レターパック・ライト370という大きな封筒が届きました。
差出人は須磨の詩人(ちょっと女優も)福永祥子さん。
福永さんは昨秋、わたしが神戸で杉山平一先生のことをおしゃべりした時に聞きに来てくださっていた人で、それ以来交流のできた人。
中には詩集が二冊入ってます。あれ?福永さんには前にも頂いていますが。
と思ったら、彼女のではなく、牧田栄子という人の詩集でした。
『茉莉花』(1999年・澪標刊)と『春雷』(2005年・澪標刊)。
メッセージが添えられていて、
《先日はお席が近くでうれしかったです。牧田さんは一番古~い詩の友人です。その彼女と、ご主人が今村さんの大ファンだったとか…。私もうれしくなりました。彼女から預かっていた詩集です。「今村さんに是非に!」ということで。》
なんとなんと。
わたしの知らないところでわたしのファンがおられたなんて!
うれしいことです。
で、この「お席が近くで」というのは、先日神戸で「兵庫県現代詩協会」の総会があった時のこと。
わたしの斜め前に福永さんがおられて、映画出演のお話などしたのでした。
そして、そのお隣(私の前)に牧田さんが居られたのです。
その時、牧田さんから「木津川さんのラジオで何度も今村さんの詩を聞かせてもらいました」とのことでした。
木津川計さんがNHKの「ラジオエッセイ」でわたしの詩を取り上げてくださったのはたしか4回でした。
それをご主人と一緒に聞いてくださっていたのです。そしてファンになってくださったというわけで。
これはこの詩集、心して読ませて頂かねばがなりません。
ちょっと見たところでは難解なものではなさそうで、少し安心。
『コーヒーカップの耳』おもしろうて、やがて哀しき喫茶店。