ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

失敗は恐ろしいことではなく、学ぶこと

2018年10月09日 | よもやまばなし
世界中で、一番恥ずかしがり屋の子どもは、日本の子ども。

恥ずかしさの研究で業績のあるジンバルドーという学者は、恥ずかしさの心理は、4つの恐怖を持っていると述べている。

①失敗する恐怖

②人から拒絶される恐怖

③人から低く評価される恐怖

④人と親しくなる恐怖

失敗したことで、傷ついた子どもに、
「ほら、失敗した。お母さんの言う通りにしないから。」などと、言ってしまう。

実は、あれ程、失敗を責める国民は、他にいないそうです。


アメリカやカナダの学生は、成功したいという動機で動く。

日本の学生は、失敗しないという動機で動く。

これは、「Better by Mistake」という本によると、日本の学生は、失敗を恐れ過ぎて、行動しないことが多い。

これは、まるで、ペーパードライバーが無事故無違反で表彰されるのに似ていると思う。

その表彰は、何の価値もない。

私たちは、小さい頃怒られたから、自発的に行動しないようにする。

失敗を恐れて、何もしなくなってしまう。

失敗が怖いのではなくて、失敗によって周りの評価が低くなることを恐れているということ。

だから、私たち、親や先生、大人は、子どもが失敗したら、傷ついている子どもに
どんな言葉をかけてやろうか…。

自分自身にどんな言葉をかけてやろうか…。

「ナイス トライ」みたいな言葉、日本語に何かあるかな?

「よく挑戦したね。」

「また、何度でもやってごらん。」



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自分の価値を他人に委ねる

2018年10月09日 | よもやまばなし
私たちは、自分の価値の評価を他人に頼ってしまう。

ほとんどの場合、事実で悩んでいるのではない。

私たちは、事実で悩んでいると錯覚しがちだが、
事実への解釈で悩んでいる。

同じ病気になったとして、高齢になって病気を悪く解釈して、価値がないと落ち込む人が多い。

「病気」の解釈で苦しんでるのが「病苦」。

事実を否定的に解釈する時、私たちは、いじけたり、落ち込んたまり、希望を失ったりする。

樹木希林さんは、全身ガンを公表していた。

おそらく、彼女を病気を悪く解釈してはいなかったし、同情を引こうともしていなかった。

全身ガンだから、自分は価値がないとは、解釈しなかった。

映画でハンセン病患者を演じた縁から、
映画の主人公のモデルとなったハンセン病の女性を訪ねた時のエピソード。

女性は、サーターアンダギー?ドーナツを揚げて、樹木希林さんを歓迎した。

「私、ガンで食べられないのよ。」

「一口食べてみてください。」

「じゃあ、食べてみる。」

と、1つ食べて、美味しいからって、樹木希林さんは、自宅に全部持って帰ったそう。

私たちが囚われているものは、自分自身の解釈。

もっと言えば、他人の悪い解釈を自分の評価にして、それに囚われている。

良い解釈を採用しないことも多い。


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