止する。

微弱な脳波を解析する独自の信号処理技術を開発し、
従来は考えてから行動するまで数秒掛かっていた時間を短縮。
本人の特徴に合わせることで
95%の精度で動かす事が出来た。

これからも、いろんな意思や感情まで
脳波から読み取る技術を開発する。

メールは、まだまだ続く…。

物理を教えていた先生は、
今も変わらず、頭脳明晰で感心する。

先日、肺炎になって唇が動かせなくなって、焦ったそう。

念じて動け!車椅子。

日進月歩…早く実用化されるといいな。

手も足も簡単に動かせる私。

できることがいっぱいある。

ジョーズ先生の分まで、私に出来ることをしよう。

人の役に立つことを。
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