喫茶 輪

コーヒーカップの耳

消えゆくもの

2024-05-31 13:09:41 | 本・雑誌

新しく出す本の校正で印刷屋さんを訪ねた。
するとそこに「トライやる ウィーク」で中学生が3人来ていた。
「この子らに何かお話を」といわれて、
「印刷という仕事は将来どうなると思う?必要なくなると思う?」と聞いてみた。
すると「ハイ」と頷く。
「わたしはそうは思わない」と答える。
「長く支持されてきたものはそんなに簡単にはなくならないと思うよ。形は変わっていくかもしれないけど」
さらに、
「昔、ラジオが出現した時の話があるんやど、その時、もう新聞は必要なくなると言われたらしいんやね。だけど生き残ってるからね。また最近ネットの出現で不要論が出てるけど、どうなんかな?
本なんかも電子書籍に変るとかいわれるけど、わたしはそうは思わない。紙の本は紙の本の良さがあるから残ると思う」
ほかにもいろいろ話しました。
そして最後に、
「わたしの言うことをすべて信用したらあかんよ。最後は自分で勉強して自分で考えるようにしないとね」と。

 

『コーヒーカップの耳』 もう二度と書けないだろう傑作本。

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いい本に出合った

2024-05-28 15:27:39 | 本・雑誌

本屋さんでふと手に取った本が、わたしの地元が物語のスタートになっているのを知り、購入して読み始めた。

二カ月ほど前だ。「津門、今津が舞台の小説」と題して書いている。


これがすこぶる面白くて参った。
というのも、すでに13巻と特別編2巻が出ていて、全15巻。
これではほかの大事なことが出来なくなってしまう。
なので、思い切りブレーキをかけながら読んでいる。
自分一人で楽しむのは…、と思って、妻にあらすじを話してやりながら。
ところが、妻もはまってしまって、続きを要求される。
そのうち、大事なところを朗読してやることになった。
妻は忙しくて本を読む暇がない。

なにか仕事をしながらわたしの朗読を楽しんでいる。
本のタイトルは『あきない世傳 金と銀』(高田郁著)。
面白すぎる。
涙とほっこり気分が交互に訪れる。そしてスッキリさせてくれる。
なんとも感動的。

今、5巻の途中だ。
ゆっくり読もう。

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教科書「注文の多い料理店」

2024-05-27 20:55:39 | 
大阪へ行ったのですが、fumiが学校から帰って来るまでと待ちました。
会いたいと言ってたとのことで。
元気よく帰って来ました。
 
国語の教科書を見せてもらいました。
「注文の多い料理店」が載ってました。
まだ習ってないとのこと。
この怖い話を先生はどのように授業するのでしょうか?
 
 
もう少し待てばsatoも帰ってくるとのことで、待ちました。
やがて、中学の卒業アルバムを持ち帰って来ました。
立派なアルバムです。
そしてユニークです。
初めのページと最後のページです。
 
 
 
重さ1キロぐらい有りそうでした。
 
『コーヒーカップの耳』 実は怖い話も載っている。
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大阪まで。2024年5月27日

2024-05-27 19:05:38 | 

久しぶりに大阪まで。

文実と咲友が学校から帰って来るのを待って帰ってきました。

 

帰りの淀川、新伝法大橋から。

 

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飛行機雲と図書館

2024-05-25 11:25:12 | 日記
「資料が準備できました」とメールが入って図書館まで行って来ました。
4700歩。
 
空には飛行機雲。
 
そして札場筋です。
暑かったです。
帰ったら汗びっしょり。
シャツを脱いで、妻が用意してくれた蒸しタオルで体を拭くと生き返りました。
 
『コーヒーカップの耳』 町の喫茶店には独特の文化があった。その全てがここに。
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闘病手紙

2024-05-25 09:16:37 | 健康・病気
昨日届いた手紙が凄かった。
A4用紙3枚にビッシリと印字されています。
36字、43行、3枚。
約4600字。
400字詰め原稿用紙で11枚以上。

大変な闘病生活のことも書かれているのだが、これが面白く、つい笑ってしまえる。
ご本人は真面目に書いておられるのだが、巧まぬユーモアになっている。
悪いとは思いながら笑いながら読ませてもらった。
1人ではもったいないので、改めて妻に朗読してやった。
また笑わせてもらいました。
これも、こんな手紙が書けるほどに回復しておられるからのこと。
 
そこで、お返事を書きました。
わたしはコーヒーフィルターの一筆箋に10枚。
これは字数はたいしたことないんです。
申し訳ありません。御許しを。
Nさん、どうかこのまま、順調に完治に向かわれますよう、お祈りいたします。
 
『コーヒーカップの耳』 『あん』の著者ドリアン助川さん絶賛の本。
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北へのウォーキング

2024-05-24 22:17:16 | 健康・病気
今日のウォーキングは気分を変え、用海線を北に向かいました。
心臓でお世話になっている渡辺病院。
 
国道2号。
 
西宮橋。
 
南を向けば、向こうの方に、高架を阪神電車が走っていました。
 
西へ向かって市役所。
そこから南へ。
いつもの星乃珈琲店。
 
そこから東へ向いて我が家へ。
3200歩でした。
いつものコースより600歩ほど少なかったです。
 
『コーヒーカップの耳』 星乃珈琲とは文化の違う、町の喫茶店でのドラマ。
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『甘藍の芽』

2024-05-24 15:05:48 | 文芸
「書斎・輪」の昨日のお客様はフリーアナウンサーの久保さんでした。
好奇心と知識欲旺盛な彼女はわたしの話の何にでも食いついて来られます。
お陰でわたしも大いに刺激を受けることになります。
 
また昨日は一冊の川柳句集を言付かって来て下さいました。
 
 
城水めぐみさんの『甘藍の芽』(港の人発行・1600円+税)です。
 
巻頭の句。  
  詩人ではない右側がよく乾く
 
そして巻末の句。
  月へ行く たぶんあなたじゃないひとと
 
パラパラとページを繰って、そのほかの句も読ませてもらいましたが、わたしは頭が弾けそうになります。
理屈で解ろうとするとあきません。
これは抽象句とでもいうのでしょうか?
パッと開けたところの句を見て「感じる」ものなのでしょうね。
抽象画に似てるのかも。
この句集を、柳人の小林康浩さんが『現代川柳』第9号で論じておられます。
わたしはちょっとこのような真似はできません。
わたしにはじっくりと読み込む根気がないんでしょうね。
このような句はやっぱり、わたしには感じるしかないと思います。
その「感じる」を楽しませていただきます。城水さんありがとうございます。
 
『コーヒーカップの耳』 現代の井原西鶴の世界。
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満月のウォーキング

2024-05-24 12:37:34 | 健康・病気
昨夜のウォーキング。
いつものコース。
3800歩。
 
 
 星乃珈琲店。
 
 アンリ・シャルパンティエ。
 
 西宮大橋。
 
 JFE(旧川鉄)の上の満月。
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多島海 45

2024-05-23 08:16:09 | 

「Poem & Prose」ということで、詩と散文の同人誌「多島海」45号を江口様よりお贈りいただきました。

B6のかわいい装幀です。

書き手4人が実力者。
作品の表面上は穏やかだが、その後ろから立ち現れてくるものに油断できない。
そのなにものかは読み手によって微妙に変わるのだろうけど。

これは江口さんの「聞こえる」。

このあと次ページにこう続く。

 

   うごめくもの

   生が軋むとき

 

   それを

   詩

   と わたしは呼びたいのだが

 

「と わたしは呼ぶ」ではなく、「呼びたいのだが」と少し曖昧だ。

津波がモチーフになっているが、そこにチラチラと日常を見せながら、そこにいる人間の奥底を絞り出すような表現。

結局そこは書ききれないんですけどね。それが「詩」なんだと。

と、わたしの勝手読みです。

難しいなあ。

 

『コーヒーカップの耳』 おもしろうて、やがて哀しき喫茶店。

 

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多彩な来訪者

2024-05-22 15:51:23 | 喫茶・輪
今日の「書斎 輪」のご来訪者は多彩でした。
午前中には名古屋から評伝作家の千和裕之さん。
大阪に取材に来られてお寄りくださったのでした。
昨年刊行された『園井恵子 原爆に散ったタカラジェンヌの夢』(国書刊行会 2800円)が話題になった人です。
 
 
園井恵子は、映画「無法松の一生」で有名ですが、これまでその評伝は出ていませんでした。数奇な人生を歩み、原爆で亡くなるのですが、それと合わせてタカラジェンヌになるまでの歩みが凄いのです。そこを書かれているのが、より貴重だとわたしは思います。
宝塚ファン必読の書といえるでしょう。
今後の出版のことなど刺激的なお話をお聞きしました。
 
午後は、これまた珍しいお客様。
中学二年生二人です。
トライやる・ウィーク中の活動として。
この年寄りの話を目を耀かせて熱心に聞いてくれました。
将来の職業などについて、いいアドバイスが出来ただろうか。
手土産にメモ帳を持ってきてくれました。
二人の人生に幸あれ!
 
『コーヒーカップの耳』 おもしろうて、やがて哀しき喫茶店。
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『菱』216号

2024-05-21 09:41:52 | 

鳥取の詩人手皮小四郎さんからお贈りいただきました。

 

お手紙付きでお送りいただきました。

こういうのを送るのはなかなか大変で、手紙を添えるのは本当に面倒なのです。

手皮さんありがとうございます。

 

読ませていただきました。

同人のみなさん、わたしにも解りやすい詩を書いて下さってます。

といってレベルが低いわけではありません。

落ち着いた書きぶりで、みんさんベテランの書き手と思われます。

奇を衒う必要がないんですね。

これは手皮さんの「樹よーその名は昭和」。

手皮さんはわたしと同年代だと思います。

書かれている内容がわたしとピッタリというほど重なります。

父親がシベリヤ抑留者というのまで。

ほかの人の作品も共感できます。

花房睦子さんの「予約(一)(二)」も程よい皮肉が効いていて共感しました。

エッセイも楽しく読ませていただきました。

手皮さんの「浜乃木はどこだ――田村のり子追悼」。

山陰の詩の歴史にとって貴重な記録だと思います。

この中に出てくる「鳥取民芸美術館の童子地蔵」ですが、この鳥取民芸美術館は宮崎翁に縁が深かったのではなかったかな?そしてわたし、手皮さんからこの絵ハガキを戴いたことがあったはず。

鳥取民芸美術館、いつか行く機会があるだろうか?

 

手皮さん、ありがとうございました。

 

『コーヒーカップの耳』 おもしろうてやがて哀しき喫茶店。

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58歳のわたし

2024-05-21 08:27:30 | 新聞記事

以前書いたブログにいまごろアクセスが入っています。

「む―さんの背中」と言う記事に。

20年以上昔の記事を引用しています。

懐かしい。

 

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「電子音」

2024-05-20 08:43:01 | 
今朝の神戸新聞文芸欄。
特選作「電子音」です。

選者の評にもあるように、優れた掌編小説のようです。

ただ、わたしなら行分けにしないで、散文詩にしますが。

『コーヒーカップの耳』 おもしろうてやがて哀しき喫茶店。井原西鶴の世界が現代に。
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字が小さすぎる件

2024-05-19 23:09:25 | 用海のこと
夕、6時半から用海地区団体協議会の総会でした。
勤労会館ホールで。

葛馬さんが議長で進んだのですが、予算案書に不備がありました。
少し時間がかかりましたが、たいしたことではなく無事終了。
それにしても決算書、予算案書の文字が小さすぎます。

以前はもっと大きな紙に印刷されていたのに、経費節減のためか、A4の紙です。
わたしにはよく見えません。
これは再考してほしいですね。

『コーヒーカップの耳』  井原西鶴もびっくり。
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