喫茶 輪

コーヒーカップの耳

いつしか忘れられてしまう(2)

2019-06-30 15:26:03 | アート・文化
第69回西宮市展に行ってきました。

朝から雨がよく降ってたのですが、午後やんだので、今の間にと自転車で出かけました。
目当ては門脇済美さんの立体作品。
わたしのように無粋な人間には、その作品は正直理解できないのですが、面白いのです。
さて今年はどんな素材を使った作品だろうか?と楽しみなんです。

写真を並べてみましょう。


















今年は「西宮市大谷記念美術館賞」
~審査員コメント~
《作家の構成の感覚が垢抜けており、近代の方向性を持った作品。本作の半透明の素材は不思議と重量感がなく、独特の透明感がある。今後一層の研鑽を期待している。》
ここに「半透明の素材」とあるが、ビニール調の素材で、わたしには一見古びた長靴みたいに見えた。
こんなこと言ったら作者はがっかりするのかな?

この立体作品は室内ではなく、と言っても戸外ではない、二階のロビーみたいなスぺースに置かれています。
門脇さんの作品を観た後は、ギャラリー内の洋画、日本画、書などを見て回りました。
洋画には力作がいっぱい。しかし賞を受けているのは抽象画がほとんど。具象画は一点ぐらいしか受賞してませんでしたね。
具象の中にも、よくぞここまで描けたなというような、わたしの好きな作品がありましたが。
書に関しては、その字の素晴らしさは解りますが、たくさん見ると飽きますね。わたしはやはり、六車さんたちの「現代詩書」の方が好きです。

全部見て、その帰り、もう一度門脇さんの作品を、と見てみると、ひとりのご婦人が熱心に、座って見ておられました。

コメント (2)
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「六甲」7月号

2019-06-30 08:24:20 | 随想
昨日、satoがチョイ寄りした。
この前、fumiが連れて帰ったアゲハの幼虫
が大きくなって、餌の葉っぱをムシャムシャ食べるので、
そのミカンの葉っぱをお地蔵さんにもらいに来たのだ。
その時、丁度「六甲」7月号が届いていたので、satoに渡した。
今回の随想はsatoが主役です。
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田辺聖子さんの恋愛小説

2019-06-29 17:31:36 | 田辺聖子さん
今日、K納さんにもらった6月11日付の朝日新聞の切り抜き。
作家、川上弘美さんによる追悼文。
《(略)ところが、田辺聖子の凄いところは、楽しさや面白さの中に、なんともいえない怖ろしさがあるところなのだ。(略)無常である。そうだ、田辺聖子は、無常を書く小説家なのだ。(略)田辺聖子ほど犀利に無常を描く作家を、わたしは知らない。「ユーモアあふれる」「大衆的な」「優しい」というような形容をされる田辺聖子は、たしかにその通りの小説を書くのだけれど、そのわかりやすくまた飄々とした中に、こんなにもせつない生々流転のことわりがあるということに、驚いてしまうのだ。》
これは田辺さんの恋愛小説についてのもの。
実は、ちょっとした偶然。
K納さんの店に行く前にある原稿を編集部に送信して出かけた。
その原稿というのは「田辺聖子さん」と題したもの。
そこには「わたしは田辺さんの評伝文学が好きだ」と書いている。
するとK納さんがこの切り抜きを下さった。
しかし、この川上さんの文を読むと、恋愛小説も読んでみなくてはならないなあ、と思ってしまう。
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I君との指導将棋

2019-06-28 20:02:22 | 将棋
I君との指導将棋、角落ちです。
その終盤。
手前がわたし。I君、どうやら寄せを間違えてしまって、わたしに入玉されてしまいました。
ここで、I君の手番ですが、わたしの玉に詰みがありそうで、ないんですね。

これは局面を戻しての再現図。
あちらがわの彼の手番。ここでも難しそうですが、彼の方に分がありそうです。
何が最善手なのでしょうねえ?
彼は7六成桂と指して、同玉、7七角成、6五玉、6一飛、5四玉、以下、入玉となりました。
途中、千日手になりそうな手順もありますが、連続王手は王手をかけてる方が手を変えなくてはなりません。

追記
 今、気づきました。飛車を切っての詰みがありますねえ。
 わたしの負けになっていたのだ。

追記の追記
 彼との指導将棋は最初に対局時計を使っての30秒将棋をします。平手戦です。
 これは、公式の将棋大会に出場した時のため。
 自分が指したら、すぐにボタンを押さねばなりません。
 それを怠ると、自分の持ち時間で、相手が考えてしまい、 
 忘れたままだと自分の時間が切れて、負けになってしまいます。
 時計になれるためにやっています。
 そのあと、普通の指導将棋(駒落ちで)をします。
 ところでその平手戦ですが、わたしが負けました。
 まだ詰まないと思っていたわたしの玉に「詰めろ」がかかっていたのです。
 彼はそれを読んで指していて、やっぱりこの子は才能があると再認識しました。
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「宮っ子」7、8月号

2019-06-28 14:54:12 | 宮っ子
「宮っ子」7,8月号が出ました。
「用海版」の「わが町この人あり」は染殿町の川瀬恒和さんです。
お読みいただければ幸いです。
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小島輝正さん

2019-06-28 14:50:32 | 本・雑誌
今日『小島輝正著作集』の「エッセイ集1」を読んでいて興味を持った所。

《私が、到底学者などにはなれぬな、と思いきめたのは、しかし、そのような寛いだひと時の(渡辺一夫)先生との接触を通してであったと思う。当然のことながら、先生の学識は、私のようなものを完膚なきまでに圧倒してなお存分に余りがあった。しかし、私をひそかに驚嘆させたのは、そのことだけではない。それは、いわば、当り前のことであった。私をほとんど絶望させ、「学者」たる資格の欠落を痛感させたのは、その渡辺先生がそれでもなおかつ「分からない、分からない」を連発されることであった。これほど勉強して、まだ「分からない」ことがそれほどあるのか。分からなければならないことがそれほど残されているのか。俺などは、一生かかって勉強しても、その「分からない」ことの一万分の一をすら「分かる」ようにはなるまい。私は、そこで先生の学識に圧倒されると同時に、「学問」そのものの深遠に圧倒されたのであった。その「恐ろしさ」を、いやというほど思い知らされたのであった。そして、間違っても「学者」面するまい、と思い決めた。》

この中の《間違っても「学者」面はするまい、と思いきめた。》というところ。
ああ、小島さんとはそういう人だったのか!会っておきたい人だったなと思った次第。
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認知機能検査

2019-06-28 12:25:03 | 日記
運転免許証更新のための認知機能検査に行ってきました。
後期高齢者のためのもの。
前回は3年前。その時は認知症検査はありませんでした。
後期高齢者に対して義務付けられたようです。
この検査を合格しなければ次の段階に行けません。
←クリック

わたしのグループは8,9人の参加でした。
様子を見ていて、驚きました。
一緒の部屋で検査を受けていて、少なくとも二人は認知症になっておられるのが分かりました。
あんな人が免許を持っていると思うと、恐ろしいです。
家族がいるのなら、絶対にやめさせるべきです。
ということで、この検査は必要だと理解できました。
免許証を持っている後期高齢者のうち、5人に一人は不適格者というのが実感です。
ああ恐ろしい。
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fumiと将棋

2019-06-27 21:20:14 | 
今日は木曜日ということで、用海将棋会の例会日。
一人でfumiを子守していたので休みたかったのだが、
この雨で、役員のF永さん、F原さんが家が遠いので欠席。
自転車で来るのが大変だから。
で、報告書を書いたりするためにわたしが休むわけにいかない。
ということで、fumiを連れて行った。
案の定、出席者は少なく、次の人が来るまでfumiに並べ方を教える。

そのうち、N方さんが見えて、わたしはそのお相手。
fumiは持って行っていたゲーム機でしばらく一人で遊んだが、そのうち飽きて、わたしの膝に入りこんだり。
あと二人が見えて、報告書を準備し、後始末をお願いしてわたしとfumiは帰ってきました。

追記 この時のエピソード一つ。
和室だったのだが、押し入れから一台のミニカーを見つけて遊んでいた。
宅急便のミニカー。
持って帰りたそうだった。
「あかんで」というと,
「明日返したらええやん」という。
fumiらしい発想だ。
でも「泥棒さんになるから」と言ってあきらめさせた。
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倚りかからず

2019-06-26 22:33:45 | 
夜にちょい寄りしたkoh(中二)がわたしに言う。
「茨木のり子て知ってる?」と。
今学校で「わたしが一番きれいだったとき」を習っていると。
わたし、「うん知ってるよ。会ったことはないけどね」と答えると、
やっぱり、という顔をされた。
で、「この本上げる」と渡してやった。

少しページを繰っていたが、「ありがとう」と言って持って帰った。

fumiは今夜、一人でお泊りです。

久しぶりにわたしが風呂に入れてやりました。
風呂に入れて体を洗ってやると、大きくなったことが実感されます。

明日から、大阪の学校園などは「G20」とかでお休みです。
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『小島輝正著作集』

2019-06-25 17:34:28 | 文学
中尾さんにお贈りいただいた『小島輝正著作集』の第五巻「エッセイ集2」を読み終えた。
五巻あるうちの最も読みやすいものからと思ってのこと。
文章はたしかに軽妙で読みやすい。
しかしわたしにはなぜか少し硬く感じた。いや、難しいというわけではない。
総体に易しい言葉で書かれているのだが、中に、さすがは仏文学者と思うような日常的には使わない言葉が散りばめられている。
それが、キラッキラッと行間で光っているのである。
読み終えて、もっと高貴な文章が書かれているのかと思ったが、そうではなく、ごく庶民的な内容である。
なのに、行間に光る石が散りばめられているといった感じ。
大いに楽しめました。

そして次に読み始めたのが、第四巻、「エッセイ集1」。

こちらの方はパラパラとめくってみるに、エッセイとはいいながら論文調のような。
そしてわたしは、最初の「記録文学」に大いに興味を持ちました。
ルポルタージュとドキュメンタリーに分けての論評だが、さて、拙著『触媒のうた』はどうなんだろう?と。
ルポルタージュでないのは確かだが(いや、多少はあるか?)、ドキュメンタリーだとして、さてどんな分野に入るのだろうか?と。
明確な答は出ないかもしれないが、何かあぶりだされてくるかもしれない。
『触媒のうた』はジャンル分けが難しいと思うし、そう言われもしているので。
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郵便多種

2019-06-25 17:06:26 | 将棋
今日は郵便受けに多種の郵便物が届いていた。

孫のsatoからはかわいい封筒の手紙。
これを真っ先に開けて読みましたが、かわいいもんです。
次に「宮っ子」用海版編集長のK馬さんからの几帳面な字の手紙。
ありがたく読ませていただきました。
そして、名筆研究会の六車氏からは「名筆」誌と手紙ほか。
その「ほか」がちょっと…、なのですが。
そして、写真の扇子が大型レターパックで届きました。

日本将棋連盟棋士、九段、井上慶太さんから。
また一人、お弟子さんがプロ棋士になられました。
出口若武四段です。
いい字を書かれますねえ。
今年お正月に頂いた慶太さんからの年賀状に
「今年はまた弟子が一人プロ棋士になります」と宣言しておられたのでした。
これはよほどのことです。
師匠として自信はお有りだったのでしょうが、そうは言っても勝負の世界はわかりません。
それでもそう宣言された。
ひょっとしたら、そうすることによって勝負運を引き寄せることができると思われたのかもしれません。
慶太さん、出口さん、おめでとうございます。
今後のご活躍をお祈りいたします。
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男の嫉妬

2019-06-24 07:48:14 | 文学
神戸新聞の新聞小説「白鯨」(夢枕獏)を読んでいる。
今朝は89回目。
こんなことが書いてある。

《男の嫉妬や。えいか、小僧、よう覚えちょきや。男の嫉妬いうがは、女の嫉妬より倍は始末の悪いもんじゃゆうことをな。まあ、今はわからんでも、いずれはわかる。嫉妬はな、しゃあない。誰でも、自分よりえい仕事をする者に嫉妬するもんや。けどな、その嫉妬は男は肚にためて発条にせにゃいかんもんせ。》

フムフムと思う。
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「どこ?」

2019-06-24 07:34:53 | 
今朝の神戸新聞文芸欄、特選詩。

  「どこ?」
        岬 美郷

どこかしら
見当たらない

指先で
確かめながら
一周しても

きっとあるはず
どこかに始まりは

何週目かでやっと
ラップの端の
手ざわりが

さがしています
今の想いを表す
言葉のきっかけ
その手がかりを



上手いもんですねえ。言葉の選択、そして並べる順序、上手いとしか言いようがありません。
時里氏の選評はこうです。
《ラップの端を見つけるもどかしさと、心を言い当てる言葉が見つからない歯痒さを重ねているのだが、最終連での種の明かし方が見事。》
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今日は原稿

2019-06-23 10:10:13 | 原稿
昨日の午前は将棋教室。
午後は孫たちと。
そして今日は先日インタビュー取材した「宮っ子」の原稿書き。
録音を聞きながら取材ノートに赤で書き込み。


ここで休憩して、NHKのテレビ将棋を観戦します。
後は午後に。
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孫4人集結

2019-06-23 08:28:14 | 
昨日は、5人の孫のうち、中学生のkohを除く4人が集結。
夜まで目いっぱい遊びました。




夜になって姫路の一家がサヨナラです。
fumiは「サヨナラ」しません。なんだかメランコリーになってる様子。



姫路の一家、帰って行きました。

この後、「fuiは泊まる」と言っていたfumi、急に淋しくなったのか、「(お母さんたちと)一緒に帰る」と言い出しました。
そして大阪一家も帰って行きました。

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