ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

《現代社会に生きる私たちの心の苦しみと目指すもの》

2016年02月04日 | メッセージ
《現代社会に生きる私たちの心の苦しみと目指すもの》


ここ最近、子どもさんが家庭や学校などで暴れるというご相談が増えてきた。

これは、現代の母親たち、先生方が、怠けている訳でも
劣っている訳でもない。

一生懸命やっている。

だから、ご相談も多いし、親や先生が悩むのだ。

親や先生方は、決して自分を責めてばかりいてはいけない。

特に、悩んでいる親御さんは、決して自分を責めてはいけないと思う。


育児が上手くいかないと親が自分を責めることは、
イクオール、自分の子どもの否定になってしまうことがあるからだ。


だから、子どもやパートナーとの関わり方を勉強し続ける必要がある。

なかなか上手くいかない親として、
最近の研究を見ると、慰められることも多い。

現代社会は、子育てがやりにくくて

子どもたちにとっても、親にとっても
とても生きづらい社会状況であることが分かる研究がある。


以下、本からの引用をご紹介する。

***

発展途上地域の部族の研究によると、大部分の子どもは、母親に対して安定した愛着を示す。

ところが、現代社会では、3割から4割の子どもが不安定な愛着を示し、その割合はさらに増えつつある。

大人でも同じ傾向が見られる。

不安定で愛着スタイルを持つ事は、近代化した社会の宿命のようであり、
今日の社会状況を見る限り、その傾向はさらに加速しそうだ。

不安定型の愛着スタイルを持った人、
言い換えるならば、1人のパートナーと安定した関係を保ちにくい人が、
どうすれば幸福で実り多い人生を歩むことができるのか。

これまで問題としてさえ認識されることがなかったが、
このことは、いまや重大な問題として浮上しているのだ。

こうした問題は、男性側にありがちな問題とみなされることが多かったが、
近年では女性でも同じような傾向を抱えた人が増えている。

「夫婦という病」岡田尊司著
河出書房新社刊より抜粋***
だから、自分を責めているお母さん、もう自分を責めないで
一生懸命やっていることは、認めましょう!
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いじめゲームをしている君へ。

2016年02月03日 | メッセージ
 タレントの春名風花さんのメッセージ


***
ぼくは小学6年生です。タレントだけど、ふつうの女の子です。
 今から書く言葉は君には届かないかもしれない。だって、いじめてる子は、自分がいじめっ子だなんて思っていないから。

 いじめがばれた時、いじめっ子が口をそろえて「じぶんはいじめてない」って言うのは、大人が言う保身(ほしん)のためだけじゃなく、その子の正直な気持ちじゃないかなと思います。

 ただ遊んでいるだけなんだよね。自分より弱いおもちゃで。相手を人間だと思ってたら、いじめなんてできないよね。感情のおもむくままに、醜悪(しゅうあく)なゲームで遊んでいるんだもんね。

 ぼくもツイッターでよく死ねとか消えろとかブスとかウザいとか言われます。顔が見えないから体は傷つかないけど、匿名(とくめい)なぶん、言葉のナイフは鋭(するど)いです。

 ぼくだけでなく、時には家族を傷つけられることもある。涙が出ないくらい苦しくて、死にたくなる日もあります。

 けれどぼくは、ぼくがいくら泣こうが、本当に自殺しようが、その人たちが何も感じないことを知っている。いじめられた子が苦しんで、泣いて、死んでも、いじめた子は変わらず明日も笑ってご飯を食べる。いじめは、いじめた人には「どうでもいいこと」なんです。

 いじめを止めるのは、残念ながらいじめられた子の死ではありません。その子が死んでも、また他の子でいじめは続く。いじめは、いじめる子に想像力(そうぞうりょく)を持ってもらうことでしか止まらない。

 いじめゲームをしている君へ。

 あのね。キモい死ねと連日ネットで言われるぼくが生まれた日、パパとママはうれしくて、命にかえても守りたいと思って、ぼくがかわいくて、すごく泣いたらしいですよ。この子に出会うために生きてきたんだって思えるくらい幸せだったんだって。それは、ぼくが生意気(なまいき)になった今でも変わらないそうですよ。

 想像してください。君があざ笑った子がはじめて立った日、はじめて歩いた日、はじめて笑った日、うれしくて泣いたり笑ったりした人たちの姿を。君がキモいウザいと思った人を、世界中の誰(だれ)よりも、じぶんの命にかえても、愛している人たちのことを。

 そして、その人たちと同じように笑ったり泣いたりして君を育ててきた、君のお父さんやお母さんが、今の君を見てどう思うのか。

 それは、君のちっぽけな優越感(ゆうえつかん)と引き換(か)えに失ってもいいものなのか。いま一度、考えてみてください。
***

タレントで現在中学生の春名風花さんが
小学6年生の時、朝日新聞に寄せた「いじめている君へ」(2012年8月17日掲載)。

9歳でツイッターを始め、
社会にもの申したとたん「子どものくせに」「死ね」といった大量の書き込みに傷ついてきた春名さんは、
いじめている君へ「想像してください」と呼びかけました。

春名さんのメッセージは、今もネット上で拡散しています。(はるな・ふうか=タレント)
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がんになり易い性格傾向とがん治療雑誌

2016年02月01日 | オススメです
1月30日発売の
「統合医療でがんに克つ」という月間雑誌に
私のカウンセリングの先生
株式会社メンタルサポート研究所代表、
学術博士、臨床心理士の倉成 央先生と
予防医療の海風診療所の沼田光生先生が
執筆されています。


Amazonでは、この雑誌のバックナンバーしか見当たりませんので、
私は、近くの書店で注文しました。

がんになりやすい性格傾向のタイプを
タイプC.タイプcancer(がん)と呼びます。
タイプA.B.Cについて簡単に説明します。

【タイプA】(タイプaggressive攻撃的)
向上心や競争心が強くて、攻撃的で、せっかち。

【タイプB】
マイペースに行動し、リラックスしていて、非攻撃的。

【タイプC】
周囲に気遣い、自己犠牲的で、我慢強く、怒りなどの攻撃的な感情を抑え込む。

タイプCの人は、我慢していて、
【他人から頼まれるとイヤと言えない】
【自己主張できない】
という人が多く、
免疫機能が低下して、タイプBの何倍も
がんになり易いという統計データがあります。

このタイプは、
自己犠牲的で、我慢強く、気を遣い、
怒りなどの感情を表現せずに押さえ込み、
真面目で几帳面。

自分の感情を抑え込んでしまう傾向が強いので、
自分でも気づかないうちにストレスを溜め込むため、
慢性的なストレスが、からだの免疫系に作用して、ガン細胞に対する免疫力を低下させると言われています。

このように、特定の性格傾向が、特定の身体疾患と関係があることが研究により明らかにされてきています。

自分を振り返ってみて、タイプCに近い人は、自分を見つめ直して、
本当の自分を出せるようになる性格改善のカウンセリングをすることで
がんの予防、再発防止になると考えています。


タイプC行動パターンをチェック20問を転記します。
ご参考までに。

***
タイプC行動パターンを診断

[Q1] あまり自己主張はしない。

[Q2] 他人に同調するタイプだ。

[Q3] キレルことはない。

[Q4] 長いものには巻かれるほうだ。

[Q5] 人にものを頼むのが苦手。

[Q6] 自分の権利や要求を主張できない。

[Q7] 競争は苦手な平和主義者だ。

[Q8] 他人と比べると劣等感を感じる。

[Q9] 他人から頼まれるとイヤと言えない。

[Q10] あまり泣かない。

[Q11] 感情的にならず、一息おいて行動するほうだ。

[Q12] 物事を客観的に冷静に判断するほうだ。

[Q13] 人間関係に物足りなさを感じる。

[Q14] 他人に拒絶されるのが怖い。

[Q15] いい人だといわれるし、自分でもそう思う。

[Q16] 自己中心的だと思われたくない。

[Q17] 前向きにプラス思考で考えるようにしている。

[Q18] 人のためになることがうれしい。

[Q19] わがままな性格ではないと思う。

[Q20] 退屈な人生だなと思う時がある。



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