喫茶 輪

コーヒーカップの耳

原稿チェック。

2019-11-21 14:50:23 | 続・コーヒーカップの耳
仮称『続・コーヒーカップの耳』のゲラ前の原稿チェックをしてます。



集中してやってると、目と頭が少々疲れます。
今、ちょっと一服です。
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「折り紙」の人

2019-09-19 12:38:26 | 続・コーヒーカップの耳
仮称『続・コーヒーカップの耳』に登場する、「折り紙」の主人公、H口さんが来店。

久し振りのご来店で、ゆっくりとおしゃべりして帰られた。
来年2月に本が出ます、とお伝えしました。
奥様がなくなっておられるのが残念ですが、その時には仏前にお供えしたいと思います。
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日々推敲

2019-09-18 14:37:13 | 続・コーヒーカップの耳
8月はわたしと家内にとって非常に忙しい月なのです。
9月に入り、やっと少し余裕が生まれました。
で、仮称『続・コーヒーカップの耳』の推敲を合間合間に進めています。

推敲というのは、いくらやってもキリがないものですが、出来るだけのことはしておこうと思っています。
もうこれがわたしにとって最後の本になるかもしれませんので。
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予備原稿

2019-09-15 08:31:34 | 続・コーヒーカップの耳
使えるかどうかわかりませんが、仮称『続・コーヒーカップの耳』に挿入するための原稿を書きました。
 9枚あります。
まだ草稿段階。これから推敲します。
取捨は編集者にお任せです。
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「帰らぬ人形」の人。

2019-09-14 17:27:55 | 続・コーヒーカップの耳
隣の老人介護施設に家内と行ってきました。
明石さん92歳に面会です。
家内はよく訪ねてあげているのですが、わたしは初めて。だからお会いするのは2年ぶりぐらいでしょうか。
窓からうちの家がチラっと見えてます。
この人のこと、「帰らぬ人形」と題して「KOBECCO」2007年に2,3月号の2回にわたって書いています。2月号は82ページからです。3月号は80ページから。https://kobecco.hpg.co.jp/wp-cont…/uploads/…/06/20070204.pdf

3月号 https://kobecco.hpg.co.jp/wp-cont…/uploads/…/06/20070306.pdf

来年2月に出る拙著にも加える予定です。
そのことも伝えました。
うれしそうにしておられました。
元気にいてほしいです。
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「半どん」から2篇

2019-08-21 07:50:53 | 続・コーヒーカップの耳
「半どん」172号に仮称「続・コーヒーカップの耳」からの2篇を載せていただいてます。

←二段階クリック。

「チョコレート」と「椅子」です。

「チョコレート」は「喫茶・輪」の隣の「日本盛」でフォークリフトの運転手として働いておられた珍しい名前の助代さん。
今は種子島で悠々自適の生活を送っておられます。
お盆前に収穫の新米を贈ってきてくださいました。

「椅子」は辛い話です。
明石のり「鍵匠」さんの営業部長だった人。
「喫茶・輪」を前線基地のように活用して頑張っておられました。
今はもう…。

仮称『続・コーヒーカップの耳』は160篇の話を草稿として今推敲を重ねていますが、本になる時には、いくつかが削除されることになります。

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「あおり」

2019-08-20 17:02:58 | 続・コーヒーカップの耳
仮称『続・コーヒーカップの耳』の推敲をしていた。
机の上はパソコンと資料でいっぱいなので、横の絨毯の上に原稿を広げ、背中を丸めて、あぐらをかいて赤鉛筆入れてたら、
そばを通った家内が、「kohちゃんとおんなじ恰好してはる」と。
そういえばkohも本を読んだり勉強するとき、こんな格好をよくしている。

さて、さっき推敲していたページに「あおり」という短い一片がある。
今まさに世間で話題になっているもの。
これは読んで笑えてしまう。
160篇の中にはこのような軽いもの、笑えるものも息抜きとして入れてある。

《トレーラーで有料道路を走りよったんや。そしたら後ろからあおりよるんや。ええ車や。追い越ささんと出口まで来て 俺 料金所の係員に言うてやった。「金は後ろの社長にもろてくれ」て。そのままサーッと出て 次の交差点で信号待ちしよったら その車が追い付いて来て 兄ちゃんが降りてきよった。えらい文句言いよるから 「お前 払てくれたんか」て訊いたら 「いいや」て言いよる。「それやったら文句言うな」て言うてやった。》
まだETCが十分に普及していない頃の話である。
これを話してくれた村上さんも、今はない。
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出版へ向けての推敲

2019-08-19 19:21:39 | 続・コーヒーカップの耳
来年の2月に刊行が予定されているのですが、仮称「続・コーヒーカップの耳」を推敲しています。



前作の詩集『コーヒーカップの耳』は35篇でしたが、今度は約160篇あります。
全国販売なので方言のチェックも。編集者さんによれば、説明が必要なものもあるようで。
隣の地蔵さんのお祭りを24日に控えていて、その準備に忙しいのですが、合間を見てちょっとずつ。
さすがに大手の出版社からの刊行ということで、簡単ではありません。
企画出版が決まってから、出るのは半年も先。これでも早い方だそうです。
その時にはご支援のほど、よろしくお願いいたします。
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新著が

2019-08-03 08:21:57 | 続・コーヒーカップの耳
わたしの次の本が、ある人の尽力により東京から出ることになりました。
詳細はぼちぼちとお伝えしてゆきたいと思います。
ご支援のほど、よろしくお願いいたします。
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私家版『続・コーヒーカップの耳』

2019-03-23 19:43:34 | 続・コーヒーカップの耳
私家版を作りました。
手作りです。

『続・コーヒーカップの耳』。
今日のところは一部のみ。まだいろいろと修正しなければいけません。
作品は74篇あります。
18年前の『コーヒーカップの耳』は35篇でしたので、数は倍以上です。
うちの店のお客様は本当に個性的な人が多く、それは奇跡的とさえいえると思います。
もう二度とこんな喫茶店は現れないでしょう。

作品、昨年末から少しずつネットに上げてましたが、74篇、こうして通して読んだのは自分で初めて。
軽いものから深いものまでバリエーションに富んでます。
ここ18年の結晶です。これがわたしの人生最後の根性の入った作物になるのでしょう。
「あとがき」だけここに上げておきましょう。
←クリック。
どこかの出版社さん、企画出版して下さらないでしょうかねえ。

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「折り紙」の父親が

2019-03-07 14:51:24 | 続・コーヒーカップの耳
久しぶり、もう何年かぶりに、H口さん来店。
実は彼、「折り紙」の父親です。
昨年末に電話があり、奥さんがお亡くなりになったのを知ったのだった。
その時、「また行きます」と言っていて、今日来てくれたのだ。
積もる話を山ほどして、二枚のプリントを「読んでもらえたら」と置いて帰った。
タイトルに「妻 H子の思い出」とある。
H子さんが病気になってからのことが訥々と書いてある。
元々、文章を書く人ではない。「文を書くのは最も苦手」という人が一生懸命書いたもの。
たしかに、敬体と常体が入り混じっていたりしていて、お世辞にも上手な文章とは言えない。
しかし「書き残しておかねば」という気持ちがあふれていて、反って胸を打つ。
最期は自宅で看取りをしている。「家族みんな揃って看取れたのが大変よかった。」と。
そして文末。
《23日間の(自宅)介護は想像以上に辛かった!介護して辛い時、わが身を何回も振り返って思った。
”H子が生きているから介護ができるのや” ”介護できることは幸せやと思った。” なぜなら ”生きているからや” 死んだら出来ない!》

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続 コーヒーカップの耳 75

2019-01-13 13:05:51 | 続・コーヒーカップの耳
続 コーヒーカップの耳

75「椅子」

とうとう医者に見捨てられてしもた。もう治療の方法はないからホスピスを考えなさい 言いよんねん。ほんで俺 今 日曜大工しとんねん。孫にな 椅子作りよんねん。バーベキューとかした時に これジイちゃんが作ってくれた椅子や ゆうてくれるかな 思て。そやから俺 今忙しいんや。
人間の一生 あっという間やなあ。死んだらな~んも残らへんもんな。凡人はみなそうちゃいますのん?なんか残るもん マスターにはあります?俺が今思てんのはな 孫に O出S一ゆうジイちゃんがおったということを覚えておいてほしいということ。うん それだけ。この世にその子が生きて 覚えてくれてる間は 俺も生きてんねんな。それで 素人大工で椅子作っとんねん。仮に一か月後に俺が死んだとしても O出S一ゆうジイちゃんを覚えといてくれたら 六十年七十年生き続けるわけやん。うん 俺が今思てるん それだけ。
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電車話、二題。

2019-01-13 10:05:10 | 続・コーヒーカップの耳
うちの孫の下二人が、ことのほか電車が好きです。
正月に大阪の娘の家に一族集結した時のこと。
そこはすぐそばをJRと阪神電車が走っている。
三階のベランダからは、環状線の乗客と目が合うほどの近さで見える。
姫路の孫shuntaをそこに連れて行くと一日中離れなくなるだろうから、そこへは連れて行かなかった。
その帰りのこと、そのshuntaを連れて、阪神の線路際へ。
次々とやって来る電車に大喜び。体を震わせるようにして喜びを表していた。
で、電車話を二題。


続 コーヒーカップの耳

72「電車」

子どものころから電車が好きでね いっつも運転士の後ろに立ってました。前の景色見るんやなしに 運転士の操作を見てましてん。大きなったら運転士になりたい思うてました。そやけど 大きなるにしたがって運転士やなしに 電車を作りたいと思うようになりました。ほんで 山陽電鉄の車両部設計課に入ったんです。そやけど 人生思うようには行かんで なかなか自分の責任での設計はさせてもらえませんでした。ただ最後に 生涯一度だけの設計をさせてもろて その会社辞めました。それから何年かして 元の同僚が 「お前の設計した電車がやっと完成して走ってるぞ」と教えてくれて 一人でそっと会いに行きました。


73「馬」

踏切のそばの柵にもたれて 電車がやって来るんを待ちよりました。今みたいに次つぎとはやって来んから ジーッと待ちよりました。やがて向こうの方から大きなんが来ますねん。目の前をごっつい音させて遠ざかって行って。また 次のんを飽きずに待ちよりました。
阪急電車に就職しましたけど すぐに運転士にさせてもらえるわけあらしまへん。改札係を二年して車掌。それから一年して試験通ってやっと運転士になりましてん。そら うれしおましたでェ。ところが いざなってみたら 子どものころ思てたんとはえらい違いですがな。そら当たり前ですな。仕事やもん。遊び半分でできるもんやないですわな。まして後ろにようけの人の命を預かってるんやから。初めて乗客乗せて運転した時は 身体が震える思いしました。楽しいどころやない。
うん ぼくは大きな事故には遭わなんだけど 人身事故にはちょこちょこねえ…。あれは気持ちのええもんやなかったですなあ。
そうそう 一ぺん大きなもんと衝突したことがおました。馬。馬に衝突したことが。十三駅の近くやったけど 馬力引きの馬が突然前から走って来よって。踏切から入って来たんやろけど 線路の中をバーッと走って来ましたんや。どんな悩みがあったか知らんけど そらびっくりしましたで。まるで映画のアップシーンみたいで。直前に思い直したんやろか 横へ逃げようとしよったけど 間に合いまっかいな。気の毒なことしましたわ。

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続 コーヒーカップの耳 71

2019-01-11 15:20:52 | 続・コーヒーカップの耳
続 コーヒーカップの耳

71「熔接」

あんたはええなあ。喫茶店のマスターに納まって。俺は熔接しか能がないから いまだに金属と金属をひっつける仕事や。働かなしようがない。新しい嫁はんの子が高校生になってるし 金かかるんや。まあ 嫁はん 看護師してるから助かるけどな。前の嫁はんの子?前のにはおらん。いやホンマに。養育費?うん 送ってたよ。でもそれは最初の嫁はんの子で 前のにはおらん。今のが五人目やけど みんな婚姻届けは出したよ。ちゃんと結婚して ちゃんと離婚した。初めの子が今の嫁はんと同い年や。そやからみんなに反対された。けど俺らはひついてしもた。もう離れられん。
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続 コーヒーカップの耳 67 「福男・消防士」

2019-01-10 09:44:12 | 続・コーヒーカップの耳
続 コーヒーカップの耳

67「福男」

もうやめた と思っていたのに 就職した消防署の先輩から 命令ゆうわけやないけど 「出ろ出ろ」言われて出たんです。もう自信はなかったですけど まあ救助訓練とかでパワーがついていたんでしょうね なんとか二番福になったんです。だけど これが微妙な成績で やめるにやめられなくて 次の年も出たんです。だけどまた二番。もう勝つまでやめられんて思いました。そして次の年に福男に復活しました。三回目の福男です。学生の時は軽い気持ちやったんですけど この時はやっと責任果たしたと思いました。ぼく 元々神様を信じることなかったですけど 心の中の願いごととか みな叶えられるんですよ。今は素直にご利益もらってると思ってます。今年から 救急救命士の資格取得を目指して勉強するつもりなんですけど これもきっと叶えてくれはると思ってます。

追記
この話の主人公、Z君が、今日TVに出演していたと聞いた。
わたしは見なかったのだが、今年(今日、10日)の一番福も消防士だったからなのかな? 
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