久しぶりのお客様、逸見さん来店。
お元気そうで良かった。
そこに、初めてのお客様。カウンター席にお座り頂く。
どこかで見たお顔。
直感で、わたしに用事がありそうな…。
ハッと気づいて、「あなたは…」と声をかけると、「はい加納です」と。
そう、このブログ、8月21日に書きました。古書店、「街の草」の店主、加納さんだった。
わたしの方から一度お訪ねしたいと思っていたのに先を越されてしまった。
「来てしまいました」と軽くおっしゃる。
そして、プレゼントを下さった。
きれいな本です。加納さんの文章が載ってます。この本の装丁のような、淡彩画を思わせる、快いエッセイ。
そして、もう一冊。
『間島保夫追悼文集』です。
これ、前から機会があれば購入しようと思っていたのでした。
間島さんとはわたし、1,2度しかお会いしていない。親しくお話しした覚えもない。しかし気になる人でした。一度、宮崎修二朗先生の著書50冊をお祝いする会で同じテーブルに座ったことがある程度でした。この時たしか奥様もご一緒だった。もう病中だったのでしょう。
この追悼集を読ませて頂いて、皆さんの気持ちが溢れていて、わたしもお元気な時にもっと 親しくさせて頂ければ良かったと思う。そんな本でした。
寄稿者に出久根達郎さんや有井基さんなどの名前も見える。心のこもった追悼文だ。
そして、この題字を書いておられるのが、書家、上野賀山さん!この人も最近このブログで取りあげた人でした。
色々と縁のある人が関係しておられて、わたしなぜか懐かしい本です。
加納さん、ありがとうございました。