ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

寿命...

2010年05月21日 | メッセージ
「きっと、寿命だったんですよ」

母が亡くなった時に
そう言われて

何故か、すごく
ほっとしたのを覚えている。

友だちは、癌の終末期だった。

ステージⅣから13年生きた。

ご主人によると、13年前片肺切除した後に
医師から5年生存率7%と言われていたらしい。

奥さん、つまり私の友だちには
そのことは、伝えなかったそう。
だから、私も知らなかった。

日曜日にお見舞いに行った時も
「緩和ケアは、嫌。
まだ治療したい。
諦めたくない。」

軌道も狭くなって、ゼーゼー言いながらも、
必死にご飯を食べていた。


亡くなる二日前に
初めて弱音を吐いた。
「死にたくない」と。


どのお医者さんも
ステージⅣからこんなに生きた人は
見たことないって。

彼女は、奇跡の人だった。

支えたご主人も立派だった。

友だちとして
誇りに思う。


よく大学サボって病院に来てた息子さんが

「お母さんは、頑張る人だったけど、
僕には決して、頑張れとは言わなかった。
健康で居てくれたら、それでじゅうぶんと
言ってくれた。」

素敵なお母さんだったね。

覚悟はしてたけど、
...お別れは、ツライ。
コメント (3)
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