喫茶 輪

コーヒーカップの耳

文学とは

2018-02-28 17:18:52 | 宮崎修二朗翁
いろいろとバタバタしていて、しばらく訪問していない宮崎翁に今日は会いに行こうかと思っていたら、
今朝、翁の方から「お話ししておきたいことがあります」と電話がありました。
ということで行ってまいりました。
行ったら丁度入浴中ということでお部屋でしばらく待機。
枕元にあった谷川俊太郎の自伝のような文庫本を読んで30分ばかり。

お風呂上がりのサッパリしたお顔で、お元気そうでした。

いろいろと文学についてご教示頂きました。
「ハイ、ボチボチやってみます」とお答えしましたが、先生はわたしが今年「後期高齢者」になるということを全く解っておられない様子。
「お若いうちにね、しっかりと」とおっしゃったのです。
でも、「人生に遅すぎるということはないのだ」とは杉山平一先生の言葉。
ボチボチやってみることにしましょう。
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原稿送信。

2018-02-28 09:27:28 | 原稿
4月号の原稿、二本送信。
少し「ほっ」。
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『桜はおれの命だ』

2018-02-27 18:46:13 | 本・雑誌
次々と読まねばならない本が現れる。
いや「読まねばならない」ではなく、「読みたい本」だ。
『触媒のうた』を読んでくださったH・Tさんが「こんな本がありますよ」と言って貸してくださった本。
『触媒のうた』には笹部新太郎さんの話を「櫻博士」として一項上げてますので。

『桜はおれの命だ』(木村清弘著・私家版)
この本は知らなかった。私家版ですのでね。
1996年発行。
目次を見ると、南野三郎、室井綽、竹中郁などのお名前が見える。
これは読まなくっちゃ、でした。
しかし大変だ。かなりのスピードで本を読んでいるのだが、わたしの身の回りには出番を待つ本がいっぱい。
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田辺聖子さんと足立巻一先生

2018-02-27 14:54:49 | 足立巻一先生
わたしの蔵書の中でも最も古いものだろう、この本。

昭和39年3月10日発行の『感傷旅行』(田辺聖子著・文芸春秋新社)。箱入りです。
わたしは初版を購入している。
田辺さんの本は、これを皮切りにたくさん読んできた。
何年も後に宮崎修二朗翁や足立巻一先生との関係を知ることになり、そのことは『触媒のうた』にも詳しく書いたのだが。
しかし、恥ずかしいことを告白するが、田辺さんの初期の「虹」という小説は読んでいなかった。
それをこのほど読んだ。『うたかた』というタイトルの文庫本で。
「虹」だが、宮崎修二朗翁が昔、「宮っ子」に連載された「文学の小道」に書かれている。その文章が素晴らしい。
宮崎翁、まだ60歳代前半だ。

例によってわたしは『うたかた』を「あとがき」から読んだ。そして驚いた。
こんなことが書いてある。
《(略)はじめての長編「花狩」を出版した折、「文芸大阪」の編集者の一人、小原敬史氏や、詩人の足立巻一先生がいろんな方に引き合わせて下さった。》
おお、なんということ。足立先生のお名前が。
まあ、そんなに驚くことではないのですが、「先生」という敬称に気づきました。
他の人の名前にはみな「氏」がついてますが、足立先生だけはわたしと同じく「先生」だ。
なんだかうれしくなりました。
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庄野英二の初公開書簡

2018-02-27 11:51:54 | 本・雑誌
T石さんからお借りしている『帝塚山派文学学会』を読み進めていて、興味深い箇所があった。
潤三との往復書簡だが、この本で初公開だという。
←二段階クリック。
庄野英二さんから弟の潤三さんへの書簡。
英二さんは、足立巻一先生たちが出しておられた『苜蓿』の表紙絵を描いておられた。
その絵のことに関して。
絵の教室で誉められたことを、「人間六十四歳(後十日間)になっても賞められるのはうれしいことじゃ。」と書き、
そのあとの方で、
「現代画家で林武と梅原が出ていたが、あの程度ならこちどらもまけやせぬ。(このこと世間に他言無用)」と。
ここ読んでわたし、声を出して笑ってしまいました。
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「バンジョーの歴史と音色」

2018-02-27 08:03:43 | ブルーグラス
一般紙にこのような写真が掲載されることは珍しいのでは?

バンジョー奏者の吉崎ひろしさん。
講師をなさるそうです。
「バンジョーの歴史と音色」。
今朝の神戸新聞より。←クリック
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夕凪橋

2018-02-26 17:23:33 | まち歩き
「宮っ子」3月号が出ました。
用海版のこの面、「街角小景」をご覧ください。
←二段階クリックで。
記者は(い)となってますが、わたしのことです。
ついでに、
同じページの上の写真に、うちのカアチャンがチラッと写ってます。
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徐々に徐々にゆっくりと

2018-02-26 12:18:42 | 触媒のうた
こんなところにも『触媒のうた』が取り上げられている。
「出版・読書メモランダム」

地味な本なので、徐々に徐々にゆっくりと広がっているみたい。
ありがたいことです。
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西川保市さんの詩

2018-02-26 11:08:23 | 
「別嬢」105号をお贈り頂きました。
←クリック
素朴な表紙絵は大川和宏さんのもの。

「別嬢」は主になじみやすい生活詩が載っていますが、今号は意欲的な作品もあり、「おや?」と思いました。
しかしわたしはやはり、西川保市さんの詩が好きです。
今号の作品もまた、西川ワールドを見せてくださっています。
←クリック
いいですねえ。
ただ、最後の「※連れ合いの呼び名」は、わたしはない方がいいと思いましたが。

編集後記に注目。その最後に、
《「断乎として」とか「毅然として」という言葉が好きで、他国の動向にからめて「国難」と唱えたりもする首相が、われわれを見下ろしてくる。こちらからも、断乎かつ毅然と見返す視線の強さを失わないようにしたい。》
わたしは政治家の好きな言葉で、もう一つ気になる言葉がある。「粛々として」である。
政治家が使うとすこぶる冷たい言葉になっているような気がする。
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家の前の道

2018-02-26 11:03:21 | 日本盛
家の前から東を見ると、この数年でどんどん景色が変わってきました。
「日本盛」さんは景気がいいのか悪いのか?




さてどこがどう変わったでしょうか?
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『海の本屋のはなし』

2018-02-24 10:33:30 | 本・雑誌
お借りしていた本を返しに西宮中央図書館まで行ってきました。
健康のため徒歩で。往復で4000歩あまり。
出る時はちょっと寒いぐらいでしたが、帰りには大汗が出て、マフラーを外し、ジャンバーの前を開けて歩きました。
それでも暑いぐらい。いいお天気です。
酒蔵通りを多分どこかの蔵開きに行く人たちがたくさん歩いておられました。
また念のために書いておこう。「酒蔵通り」のネーミングはわたしです。

本を返して、また一冊お借りしてきました。

「海の本屋のはなし』(苦楽堂刊)です。
著者は平野義昌さん。元、海文堂書店の店員だった人。
この人にはわたしちょっと義理があります。
なので著書は購入しなければいけないのですが何気なく見ていた図書館の書棚で目が留まったのでお借りしてきました。
平野さんへの義理があると書きましたが、わたしは親しくお話をしたことがありません。
昨年出した拙著『触媒のうた』についての書評をご自分のブログに載せて下さったのでした。
この場でお礼申し上げます。
「平野さん、ご丁寧な書評をありがとうございました」
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『ぼくは12歳』をkohの親に。

2018-02-24 09:01:03 | 
『ぼくは12歳』をkohの親に読ませよう。

もう40年もの昔に読んだ本。
一冊の詩のノートを残して12歳で自死した岡真史君の詩集。
今もう一度読んでみたが、一時間もかからずに読める。

真史君の父親が、長い「あとがき」の中で書いている。
《もし、いないという厳粛な事実が動かしがたいものであるならば、それを生かす道は、いま生きている多くの少年たちを守る以外に他に道はないのではないでしょうか。わたしどもにそれを教えてくれたのは、この詩の手帖でした。》
《悲しい死を遂げた子の言葉が、人々によって生かされ、また同じ年頃の少年少女たちにとって、生への歩みのいくばくかの糧ともなれば、という祈りにも似た思いが、いまわたしどもの胸底にあります。「少年よ、その足で大地をふまえよ!」わたしには、そう叫ぶ真史の声が、聞えます。どうかその心をしなやかに強く生き抜いて、この儚い子の言葉を生かしてやって下さい。それこそが、この詩を読んでいただこうと思ったわたしどもの、心からの祈りです。》


「私は今でも息子の夢をよく見ます」で始まる母親の文も載ってますが、それはちょっと悲しすぎるので…。
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『空海の風景』をkohに

2018-02-24 08:09:38 | 
処分しようと思っていたこの本、
この春、中学生になるkohにやろう。
まだ難しいだろうか?
いや、子どもは大人が思っている以上に能力はあるもの。
思っているより少し上のものを与える方がいいはず。
けっこう対応できるものだから。
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読み終えました『面一本』

2018-02-22 23:36:39 | 出久根達郎さん
約10日で読み終えました。

出久根達郎さんの『面一本』です。
約560ページ。目方は650グラムあります。
まあ、10日間こればかり読んでたわけではないですが。
出久根さんが1年2か月新聞連載された小説を、たった10日程で読んでしまっては申し訳ない気もするのですが、
面白くて、勉強にもなるのでドンドン読み進めてしまいました。
さあ、エッセイ一本書くことにしましょう。
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甲東園芝川邸

2018-02-22 10:37:29 | 本・雑誌
昨日ご来店のT石さんからお借りした本。

『帝塚山派文学学会』―紀要 創刊号―(帝塚山学院発行)。非売品ということです。
表紙の写真ですが、右に写っているのが庄野潤三、左が阪田寛夫。いい写真ですねえ。

木津川計さんが書いておられる話(講演録)に杉山平一先生のことが多くあってうれしい。
しかし、わたしは以前、大阪であった木津川さんの講演をお聞きしていて、その時はもっと詳しく帝塚山派のことを語られたと思う。
その話は録音させてもらってCDにしたのがどこかにあるはず。
端折りながら読み進めてゆくとこんなページがありました。
←クリック。
西宮の住人としては興味ある記事です。
ましてわたしは甲東園には縁があります。
「甲東園前停車場」とある写真を拡大します。
説明を読みますと、これが阪急甲東園駅の始まりだったとのこと。
ほかにも興味深い昔の甲東園の写真が何枚か載ってます。
この記事は、芝川能一氏の講演録です。

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