喫茶 輪

コーヒーカップの耳

今年の新米

2021-07-30 15:51:56 | 日記
書籍等の紙ものは別として、人様からの頂き物をこのブログで紹介することは考えるところがあってなるべく避けている。
特に食品は。でも、これはお見せしよう。
(前にもこんなこと書いたような気がするが)
今年の新米です。



種子島の助代さんから贈っていただきました。
日本一早い新米かも。
お礼の電話をすると、
「おいしないけどな。珍しいかと思って」と。絵面は珍しくないですが。
元気そうな声で良かった。
畑に草刈りに来て、休憩中とのこと。
「ええ風吹いてる」だと。
この助代さん、人生の後半に大きな変化があって今は種子島。
『完本コーヒーカップの耳』にはいっぱい登場してます。
なんともいえない味のある人です。
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混合400メドレーリレー

2021-07-30 10:53:35 | スポーツ
残念でした。



このレースの第一泳者が家内の遠い親戚。
豊岡出身の小西杏奈選手。
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霊感小説?

2021-07-29 08:34:32 | 田辺聖子さん
田辺聖子さんの「十八歳の日の記録」より。


8月9日、終戦直前の日記。

《私の作品は何か一つ霊感が起きて作れるものであるから、起きないときには作れない。起きて来ない中は、まるで普通の凡人と違わず、その前に書いた自分自身の作品にへええこんなものを書いたかしらんと感心するほどである。
 その代わり書いている中に来たら神がかりになって別人のよう、人のいうことなど聞こえないし、話しもせず、何も見えず、奔流のように書く。》


18歳の時にこれだから、やはり凄い。

田辺さん推薦の本『コーヒーカップの耳』
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『エッセイ・コーヒーカップの耳』

2021-07-28 07:41:23 | 喫茶・輪
月刊『KOBECCO』にエッセイの連載を始めたのは2002年7月号からだった。
19年になる。長いようで短い気がする。
初めは「エッセイ・コーヒーカップの耳」と題してのもの。
2011年2月号まで、100回にわたって書いた。



店に来られるお客様をネタにしたものが主だったので、本名では差しさわりがありペンネーム「出石アカル」で書いた。

その後、「触媒のうた」を2011年3月号から2016年5月号まで。
そして2016年6月号からは「喫茶店の書斎から」と題したエッセイ。
ずっと出石アカルで書いていたが、2017年1月号からは本名で書いている。
ということで、約19年、毎月欠かさず書いてきた。

本にしたのは『触媒のうた』だが、『完本コーヒーカップの耳』には「エッセイ・コーヒーカップの耳」から材を取ったものも多い。

今、昔に書いた「エッセイ・コーヒーカップの耳」を冊子(コピーです)にしたものを時間の隙間にちょこちょこ読むことがある。
文章としては未熟な点もあるが、これがすこぶる面白い。
忘れていたことも多く、改めて笑えるし、また泣ける。
書いておいて良かったなあ、と思っている。
宝くじが当たったら本にしよう。
それともどこかの出版社さん、企画出版してくださいませんかねえ。
下町の喫茶店に集まる人びとは本当に愛(かな)しく面白い。

『完本コーヒーカップの耳』

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大野進さんのこと

2021-07-27 17:11:22 | 
読む必要が出来て書庫の奥の方から探し出してきました。
なかなか見つからなかくて、処分した覚えはないけどなあ…、と思いながらも諦めかけた時にヒョコっと出てきました。
「ここにいるよ」といった感じで。



おおのしん詩集『離騒』です。題字は新子さんの手になります。
2005年発行ですから16年前の本。
著者のおおのさんはすでに10年前にお亡くなりになってます。
川柳界の与謝野晶子と称された時実新子さんのご主人だった人。
この本はたしか新子さんからお贈りいただいたもの。
見返しに一筆箋が貼ってあって、新子さんの字でこう書かれています。
「おおのしんは夫です。ご一読下されば幸いです。時実新子」
わたしが貼り付けたのでしょう。
さて気合を入れて読んでみましょう。

おおのさんの詩集とは全く趣の違う本、『コーヒーカップの耳』
新子さんがご健在だったらなんと評してくださるか。詩集『コーヒーカップの耳』には「喜びましたとも」と言ってくださったが。
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十八歳の聖子さん

2021-07-26 09:35:02 | 田辺聖子さん
『文芸春秋』7月号を読んでいる。
「田辺聖子「十八歳の日の記録」」。
整理していた伊丹の聖子さんの家の押し入れから見つかったという日記。



すでに十八歳の女の子が書けるような文章ではない。
上手いし、文学的教養がハンパではない。
足立巻一先生が文学学校時代の聖子さんを評しての「なんぼでも書いてきた」が納得させられる。
この日記を発見されたのは聖子さんの姪の田辺美奈さん。
この美奈さんには、『完本コーヒーカップの耳』でお世話になった。
編集の岩田一平さんを通じて、詩集『コーヒーカップの耳』に聖子さんが提供してくださった帯文の再使用を許可してくださったのだった。

今日読んだところに驚いた。
戦時中の日記ということで、だいたい内容は予想できていたのだが。
こんなことがあったのか!と思った。
空襲で福島のご自宅が焼けてしまった時のことである。
←二段階クリック。
「フン、焼け出されのくせに気の利いた服、着とる」
そんな差別があったなんて、思いもしなかった。
これも時代の貴重な証言。
《一億戦友とみんな標榜するけれどもそんな事はうわべだけだ》と18歳の聖子さんは喝破する。

聖子さんの帯文のある本。『コーヒーカップの耳』
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花森書林さん

2021-07-25 07:46:15 | 本・雑誌
先日アマゾンに注文した古本が届いたのだが、中に宣伝パンフが入っていた。
それは珍しいことではないが、開いてみて驚いた。



神戸の花森書林さんのパンフだった。
花森さんにはコロナ以来行けていない。
そろそろ機会があったらと思っているが、今ちょっと色々と忙しくて。

『コーヒーカップの耳』面白うてやがて哀しき…、そんな本。
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御堂建設勧進帳

2021-07-24 10:12:13 | 地蔵さん
消息がわからなくなっていたお地蔵さんの縁者ですが、
重要なお二人に『縁起小墓圓満地蔵尊』をお届けしたく調べました。

これに住所が載っているのでは?とお地蔵さんの押し入れから出してきました。



ご住所が記載されていました。
但し、現在もそこに居住しておられるかどうかは分かりません。
でもお送りしてみようと思います。
ご健在ならお二人とも百歳を超えておられる。

『コーヒーカップの耳』
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出石町奥小野 2021・7・22

2021-07-23 09:11:28 | 出石
ここをスクロールして行っていただくと、出石アカルという人が14年前に書いた「出石町奥小野」というエッセイが読めます。
昨日そこへ行ってきました。
写真は臨川寺(尼寺)の玄関先からの奥小野の眺めです。
今は過疎が進んでいます。



田んぼも休耕田が増えてます。
臨川寺には尼さんが一人住しておられます。
K田さんとおっしゃいます。
家内の幼友達です。
若くして頭を丸められ、独身を貫いておられます。
その庵主さんが、わたしの書くものを楽しみにしてくださっていて、二カ月に一度、連載などの記事のコピーをお送りしています。

『コーヒーカップの耳』
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久しぶりの出石

2021-07-22 22:15:34 | 出石
三年弱ぶりに出石へ行ってきました。
気になっていたお墓参りほか義理を果たしに。
豊岡法花寺のお姉さんところで昼食をいただきました。
「泊って行け」と言われましたが、着替えを持って行っておらず、薬も忘れてましたので、予約していただいていた店で早めの夕食をごちそうになって帰ってきました。
二年半ぶりの高速道路の運転は少々疲れました。
往復約300キロ。
特に北近畿道の片側一車線のトンネル(長いのがいくつも)は圧迫感と緊張感で体ががちがちになりました。
視力が、というより適応力が衰えている気がしました。
年齢ですね。
写真は出石、奥小野の蓮池です。
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『触媒のうた』への便り

2021-07-21 19:37:56 | 触媒のうた
神戸で長く活動しておられるベテラン詩人からの手紙。

『触媒のうた』大著だと思います。宮崎修二朗さん、お名前だけは知っていました。凄い方だと初めて知りました。二十一世紀の藤原定家。はたまた血の通う肉体を持ったウィキペディアと思うべきか。「人間はエラくならなくったっていいじゃないか、人のお役に立てればいいじゃないか」心に残る言葉です。》

このあとびっしりと書かれていて、
《この一書、私の人生のそれぞれの「どこかに記憶が蘇り」「重なった部分」の関連でしか読めなかったことを恥じます。》
と正直な感想。
謙虚で立派な人です。

宮崎修二朗翁のこと、もっともっと多くの人に知っていただきたいものです。
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豆巻物

2021-07-21 17:38:33 | 本・雑誌
豆本ならぬ豆絵巻物を頂戴しました。水間出版の水間貴保さんから。



『阪神大地震図巻』(吉井貞俊)。



約5メートルの長さがあります。
絵を鑑賞するにはちょっと不向きかなと思いますが、面白い試みです。
詩集なんかを作るには面白いかも。
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『風立ちぬ』

2021-07-21 07:57:40 | 本・雑誌
三木市の手島隼人さんの『風立ちぬ』(神戸新聞総合出版センター・2300円)です。



「自伝的エッセイ集」とあります。
「風立ちぬ」といえば堀辰雄、と思ってページを開くと、最初の項が「風立ちぬ」となっていて、左ページに写真が。



手島氏、若き日の写真ですが、なんと、目もくらむばかりの堀辰雄夫人とのツーショット。
本全体をパラパラとめくってみると、ふんだんにカラー写真が使われていて(すべての左ページに)、まばゆい思い。
読ませてもらいましたが、手島氏、凄い人です。
高校生時代の三年間で読んだ本が2000冊に及ぶと。
その結果が、
俳人であり、歌人であり、詩人であり、作曲家であり、演奏者であり、テニス水泳などのスポーツマンであり、古民芸品収集家であり、その研究家でもあります。超人的です。
神戸市文化活動功労賞ほか、受賞歴も多数お有り。やはりまばゆい経歴の持ち主だ。
そんなことを絡めての自伝的エッセイ集。わたしは恐れ入ってしまいます。
中で少し気になったのが、若き日にお付き合いのあった女性(実名は使われていない)のことが載っているページ。
当の女性(美人だ)の写真が使われています。これ、ご本人の承諾はあったのでしょうか?もちろんあったのでしょうね。
そして、もう一人女性の写真が。これは高校生時代にあこがれた人とのこと。卒業アルバムからの転載でしょうか?いいのかな?
いずれにしてもスゴイ人生です。
手島氏は現在80歳代(奥付に生年は記されてませんが)。
今後の夢が、故郷の鳥取にご自分の記念館を作ることだと。もう土地は準備されているとのこと。
ぜひとも成功させていただきたいもの。
手島様、今後ともお元気でご活躍ください。

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芒種

2021-07-20 15:08:33 | 
神戸の詩人江口節さんからお贈りいただいた詩誌『鶺鴒』16です。



大体において、素朴な、ひねらない詩が並んでいます。日々の心持を書き留めて仕上げたような作品。
好感が持てます。

これは江口さんの「芒種」。

読んで思い起こしたのが、わたしが敬愛した詩人、杉山平一氏の「生」という詩。

  ものをとりに部屋へ入って
  何をとりにきたか忘れて
  もどることがある
  もどる途中でハタと
  思い出すことがあるが
  そのときはすばらしい

  身体がさきにこの世に出てきてしまったのである
  その用事は何であったか
  いつの日か思い当るときのある人は
  幸福である
  
  思い出せぬまま
  ぼくはすごすごあの世へもどる



ちなみに「芒種」は、ぼうしゅと読むのだと。
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年か?

2021-07-20 08:36:27 | 原稿
17日の土曜日のこと。
『六甲』8月号に載せる随想の原稿を見ていて「うわっ」と思った。
大きな間違いが見つかったのだ。
すでに半月ほど前に校了しているもの。
もう間に合わないか?でも印刷所に電話してみた。
しかし通じない。土曜でお休みなのだ。
仕方なくメールで「もし間に合えば」とお願いしておいた。
すると昨日月曜日の朝、メールで「間に合いました」と。
うれしかった。
改めてゲラを送ってくださった。
そしてその時、もう一カ所疑問が、とのこと。
一字、微妙に違和感のある字を使っていた。
送る直前に修正した箇所だったが、その時、漢字変換をミスしていた。
それも訂正してもらうことにして、改めてのFAXは「要らないです」と言った。
しかし、修正原稿をFAXしてきてくださった。



もういいのに、と思いながらとりあえず読んでみた。
そしたら、また一カ所、大きなミスが見つかった。
引用した杉山先生の詩が一行飛んでいたのである。
あわてて担当者のM政さんに電話した。
しかし、原稿は制限行数、目いっぱいに書いている。
一行増やすとはみ出してしまう。
M政さんは言ってくださった。
調整してきれいに納めますと。
ああ、やれやれ。よくぞ間に合ったものだ。助かった。
今回はギリギリになってアタフタした。
すべてわたしの不注意からのこと。
年か?
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