喫茶 輪

コーヒーカップの耳

2009-12-18 19:18:28

2009-12-18 19:18:28 | 日記

Cimg0154

入口から一番近い席です。我々スタッフは「1番席」と呼んでます。

詰将棋の色紙は、懇意にして頂いている、A級プロ棋士、井上慶太八段のものです。

レンガ酒蔵の絵は、息子が小学校の時に描いたものです。

                    

今日は珍しいお客様が三人見えました。

写真、削除しました。(2010・12・18)

右は、詩人であり、連句のオーソリティーでもある鈴木漠氏。真中は兵庫県文学界の生き字

引、宮崎修二朗氏。左はベストセラーを連発された高島俊男氏。

高島氏は、『週刊文春』の人気コラム「お言葉ですが…」を11年にわたって連載された相生出

身の人。2001年に出された『漢字と日本人』(文春新書)は大ベストセラーとなる。

実は高島氏、うちの店に来られたのは二度目で、最初はこの『漢字と日本人』が出る直前だ

った。その後この本が大ブームになって、驚いたのだった。他にも『本が好き、悪口言うのは

もっと好き』など、一世を風靡した本は数多い。詳しくはウィキペディアで確認してみて下さい。

しかし、今日の高島氏は、『週刊文春』連載中の前回時と比べ多少お元気がなかった。聞け

ば、今年になって、蔵書を何万冊も処分したのだと。そして、「もう書くこともないし」とおっしゃ

る。今は毎日、碁会所通いなのだと。わたしは、「また書いてくださいよ」と言ったが、「ぼくは

本が無かったら書けない」とおっしゃる。

とは言っても、まだお若いし、元々書くことが好きな人だから、環境さえ整えば書かれるだろ

う。あの小気味いい権威におもねない辛口の文章で。

いずれにしても、今日の私は、言葉のオーソリティーに囲まれて、高度な話題について行け

ず、小さくなっていた。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする