喫茶 輪

コーヒーカップの耳

もうすぐ夏が

2019-05-31 13:59:15 | 用海のこと
なんだか外が賑やかである。
だが嫌な賑やかさではない。
子どもの声だから。
うちの西には車一台がやっとの路地がある。
その向こうは地蔵さんの境内。
その西隣が用海小学校。塀のあちらはプールである。
昭和36年に完成したもの。
その後、修復しながら今日に至っている。
賑やかな声はそこからだった。
今日はプールの清掃日。
6年生だろうか、体操着を着ての掃除だ。


プールの左端のブルーのフェンスだが、以前はブロック塀だった。この春、地震に備えて改築された。
手前もフェンスになっているが、ここは元々高い煉瓦塀だった。これの改築はもう30年ほども昔のこと。
このフェンスの色だが、プール側はブルーになっている。しかしこちら側、地蔵さんの方は落ち着いた黄土色だ。
最初はこちらもブルーだったのだが、わたしが「地蔵さんの境内には似合わない色なので、落ち着いた色に変えてほしいとお願いしてこうなったもの。
さて、来月8日がプール開きのようだ。
もう夏か。また一層にぎやかになる。子どもたちの元気な声はいいものだ。
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ドリアン助川さんが「日本エッセイスト・クラブ賞」に!

2019-05-30 07:10:56 | ドリアン助川さん
わがドリアン助川さんが「日本エッセイストクラブ賞」に!

この賞は昔、足立巻一先生も受けておられる。
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「辞書の個性」

2019-05-29 14:59:10 | 新聞記事
神戸新聞夕刊の随想欄。
←クリック。
国語辞典編纂者の飯間浩明さんが「辞書の個性」と題して面白いことを書いておられる。
「三省堂国語辞典」(三国)は個性的な辞書でしてね。と。その例として
「水」
《自然界に多くあり、われわれの生活になくてはならない、すき通ったつめたい液体。(略)》
わたしも実は三省堂の辞書を愛用しているのだが、これは「新明解国語辞典」(俗に新解さん)。
「水」
《泉からわき川を流れ海にたたえられたり雨となって降って来たりする冷たい液体。(略)》
やはり個性的だ。
新解さんの「恋愛」の項。
《特定の異性に特別の愛情をいだいて、二人だけで一緒に居たい、出来るなら合体したいという気持ちを持ちながら、それが、常にはかなえられないで、ひどく心を苦しめる(まれにかなえられて歓喜する)状態。》
どうです?すごく個性的でしょう?
さて「三国」さんでは「恋愛」をどのように説明しているのだろう?
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『水辺のブッダ』読了

2019-05-29 14:07:35 | ドリアン助川さん
ドリアン助川さんの『水辺のブッダ』をやっと読了。

このところ落ち着いた時間が持てなくて、残りちょっとが読めていなかったのだが、やっと今日読み終えた。
終盤のところで出会った印象的な言葉。
《だれもが常に時間の先端にいる。》
なるほどそうですよね。人によって変わるわけのものではない。時の先端にすべての人は立っている。
先のことは誰も分からない。
そして、最終盤。
《もしかしたら、幸とか不幸とか……私はそんなもののために生まれてきたんじゃなかったのかもしれない。
私はなにも決定されていないものを……人間を体験するために生まれてきたんだ。人間を生きるために、今ここにいるんだ。》

重いテーマの小説だったが、それだけに腹の底に響く小説だった。

帯文を紹介しておきましょう。
《川辺で生きるホームレスの望太と、都会の闇に溺れゆく孤独な少女・絵里。誰の人生にも、冷酷な人間の心の闇に触れて絶望するときがあれば、人と出会い、深く語り通じ合い、光に満ちた美しい瞬間もある。絶望と希望。死とエロス。プリズムのようにきらめく、ふたりの”生きる”物語。
世の中の片隅で懸命に生きる人々の傍らに立つドリアン助川が、魂を込めて描く、人生の再構築。》

人生を真面目に考える人すべてに読んでほしい小説です。
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西宮の市立中学で体罰?

2019-05-28 08:17:21 | 西宮のこと
【西宮の市立中学で体罰?】
←クリック。
保護者がコーチをしていて、部員の尻を蹴っていたと。部員の親が「気合を入れるために蹴ってほしい」と言ったから蹴ったというのだ。それを学校長も「男性を支持する生徒や保護者もいる」との理由でその後もマネージャーを任せている。市教委は「適性を欠く」と男性を部活動から外すように求めたにも拘わらず、だ。これが本当なら、みんなどんだけアホ?といえる。
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百周年記念誌『用海』の間違い記事

2019-05-27 15:22:18 | 用海のこと
「宮っ子」7月号の「わがまち用海」のゲラを校正していて不審な点があり、
用海小学校の百周年記念誌を調べてみた。

やはり、原稿が間違っており、訂正してもらうように編集長に電話した。

で、百周年記念誌『用海』(2001年発行)だが、これにも間違いが三か所ある。

①「昭和28年に浜脇、津門、今津小学校から5年生が182名転入籍」とあるが、4年生も一緒に転入のはず。
わたしが当の4年生だったのだから、間違いない。

②昔の校舎見取り図が、用海ではなく浜脇のものが使われている。

③昭和36年にプール完成とあり、それはいいのだが、使われている写真が昭和45年頃のものだ。
うちの家が写っているので、これも間違いなし。

機会があったら、学校にある記念誌に訂正を記してもらうようにしよう。
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kiyoの石仏

2019-05-27 09:05:47 | 旅行
昨日バスツアーで行った北条の五百羅漢。

ボランティアガイドさんの案内で境内を一巡した後、抹茶をいただきました。
これはおいしかったです。
そして、ほかの皆さんはバスに戻られたのですが、わたしには探し物がありました。
もう40年近く昔のことですが、家族でここを訪れた時のことです。
娘のkiyoがある石仏を見て、
「『わたしのこころです』って言ってはる」と言ったのです。
それはわたしの心を捕らえてメモし、娘をそばに立たせて写真を写した(赤いワンピースを着たその写真を今探すのですが見つかりません)のでした。
そして、そのメモは後に『きよのパーティー』という口頭詩集に収めました。
ということで、ここに来たからには、もう一度出会わなければならない石仏だったのです。
500近い石仏の中から見つけるのですが、わたしには見つける自信がありました。
ただ、皆さんをバスに待たせていることはちょっと気になりましたが、あらかじめ告げられていた集合時間には間に合うだろうと。
そして、見つけました。

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第37回「宮っ子」バスツアー

2019-05-26 22:30:44 | 宮っ子
第37回宮っ子バスツアーでした。
昨年までは文学歴史の案内役でしたが、今年からお役御免で、気楽に参加させていただきました。
行き先は加古川方面。まず鶴林寺。次に夢前のヤマサ蒲鉾見学。そして北条の五百羅漢。



























天候に恵まれて良かったです。
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「多島海」35

2019-05-25 19:11:20 | 
詩誌「多島海」35をご恵送いただいた。

瀟洒な造り。B6版と手ごろな大きさの冊子です。

同人は4人。お送りくださった江口節さんのほか、彼末れい子さん、森原直子さん、松本衆司さん。
それぞれが詩と散文を1篇ずつ載せておられる。
詩の中から、わたしの心に響いた言葉を。

彼末さんの「ANUBIS あぬびす」より
  冥界に通じる地の底から
  ファラオの咳が聞こえてくる
  コフ コフ


森原さんの「鏡」より。
  鏡の中の私は 一体
  どこから 来て
  どこへ


松本さんの「星の径」より
  あなたは歩け
  一歩一歩、前へ向かって
  風を感じ、眉をあげて

  あなたは、あなたの道を歩け


江口さんの「東の窓辺」より
  何してるの じいじ
  それ なあに
  どんなお花?


詩の中の一部分だけなので、意味がわからないでしょうが。
散文もみなさん手馴れておられて楽しませていただきました。
江口さん、ありがとうございました。
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「宮っ子」バスツアー

2019-05-24 17:18:23 | 宮っ子
今年も、「宮っ子」バスツアーが近づいてきました。
昨年の今頃、こんなことを書いてます。《「宮っ子」バスツアー》←クリック。

そうなんです。「宮っ子」バスツアーでの「文学歴史」の講師役は、実はわたしは足立さんに向けて喋っていたのでした。
彼女は辺りの人と私語を交わすこともなく、わたしの話をちゃんと聞いていてくださったのです。
それも興味深げに。だから、彼女に向けて話したのでした。
こう言えば、ほかのお客様に失礼ですね。そんなことないですよ。乗客の皆様に向けてお話させてもらってましたよ。
で、昨年のバス中でわたしは卒業宣言させていただいたのでした。
わたしの話など聞きたくないと思っておられた方も正直あったでしょう。
カラオケでもやってくれと思われてた人もあったでしょう。
さぞ「やれやれ」と思われたのではないでしょうか?
今年はお役御免で準備の勉強もせずに、のんびりと参加させていただきたいと思っております。
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本物のブルーグラス

2019-05-24 08:26:43 | ブルーグラス
昨夜は、本物のブルーグラスを、久しぶりにこじんまりしたライヴハウスで。
神戸新開地の「アリスガーデン」。
フィドルの名手、ジョングリックを迎えてのライヴでしたが素晴らしかった。
こんなに間近では滅多に見る機会のないミュージシャンです。

ギターボーカルはM永さん。マンドリンはH井さん。バンジョーはI村さん。ウッドベースはH永さん。



これはI村さんのバンジョーボーカル。久しぶりに歌声を聞きましたが、声量が豊かで迫力ありました。それとテナーボーカルのH永さんのコーラスが抜群。ブルーグラスの醍醐味です。

後半はジャム会。
会場に見えてたラジオ関西のパーソナリティーでもある谷ゴローさんが誰かのマンドリンを借りて登場。

「スーダラ節」などを披露して大爆笑を誘ってはりました。

この時のバンジョーはかつてうちの店によく食事に見えていたD野さん。
新しいバンドを始めたとのことです。久しぶりにお会いして、お元気そうでうれしかったです。

これは若手中心のジャム。

一人、ちょっと老けた人がいはりますけど。
このフィドルは神戸大二年生のワカちゃんと呼ばれてる人。
素晴らしかった。

まあとにかく、ジョングリックのフィドルは凄かった。
鳥肌立つとはこのこと。曲によっては悲しみをさえ感じさせる音。涙出そうになりました。
本当に久しぶりに「これぞブルーグラス」というのを堪能した夜でした。
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「鳥取民藝美術館」からの便り

2019-05-23 15:42:45 | 宮崎修二朗翁
鳥取民藝美術館の尾崎麻理子さんから便りが届きました。
招待状を同封して下さってます。

行きたいけどなあ。

そして「民藝」5月号。

70ページもある立派な冊子です。そして美しい。
特集「日本の藍」とあります。印刷が素晴らしい。
「喫茶・輪」に来て見て下さい。

その冊子の64ページ~に尾崎麻理子さんが書かれた記事があります。
←二段階クリック。
ちょっとだけ取材に協力させて頂いてたので、チラっとわたしの名前も出てます。

そしてこれは、尾崎さんによるリーフレット。
←二段階クリック。
ご協力させていただいて、少しはお役に立てたようで良かった。
尾崎さん、ご苦労様でした。

このことに関してのことを「KOBECCO」4,5月号に書きました。

「KOBECCO」4月号。

「KOBECCO」5月号。
コメント (2)
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ドリアンさんの世界

2019-05-22 14:49:34 | ドリアン助川さん
『水辺のブッダ』(ドリアン助川著・小学館)を読んでいる。

カバーは昭和33年の新聞紙(コピー)です。
今はない阪神西宮東口駅の工事の記事が載っています。
ほかに求人広告が面白い。
電話交換手、女子26歳まで、月給7000~9000円。女中、50歳まで、3000~5000円。男子製材工25歳まで、経験3年、日給5百円。など。

それはさておき、本です。
こんな記述が。
《「単独で存在しているものはこの世にないんです。すべては、関係性のなかにある。」(略)「この世があるからあなたがいます。だけど、あなたが意識するからこの世はあるとも言えるんです。(略)」》
どうも哲学の匂いがしますね。
そして、また違うページには、
《「歩数で呼吸をしてみて下さい」(略)「一、二、三、四歩で空気を吐いて、次の一、二、三、四歩で体を楽にしてやる。すると肺は勝手に空気を取りこみます。息をしようと頑張るのではなく、息を吐くことに集中してください」(略)歩みを数えながら呼吸をしていると、望太は自分自身を忘れられるような気がした。》
これは宗教的ですね。宗教と言っても現世利益ではなく、「禅」に近いもの。
禅に「数息観」というのがあります。呼吸を数えて精神統一するもの。そして「歩行禅」というのがあります。歩きながら行う禅。
ここで気づきました。著者のドリアンさんは早稲田の東洋哲学科のご出身だったんだと。
今、半分を少し過ぎたところ、面白くなってきました。実際は悲しい(ちょっと切ない)んですけどね。
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令和元年、イノシシ年

2019-05-22 09:35:57 | 用海のこと
今朝の神戸新聞、阪神版。
←二段階クリック。

わたしはまず、右下の記事に注目したのでした。
「東川沿いでイノシシの目撃相次ぐ」!
これ、うちのすぐそばです。
東川はうちの家から100メートルほど東にある川。
この記事を読むと、多分このイノシシは用海を通って浜町の方へ向かったのだろう。、

そして、目を左上の記事に移した時、「令和」の由来の講演会の記事が。
講師は神戸親和女子大名誉教授の辻憲男さん。
この人は直接には存じ上げていないが、奥様は昔、隣の用海小学校の教諭をなさってた時からの知り合い。
長男が受け持ってもらったのだった。

ということで、この二つの記事、用海に関係することでした。

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『水辺のブッダ』

2019-05-20 14:20:40 | ドリアン助川さん
ドリアン助川さんの新著『水辺のブッダ』(小学館)を読み始めました。


こんな場面から始まります。
《(略)ガード下に逃げこむ人が増えたことで、段ボールハウスは靴音の群れに囲まれた。薄汚い紙の仕切りの中で男はうずくまり、手を顔にあてて丸くなった。下にはブルーシートを敷いていたが、水はしみてきた。春の雨にしては冷たいと男は思った。
 男は目を閉じてただ小さくなっていた。尻や背が濡れていても、そのまま今日という日を終わらせるつもりでいた。すると、頭上を過ぎていく列車の音に混じり、そばで幼い男の子の声がした。
 「ねえ、なんでここに人がいるの?」(略)》


《なぜここに自分はいるのか?ここに自分がいる理由》
これからドリアンさんによるどんな世界が描かれてゆくのだろうか?
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