喫茶 輪

コーヒーカップの耳

「かくれんぼして」

2024-06-20 16:42:17 | 時実新子さん
今日の「書斎 輪」の客人は柳人のN野さんでした。
時実新子さんの色紙をプレゼントしてくださいました。
 
 
優しくて清らかないい字ですねえ!
入手の経緯は?とお尋ねしましたが、「覚えてないんです」とのこと。
雅印がないので、外出先でのものだろうか?
新子さん、お亡くなりになって、もう17年になります。
強烈な個性の人でした。
川柳はもちろんですが、わたしはエッセイが素晴らしかったと思っています。
やはり天才でしたね。
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新子さんと有井さんと宮崎翁

2024-01-26 09:16:51 | 時実新子さん
『歴史と神戸』誌のバックナンバーを触っていたら、つい読んでしまった。
 これはコロナ直前のもの。


ここに書かれている、『歴史と神戸』214号表紙。


新子さん、きれいな字を書く人でした。

『触媒のうた』宮崎翁が語る文学史秘話の数々。
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月の子忌

2023-04-08 09:02:13 | 時実新子さん
今朝の神戸新聞「日々小論」欄に時実新子さんのことが。
記事拝借お許しを。
←クリック。

<命より少うし長く銅鑼は鳴る>で始まる小論。
論説委員の平松正子さんが書いておられて、さすがに見事にまとめておられる。

新子さんは川柳界の与謝野晶子と呼ばれた人だが、エッセイの名手でもあった。
お亡くなりになってもう16年にもなるのか。
わたしのことを「ペンフレンド」と呼んでくださっていて、いただいた書簡は大切に置いてある。
強烈な個性の人というイメージが世間にはあるが、わたしが戴いた手紙やハガキは、優しいものが多かった。


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茉莉亜まりさん

2023-03-31 08:30:21 | 時実新子さん
少し前に、川柳作家の茉莉亜まりさんからお送りいただいていた『現代川柳』誌のバックナンバー。



2012年9月号から2017年11月号まで(全冊ではない)の15冊。
以前わたしが茉莉亜さんの時実新子さんに関する文章が好きだと言っていたので。
「月の子の風景」と題して時実新子論が濃密に展開されている。
登場する文人に与謝野晶子、杉田久女、岡本かの子、高浜虚子、つげ義春などがあり、茉莉亜さん、よく勉強をしておられる。
わたしは大いに勉強になっている。
もちろん、新子さんについても、わたしが知らなかった一面を教えられている。
まだ全部読んではいないが、じっくりと味読させていただこう。
茉莉亜さん、ありがとうございます。
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森進一歌う「有夫恋」

2022-11-17 12:28:39 | 時実新子さん
こんなのがあるということは知っていたのですが、聞くのは初めてでした。

過日、「輪」にお越しくださった川柳作家の中野さんがカセットテープを持参して下さりお借りしてます。
作詞・時実新子、作曲・宇崎竜童、歌・森進一。
←クリック。
一流どころですね。


有夫恋
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こんな曲だったか!

2022-10-31 09:01:09 | 時実新子さん
「じょろはったん」の原作者、森はなさんの朗読が聴きたくて川柳作家の中野さんにお借りしたラジカセですが、
一緒にお借りしたCDに面白いものがありました。
徳永延生さんのクロマチックハーモニカ。
「郷愁 こころのうた」というCDに収められている16曲のうちの一曲です。
この曲がこんなにいい曲だったとは思いもしませんでした。
古関祐而さん、さすがです。
ハーモニカといえば、中野さんのお師匠さんだった時実新子さんの御主人も上手だったと。
そして新子さんとの間に印象的なエピソードがあったのではなかったか?
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「新子降臨」

2022-03-22 09:02:34 | 時実新子さん
今朝の神戸新聞「正平調」欄です。拝借お許しを。
←クリック。
お亡くなりになる直前までペンフレンドだった時実新子さんが取り上げられています。
今も受話器からの彼女の声が耳に残っています。

2019年に出た句集に『愛は愛は愛は』(左右社刊)というのがあります。



お弟子さんたちが編集して出されたもの。
珠玉の名作が並んでいます。
この中に、こんなのがあります。
《こうやって繋がっていくカアカアと》
わたしへの最後のハガキに書いて下さっている句。

この本を編集発行されたお弟子さんたちの名を記しておきましょう。
この人たちも新子さんへの思い入れが深いのだ。
渡辺美輪、中野文擴、夕凪子、前田邦子、門前喜康、茉莉亜まりの各氏。
皆様に敬意を表します。

『コーヒーカップの耳』新子さんが喜んでくれた言葉が並んでいる本です。
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大野進没後10周年・ハモニカの夜

2021-09-20 11:41:06 | 時実新子さん
川柳作家、時実新子さんを全国区の作家として世に出した編集人、大野進さんの没後10周年にと依頼を受けて書かせて頂きました。
『現代川柳』第81号。



「ハモニカの夜」と題して。
←二段階クリックで。
大野さんなくしては、新子さんが「川柳界の与謝野晶子」と呼ばれることはなかったでしょう。

『コーヒーカップの耳』

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時実新子さんの動画

2021-08-15 08:27:44 | 時実新子さん
川柳作家でエッセイストでもあった時実新子さんとはペンフレンド(今どきの言葉ではないが)だった。
ちょっと調べたいことがあり、「時実新子」で検索をかけると、こんなのが見つかった。
現代川柳の神髄を語っておられて貴重な映像だ。
今はないご主人の姿も見える。
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「月の子の風景」

2021-08-07 17:24:38 | 時実新子さん
時実新子さんのお弟子さんの茉莉亜まりさんからお贈りいただいたコピーを冊子に製本しました。
49回の連載の中の一部ですが。



『現代川柳」誌に2012年9月より連載しておられた(7月号で最終回)「月の子の風景」という新子論。
さすがに新子さんが認められた人。鋭い文章で読みごたえがある。
わたしが知らなかった新子さんの内面も、鋭い刃物で切って見せるように。
そんな中、《愛しいと書いて「かなしい」とルビを振ることを好んだ新子。》という文章があった。
そうか、そうだったのか。だからわたしは新子さんに魅かれたのか。
そして新子さんもお付き合いくださったのか。
拙著、詩集『コーヒーカップの耳』の扉にわたしは書いている。
《こんなにも愛しく愛しい人間模様を語って下さるカウンター席のお客様に、深く感謝します。》と。
「愛しく愛しい」には「いとしくかなしい」とルビを振って。
そういえば、新子さんが命をかけるように発行しておられた『川柳大学』100号記念号(2004年4月号)に書かせていただいた拙文にもわたしはこの言葉を使ったことを思い出した。文章の最後を《新子さんもまた愛しい人ではある。》と締めたのだった。
「愛」に「かな」とルビを振って。

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ハモニカの夜 

2021-08-04 16:21:53 | 時実新子さん
ある雑誌から初めてエッセイの原稿依頼を受けた。
但し「原稿料は発生いたしません。ご寛恕ください。」とある。
テーマが、わたしが以前大切にお付き合いさせていただいていた人と深い関連があるということでお受けし、今日、草稿まで書いた。

題は「ハモニカの夜」である。深い意味がある。

『コーヒーカップの耳』 面白うてやがて悲しき書籍かな
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新子さんの言葉

2021-05-16 21:03:37 | 時実新子さん

『乾杯!女と男』の中にこんな言葉が。
新子さんの言葉です。
《川柳の世界は村社会ですよ。小さいものに固まって。しかも韻文の世界は散文と違って読者即作者、作者即読者でしょう。その中では、すごい自己顕示欲と、嫉妬心とが渦巻いている。》
これ、ある面、現代詩の世界にもいえるのでは?

『コーヒーカップの耳』
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「面白いということ」

2021-02-04 09:09:37 | 時実新子さん
ある古いものを探していたファイルの中に、目当てのものは見つからず(いつものことだが)、こんなのが目についた。

←二段階クリックで。

時実新子さんの文章の切り抜き。
安水稔和氏のもあったから「読者文芸」欄の選者特集。
新子さん、写真がお若い。
それもそのはず、1989年10月29日付。
わたしが新子さんと交流を持つのは、これより12年も後の2001年のこと。
なのにこの切り抜きを残しているということは、よほど感じるものがあったということでしょう。
「面白いということ」と題されたこの文章。
《「面白いは最高のほめことば」と私が信ずる後ろには三太郎(新子さんの川柳の師)の「面白くなくて誰が読む」という言葉が生きている。》
この一節にわたしは感応したのですね。
ここで言われている「面白い」ということが、単に笑えるという意味でないことは明白。

『完本コーヒーカップの耳』
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サンボーホールひょうご大古本市

2020-03-18 08:50:29 | 時実新子さん
今年は延期のお知らせがきました。



この古本市に関連して「歴史と神戸」にちょっと書かせていただきました。

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宮崎翁と有井さんと新子さん

2020-01-28 09:33:18 | 時実新子さん
時実新子さんのお弟子さんたちで出しておられる川柳誌「現代川柳」71号をお贈り頂きました。
中にこんなページがありました。

←クリック。二段階クリックでさらに大きくなります。

「月の子の風景」㊵ 茉莉亜まりさんが書いておられます。
中段の中ほどからに注目。
有井さんのことが出てきます。
そして宮崎翁。
茉莉亜さん、いつもいい文章を書かれるのですが、今回はちょっともたつき感が…。
でも意味はよく解ります。

実は、新子さんと有井さんのこと、「歴史と神戸」誌2月号に書きました。
もうすぐ出ます。
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