ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

トラウマ

2011年03月18日 | メッセージ
トラウマ=
心理的に大きな打撃を与え,その影響がいつまでも残るようなショックや体験。心的外傷。精神的外傷。


被災後、東京からいらっしゃった
カウンセラーのある先生は、妙にハイテンション。

人は、困難に遭うと、
ドーパミン、アドレナリン、セロトニンの分泌が良くなるそう。

困難に立ち向かうための正常な反応だ。

東京で帰宅難民になってしまった折、
帰れないならと

東北がそんな酷いという情報もなかったので
妙にハイテンションで呑んでいたらしい。

さて、福岡はというと
連日繰り返し地震の番組しか流れない。

コマーシャルも娯楽番組も
一秒も流れない。
震災翌日に予定されていた
九州新幹線全線開通のセレモニーも
取りやめになってしまった。

翌々日は、私の誕生日。

「こんな時ですが、お誕生日おめでとうございます」
とメールをいただけば
何か、嬉しいハズのお祝い事が悪い気がする。


福岡在住のある30代の女性は、
津波の映像を見ているうちに
怖くなって一人で震えていたそう。

どうやら、
7年前の3月20日に発生した
福岡西方沖地震の時の怖さが蘇ったらしい。

40秒間、震度6弱。

今回の震災を関東で被災して
帰って来た人が

「福岡の地震が怖かった?あれぐらいで?」

と、聞き返した。

比べものにならないことは分かる。

でも、トラウマになっているから

今回の震災の映像が、トラウマを思い出すきっかけになってしまった。

しかも、ぬくぬくとした部屋で見たのは映像だけで、
何の手助けも出来ないジレンマと
実際には、目の前には困難もない状況で

ドーパミンもアドレナリンもセロトニンも分泌が悪くなってしまったのでは?

誰が何と言おうと

「怖くていい」
コメント (2)
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